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ひろと@G05 X5のブログ一覧

2026年07月01日 イイね!

5代目BMW X5(G65)ワールドプレミア

5代目BMW X5(G65)ワールドプレミア2026年6月30日(日本時間2026年7月1日0時)、5代目のBMW X5(G65)が遂にお披露目されました。


既にリーク画像が複数出回っており、iX3に似たデザインになるのは明確でしたので、大きな驚きは正直ありませんでした。
ザッと見た感じの感想ですが、一つの大きな転換点になるX5だと思います。
今回のG65は、単なるフルモデルチェンジというより、X5というクルマの立ち位置そのものを再定義するモデルに見えます。
これまでのX5は、良い意味で「大きく、重厚で、上質なプレミアムSUV」という印象が強かったですが、G65ではそこにNeue Klasse由来のデジタル体験、電動化、ソフトウェア定義車両としての考え方が一気に入ってきました。
つまり、G05までの延長線上にあるX5というより、次世代BMWの思想をX5サイズに落とし込んだモデル、という方がしっくりきます。


キドニーグリルは、もはやICEモデルでもこれまでの通気口としての役割は無く、一つのデザインアイコンになっています。後ほどICEモデルの写真も載せますが、基本フロントバンパー下部から空気は通す構造のようです。


リアビューはフロントフェイスに比べるとかなり保守的ですが、ナンバープレートの位置が下に移動したのと、後述のとおり上下分割式テールゲートが廃止されたため、全体としては大きく変わったイメージです。


フェンダー部分はモデルを重ねるごとに分厚くなっており、それでもG05はかろうじて若干のオーバーフェンダーが残っていましたが、あまりその想定がなさそうですね。


サンルーフは近年はめ殺しのタイプが増えてきてしまっていますが、X5については開閉可能なスライド式が継続採用。面積も大きくなっているみたいです。


フロントバンパーの造形は、若干ですがG05LCIの面影があります。


デイタイムランニングライトは遊び心満載で、Xの文字をかたどった形状に。ただしこれは設定でiX3のような斜めラインだけにすることも出来るみたいです。


全長は4,994mm(日本仕様ベースで+59mm)
全幅は2,000mm(日本仕様ベースで-5mm)
全高は1,748mm(日本仕様ベースで-22mm)
全長が少し長くなり、全高がソコソコ下がっています。
困るほど大きなサイズ変化はありませんが、ボンネットの厚みがかなり増しているようなので、正面はより迫力を感じるであろうということとフロントウィンドウが寝ているんだろうなと言う想像は容易につきます。
全体としては、単純に大きくなったというより、より低く、長く、面で見せる方向に振っている印象です。
ドアハンドルも従来のグリップ式ではなく、BMW Wingletsと呼ばれる新しいギミックになっており、サイド面を滑らかに見せる狙いはかなり強そうです。
空気抵抗やデザイン上のメリットは理解できますが、日常的に必ず触る部分だけに、個人的にはやはり普通のグリップ式が一番使いやすいと思ってしまいます。真夏の炎天下や雨の日、洗車後などでどう感じるかは、実車で確かめたいところです。


今回のX5は、幅広く5つのパワトレを準備しています。
恐らくこれまでのiXはiX5に統合されるものと思います。


①ガソリンエンジン+MEHV
X5 40 xDriveという新しい命名規則に倣ったモデル名になります。
新しいターボチャージャーにより出力は19hp向上して394hpとなり、最大トルクは383lb-ftから428lb-ftに増加しています。(Bimmerpostより)

②ディーゼルエンジン+MHEV
X5 40d xDriveです。私のX5 xDrive40dの後継ラインに該当します。
このマイルドハイブリッドディーゼルエンジンは、308馬力と670Nm(494lb-ft)のトルクを発揮します。エンジンは、旧型X5 xDrive40dと比較して、約40馬力と50Nm(37lb-ft)のトルクを失っている。(BMWBLOGより)
恐らく、現行740dもX5でいえばxDrive35dと同じエンジン(286ps/650Nm)を搭載する代わりに48V電源の出力を向上させて740dと名乗っていますので同じ流れだと思います。
エンジン出力は低下し、重さも上がっているため、0-100加速が先代比0.5秒ほど遅くなっているようです。


③PHEV
BMW X5 50e xDriveは、改良された直列6気筒エンジンと、194馬力の同期式電気モーターを組み合わせています。8速ステップトロニックトランスミッション内部のパワーエレクトロニクスと統合されているため、モーターの設置スペースは不要です。(Bimmerpostより)
新型BMW X5 M60eは、M760eと同じプラグインハイブリッド直列6気筒パワートレインを採用している。
ターボチャージャー付き3.0リッターエンジンと電気モーターを組み合わせ、システム全体の出力は603馬力、トルクは800Nmとなる。(Bimmerpostより)


④BEV
第6世代(Gen6)BMW eDrive 800Vテクノロジーを搭載。デュアルモーター構成により、iX5 60 xDriveは合計570馬力、593lb-ftのトルクを発揮します(電動励磁式同期リアモーターから325馬力/369lb-ft、非同期式フロントモーターから245馬力/225lb-ft)。0-60mph加速は推定4.4秒、航続距離は推定435マイルです。(Bimmerpostより)
iX5で注目すべきなのは、単に航続距離が長いことだけではなく、Gen6 eDrive、800Vアーキテクチャ、双方向給電、そしてEV/Hydrogen系に搭載される「Heart of Joy」といった制御系まで含めて、かなり力が入っている点です。
G65全体が電動化前提の思想に見えるのは、このあたりの技術の盛り方にも表れていると思います。
もちろんマンション住まいとしては充電環境が最大の課題ですが、あと3年、5年でインフラがどこまで進むか次第では、次期X5としてBEVを選ぶことはかなり現実的になってくるかもしれません。


⑤水素自動車
BMWは、新開発のBMW水素フラットストレージシステム(詳細は後述)が高電圧バッテリーと統合され、航続距離750キロメートル(466マイル)を実現したと主張しています。ちなみに、これはBMWが公表している電気自動車の航続距離(645~845km/401~525マイル)のちょうど中間値です。BMWは、iX5 Hydrogenは5分未満で燃料補給が可能だと述べています。(BMWBLOGより)


どのパワトレを選ぶか?ですが、今回のX5は明確に電気自動車が前面プッシュされていて、ガソリンはまだしもディーゼルについては明確にトーンダウンしています。いや、ガソリンについてもMパフォーマンスモデルの心臓がV8から直6にサイズダウンし、電動化の流れは避けられません。
V8が通常ラインに残るかどうかは現時点ではわかりませんが、残るとしてX5Mぐらいだと思います。
私の見立てとしては、言い方悪いですが完全に「電動プラットフォーム前提に造りついでにガソリンエンジンを載せている」ように見えてしまいます。


日本導入モデルは恐らく以下のあたりですかね。
X5 40d xDrive
X5 M60e xDrive
iX5 60 xDrive
50eはM60eとの棲み分けが難しいので何とも読み切れません。
そして大穴のiX5 Hydrogenですが、可能性としては5分5分だと思っています。BEVに比べて多少航続距離は落ちるようですが、満充電のスピードが格段に速いのが魅力的。ただ、日本の場合は水素ステーションが限りなく少ないので、、、
私が狙うとしたら、思い切ってiX5 60 xDriveを狙ってしまうと思います。ここまで来ると、次もディーゼルにするというより、素直に電気へ行く方がこの世代の思想には合っているように感じます。
例えるなら、MacBookで動画編集をするならFinal Cut Proを使うのが一番自然、という感覚に近いです。もちろんICEやPHEVも選べますが、G65という新しい器を最も自然に味わえるのは、やはりiX5なのではないかと感じます。
G05 40dは直6ディーゼルX5としてかなり完成された存在でしたが、G65で40dが出力・トルクともに下がるのであれば、あえて同じ延長線を選ぶ理由は少し薄くなります。


今回のモデルチェンジで、X5らしさを失ったものがいくつかあります。
今回のG65を見て、逆にG05後期の立ち位置がかなり面白くなったように感じます。
G05後期はカーブドディスプレイや最新世代の見た目を取り入れながらも、iDriveコントローラー、普通に握れるドアハンドル、スプリットテールゲート、重厚な内装といった、従来のBMW高級SUVらしさをまだしっかり残していました。
そういう意味では、G05後期は「旧来の上質なBMW」と「新世代BMW」のちょうど中間にいる、かなり美味しい世代だったのかもしれません。

①スプリットテールゲートの廃止
先祖レンジローバーから続き、初代から一貫していた上下分割式のテールゲート。
E70から上部がオプション次第で電動化、G05から下部も電動化されたことにより、上部のスイッチを押すだけで全てを閉められるようになった素晴らしいギミックなのですが、何とG65では残念ながら廃止されてしまいました。
(以下、BMWBLOGより)
BMW X5のプロジェクト責任者であるマイケル・アラーズ氏はBMWBLOGに対し、分割式テールゲートを廃止した主な理由はデザイン上の理由だと語った。BMWは、テールゲートが2つに分かれる水平方向の継ぎ目をなくしたかったのだという。アラーズ氏はまた、分割式デザインでは荷室後部へのアクセスが難しくなるとも述べた。さらに、背の高い人でもテールゲートに座ることができ、その下の雨風から身を守ることができると付け加えた。
企業が次世代製品を発売する際、顧客を惹きつけるために新機能に焦点を当てます。変更に伴って導入された機能に注目が集まるのは当然ですが、企業は廃止した機能について言及すべき部分を都合よく省略しがちです。BMWが愛用されていたiDriveロータリーコントローラーを廃止した時や、5シリーズツーリングのテールゲートの独立開閉式ガラスを廃止した時も、まさにそうでした。
またしても同じことが起こっている。今回は、新型X5が数十年にわたって維持してきた2つの重要な機能を削除した。その中には、発売当初から受け継がれてきた特徴も含まれている。 1999年にE53が登場して以来、この高級SUVは、BMWがランドローバーを所有していた時代のレンジローバーにインスパイアされた分割式テールゲートを採用してきた。その後のE70、F15、G05にも引き継がれたが、新型G65には採用されなかった。

②3列目シート
こちらは正直そこまで大きな影響はないです。
下記のとおり、X5の3列目シートはあまり実用に耐えず重さが増すのみでした。
(何なら外したいぐらい笑)
(以下、BMWBLOGより)
BMWはG65への移行に伴い、オプションの3列目シートを廃止する。7人乗り仕様は2006年のE70で初登場したが、今や姿を消した。次世代モデルが2列シートのみとなる理由については、BMWからの回答を期待したい。推測では、3列目シートの足元スペースが限られていたため、あまり人気のないオプションだったのではないか。

G67とされている2代目X7にはこれらの装備は残ると思います。
必要ならグレードアップせよという圧力でしょうか笑


また、こちらは最近の登場モデルから見て既定路線ですが、iDriveコントローラーが廃止されています。テスラがいかに先を行っていたか、というのがよくわかってしまう流れです。
ただ、個人的にAndroid Automotive(つまりiDrive9)とBMW独自のコントローラーは明らかに相性が悪いというのがわかっているので、もういいかなと笑(iDrive8.5までは独自のLinuxベースでコントローラーも最適化されて相性が良かった)
(以下、BMWBLOGより)
BMWはiDriveロータリーコントローラーを廃止しました。実際、同社はほとんどの物理的な操作系を撤去しています。それだけでも十分ひどいのに、BMWは手動で調整できる一体型通気口レバーを廃止したため、ドライバーは17.9インチのタッチスクリーンを使って風向きを調整しなければなりません。
他のモデルも徐々に追随してきたため、2021年にiXがデビューした時から、私たちはこの事態を予見していました。


インテリアは全般G70LCI 7シリーズと似た印象です。サブモニターはオプションのようですが、正直必要性は感じないです笑
これまでのように上質なウッドパネルとレザー内張で高級感を出すのではなく、G05までの高級感は、ウッド、レザー、金属調パーツ、物理スイッチの節度といった、かなり分かりやすい素材感で成り立っていました。
一方でG65は、光、面、ディスプレイ、アンビエント、隠された操作系で高級感を演出する方向に大きく変わっています。
これは単純に安っぽくなったというより、高級感の根拠が「素材の重厚さ」から「空間演出とデジタル体験」に移った、という方が正確かもしれません。とはいえ、G05のウッドとレザーに囲まれる感じが好きな身としては、少し寂しさもあります。
悪く言えば少し無機質な如何にもサスティナビリティ配慮の素材感があります。
ただ、前面的に推されているカラーがホワイト内装なだけで、ブラックやブラウン系の内装もあるようです。その色になれば少しイメージ変わりそうです。


グリップ式でもフラップ式でもない、もはやドアハンドルですらない新しいギミックになりました。ソフトクローズドアは一律標準装備、7シリーズの様なオートドアはオプションとのことですが、日本市場だと標準装備かもしれませんね。
いわゆるフラップ式ではなく、完全に新しいドア操作系として作り込んでいる点は面白いです。
ただ、ドアハンドルはクルマに乗るたび必ず触るUIなので、個人的には変に凝りすぎないグリップ式が一番だと思っています。
空力やデザインのためにフラッシュ化したい意図は分かりますが、荷物を持っている時、雨の日、夜間、真夏の炎天下など、実際の使い勝手がどうなのかは少し気になります。

(以下、BMWBLOGより)
BMWウィングレットの使い方は簡単です。ウィングレットに軽く触れるだけでドアが開き、軽く押すだけで閉まります。フロントのロック面に指を約1秒間当てると、ご想像のとおり、ドアがロックされます。ウィングレットはライトアップされているので、夜間でもハンドルを見つけるのに困ることはありません。また、フラッグシップセダンである7シリーズと同様に、自動ドアはオプションで選択可能です。
近い将来、BMWのウィングレットをさらに多く見かけるようになるでしょう。少なくとももう1つのモデル、2027年登場予定の第2世代X7(G67)には、同じデザインが採用される予定です。スパイ写真では、このフルサイズ高級SUVに新しいドアハンドルデザインが装着されているのがすでに確認されています。2028年登場予定の次期X6(G66)はまだパパラッチに捉えられていませんが、同じレイアウトが採用される可能性が高いと推測されています。

というわけで、ザッと見える部分だけ簡単にお伝えしました。
日本で乗れるようになるまで恐らくあと半年以上かかるかもしれませんが、実物見たらきっとカッコいいなって思うでしょうし、乗ってみたらきっと欲しくなるんだと思います。
今の私の愛車も、最初乗ったときはだいぶX5としては随分高級路線に振ってきたな、と感じていましたが、今乗るとまだまだ良い意味での泥臭いSUV感は何となく残っているように感じます。
それでいうと、今度のX5はますます乗用車、いや高級車の乗り味になっているかもしれませんね。
ただ、ディーゼルモデルが完全にメインストリームから逸れているなという印象を強く受けます。
個人的にiXの乗り味は高く評価していて、その後継にあたるiX5ですから、次の乗り換えで電気自動車に移行するのも私は全然アリだと思っています。
今のX5は明後日で納車からちょうど2年ですが、あと3年少々でもう少し充電インフラが発達してくれればな、と願うばかりです。
もっとも、次にG65へ行くとしても、どのタイミングで買うのかは全く読めません。
現実的には、今のG05が5年目を迎える2029年7月、あるいは7年目の2031年7月あたりが一つのマイルストーンになると思います。
ただ、X3からG05へ乗り換えた時も、まさかあんなに早くX5を迎えることになるとは思っていませんでした。条件、在庫、下取り、そして気持ちが噛み合った瞬間に、一気に動いてしまうのがクルマ選びの怖いところです笑
Posted at 2026/07/01 10:00:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年06月10日 イイね!

【BMW G05 X5 連載第6回目】年式別購入ガイド

今回は、G05 X5の年式別購入ガイドについて触れていきます。2019年の初期35dから、マイルドハイブリッド化、40d登場、後期40d、最終期の標準装備追加まで順番に整理します。
これから中古や新古車、場合によっては新車在庫を検討する方向けに、どの年式が狙い目かを私なりに考えていきます。

ここからは、G05の年式(あくまで把握できている範囲なので多少ズレはあるかもしれませんが)ごとの購入ガイドということでお届けいたします。基本的にはメインの6気筒ディーゼルモデルをベースにお話しいたします。



2019年2月
F15からG05へフルモデルチェンジ。当初はxDrive35dのベースモデルとMスポーツの2グレードでした。この時代の型式は3DA-CV30Sで、265ps/650Nmの6気筒ディーゼルエンジン(B57D30A)。燃費はWLTCで11.7km/lでした(現行の40dより低いんですね)。前期モデル共通ですが、レーザーライトはこの後に登場するxDrive45eとM50i(とX5M)のみ装着可能で、ディーゼルモデルはアダプティブLEDヘッドライトのみの選択肢です。
主なオプションパッケージは以下のとおり。
・コンフォートパッケージ
┗フロントアクティブベンチレーションシート
┗ヒートコンフォートパッケージ
┗フロントマッサージシート
┗フロントコンフォートシート

・ドライビングダイナミクスパッケージ(装着車は3DA-CV30Aへ変更)
┗BMWディスプレイキー
┗インテグレイテッドアクティブステアリング
┗4輪アダプティブエアサスペンション

・プラスパッケージ
┗4ゾーンオートマチックエアコンディショナー
┗保冷/保温機能付フロントカップホルダー
┗ソフトクローズドア

アラームシステム、ウッドトリム、3列シート、harman/kardon等は当時オプションで、シートもヴァーネスカレザーのスポーツシートが標準でした。また、harman/kardonは当時オプションで、Hi-Fiシステムが標準でした。当時YouTube等によく出ていた広報車は前述のパッケージオプションが装着されていることが多かったみたいですが、市場の出回りとしてはやはりスポーツシートの個体が多いみたいです。



・2021年2月
xDrive35dがマイナーチェンジし、マイルドハイブリッド化されました。これにより、エンジンもアップデートされ、286ps/650Nmの6気筒ディーゼルエンジン(B57D30B)。11ps/始動時:53Nm,アシスト時:35Nmの48V電源が追加されてシステムトータル出力は変わりませんでしたが、燃費はWLTCで12.4km/lまで向上しました。
尚、このタイミングで採用されている48V電源はメルセデスでいうところのBSG、つまり簡易的な仕組みのベルトドリブンです。

・2022年2月
xDrive40dが登場。ベースモデルはなくMスポーツのみの設定でした。340ps/700Nmの6気筒ディーゼルエンジン(B57D30B)。11ps/始動時:53Nm,アシスト時:35Nmの48V電源が追加されてシステムトータル出力は変わりませんが、燃費はWLTCで12.1km/lでした。登場当初のxDrive40dはxDrive35dと同等の装備内容で、xDrive40dの場合はキドニーグリルがブラックアウトされているぐらいでした。尚、このタイミングで7人乗り(3列シート)と4輪アダプティブエアサスペンションが標準になっているようです。

・2022年10月
この時点でのカタログが見当たらず曖昧なのですが、このタイミングでxDrive40dの装備が充実し、コンフォートパッケージとプラスパッケージ、harman/kardon、4輪アダプティブエアサスペンション、が標準装備になりました。



・2023年4月
ディーゼルモデル以外がマイナーチェンジしましたが、ディーゼルモデルはxDrive35dがカタログ落ちし、xDrive40d Mスポーツのみ前期モデルのまましばらく併売されることになりました。

・2023年8月
xDrive35d Edition Xが登場。比較的豪華な装備内容になりましたが、前期モデルのxDrive40dと比べると控えめな印象で、コンフォートシートは装備されていますがシートベンチレーションは非装備です。286ps/650Nmの6気筒ディーゼルエンジン(B57D30B)。12ps/200Nmの48V電源が追加されてシステムトータル出力は298ps/670Nm。燃費はWLTCで13.1km/lでした。
尚、このタイミングで採用されている48V電源はメルセデスでいうところのISG、つまりトランスミッションにモーターが組み込まれた本格的な仕組みです。



・2023年12月
xDrive40d Mスポーツも後期モデルへと進化しました。前期xDrive40dと同様の豪華装備内容でしたが、前期モデルと違いMスポーツブレーキが省かれています。
340ps/700Nmの6気筒ディーゼルエンジン(B57D30B)。12ps/200Nmの48V電源が追加されてシステムトータル出力は352ps/720Nm。燃費はWLTCで12.5km/lでした。

この当時のオプションパッケージは主に以下のとおり。
・ファーストクラスパッケージ
┗スカイラウンジパノラマガラスサンルーフ
┗クラフテッドクリスタルフィニッシュ
┗Bowers & Wilkins

・スポーツパッケージ
┗22インチホイール
┗カーボンミラーカバー
┗カーボントリム

ファーストクラスパッケージ装備車は今でもかなりレアです。また、なぜか20インチ個体も非常にレアです。スポーツパッケージ装備車が一番多く、21インチ装備車はそこそこ、という印象です。

・2024年10月
価格改定されています。(1290万円⇒1296万円)

・2025年5月
価格改定されています。(1296万円⇒1332万円)
なぜかWLTC燃費が微妙に下がっています(12.4km/l)。このタイミングからJC08が再び併記されていますが、詳細は今でも不明です。このあたりでスポーツパッケージにMスポーツブレーキが追加されましたが、その後廃止され、新たにMスポーツパッケージプロが設定されています。
・Mスポーツパッケージプロ
┗Mスポーツエギゾースト
┗Mスポーツブレーキ
┗Mシャドーライン
┗Mシートベルト
┗Mハイグロスシャドーライン

・2025年8月
価格改定されています。(1332万円⇒1356万円)
そして、このあたりで以下が標準装備となりました。
・クラフテッドクリスタルフィニッシュ
・インテグレイテッドアクティブステアリング

どの年式を選べば良いか?
単純な車両価格でいえば年式が古いほど安くなると思いますが、初期の車両は既に7年落ちなので装備が充実しているエアサス車両だとエアサス故障の可能性があり少々危険です。かといって、2022年あたりからは基本的に全車エアサスになっているので、全般的にリスク要素になるのは間違いないですが。。。笑
G05のエアサス故障の事例はまだ見かけませんが、F15のエアサスはかなり故障が多発しているみたいなのでG05はこれから様子見ですね。足回りのことを心配したくないのであれば、xDrive35dの非マイルドハイブリッド車に存在するスポーツサスペンション(メカサス)装備車という選択肢もありますが、一番出力が低い割にカタログ燃費も一番悪く、内装もヴァーネスカレザーなスポーツシート装備なので、あまりラグジュアリーさは感じられないかもしれません。

どれを重視して選ぶのかによると思いますが、2026年時点でコスパ重視で選ぶのであれば、前期最終型のxDrive40d Mスポーツだと思います。この時期の40dはかなり中古車市場に出回っている印象で、当時もやたらカーセンサーで見かけるなと思っていたぐらいなので選択肢多いと思います。後期40dほど48V電源のアシストは入りませんが、出力に余裕があり乗りやすい1台です。



内装についてはメリノだと幅広く選択できます。ブラックレザーが一番多いと思いますが、ブラウンやタルトゥーフォもお洒落でオススメです。後期40dは前期モデルほど大きな仕様変更がないので、どのタイミングの車両を選んでもさほど装備差は無いと思います。中古車市場への出回りもそれなりに増えてきた印象ですが、2026年6月時点ではまだ現行モデルで、まだまだ相場は高いと思います。新車価格並みの登録済未使用車を選ぶより、大幅値引きで新車を買う方がお得になる可能性もありますのでその点はご注意ください。

今回は、G05 X5の年式別購入ガイドについて触れていきました。
装備の充実度、価格、故障リスク、流通量のバランスで考えると、2026年時点では前期最終型のxDrive40d M Sportがかなり現実的な狙い目だと思います。
もちろん後期40dの完成度も高いですが、相場次第では大幅値引きの新車と中古・新古車をしっかり比較する必要があります。

というわけで、今回は6度にわたってG05 X5についての細かい歴史からレビュー、選び方までかなり長く書いてみました。社会人1年目の頃に憧れていたG05 X5の後期モデルに29歳でなんとかありつけ、こうして長々と連載を続けてまいりました。もう間もなくフルモデルチェンジと相成るでしょうが、きっとこれから先も思い出深い1台になるのではないかなと思っております。
Posted at 2026/06/10 20:18:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年06月09日 イイね!

【BMW G05 X5 連載第5回目】2年乗って分かった弱点

【BMW G05 X5 連載第5回目】2年乗って分かった弱点今回は、G05 X5を2年乗って分かった弱点や気になる点について触れていきます。
ここまで良いところを中心に話してきましたが、実際に長く乗ると細かい不満や注意点も見えてきます。
シートヒーター、タイヤサイズ、後席、車幅、アシスト系、オーディオなどを正直に整理します。

※今回は出力されたイラストが結構いい加減なので少なめです笑



これまで散々良いところを述べてみましたが、一応悪いところというか気になるところも挙げておきましょう。

①シートヒーターの挙動が簡略化された
iDriveのバージョンに依存するのかもしれませんが、iDrive7搭載車であった前車G01 X3では実装されていた「外気温が○℃以下の時にシートヒーターを作動させる」という設定項目がありません。
ここは明確なコストカット/機能カットのように感じました。

②iDriveコントローラーとその周辺のピアノブラック素材
一言、指紋がつきまくります。定期的にウェットティッシュで拭くようにしてはいるものの、こうした手で頻繁に触れる場所は艶消しでも良いなと思いました。


③特殊なタイヤサイズ
前後異径であることに加え、標準の20インチであればまだ選択肢は広がりますが、21インチ、22インチの場合は基本的にタイヤの選択肢がかなり限られます。
ピレリ P ZERO PZ4、ミシュラン Pilot Sport 4 SUV、コンチネンタル PremiumContact 6、ヨコハマ ADVAN Sport V107E、の基本4銘柄です。
どれも名だたるメーカーのプレミアムスポーツタイヤで、お値段かなり張ります。それなりの出費を強いられることになります笑

④タコメーターの表示が限られる
iDrive7のメーターであれば、パワーメーターとタコメーターを切り替えることができたのですが、iDrive8以降は特定の中央表示がやや狭いメーターレイアウトにしないとタコメーター表示になりません。
ディーゼルは回転数で稼ぐエンジンではないので不要、という意見もあると思いますが、少しばかり寂しさを感じます。

⑤後部座席が意外と広くない
こちらも前述のとおりですが、足元空間が意外と広くないのと、座面が若干短く、ボディーサイズの割には快適性は正直高くないです(あくまで「ボディーサイズの割には」です)。
個人的感覚ですが、E53の時のリアシートが一番作りが良く、だんだんとダイエットしてしまっている印象です。
足元空間については、正直F48からのX1やG01 X3の方がフロントシート下に足が入る空間が広く、広々としていた感覚はありました(ただし、シート自体はさすがにX5の方が立派です)。

⑥車幅2,005mm
個人的には全く気にならないですが、やはり停めることができる駐車場はだいぶ少なくなります。
前述のとおり、この手のサイズのクルマを使いこなすには早めの諦めも重要です笑
この車幅の割には運転しやすいと感じるのは車高が高いのとボディー剛性が高くて機敏であるがゆえ、だと思いますが、実際にサイズが小さくなっているわけではないので、狭い道では覚悟いると思います。


⑦アクティブクルーズコントロールの誤作動
例えば高速道路で車速を100km/hに設定しているものの、前走車が80km/hで走っていて設定速度から低い速度で走っている状態の時、ふとエラーメッセージが出て車間距離調整が乱れ、前走車に衝突しそうな勢いで100km/hまで加速してしまうことが1ヶ月に1回ぐらい起きています。
実は納車直後のソフトウェアではもっと頻発しており、2025年のソフトウェアアップデートでだいぶ頻度は減りましたが、それでもたまに起きてしまいます。
自分自身運転中にぼーっとすることはないという前提ですが、どうしてもクルコンやアシストが一切無いクルマを運転しているときよりは多少リラックスしてしまいますよね。そんなときに急に加速されると本当に危ないので、過信は禁物ということなのですかね。

⑧オーディオの音質
これは完全に私の耳がおかしくなってしまったためだと思いますが、正直harman/kardonでも音質はさほど高いとは言えないのが現実です。Bowers & Wilkinsになると少しマシになりますが、どちらかというとイマーシブオーディオの方向性なので、ピュアオーディオ的な音質の高さではあまり期待しない方が良いです。スピーカーの作りだけではなく位置も悪さしていると思いますが、全般的にこもった音になっている印象です。そしてBowers & Wilkinsが装備された個体はかなり限られています。G05の日本仕様は途中からharman/kardonが標準になっていますが、後からスピーカーに手を入れた方が満足度は高いと思います。

今回は、2年乗って分かったG05 X5の弱点について触れていきました。
大きな不満というより、実際に所有して初めて気になる細かいポイントが多い印象です。
特にタイヤサイズ、車幅、アクティブクルーズコントロールの挙動は、購入前に知っておくと安心だと思います。
次回は、年式別購入ガイドとして、これからG05 X5を選ぶならどの仕様が良いのかについて触れていきます。
Posted at 2026/06/09 08:07:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2026年06月08日 イイね!

【BMW G05 X5 連載第4回目】インテリア・実用性・Digital Key Plus

【BMW G05 X5 連載第4回目】インテリア・実用性・Digital Key Plus今回は、G05 X5のインテリア、実用性、そしてDigital Key Plusについて触れていきます。
メリノレザーやコンフォートシートといった快適装備に加え、荷室や3列シート、雪道での安心感も含めて見ていきます。
さらに、今では物理キーをほとんど使わなくなったデジタルキー運用についても話します。

③快適性の高さ(インテリア)
快適性を高める要素はもう1つ、インテリアと装備の豪華さです。
後述のとおり、年次やグレードによって異なる部分ではあるのですが、
2026年現在のX5は、スポーツスペシャリティなX5Mを除きメリノレザーが仕立てられたコンフォートシートが標準装備です。5シリーズはスポーツシートだったりレザーではなくヴェガンザ(人工皮革)だったりするので、装備の充実度合いとしては1ランク上の世界です。



G05 X5も当初はスポーツシートにヴァーネスカレザーが標準だったのですが、前期モデル途中にxDrive40dが出たのを皮切りに標準が豪華になってきました。コンフォートシートになると、サイサポートが電動式になるほか、背もたれ全体の角度だけではなく背もたれが途中で折れてより上半身をゆったりと背もたれに預けることができます。
サポート性だけでいえばスポーツシートやMスポーツシートが勝ると思いますが、
快適性が上がった結果間違いなく疲れにくくなっております。結果として快適性が上がります。また、調整が細かい&レザーが上質なだけではなく、シートベンチレーターとマッサージまで備わっております。これらにより、より蒸れにくくかつ疲れにくくなっております。マッサージについては、正直家庭用の強さには到底敵いませんし、現行7シリーズはより家庭用に近い強さだったため、若干気休め感は否めないですが、長時間座ってガチガチにならないように少しでも身体をほぐしたい!という用途に向いています。また、ヘッドレストもシート全体にあわせてしっかりした作りで、電動で上下します。
ヘッドレストのクッションが非常に柔らかく、頭を預けるたびににっこりしちゃいます、なんて笑
また、前席だけではなく後席のヘッドレストは個別にフカフカ/フワフワのクッションがついており、後席乗員からの評判は上々です笑

一方、後部座席の座面はやはり少々短め、足元は若干狭めなのでやはり快適性でいえば前席の方が上に来るみたいです。3列シートを装備しているため、2列目も電動調整式なのですが、一番後ろに下げて一番倒している状態が最低限快適性を確保している、という状態なのであまり意味ないかな。。。というのが正直なところです(基本自分は運転席なのであまり関係ないですが笑)
内装全般、パネル下部まで革張り、ルーフライナーはバックスキン。。。とまではいきませんが、パネル下部は3シリーズや5シリーズのようなハードプラではなくソフトパッドで、上質感が漂います。
またG05 LCIはいわば過渡期の車内意匠であり、G系初期の、いわば物理ボタンが存在した最後のインテリアと、アンビエントがより派手になったG系統2世代目の融合のような意匠で、上質さと近未来感が融合された飽きの来ないインテリアだと思います。
前述のとおり、G05 X5は前期モデルでxDrive40dが出たあたりから、従来であれば7シリーズクラスでないと標準で装備されなかった豪華装備が標準で奢られるようになりました。シート関連はいくつか触れていますが、具体的には以下のとおりです。
・コンフォートシート
・BMW Individual エクステンドメリノレザー
・シートベンチレーション
・シートマッサージ
・harman/kardonサラウンドサウンドシステム
・センサテックフィニッシュダッシュボード
・4ゾーンオートマチックエアコンディショナー
・保冷/保温機能付フロントカップホルダー
・4輪アダプティブエアサスペンション
・ソフトクローズドア
さらに、ほぼ最終モデルとなる2026年6月時点では、
・インテグレイテッドアクティブステアリング
・クラフテッドクリスタルフィニッシュ
も標準装備になりました。

④実用性の高さ
広い室内、広い荷室で実用性はかなり高いです。5人で5人分の沢山の荷物、そして2人分のスキー/スノボ道具をルーフに積んでも全然大丈夫でした。7人乗りなのでラゲッジ下のスペースが皆無に近いですが、私のX5のようにBOXサブウーファーが場所を取っていてもかなりの量の荷物が積めるので安心です。
また、実用性の高さは走破性能にも表れております。この手のSUVを購入される方は、雪山へ繰り出す方も一定数いらっしゃると思いますが、今のところこのxDriveシステムで怖い思いをしたことはほぼありません。だからといって油断は禁物ですが、大きくロールさせないような速度と操舵で走っていれば基本的には大丈夫です。



今のところ7割近く1人で乗っているこのX5ですが、確かに駐車場の場所は選びます。だからこそ、予め駐車場を絶対に調べておく、あまりにも狭い/高いという場合は、諦めも肝心です笑
これが東京でデカい車に乗るということなのです笑



また、X5に限った話ではないですが、ここ最近のBMWは概ねBMWデジタルキープラスに対応しております。



「デジタルキープラス」対応ではなく「デジタルキー」のみの対応ですと、スマホにキーを搭載できていても施錠時/解錠時にスマホをドアにかざさなければならないのと、始動時もワイヤレスチャージャーにスマホをセットしないとエンジン始動できませんでした。しかし、「デジタルキープラス」対応になると、スマホのUWB(ウルトラワイドバンド)機能を利用し、スマホを持った状態でクルマに近づくと解錠され、同様に離れると施錠されます。従来の物理キーでも同様の機能はありますが、物理キーよりも感度が良く、比較的遠くでも反応します。
また、エンジン始動時もワイヤレスチャージャーへのセットは不要なので、スマホをカバンやポケットに入れた状態で解錠/施錠、さらにはエンジン始動までできてしまうのです。これにより、物理キーは基本的にディーラーへ入庫する際にしか使わなくなりました。



父はAndroid派なのでなかなかiPhoneとの相性が良いデジタルキープラスを導入できなかったのですが、2025年にGoogle Pixel 10 Proへ乗り換えてもらい、X5のメインユーザーである私からX5のキーを共有し、M135のメインユーザーである父からM135のキーを共有してもらいました。それぞれのキーにはBMW IDを紐付けることができるため、私がデジタルキープラスを搭載したiPhoneを持った状態でX5に乗ると当然私のBMW IDが呼び出されますし、M135も同様。
逆に父がPixelを持った状態でM135に乗ると父のBMW IDが呼び出され、X5も同様です。



ただ、スマホも万が一のことがあるため、それぞれのカードキーを免許証が入っている財布へ必ず入れております。免許証を持たずに運転することはあり得ませんので、スマホに何かあったときはカードキーで施錠/解錠/エンジン始動をすれば良いのです。



今回は、インテリア・実用性・Digital Key Plusについて触れていきました。
G05 X5は豪華なシートや内装だけでなく、荷物をしっかり積めるSUVとしての実用性も高いクルマです。Digital Key Plusも日常の使い勝手を大きく変える装備で、家族間で複数台を使う場合にもかなり便利だと感じています。
次回は、2年乗って分かった弱点や気になる点について触れていきます。
Posted at 2026/06/08 17:15:59 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2026年06月07日 イイね!

【BMW G05 X5 連載第3回目】クルマの素性:足回り・静粛性・ステアリング

【BMW G05 X5 連載第3回目】クルマの素性:足回り・静粛性・ステアリング今回は、G05 X5のクルマとしての素性、特に足回り・静粛性・ステアリングについて触れていきます。
E46、E70、G01と乗り継いできた感覚を基準に、G05でどのように快適性が変わったのかを振り返ります。
エアサス、ダブルウィッシュボーン、ランフラットタイヤ、アコースティックガラスあたりが主なポイントです。



②快適性の高さ(クルマの素性)
こればかりは慣れの問題が人間の感覚をいい加減にしていますので、その前提でご覧いただきたく。



E46 330iは乗り心地がかなり締まっていて、いわゆる昔ながらのMスポーツらしく悪く言えばよく跳ねます笑
そしてアシストが一切無いずっしり重たいステアリングでした。



E70はエンジンをはじめとしたテクノロジーこそF型BMWに近いですが、足回りはそれなりにバタバタ跳ねていた記憶です。
そしていわゆる初期のアクティブステアリングの感覚で、まっすぐそれなりの速度で走るときはビシッとしていますが、
低速時はとにかくクイックで軽い、という印象でした。



G01 X3もそれなりに乗り心地がビシッと締まっていましたが、プラットフォームの世代としてはほぼ2世代分の進化で、段差を乗り越えた後の収束が明らかに異なる印象を受けました。「硬いけどぴょんぴょん跳ねない」が正解です。
一方ステアリングについては、G世代らしくない興味深い味でして、バリアブルスポーツステアリング装備でしたが、どの速度域でもアナログE世代を彷彿させるような重たさでした。後期モデルでG系統モデルらしく軽やかになったようですが、なぜあのようなセッティングだったのか未だに謎です。



そんなG01から乗り換えたG05ですが、足回りはメカサスの前輪ストラットからエアサスの前輪ダブルウィッシュボーンに、ステアリング機構はバリアブルスポーツステアリングのまま(ついでにステアリングの意匠は95%同じ)という変化でした。エアサスになった影響か足回りは柔らかく、ステアリングは軽くなったように感じた納車当日でした。



ところが、約2年経過した今、足回りもステアリングもちょうど良い塩梅に感じている今日この頃です。これこそいわゆる「慣れ」というモノだと思います。
また重い軽い以外に、センターの落ち着きがどうかという点について。M135をはじめとして、現行モデルは全般センターがビシッと落ち着いている印象です。



これは、恐らくキャスター角の違いから生じているのだと思います。
G01 X3⇒G45 X3のモデルチェンジ、F40 1シリーズ⇒F70 1シリーズのモデルチェンジでは明確にキャスター角を上げていると言及があります。キャスター角を上げると、ステアリングフィールは一般的に重くなる代わりに、直進安定性が高くなります。現行モデルはキャスター角を上げたときに生じる副作用であるステアリングの重さアップを電子制御で抑え込んでいるのだと思います。高速では基本的にドライビングアシストを使うのであまり気にしたことはありませんが、現行モデルのステアリングを切ってしばらくしてから反応する操舵フィーリングに対し、こちらのX5は良かれ悪かれ「切ったらすぐ反応する」操舵フィーリングです。これも好みが分かれるところですが、私はこの操舵フィーリングに慣れているので気にしたことはないです。







足回りについては21インチでランフラットというハードになりがちな要素はあると思いますが、ステアリングについては運転していて疲れる重さではないですし、不安になる軽さでもなくちょうど良いです。
快適性を左右する要素としては、ロードノイズや風切り音がいかに抑えられているかも重要だと考えます。
正直なところ、音の抑え込みは現行のG60 5シリーズやG70 7シリーズには一歩譲ると思います。
ただ、これらのモデルは電気自動車と同じプラットフォームであるため、電気自動車であればバッテリーを敷き詰めることになる空間(すべてとは言いませんが)を使って吸音対策をすることができます。よって、次世代のG65 X5では同じ土俵に立てると見込んでいます。



これらの現行モデルに敵わない理由はもう一つあり、若干旧世代であるためランフラットタイヤを履いていること。これが若干固めの乗り心地をもたらし、ゴーゴーとロードノイズをもたらしてしまっております。このX5は5年乗るつもりなので途中でタイヤ交換が必要になると思いますが、非ランフラットに変えてみたら乗り味変わるかもしれませんね。
※スタッドレスは非ランフラットですが、スタッドレス独特の乗り味があるので単純比較不可です。
音の抑え込みで効いているのがもう一つ。それはアコースティックガラスだと思います。住宅用語でいう二重ガラスに近いイメージです。車内は静かなのに、窓を開けたらめっちゃうるさかった、なんてことはよくあります。もちろん環境的な騒音に効いているというのもあると思いますが、配置的にドアミラーの風切り音に一番効いているんじゃないかなと思っています。



今回は、G05 X5の足回り・静粛性・ステアリングについて触れていきました。
G05は単に柔らかいだけではなく、重さや大きさを感じさせにくい挙動と、長距離で疲れにくい落ち着きがあるクルマだと思います。
一方で、現行G60やG70世代と比べると、ロードノイズやタイヤ由来の硬さには若干旧世代感も残ります。
次回は、インテリア・実用性・Digital Key Plusについて触れていきます。
Posted at 2026/06/07 14:12:46 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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「@みなごん こんにちは。またまた同じ現象が…
ソフトウェアの問題だと思うので今度の点検で言おうと思ってますが、毎度じゃないのでいざ症状見せたいときに困るんですよね…
その場その場はiDriveの再起動(音量ボタン長押し)で凌げます、が知らぬうちに再発します。」
何シテル?   04/10 13:00
東京生まれ、東京育ち、東京勤務の30歳独身です。 新卒入社した独立系ITベンダから27歳で通信業界へ転職、同じSEを経て現在は企画職を担っております。 ...
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