
日本時間の本日朝、4代目のBMW 1シリーズが本国発表されました。
2019年に3代目 F40が登場しております。

こちら現行F40 M135i xDrive
ただ、サイドフォルムが実に似ている(プレスラインとドアハンドルがそっくり)のと、LCIを経ず約5年でバトンタッチしていることから、実質マイナーチェンジに近いながらも、車載システムやエンジンのアップデートがメインのモデルチェンジですね。

全長は42mm長く(4,361mm)、全高は25mm高く(1459mm)なりました。
一方、全幅は先代と同じ(1,800mm)、ホイールベースも同じ(2,670mm)です。
トランク容量も増減無し(※1)とのことで、デザイン上の制約でフロントオーバーハングかプレミアムレングスのいずれかが伸びたものと思われます。
※1:120(旧:120i)と120dはラゲッジ下にマイルドハイブリッド用の48V電源を搭載するため、380Lから300Lに減少

M135(旧:M135i)のキドニーグリルは、従来のセリウムグレーのダイヤモンドグリルから、最近のMハイパフォーマンスモデルにも通じるブラッククロームの横バーに。

通常モデルは、縦バーと斜めバーが入り交じった「秩序保ちました」的なデザインです。
尚、いずれのモデルもACC用のレーダーセンサーがグリルに内蔵されています。G60 5シリーズなどと同じ手法ですね。
フロントデザイン全般、現行F44 2シリーズグランクーペに近いような印象を受けました。

リアデザインはキープコンセプトですが、テールライトの意匠が変化。これまでのL字形からヘッドライトと共通のデザイン性を感じる意匠に。
また、M135(旧:M135i)は4本出しのテールパイプになり、リアウィングが少し後ろに向かって斜め上に上がるデザインでカッコいいですね。

通常モデルの場合は、テールパイプが隠れるデザインです。メルセデスでやりがちでマットさんに怒られそうなフェイクマフラーはありません。

インテリアは、先行して登場している2シリーズアクティブツアラーやX1/X2と共通性を感じるデザインです。
ただし、このクルマは車高が低いので、ギアスイッチパネルがiXのようにフローティングしているかのような造りにはなっていません。
センターボックスやドア付近のデザインは現行F40のデザインを踏襲している(場合によってはパーツ流用?)ように見受けられますね。

こちらも先行モデルに準じていて、10.7インチのタッチパネルセンターディスプレイと、10.25インチのメーターディスプレイの構成です。
ACC用のカメラはパッと見デュアルカメラに見えましたが、こちらも先行モデルに準じてようやくステアリングアシストと渋滞ハンズフリーアシストが搭載されるものとみられます。

2シリーズアクティブツアラーとX1/X2は、センターボックスとギア周りのスイッチが右ハンドル仕様に作られておらずそれなりに批判を受けているようです。
この1シリーズの場合、センターボックスは従来どおり縦に開くようなので問題無さそうですが、ギア周りのスイッチがどのように作られるかどうか気になりますね。(左ハンドル仕様だと、音量調整が右、シフトノブならぬシフトスイッチは左に配置されています)。
また、こちらも粗方予想はついていましたが、iDriveコントローラが廃止されてしまいました。今後FRプラットフォームの車種にも廃止の流れが波及しないかと心配です。

ガソリンモデルの命名規則が変更されたのが意外と大きいトピックです。
BEVモデルには「i」というブランドがあり、モデル名にも用いているため、近年では混乱を招きかねないと判断されたのでしょうか。
元々高性能なインジェクション機構を搭載したモデルに「i」が付与されていましたが、現代では全てのモデルが高性能なインジェクション機構を搭載しておりますので特段不都合は無さそう。
従来の120iの場合は「120」、M135iの場合は「M135」と銘打っており、今後他のモデルにも順次波及するものと思われます。
※2:ディーゼルエンジン搭載モデルに命名規則の変更はございません。

パワートレインについて、現状明らかになっているのは以下です。
尚、こちらのプラットフォームを用いたBEVの登場は無いようです。
・120
1.5L 直3ターボ+モーター(170ps/280Nm/7.8s(0-100km/h))
・M135 xDrive
2.0L 直4ターボ(317ps/400Nm/4.9s(0-100km/h))
・118d
2.0L 直4ターボディーゼル(150ps/360Nm/8.3s(0-100km/h))
・120d
2.0L 直4ターボディーゼル+モーター(163ps/400Nm/7.9s(0-100km/h))

既にBMW JAPANの公式サイトにも情報が載っております。
初期ローンチは120とM135 xDriveの2モデルのようで、ディーゼルモデルも遅れて(恐らく120d)も追加されると思います。最近の動向を見るに、年内に間に合うか間に合わないかのタイミングで国内でも発表されると思います。
また、ほどなくしてF74 2シリーズグランクーペも本国発表されるかと。
父は、今後クルマを大きくすることを全く考えていないようで、M135 xDriveの在庫供給が落ち着いて多少買いやすくなったタイミングで乗り換えると思います。現状のM135i xDriveもあと1年半で2回目の車検なので最遅でそれまでには?笑
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2024/06/05 14:29:15