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二階堂卓也のブログ一覧

2014年12月01日 イイね!

史上もっとも美しかったF1マシン

史上もっとも美しかったF1マシン




パソコンのファイルの整理をしていたら
面白い画像が出てきました。

日付けを見ると、2005年4月6日

現在でもモータージャーナリストの間で
「史上もっとも美しかったF1マシン」とされる

ロータス79の1/20完成模型の画像です。



2003年11月に、今の相棒 ロータス・エリーゼ・タイプ72を購入したのとほぼ同時期に
F1のロータス72のミニカー集めを始めるようになりました。

当時、F1のロータス72の1/43のミニカーはカルツォ製の物とミニチャンプスの物くらいしか発売されていませんでした。

1/18だとエグゾトから
1972年の72Dのエマーソン・フィッテパルディ
1973年の72Eのロニー・ピーターソンの2台が発売されていましたが
2つとも何とかゲットできました。

どう見てもタミヤの1/12のピーコ(笑)なんで
出来は最高に良いです。
流石、世界のタミヤです。
( ̄▽ ̄)


ミニチャンプス1/43は1970年のヨッヘン・リント
1972年のエマーソン・フィッティパルディのワールド・チャンピオン・カー2台くらいしか発売されておらず、出来は良くても消化不良でした。

カルツォ製はマニアックで1970年から1975年シーズンまで
、リントやエマーソンだけではなく
ピーターソンやジャッキー・イクスの車両等
ほぼコンプリートな形で発売されていたため
収集するのが大変でしたが、集めがいがありました。
ebayでアメリカ人のコレクターとやり取りして、何台も購入して何とかほぼ揃えました。
ほぼと書いたのは台数が多過ぎてコンプリートかどうかも疑わしいからです。
(つД`)


だが、しかーーーし!!!
どうにも満足できないんですなー。。
( ´Д`)y━・~~

「ブラックビューティー」は
ロータス72ではなく
やはりロータス79なんです。

ロータス79は1/43で ミニチャンプスから
アンドレッティとピーターソンの2台のみが発売されていました。
その2台は既にゲットしていましたが

やはり部屋には1/18を飾りたい。







しかし、発売されてないものはしょうがない。
( ;´Д`)

さてどうしたもんか、1/20ならタミヤが
ロータス78をプラモデルで発売してるが
どうしてもロータス79じゃなきゃ嫌だ。
嫌なもんは嫌だ。
( ̄▽ ̄)

色々探していると、スタジオ27というガレージキット・メーカーが1/20スケールでロータス79の
マルチマテリアルキットを発売している情報をキャッチ。

しかも、カーモデル、ガレージキット・メーカーの最高峰
モデル・ファクトリー・ヒロ社が監修したキットとのこと。

こりゃ購入するしかないな
ムフフフ( ̄ー ̄)

でも、作るにはジェリコの壁レベルの
超難関キット。。
さてどうしたもんかと考えて
(´Д` )

ヤフオクでたまに完成品を出品されている、とある方を思い出しました。
タミヤのマクラーレンやロータス・ホンダ等
他の出品者と比べると別次元に上手い方でしたから
製作依頼を受けてくれるかどうか心配でしたが。。
(; ̄ェ ̄)
思い切って、アターーック!!!

ところが打診してみたら、意外とあっさりオッケー。
ε-(´∀`; )

但し、製作期間は一年間くらい下さいとのこと
一年間は長かったです。
2005年4月6日は、完成品がウチに届いた日なんですね。

でも届いて、驚きました。
梱包を解いていくと 其処には、宝石の様な
ブラックビューティーがありました。
ガソリン入れたら、コスワースのエンジンが
かかってしまうのではないかと。
( ̄ー ̄)ニヤニヤ







このモデラーさんは横浜に住んでみえましたが
モデラーさんは、私が住む尾張へ来たり
尾張に住む私が横浜へ行ったりと

尾張と横浜をお互いが行き来して
色々と交流させて頂きました。







ただ、此れだけの技術があるモデラーさんでしたから
やはり、暫くするとプロモデラーの世界へ。
所謂、フィニッシャーさんになってしまいました。

その内、「F1モデリング」で模型製作記を執筆されたり
フジテレビの「プラモ作ろう」に出演されたり
今でも精力的に活動されています。

ここまでの方になるとフィニッシャーの枠に留まることなく

今度は「原型師」という仕事の依頼が舞い込んできます。
原型師とは、ガレージキットの原型を製作される方の事です。

実車がクレーモデルを盛ったり削ったりして微妙なデザインを形作っていく作業に対し
原型師はパテで同じ作業をしていきます。

前述のモデル・ファクトリー・ヒロ社の
ヒロ社長は電話でお話ししていても
非常にパワーがあって面白い方です。
東京下町の町工場の技術を駆使して
ガレージキット・メーカーとしては世界的にもトップクラスの技術力と設備をもっています。

ヒロ社長クラスだと、スクーデリア・フェラーリと直接やり取りをして
前年度のフェラーリのF1マシンの設計図データを貰い
そこから原型を作っていきます。

今は、現物のレーシングカーをスキャナーで取り込んで
そのまま縮小して設計図を起こす事は
設備さえあれば簡単にできます。

ましてや設計データがあれば縮小データは簡単に出来ます。

だが、しかーーーーし
それで原型を作っても、何故か実車とは
懸け離れたものになってしまいます。

原型には「デフォルメ」という作業が必要で
これは、タミヤの様なインジェクション・メーカーでもやっています。

このデフォルメが一番難しい、原型の肝になるのです。

何処を膨らまし、何処を削るか?

私の知り合った、フィニッシャーさんは
その原型師の仕事について
現在では相当数のキットを商品化しています。

一番大きな仕事は
1977年の日本GPを走った コジマの原型ですかね。
京都のコジマ・エンジニアリングまで行って
実際にアドバイスを頂いたそうです。







この記念すべき第1号完成車は

1978年 カナダGP仕様
ロータス79
ドライバーはマリオ・アンドレッティ

1978年シーズンはロータスはぶっちぎりの
ポイントリーダーで最終戦のカナダGPでは
マリオは既にチャンピオンを決めていました。
結局、優勝は フェラーリ312T3を操る
カナダ地元出身の
新人ドライバー ジル・ヴィルヌーブでした。
ヴィルヌーブにとっても記念すべき初勝利です。

その後、1982年まで ロータスが開発した
ウイングカーは、殆んどのチームが取り入れる事となりましたが

1982年 ゾルダーでジルが亡くなったのをきっかけに
。・゜・(ノД`)・゜・。

危険過ぎるという理由でレギュレーションで廃止されてしまいました。


1983年からフラットボトムとターボの時代となりますが

ロータスが最も輝いた、最後のシーズン
1978年のロータス79の完成模型

マイ・エリーゼと共に大切にして行きたいと思います。
(´・_・`)

Posted at 2014/12/01 04:48:29 | コメント(4) | トラックバック(0)

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