S3が入院中ということもあって、書き下ろしてみました。
備忘録のために書いていますので、、ご了承ください。w
以前書きましたように、S3に
『BILS × S.P.D Special DAMPER』を装着していただきました。本日は
【徹底解説】ということで、張り切って書いていきます!
◆導入背景
今までは格安で譲っていただいたビルシュタインのS3用つるしダンパー(2cmショート加工品)をOHでリニューアルし、これまたゆずっていただいたフロント12K、リア9Kのバネを組み合わせて使用していました。
装着初期から、減衰をMaxに固くしても、もうちょっと減衰固くしたいんだけど、、という状況でしたが、仕様変更に踏み切れず、そのまま乗っていました。ところが初期の頃にあった突き上げは徐々になくなり、なじんで来たのかなと思っていたら、ガスが抜けているという状況だった様子なのです。肌チーノさんに、状況を見抜かれ、
BILSダンパーを進められたこともあって、ビルシュタインへの仕様変更ではなく、オーダーダンパーに踏み切ってみました。
基本全て、肌チーノさんにお任せではありますが、TS自動車部の皆さんを含めて、作戦会議をした結果、
BILSさんのダンパーBC40をベースに、
S.P.Dさん のノウハウを注ぎ込んだ 『
BILS ×
S.P.D Special DAMPER』 for S3が完成したのです。
BILSさんで製作前例のないS3用ということで、取り付け部の採寸から全て行っていただくというフルオーダー状況でした。
BILSさん のダンパーは、基本オーダーダンパーなので細かい仕様設定が可能であることと、 それでいて比較的リーズナブルな価格設定であると言えると思います。 決して安くはないですが、決して安くはないですが(2回目)、他メーカーで同等の仕様の物にしようとすると、 1.5倍以上の費用がかかるのではないかと思います。 、、、、というのは、SATVICさんブログからの受け売りです。。
◆主な仕様
BILS BC40 がベースとなる『
BILS ×
S.P.D Special DAMPER』の主だった仕様は以下の通り。
・全長調整式でない事!
全長調整式はその構造上、中のショック自体が小さいのです。ブラケットの中で上下する必要が有る為だそうで、当然ショックが短くなるのでストロークが規制されます。更にはオイル量が減ります。調整箇所が減ればトラブルも減るということもあって、全長調整式ではありません。
・高剛性ボディ
鉄製ですので剛性が高いです。その分重いです。(
BILSの欠点とも言えるかもしれません)
・単筒式ダブルピストン/別タンク搭載
別タンク搭載でオイルが大容量のため、安定した減衰力を発揮し、 ガス圧も低圧設定のため、初期からしっかり減衰力が立ち上がり、突き上げもありません。
・減衰力調整2WAY機構
減衰力調整も2WAYで段数も多いため細かなセッティングが可能なだけでなく、 調整幅も非常に広いため、結構なバネレート変更でも対応できるそうです。
・セミオーダー製
目的に合わせて仕様を設定できます。全長調整式でないこともあり、ある程度車高は決めうちになります。for S3も車高は変更前維持を新しいバネの時に目指しての作成となりました。
・前後ハイパコスプリング
これはMustじゃないですが、性能重視の流れからコレに。
・セッティング
『
BILS ×
S.P.D Special DAMPER』の最大の魅力は、肌チーノさんが、納得いくまでサーキットでの実走セッティングに付き合ってくれる所です!ただし、最近は、売れすぎで、『
BILS ×
S.P.D Special DAMPER』別途料金設定が必要ではないかと冗談が出るほど、、
◆街乗りインプレッション
最初に感じたのは剛性の高さと、しなやなか突き上げのない感触です。12K/9K を14K/14Kに変更したとはとても思えない乗り心地です。運転していて、ニヤニヤします。気持ち悪いオヤジと化しています。(ニヤリ)
◆伊那サーキットインプレッション
かなり安定してトラクションがかかる様子を実感できます。
車の限界が高くなっているので、いままでの調子で乗っていくと、一切車の挙動の限界に行かない
不思議な感じです。圧巻は
10月17日の午後の大雨。雨の中でも非常に安定して走行できます。雨でも挙動が全然でないこの感触ってなんなの?!という感想でした。
まぁ、全然ドライバーの腕が追いついていない状態ですね。(恥)
◆◆詳細仕様◆◆
それでは備忘録を兼ねた仕様を見ていきましょう。
◆S3仕様:Audi製
サスペンション形式
前サスペンション マクファーソン・ストラット
後サスペンション ダブルウィッシュボーン
トレッド(純正値)
Base仕様前トレッド 1525(mm)
Base仕様後トレッド 1510(mm)
フロントはこれに、「RAYS用スペーサー」で片側10mm
「TS自動車部ロールセンターアジャスターs1仕様」で片側10mmの
トレッド幅増がありますので、1525→1565mmと、両側で40mm広がっています。
リアとの差分は、実に、55mm、、、だいぶ広いです。
最新仕様前トレッド 1565(mm)
最新仕様後トレッド 1510(mm)←Baseから変更なし
前後の差分 55(mm)
◆バネ仕様:HYPERCO(ハイパコ)製
フロント
内径(ID):60、全長(インチ):7、レート:14.3kgf/mm(800ポンド)
リア
内径(ID):60、全長(インチ):6、レート:14.3kgf/mm(800ポンド)
備考:リア14K->16Kにする場合、バネは5.5インチにすることになる。
参考:
700 lbf/inch = 12.05kgf/mm
800 lbf/inch = 14.29kgf/mm
900 lbf/inch = 16.07kgf/mm
◆ダンパー仕様:BILS(ビルズ)製 with ピロアッパーマウント
フロント、リア共に、別タンク式、減衰力調整2WAY機構
フロント 上側:40段、下側:35段 正立
リア 上側:25段、下側:16段 正立
肌チーノさんと同乗させてもらって、初期値から微調整(数値はナイショ)
上側は、基本的には伸び側の設定だが、7:3くらいで
下側の縮みにも効く。
下側は、縮み側の設定 上と違い、縮みだけに効く。
◆キャンバー、トーの設定
フロント キャンバー マイナス○.○度 トー○度○分
リア キャンバー マイナス○.○度 トーイン ○度○分
リアは、現行仕様では、キャンバーきまると、トーも自動的に決まってしまう仕様。
ちょっと、イン過ぎか?トーも調整可能になる上側のアームがさらに必要かも。
◆肌チーノさんコメント
S3用のダンパーほど、形状まで指定したオーダーダンパーは、過去にはない。
渾身の力作!!!
この車のパフォーマンスなら、目標タイムは4○.○病!!!
◆s1コメント
驚愕の目標タイム設定ありがとうございます。
ドライバーに腕がないので、徐々に、、そのタイムを目指します。
まずは、止まるりたい時にはブレーキをきちんと踏むあたりから。。(爆、、基本過ぎる)
11月25日のClubmanまでに改めてセッティングデーをもうけて、
伊那のセットアップを詰めて行きたいと思いますが、、現在入院中なS3、、どうなりますやら。
最後に、間違いを見つけた方は、こっそり教えてください。
なにせ、受け売りばかりですので、、、、www。
以上、
おしまい。
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Posted at
2012/11/10 20:38:00