
先日、オーストラリアのfacebook上の友達からソアラの正式名称についてお尋ねがありました。
初代ソアラの開発者の岡田さんによりますと、エンブレムに関して、次のような記載があります。
「次にシンボルマークである。ソアラというのは最上級グライダーの意味だから、『空を飛ぶ』が図案のテーマにならないかと、デザイン屋さんにお願いした。最初は、『空飛ぶ馬』をモチーフして、グラフィック化を試みたが、すでにガソリンスタンドのモービルが、「ペガサスマーク」を使っていたのはわかっていたので、どこから見ても、絶対にモービルには似ないようにすることを最優先にした。
ところが、こちらがいくらモービルデザインとは全く違った意匠だと思っても”馬に羽根が生えているマーク”だけで没になった。
まったく、「一難去ってまた一難」、困り果てて、いろいろ調べてみたらライオンに羽根を生やしたマークを、なんと当時のトヨタ自販が商標登録して持っていた。たまたま何かのイベントに使ったのかもしれないが、本当に助かった。
車名の決定時にも言ったが、デザインのリーダーが、クルマの形は非常にクリーンでシンプルだから、マークは複雑で凝ったデザインにしたいという思いをここで実現できた。ただ後でわかったのだが、もしソアラがヨーロッパなどに輸出されていたら、このマークにもクレームが付いたかもしれない。
実はイタリアのベネチアの広場に”羽根の生えたライオン像”がいることを教えていただいた。」・・・と。
(ベストカー2015/02/26号より)
従来、Gryphonや、Griffinなどの名称が通例だと思っていましたが、開発者の岡田さんが「羽根の生えたライオン」と言っておられますので、彼には”Flying Lion”か、”Winged Lion”が正しいと答えておきました。
すると、facebbokde上で、自分の父はイタリアのベネチア出身で、市の紋章が”羽の生えたライオン”ですと写真をアップしてくれました。
そこでgoogleで調べますと、沢山の画像がありました。写真はその一枚です。
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2016/07/15 14:36:39