今回、会社の営業さんの誘いで富士登山にチャレンジしてきたのでレポートおば。
■集合

眠い目を擦りながらツアーの集合場所の新宿へ行く。
出発の7:30までにはメンバー9人全員顔を揃える。
遅れている人が居るらしく、出発は8:00近くになった。
■談合坂
八王子前後が渋滞していたみたいで、談合坂まで2時間ちょっとかかった。
天気も良かったので、ツーリング軍団がたくさん・・・
お!ドゥカティだ(涎)
■5合目吉田口

スバルラインを抜けて5合目の河口湖口に11:15頃到着。
むっちゃ人が多い。
とにかく人が多くてレストランは入れず、結局ホットドッグ1個・・・
バスから降りるまでは不安(謎)だったので、ほとんど飲まず食わずだったのだが、まさかそのまま登ることになるとわ・・・
ちょうどお盆休みに入るし、富士登山も一番のハイシーズンみたい。
ちなみに、スバルラインはマイカー規制中でした。
■登頂開始!

12:00頃登山ガイドさんの話を聞いて、ガイドさん先頭・添乗員さん(女性)ケツ持ちでいざ出発!添乗員さんも登るんだ・・・
もちろんまだまだみんな元気(笑)
■5合目~6合目
登山道を歩き始めると、前方から下山してくる人たちが居る。
下山してくる人たちは皆一様に
魂が抜けた顔をして歩いてる(笑)
「俺たちも明日の今頃はあんな顔して歩いてるのかな~」なんて冗談半分。
歩き出して15分もすると雨がちらほら。
ガイドさんの判断でみなカッパを装着。
が、その
カッパで明暗を分ける事になろうとはまだ誰も気がつかなかった・・・
この先しばらく雨が続くのでカメラはビニールに入れてリュックの中へ。
しばらくすると
ボツボツと大粒の雨になり、雷鳴とどろき、ヒョウが降ってくる始末。
標高が高いからか、普段聞く「パリパリパリゴゴ~~ン」って雷音じゃなくていきなり「ゴゴ~ン」
目線と同じ高さで雷が走ってるのにはビックリ(笑)
6合目の安全センター前を通って7合目に向かおうとする頃には
雷が近くて危険と言うことで、安全センターまで戻ることに。
安全センター前には様々なツアーの人たちが集まって、ガイドさん達が雷の行方を伺っているが、その間ずっと冷たい雨にみんな打たれ放題。
30分くらい?(もっと長く感じたけど)その状態で、ガイドさん達の決定で
「この先、しばらく雨はやまないと思われる。」
「通常、5時間程度で8合目に着くが、7~8時間はかかるであろう。」
「この先気温は下がる一方である。」
「この先不安な人はここで諦めてください!」
と、お言葉が・・・
で、さっきのカッパの話に戻るが、ウチのメンバーはほとんど100円ショップで売ってそうなカッパやウインドブレーカー系の薄手のビニール。
中は半袖なので、服は濡れないけど結局カッパが体にくっついており、体温がどんどん奪われて行く。
中にもう1枚着たくても雨を凌げるところは無いので、結局そのまま。
30分も雨&ヒョウに打たれればもうみんな唇真っ青なのだ(笑)
私はあちこちネットで調べたら
「カッパはしっかりしたのを買うように!」と書いてあったが、さすがにゴアテックスのカッパは買えなかったので、ドンキホーテで一応中にメッシュが付いている結構しっかりした1,980円のカッパをゲットしていた。
一緒に行っていたウチの部長もたまたま?同じカッパ(笑)
でも、この後、これほどこのカッパが役に立つとは・・・
結局、既に唇真っ青な営業メンバー+外部1名はこの先に不安を感じて撤収することに。
私とウチの部長はせっかくここまで来たし、色々買いそろえたし、まだ行けそうだし、って事で先に進むことに。
言い出しっぺ?の営業部隊が消え、巻き込まれた?ウチら二人だけが登ることに・・・(笑)
後から知ったのですが、ちょうどこの時に6合目付近で落雷に撃たれて無くなった方がいたそうです。
ウチらもガイドさんが判断を誤ったらもしかして・・・怖
■6合目~7合目
とにかく、雨がひどかったのでこの辺りは写真が一切ありません(^^;
整備されたジグザグの砂利道をひたすら雨に打たれながら登ります。
カッパで雨は凌げてますが、蒸れて結局Tシャツもビチョビチョです。
ちょっと休んで止まっているとすぐに体が冷えます。体が冷えるとどんどん体力が奪われて行きます。
やっぱりゴアテックスが良いのでしょう。
7合目の直前は岩場になっており、
ゴツゴツ岩を時には四つん這いになって登ります。
コレも結構しんどいのですが、7合目に着いた辺りで雨は止みました。
でも、既に時間は16:00過ぎ。まだまだ先は長い・・・
ウチの部長はリュックの中身をビニールに入れてなかったので、着替えなど全てがびちょびちょになってしまい、リュックが激重に・・・
ちなみに、私は中身を全て使うとき毎に分けてビニールに入れておいたので、リュックカバーは無かったのですが、問題なし(この時は・・・)
■7合目~8合目

7合目直前から続く岩場がひたすら続きます。写真を撮る余裕がある岩場はまだ緩い方で、ホントにきついところは撮れてません。
岩場の段差が激しく、結構足を持ち上げて登っていかねばならず、かなり体力を消耗していると思います。

風も寒いので、みなカッパを着たまま登っています。
朝からほとんど何も食べていない私はこれまたドンキホーテで買っておいたブイダーインゼリーを飲みながら多少?体力を補給します。
また、高山病になるのも怖かったので、6合目移行はなるべく呼吸を深くして、小まめに水分を補給していました。一応、酸素ボンベも持って行ったのですが、結局使わず。
■8合目~本8合目江戸屋

8合目手前から
標高3,000mを超えているのですが、この辺りからやはり酸素が薄く?傾斜がきついのでやたら疲れます。
さらに、岩場を登って足がパンパン状態の所に結構急な砂利道が延々と続きます。
ここで私は足のすねがつりそうになりかなりのペースダウン。
なんかペースが早いと思って後でガイドさんと添乗員さんに聞いたら、今回のツアーメンバーは何故かペースが速い人ばかりで、悪天候の中でも結構良いペースで登っていたそうです。
8合目から先は人も少なく、あまり渋滞していなかったので余計にペースが上がったらしい。
ちなみに、
ガイドさんは3年くらい前まで富士山登頂マラソンに参加していたとか!
吉田市役所から頂上まで3時間で登るそうです・・・ありえね~~~(^^;

必死こいて本8合目の江戸屋に到着!時間は既に20:30!!
ツアーの予定では日が沈む前に山小屋に着くはずだったんだけど、やっぱり雷の足止めや登山渋滞で時間がかかったらしい。
写真にあるようにトイレは100円です。紙も持参です。
■山小屋 江戸屋
山小屋はどこもひどいと聞いていたけど、疲れ切ってやっとたどり着いたところで店員?の態度にかなり頭に来た!
富士山の山小屋って限定された数少ない環境だからお客様サービスなんて言葉は知らないんだろうな。
着いたらすぐにカレーが出てきてさっくり
飲む(笑)
すぐさま寝床に案内されるんだけど、ネットで見ていた通りだったけどすさまじい・・・
寝床は3段構成になってて、1段が1m位の高さ。ウチらが案内されたのが、ハシゴを登って3段目の屋根裏部屋。
みんな疲れ切った体にむち打って重い荷物を抱えて屋根裏の梁の隙間をほふく前進。
屋根裏の床一面に砂利まみれの湿気った布団が敷いてあって、1枚のスペースに2人で寝る。
足を伸ばすことも出来ず、身動きも取れず、横を向けば隣の人の顔が目の前に・・・
誰かがトイレで用をたせば屋根裏に充満・・・いびき、歯ぎしり、寝言は当たり前(苦笑)
25時半に山頂に向けて出発するまで、約3時間の仮眠とはいえ、あまりの窮屈さに意識を失ったのは20分くらいだろうか?(苦笑)
意識を失った間、呼吸が浅かったのか目が覚めるとコメカミを締め付けるような頭痛が・・・
すぐに用意していたバファリンを飲んだら出発する頃までには復活。やっぱり高山病かしら?
■山小屋出発~山頂
あまり休めたとは言い難いが、1時半に山小屋を出発して目指すは山頂へ!
体調が悪かったりする人は山頂を諦めて山小屋で待ってても富士山の東側にあるのでご来光は拝めるのだが、せっかく死にそうな思いをしてここまで来たのに頂上に行かない手は無いでしょう。(
実はかなり悩んだけど(笑))
通常は登山道を上るのだが、なにせハイシーズン。渋滞を避けて下山道を登る。
これがまた、辛い。つづら折りの砂利道なんだけど、斜度もきつく真っ暗。
呼吸を深くして、つま先辺りにかかとを置くようなイメージの歩幅で1歩1歩ゆっくり登っていく。20歩歩いたら呼吸を整えて・・・

写真はぶれまくっていますが、左へ続く明かりは登山者の列です。
右の方は富士吉田市街でしょうか?
地上からもこの登山者の列が見えるそうです。
天の川が見えるほど満天の星空が唯一心の支え。
道ばたには昨日降ったヒョウが残ってます。

3:30頃、吉田口山頂到着!
既に山小屋周辺は人がたくさんいて身動きが取れません。
■お鉢巡り

吉田口山頂と言っても、富士山の一番高いところではありません。
一番高いところは観測所がある剣が峰。体はかなりきついけど、行かないとね。
お鉢巡りはツアーでもオプションなのですが、山頂まで行った全員が参加してました。山小屋でダウンしていた人も何人か居たみたい?

剣が峰は吉田口山頂から火口の反対側になり、せっかくご来光を拝むなら一番高いところで!と言うことで、4:00に空が白み始めると同時に出発。
あまり高低差は無いのでそんなにきつくないけど、せっかく東側に居るのに西側に向かっていくのでご来光が気になって気になって・・・
振り返っては写真を撮り・・・ってやってたら
思いっきり前のめりに転けました(笑)
しかも、カメラを首にぶら下げて、レンズカバーも付けずに・・・
ここでカメラが壊れたらせっかくここまで登った意味が半減する所でした(汗)
途中で山頂郵便局?もありますが、無視?して剣が峰に向かいます。
ホントは山頂から手紙でも出そうかと思ってたんだけど、そんな余裕は無かった(苦笑)

そして最後の難関、剣が峰の急勾配を半分くらい登ったところでタイムオーバー!(爆)
太陽出てきちゃいました(笑)慌てて撮影~~(笑)
ま、これはこれでまぁまぁの構図かな?

撮影後は日本最高地点で記念撮影して、東側を通って行くと今度は見事な
影富士が!

なかなかこんな綺麗に見えるのは少ないそうです。

それにしても、富士山の火口ってでかい・・・ビックリしました。
直径で780m、深さ200m以上あるらしいです。
■下山開始

6:00頃、ついに富士山山頂ともおさらばです。
山頂から6合目までひたすらつづら折りの砂利道を下ります。
これがホントに辛い。登りの辛さよりも辛いかも?
一面砂利しか見えない荒れ野をひたすらひたすら降ります。
写真を見るとそんなに勾配がなさそうに見えますが、実際歩くとかなりきついです。
登りは脚力と根性?で何とかなりますが、下りは膝への負担がものすごい!
膝を痛めて後ろ向きにしか下れなく人や、両脇を抱えられながら歩いてる人も居ました。

もう膝がガクガクになりながら6合目に到着。
前日、ここでみんなと別れたんだな・・・と、しみじみ。
そんなこんなでやっぱり
魂の抜けた顔をしつつ、何とか5合目まで下山。
■温泉
ツアーで帰りに温泉がついてて、バスに乗って温泉へ。
が、ここでリュックから温泉セット用のビニール袋を開けてビックリ!
袋の向きが悪かったのか、リュックの中に相当の水が溜まったのか、着替え用のシャツ・パンツ・タオル・・・全て水浸し(涙)
結局温泉入ってさっぱりしたのに臭い靴下と塩を吹いてるシャツで帰ってきました(涙)
■総論

と、まぁ色々とだらだら書きましたが、いくら写真を載せても説明を書いても、辛さ・痛さ・寒さ・葛藤・達成感・満足感・美しさ・雄大さ・・・は絶対に伝わりきれません。
もちろん、普段運動してたり、登山慣れしている人はなんて事無いかもしれませんが、シーズン中毎週末山頂に登っているガイドさんも今回の影富士には感動していました。
是非、あなたもチャレンジしてみてください!
ただし、
私はもう二度と行きたくないので、誘わないでください!(笑)