さて、オフ会会場に無事到着した知多どくお。
待ち合わせ時間までまだ余裕があるので
以前から気になっていた駐車場の奥にある道に徒歩で行ってみました。
登山道としてだけでなく、車が侵入した轍ができているので
そのまま車で入ってみようかと思ったのですが
もしなにかあったら旋回できそうにない雰囲気が漂っているため
徒歩で偵察がてら様子を見に行くことに。
熊鈴やトレッキング用の杖、いろいろな用具の入ったリュックを念のため装備・・・。
さあ冒険だ。
車・・・でも通れないことはなさそうだが・・・
グーグルの航空写真をみるかぎりこの先は開けているらしい。
さてどんな景色だろうか・・・?
おおっいい感じに高原してる。
しかし寒い・・・かなり着込んでいるから体は大丈夫だけど
指がものすごく痛い・・・冬用のドライバーグローブを装着してきたが
相手は標高2000mを超えるさえぎるものがなにもない高地。
ああ・・・この感覚・・・この風・・・ゲレンデを思い出す・・・。
森林限界に達しているのだろうか
こちら側には木がだいぶ消耗している。
かなり傷んでいるように見える木が多く、今にも倒れそう。
吹き付ける風のなかゆっくりと開けた高地を進む。
念のため熊鈴を鳴らして進んではいるが
生き物がいるのだろうか・・・と不安になるくらい気配がない。
でも耳をすますと木々や草のこすれる音のほかにかすかに鳥の鳴き声が混じっているのがわかる。
お願いだから獣の唸り声だけは聞こえないでほしいものである。
開けた高地の真ん中くらいまできただろうか。
中央アルプスだ・・・
右のほう以前訪れたことのあるに千畳敷カールもみえる。
こちらからあちらが見えるということは、あちらもこちらが見えていることだろう。
千畳敷カールの展望台にコイン望遠鏡があってそれを使えばこの場所もよく見える。
そしてこの天気なら私がいる山の裏に富士山が見えているはずである。
見下ろすと市街地が見える。
飯田か松川だろうか・・・
手前側の山と山の間の谷。おそらくここに県道59、22号が走っているのだろう。
橙色にそまり始めたこの山々。
こんな場所で「紅葉を見下ろす」というシチュエーションはなかなか味わえない貴重な体験かもしれない。
いくらハイキングルートが整備されているとはいえ
こんな尋常でない場所で何かあったらただでは済まないのはよくわかる。
最初はここで引き返そうと思っていた。
でも、この道の先にどんな景色があるのかどんな道なのか・・・
好奇心が止まらない。
あとすこし、あとすこしだけ先にすすんでみよう。
うん、まだ道がある。
もうすこし先にすすんでも問題なさそうだ。
よし行こう・・・!
うまくいけば尾根にたどり着き西側だけでなく東側も見渡せる場所に行けるかもしれない!
雪が降ってもおかしくない凍てつく風に吹かれても
指がかじかんでカメラのシャッターが押せなくても
車内がペペロンチーノくさくても
好奇心を満たすまで引き返せない!!
その景色を俺は見に行くんだあああああああああ!!!!!!!
ああああああああああ!!!!!!!!
Posted at 2015/11/01 23:13:48 | |
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