・・・というわけでぶり街道編もついに第4回となりました。
この第4回はぶり街道編最終回であり総集編となります!
最後の最後で総集編・・・!
マ○ンロボなんとかの大逆襲ですかね・・・!?
あ、いえもちろんリアルタイムで見てないので知らないですけどー・・・?
それでは総集編をおじさんにかわってわたしく「ストーリーテラー」がお伝えいたします!
ではまずあのおじさんが辿った大まかなルートをおおざっぱに記してみましょうか。
ん~日帰りな割には結構ハードなルートだったのですねぇ。
というかこの人ブリに何を求めてるんですかね?
鰤の道を行く者 0話
休日出勤を終えてから仮眠して夜中に出発して
R302外環状を使ってR41に入ってますね、この人本当に名古屋中心街のR41が嫌いなんですね~。
R41からR156に入ったあとはひたすら北上してますね、ずっと下道だったそうです。
ただでさえシビアなR156が郡上を越えたあたりから雨と霧で修羅の国状態だったらしいですよ。
鰤の道を行く者 1話
富山からR41を南下し始めて巣山林道を通ったってシーンでしたね。
キャラを使ってすこし話をスムーズに進めてますけど
実は結構道に迷ったり調査したりしてこのあたりうろうろしてるんですよね。
巣山林道の東のほうにもう一本似たような林道があってそっちも走ってます。
そちらもただの舗装林道なんですけどなぜか豪華な記念碑が建っちゃってるんですよ。
開通記念碑って探してみると結構あるんですよね~。
そんなドライブのさなか偶然発見した石仏様には何かのお導きを感じたみたいです。
鰤の道を行く者 2話
十三墓峠の場所がわからずいろいろ調べてたら「大坂峠」って名前でしたってシーンですね。
そして次の今村峠で安定のゲート閉鎖オチ・・・。
こちらもだいぶキャラ要素が濃くなってちょっと抵抗があった方も多かったのではないでしょうかね。
コンセプトは「地図を見て歴史を調べて道を見つける楽しさ」を表現したかったのですが
たぶん楽しかったのは書いた本人だけだったかもしれませんね。
そして知多どくお氏の最大のライバル「林道ゲート」も健在でした・・・
「今度閉じてたらカンガルーバー装備して突撃してゲートぶっ壊してやる」
って捨て台詞をはいたとかはいてないとか。
鰤の道を行く者 3話
道の駅でよもぎカレーを食べた後、野麦峠越えをするというシーンです。
こちらは打って変わって「レポート」タイプの記事に仕上がってますね。
ブリの事も大事だったのですがここでは「野麦峠」にスポットを当てたくて
すこし重くというかリアリティ調に書き上げたものになっています。
が、ちゃんと意図したように伝わっているのか著者本人ではわかりません。
・・・以上が総集編になります。
どちらかというとあとがきって感じでしたかね・・・?
さあそしていよいよぶり街道編の最終回が始まりますよ!
ここまでもったいぶってるのですからきっと超絶感動のフィナーレ間違いなしです!
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・・・ものすごくハードルあげられた気がする。
無事158と合流した知多どくおはそのまま東へ向かい
松本市街地へゆっくりと下って行く。
すこしづつ民家が増え始め
ホモ・サピエンスの生活圏に入っているのだと思うと安心する。
そしてそれと同時にもう今回の冒険も終わってしまうのかと寂しい気持ちも・・・
あー・・・・いや疲れたからもう終わっていいよ。
そしていつの間には景色はすっかり都市部に変わって
ついに今回の企画の終着点、松本駅に到着する。
この松本駅で今回の「ぶり街道」を終点としておく。
もちろん松本駅にぶりが集められていたというわけではないし
どちらかといえば松本城を終点としたほうがすっきりするのかもしれないが・・・。
駅の駐車場に車をとめてすこし休憩をとる。
松本は冬になると白馬へ行くために毎度通るのだが
駅のほうはかなり久しぶりだった。
最後に持ち帰りで「山賊焼き」を買った。
ぶり街道の記事を組んだはずなのに最後に鶏肉で終わらせるのはなんともいえないが
ボードの帰りによくPAで買って食べたのを思い出して久しぶりに食べたくなったのだ。
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松本駅を離れ、これからR19を南下して帰路につくことになる。
思えば夜中出発で名古屋県から富山にぬけて
そこからR41を南下して高山から東進して野麦峠を越えて松本へ。
とても長かったがいろいろなことがあって本当に楽しかった。
正直途中で「ぶりがなんだってんだよ」って思ったこともあった。
でもその古道には様々な歴史や言い伝えがたくさん埋まっていた。
塩漬けにされて高山へと運ばれ行くぶり。
大将の後を追った忠臣の最後が俗称となった峠。
賊を追い払った地蔵様の言い伝え。
出稼ぎに行く工女やぶりを運んだ歩荷が命がけでのぼった山脈。
この道筋を通ったからこそ知ることができた話もあっただろう。
ふつうの人から見たら「ただ道を走っただけ」と思われるかもしれない
でもわたしにはこのただ通る道でなにかをつけることが
なによりの生きがいでとても楽しいのだ。
これからも体が動く限り様々な道を走り
すこしでもおおくの埋まった歴史の破片を掘り出して行きたいなと思う。
そしてその破片を自分なりに解釈してこの場で語って
読んでくれた方がすこしでも興味を示してくれたら幸いである。
そんなことを考えながらR19を中津川へ向かって下ってゆく。
山賊焼の胃がもたれるような油っ気を車内に充満させながら・・・
ぶり街道編 おわり