デコンプの構造をちょっと説明
こんな感じで
回転方向
Bの突起回転部
Aのデコンプリフト
まず、
回転方向はご存じの通り
矢印方向に回転します(笑)
Bの突起部は、ワンウェイ構造のベアリングで、

こんな感じで収まります。

丸の部分がBの回転突起部分です。
1番最初の写真での回転方向に対しては

矢印に引っかかるってる状態になります。
逆に回転すると
ようは、ケッチんを喰らう状態
になると、
ワンウェイが効いて突起が
「時計周りに」回ります
つまり、
カムを固定した状態で、突起部分は
時計周りに回ります。
カムは回りません。
逆に反時計回りに回すと
ロックがかかって、カムごと回ります
ここまでがデコンプカムの構造的な感じで

うえの写真の丸の部分
少し盛り上がってますが、
この盛り上がりが、ロッカーアームを押し上げるんですが、
正回転では盛り上がりの部分が全く
ロッカーアームに当たらない位置にあって
逆回転すると、ロックがかかって
盛り上がり部分がロッカーアームを押し上げる仕組みです。
ロッカーアームを押し上げて、
圧縮上支店でバルブが少し開いて
圧縮負荷が無くなり、軽くクランキング出来る用になります。
デコンプが効くには、エンジンが少しだけ
逆回転しなければならない!!!
逆回転に疑問を感じた方も居るでしょうから、少し説明を
キースイッチをOFFにすると、
プラグが発火しなくなり、エンジンが止まりますよね?
この時なぜ止まるかなんですよ、
タイヤを回します!
回します!
回します!!
回すのを辞めると、
タイヤは回りま続けます(笑)
エンジンは、
エンジンを切ると、
発火しないだけで、
吸気、圧縮、燃焼、排気の行程を繰り返します。
燃焼はしないですがね( ´ ▽ ` )ノ
この時、1番回転力を失う行程は?
そう、
圧縮行程です。
圧縮行程中に回転力が無くなり
圧縮上死点になる前に回転力が無くなり
圧縮された分、
ピストンが押し戻されます!!
これが逆回転!!
そう、
逆回転して止まるから、
デコンプが効いた状態、
バルブが少し開いた状態で止まります。
セルスタートだと、デコンプが効いた状態でスタートですが、
キックスタートだと、
デコンプがリセットされたりします。
なので、
軽く、
軽く、2.3回クランキングして、
圧縮上死点を出して蹴り抜いてやれば、
軽い力で掛かります、
多分(笑)
ちなみにデコンプカムの組み付けた後の
タペット調整の時、
絶対に逆回転させないで下さいね
デコンプが効いた状態で、タペット調整になるから、
逆に回った時は、素直に、
クランクを2回転させましょう
2回転ですよ!
1回転だと、排気上死点ですから
オーバーラップで両方のバルブが開いてますから(笑)
タペットクリアランス0です((((;゚Д゚)))))))
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2014/06/27 23:56:50