先週、車で出かけた時のことでした。目的地寸前で突然、後付けの電圧計の警告音が鳴ったので直感的にオルタネーター?!と思い直ぐに道路脇に停めました。
目的時直前でしたが心細いというのもあり、待ち合わせ先の
この方に連絡をしたところ直ぐに来ていただけるとの事で気が楽になり、その間に保険に付随しているレッカーサービスに積載車の手配をしてもらいました。
しばらくして皆さんが駆けつけていただいたのですが、そこに停まった黒い車両と僕の車両の位置が絶妙で思わずシャッターを押したくなりましたがそんな余裕はありませんでした。(今思えば撮っておけばよかった)
それはさておき、実は警告音が鳴る直前、直接関係あるか分りませんでしたが不調の兆しはありました。
それはコンビニに寄った時の事、発進しようといつものようにブレーキを踏んでもATのシフトがPから動かせなかったのです。
念のためその場でブレーキランプ点灯確認とその関連のヒューズを確認しましたが問題ありませんでしたので、単純にロックのセンサーのようなものが壊れたと思い手動でDに入れ気にせず発進しましたが、気付くとメーターも全く動かず警告灯類も点灯しなくなっていました。
もちろんメータも動かなくても走行に支障はありませんので構わず走っていたら冒頭の電圧計の警告音が鳴って慌ててしまったというわけです。
そうこうしているとレッカーが到着しました。
最近の積載車は凄いんですね。僕はせいぜい積載部が斜めになるぐらいかなと思っていたのですが、到着した車両は積載部全てが後方にズレて地面まで下がり、かなり車高が低いものでも載せられるものでした。
僕の車はそんなに低くないので難なく積載され、最寄りのディーラーまで運んでもらい、皆さんにも付いてきてもらいました。
そこで見てもらい、担当した工場長が言うには、オルタネータは発電しているので問題ないがメーターヒューズが切れていて、再度ヒューズを挿してもブレーキを踏むと切れてしまうというのだが、これはブレーキ関連の配線がメーターを経由しているので、メーターヒューズが切れるとオルタネータの発電量が著しく低下して長距離走行は危険だということでした。
しかし、この工場長が言っている事は半分当たって半分は間違っていたのですが、このときはそんな事はわかるはずもありませんでした。
どちらにしても修理や原因特定は直ぐには出来ないとのことなので、100KM以上離れた地元まで自走出来るか聞くと発電は少しするので、高速はやめて下道で30分走って1時間ぐらい休む(充電)運転をして行けば大丈夫との事でしたが、アイドリング中の電圧計を見るととても30分も走れそうにありませんでした。しかもこれから暗くなりライトも点けるのでなおさらです。
問題は、
ヒューズを入れれば発電するがブレーキを踏むと切れる。
という事は、
ブレーキを踏まなければヒューズが切れず発電し続ける。
しばらく考えた結果、
そうです。ブレーキを踏まないで帰るのです!
でも実際には踏まないとディーラーを出た所でぶつかって終わってしまうので、ブレーキを踏む直前にメーターヒューズを抜くという荒技をぶっつけ本番で試して帰ることにしました。
なのでディーラーのアドバイスは勇気をもって無視し、出来るだけブレーキを踏まないであろう高速を使う事にしました。
ヒューズ抜きに失敗したときの事を考えて予備のヒューズを幾つかもらい、不安そうな顔をしている皆さんに見送っていただきましたが僕も結構、いや、かなり不安でした。
まず高速に入るまでの下道がけっこう辛く信号待ちなどでブレーキを踏む直前ヒューズを手探りで抜く動作をくり返し、高速は高速で渋滞が一番怖いのでパーキングエリアでいつもはあまり気にしない渋滞情報を念入りにチェックし、渋滞が無くなったのを見計らってからパーキングを出て、途中も車間をいつも以上にあけ出来るだけブレーキを踏まないように、それでも踏まなければならないときは直前にヒューズを抜く作業をくり返し、励ましメールにも助けられて何とか自分の駐車場まで帰ってきました。
ここまでくれば多少壊れても良いと思い念のため症状を再確認するべく、Dに入れたままブレーキを踏むと、あれ?ヒューズが切れないよ。何度踏んでも切れない。え?普通に走れるじゃん。今までブレーキ踏まないように慎重に帰ってきたのはなんだったんだろう。
画像撮影:
1,2鰹さん
3潤さん
加工:tossin
091202追加更新
Posted at 2009/11/29 02:37:39 | |
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HP10 | 日記