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今週は全体的に風が無く朝は10℃前後、昼間は20℃超えと昼夜の温度差が大きく霧が発生する条件が揃っていたので雲海目当てに丹波篠山の高城山（八上城跡）に早朝ハイキングに行ってきました。





早朝霧の中、亀岡を抜け丹波篠山に入り高城山登山口の駐車場へ

NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で有名になり大きな駐車場がの設けられています。

霧で霞む春日神社の登山口、ここから山頂までは約45分で登れます。


階段多めですが快適な登山道


杉林を抜けると視界が広がり雲海が見渡せます。


約40分で山頂到着です。

霧の上なので良く晴れています。

山頂からの雲海の眺め


御嶽方面


山頂での休憩含めて往復2時間弱、約3ｋｍのお手軽ハイキングで運が良ければ雲海が見れるのでお勧めです。

運と言えば、帰り道久しぶりにう〇ち漏れそうにしてるクルマに遭遇しました。
　　　
ご安全に！

１１月に入り街中の木々も大分色付いてきました。

山の中は低い山が丁度見ごろで１年で一番楽しい時期ですが危険な時期でもあります。

野生の動物が冬支度に入り活動が活発になります。

私も山の中で鹿や猪には遭遇したことは何度かありますが熊は未だありません。


　鈴鹿山脈竜ヶ岳にて（2020.9.22）

そんな中衝撃的な映像がYouTubeアップされ山歩きする方に衝撃が走りました。
　　　　　
　　登山中に熊に襲われた / Bear attacks climber - YouTube

この方は武術か何かされてるそうで咄嗟に手足で防御・攻撃、声で威嚇し何とか追い払えたようですが、普通こんなん襲われたら一溜まりもありません…

熊は基本臆病で人の気配を察知すると逃げてくれますが、今回のように子供連れやこちらが向こうのテリトリーに入ったり偶然鉢合わせになると話は別です。

昨日も奈良県の兜岳・鎧岳に登ってきましたが殆どの方が熊鈴鳴らしながら歩かれていました。


　兜岳から鎧岳を望む（2022.11.5）

これから紅葉・味覚狩りで山に入る方も多くなると思いますが熊鈴やラジオの携帯、複数人での入山をお勧めします。

あと、意外かもしれませんが蜂等の虫も秋が一番活発になるそうです。
黒っぽい服は避け肌が露出しない服装が望ましいです。

最後に日没時間、この時期５時頃には薄暗いです。
大袈裟ですが山中では昼を過ぎると晴れていても生い茂った木々の中は薄暗くなり精神的に焦り正常な判断ができなくなる場合があります。

もしもに備えてライトやカッパ、防寒着を備え昼過ぎには下山できる計画で入山することをお勧めします。

登山計画の提出も忘れずに…

シルバーウイークは終わってしまいましたが今週末は半期末の棚卸で強制有休、天気も良いので少し遠出してきました。

場所は岐阜県/石川県の白山白川郷ホワイトロード（旧称白山スーパー林道）の最高部からの三方岩岳プチ登山です。


朝の7時前に白川郷に到着、道中は晴れていましたが白川村は霧に包まれています。

山上からは雲海が期待できそうです。

霧の中を抜け白山白川郷ホワイトロードの馬狩料金ゲートまでやってきました。

ここからは斜面を縫うように標高を稼いでいきます。

途中、白川郷展望台駐車場に車を停め展望デッキにやってきました。


期待通り白川村には雲海が広がっています。

奥に見える山は剱・立山連峰です。

雲海を見物した後は更にクルマを進め石川県に入ります。

石川県側に入ると霊峰白山が見えてきます。
今日は天気が良くクッキリです。

石川県に入り最初の大きな駐車場がここ栂の木台駐車場です。

後ろに見える階段が三方岩岳に行ける登山道です。

駐車場から20分ほどで展望台のあるふくべ谷上園地に到着

ところどころ紅葉した木々越しに白山を望むことができます。

ここからは正面に見える三方岩岳を目指し進みます。


標高が上がると周りが良く見えてきます。


駐車場から1時間強で三方岩岳・加賀側に到着です。


標高は1600ｍを超え色付きが始まっています。


もう少し足を延ばすと飛騨側の三方岩岳山頂です。


遠方には北アルプス剱・立山・槍・穂高と乗鞍岳と名峰が連なります。


下山後はホワイトロードをドライブがてら滝めぐりです。


ホワイトロードでは有名なふくべの大滝

落差86ｍだそうです。

更に石川県側に下っていくと百名瀑の姥ヶ滝が見れます。


道路上からも見下ろすことはできますが渓谷の遊歩道を使って滝の間近まで行けます。


今シーズンは石川県からのルートが夏の大雨で通行止めとなっており岐阜からのみのアプローチとなります。
これから紅葉のハイシーズンを迎えますが、福井・石川方面から入れない分狙い目かもしれません。

シルバーウィーク後半なんとか天気も回復してきたので山歩きを計画

今回は鳥取と兵庫の県境の扇ノ山（おうぎのせん）に行くことにしました。

因みに山を「せん」と呼ぶのは中国地方に多く、どうも仏教・山岳信仰に関係しているそうです。

で、折角遠出するので他に見どころが無いか調べると前から一度訪れて見たかった「シワガラの滝」が同じ山域にあることが分かりそちらに寄ってから扇ノ山登山をする計画を立てました。

しかし行く前の予定では山登りの前にちょっと寄り道程度で考えていた滝訪問でしたが…

国道9号から逸れて山中の林道を進むとシワガラの滝見学用の立派な駐車場が現れます。

まあ山中なのでよく整備されたハイキング道を辿れば行けるだろうと思っていましたが…

入山警告・注意の看板が並びます。
内容は登山装備で入山、滑落・事故あり、チェーン（鎖）・ロープ場あり、両手を使うグローブ（軍手）必要、初心者はガイド必要、携帯は繋がらない、熊とか蛇とか出ますよ等
ちょっと気が引き締まり普段の山登りのフル装備で入ります。

出だしは普通の登山道ですが…


渓谷が近づくにつれ険しくなっていきます。



三点支持しないと登り下りできない場所も出てきます。


滝までの距離は短いですが難所が続きます。

そして30分程かけて小又川渓谷に降り立ちました。

切り立った岩壁と緑に囲まれた深い渓谷、秘境感満載です。


渡渉、岩登りを繰り返しさらに奥へと進みます。


橋は無いのでこうゆう所を何度か渡ります。


渓谷を進むこと約20分、ようやく洞窟が現れました！
思っていたよりデカイ！

中に入ると…

洞窟内に滝が流れ込んでいます。
これがシワガラの滝です。
洞窟内は滝の轟音が響き渡っています。


岩壁と苔草に囲まれた洞窟からの渓谷の眺めは絶景です。

約30分ほど小又川渓谷を満喫し来た道を戻ります。
滞在時間は１時間半ほどでしたが今日はこれで十分満足、扇ノ山登山はまた別の日に改めます。

帰りは林道の先にある上山高原に立ち寄りました。


標高は1000ｍ弱の高原で気温は17℃と涼しい～

お天気は雲リベースでしたが時折晴れ間も出ました。

この辺りは火山帯で高原が広がり今の時期、ススキが風にたなびいていました。

ボチボチ梅雨入りしそうなので以前から登りたかった長野県南木曽町の南木曽岳（なぎそだけ）に行ってきました。
この山、中央アルプス南西端に位置する山で木曽を代表する信仰の山として御嶽山・木曽駒ケ岳と共に木曽三岳として修験者の方々の修行の山として登られてきました。
現在は一般登山者にも登れるよう梯子や階段が設けられ登山道では珍しく麓から山頂まで登り下りの道が分離されています。

自宅を2時に出発し名神・中央道を経て中津川で下りR19・256を経て登山スタートとなる蘭（あららぎ）登山者駐車場にAM6時前に到着


本日のコースはイラスト地図下部の「P」から出発しオレンジの林道を経て登山道を時計回りで山頂を目指します。
特に周回になっている所の高低差は1.5kmの間に500ｍ程の高低差がありほぼ直登、激下りのコースとなります。


駐車場から林道を歩き登山口に到着
この南木曽岳、むかし金時山と呼ばれていたことがあり金時が生まれ育った山という伝説があるそうです。


登り下りの分岐までやってきました。
ここまでは普通の穏やかな登山道でしたがこの先は厳しい山道が待ち構えていそうです。


倒木をそのまま利用した橋や岩場、不規則な木製階段など変化に富んだアスレチックな道が続きます。
出だしは元気なのでまだまだ余裕ですが…


標高が上がるにつれ岩場を迂回する木道、鎖場、梯子が現れどんどんペースダウン


そして駐車場から約2時間、南木曽岳山頂到着です！
ここは眺望が無いので少し先に進みます。


少し進んだところに北側の眺望が広がる岩場があります。
そこからの眺めは…


御嶽山が正面にドーンと現れます。
その右には乗鞍岳さらに奥には北アルプスの穂高連峰まで見渡せます。


更に山頂部を進むと山小屋とトイレがあります。
こんな山奥にあるのは大変ありがたいです。


その先には御嶽山から乗鞍・北アルプスそして中央アルプスが見渡せる展望広場があります。


展望広場からの眺めです。
天気にも恵まれ眺め最高です！


中央アルプス木曽駒ケ岳方面


山頂部はなだらかな台状で笹原で覆われており眺めよく、歩いていても気持ちが良いです。


休憩&眺めも楽しめたのでボチボチ下山しますが、最後に摩利支天に立ち寄ります。
こちらは南側の眺望が良く正面に恵那山を見ることができます。


さて、それでは下山です。
最初は緩やかな下りですが…


この後こんな感じの激下りが延々約1ｋｍ間髪入れずに続きます。
とにかく慎重に手足を使い下りていきます。


なんとか無事怪我もなく下りてくることができました。
一方通行の登山道なので殆ど他の登山者さんに会うことは無かったですが駐車場はいっぱいになっていました。