2006年12月13日
いま使っているカーナビはカロッツェリアのHDDナビ。その前はアルパイン製のCDナビでした。カーナビ歴は10年ぐらいです。当分先の予定ですが今度買い換えるときは他のメーカーにしてみようと思っています。なぜかというと、両機種とも、主に神戸~姫路間でとんちんかんな道路案内をすることがあるからです。
アルパインの時は、姫路市内の右折禁止の場所を右折するように案内されたことがあります。通行量も多い道路なので「絶対開発者はここを走ったことが無いだろうな」と思いました。いい具合にカーナビの起動時に「実際の交通法規に従って運転してください」と出てきますから、右折禁止の標識を見落とすほうが悪いということになりますが、間違った案内をされると余計に紛らわしくて危険です。
パイオニアは特に細い抜け道まで案内してくれるので、たまに助かることがはあるのですが、神戸・明石・加古川付近で広い国道・県道が近くにあるところをわざわざ狭い住宅地の路地を選んで案内してくれたりします。直線距離は確かに近くなりますが、人が飛び出してきたりしそうで徐行することになります。そうすると結局、広い道で遠回りするより時間が掛かってしまったりします。逆のケースもあります。国道をまっすぐ行けばいいのに、わざわざ横にそれて、その先でまた国道に合流するような案内をしたりします。
細かいオプション設定で「抜け道案内」とか「渋滞考慮リルート」をオンオフすれば、もっとまともな案内をしてくれるのかもしれませんが、いちいち設定を変えるのも面倒なので、ナビの案内を無視して突っ切ることがほとんどです。それだと、ただの電子地図です。
カーナビ自体を否定しているわけではありません。初めての場所を走るときや、高速のジャンクション表示なんかは非常に便利だと感じます。問題なのは、その周辺地域の人が最も標準的に通る道をきちんと案内してくれないことがあるということです。特に近畿地方の政令指定都市内の道路でさえ間違えられるので、関東で開発されたカーナビって関西に弱いの?という疑問が湧いてきます。
関東在住の方、特に東京23区外の方は、カーナビの案内に満足していますか?
パイオニアもアルパインも関東で開発してると思いますので、今度カーナビを買うときは関西のメーカー、富士通テンかパナソニック、三菱(三田で開発)にしようかと考えています。あんまり関係ないかもしれませんけど。
日本は東京だけじゃありませんから、これからの時代地方に強いカーナビがシェアを上げる可能性を秘めていると思います。どのメーカーも全国に営業拠点があるはずですから、地方の営業車や社員が通勤・レジャーに使う自家用車の走行パターンをかきあつめて、地元の人がよく走る道や、渋滞時に避ける道をデータ化して内蔵させておいて欲しいです。
ちなみに今使っているカーナビはVICSと光ビーコンが最初から付いていました。これは非常に役に立っています。もしこの記事を読んで「うちのナビには別売りオプションだったので付いてない」という方、ぜひVICSと光ビーコンユニットを買って付けてみて下さい。こんな便利な渋滞表示や文字案内が10年ぐらい前からあったわけです。驚きますよ。リアルタイムで情報が更新されてこそカーナビの本領が発揮されます。PHS網をうまく使うとか、リアルタイム更新をもっと充実させると将来のカーナビはもっと進化すると思います。いっそ、走行パターンをカーナビ装着車からメーカーのサーバーに任意で送信してもいいと思います。そうすれば日本全国の「地元の人」の走行データが収集できますから、営業車で走り回る必要はありませんね。
メーカーさんお願いします。
地方に強いカーナビ、頑張って開発してください!
特に兵庫県南部に強いナビ。
Posted at 2006/12/13 18:58:24 | |
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