ピアッツァのブレーキキャリパー、OHしようと思いましたがOHキットが6、7千円円くらいするらしいです。
それにローターも研磨しなきゃいけません。
こんなブレーキにお金をかけたくないのでキャリパーごと変えてみました。
hcr32用キャリパーとローターを5000円で購入。
ハブにローターをかぶせるといい感じです。
はめ合い的には穴がコンマ1大きい程度です。締まりバメのがいいんですが、この程度なら大丈夫だろうと....
ダメだったらシム入れて芯出しします。
ローターに穴開けます。
ローターの穴にぴったりのドリルでセンター取ってクランプしてズバッと穴開けます。

装着するとこんな感じ。
ナックルに干渉します。
あと数ミリなのでローターを削ってしまいます。

友達の5ケツの車を借りて旋盤代わりにします。

チュイーンっと削ってみます。
失敗しても日産車なんで買い直せばいいやと強気です。
パッドの当たらないところを削って干渉回避。
と思いきや、助手席側のナックルには当たりませんが、運転席側にはがっつり干渉します。
鋳物なので形がチョット違うようです。
なのでハブ側をすこーし削ります。

こればっかりは旋盤が必要です。
実家の工場の旋盤は小さすぎて掴めなかったので、父の友人の旋盤職人にやってもらいました。頼りになります。
ナックルもちょい加工。
ピアッツァ純正キャリパーはm10で止まってます。強度的にどうなの?とおもいm12にコンバートします。

ここでナックル側にタップ切って内側からボルトで止めれば、ローター側にボルトの頭が出なくて都合がいいです。
この時、安物の合金工具鋼のタップを使ったら一発終わらないうちにご臨終。切削加工を研究してる友人に聞いたらハイスの方が良いらしいので奮発して新しいタップ買いました。
全部で4箇所、軽〜くタップ切れました。勉強になりました。

次にサポートを作ります。
SOP会長に教わった100均まな板を切って叩き台を作ります。
徐々に良い位置にしていって最後は鉄板で作ります。
鉄板で作るとたわまないのでオフセット量を出せるようになります。
形ができたので図面を起こします。

スキャナで撮って

位置関係を出していきます。
座標が出たらポンチ打ちます。
穴はボール盤で開けて外形はワイヤーで切ってしまいました。
キャリパーは耐熱黒で塗ってしまいました。サポートも錆びないように塗ります。
なんでもかんでも黒に塗るのは面倒くさいのとセンスがないからです。

ホースが無理してるので後で買います。
アドバンの14インチは入ります。
てっちんとコンパクトカーのアルミは入りませんでした。
走ってみたら左ブレーキがズリズリ。
キャリパーのOHしなきゃ

あと久しぶりにやってしまいました。
昨日から何も食わずに夢中になってやってたら集中力切れてカッターでザックリ。
5ミリくらい切り込んで肉までぱっくり。
あまり痛くないですが、切った習慣のことを思い出すと背筋がゾワゾワします。
Posted at 2016/02/18 00:12:06 | |
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