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やずースポールのブログ一覧

2025年04月02日 イイね!

コースの半分が10km越え!全日本ラリー唐津2025

コースの半分が10km越え!全日本ラリー唐津2025
2025年も全日本ラリー選手権が佐賀県唐津市にやってきます。64台のラリーカーが唐津市七山荒川から厳木町(きゅうらぎまち)中島にかけて伸びる林道でタイムを競います。

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●大会/ツール・ド・九州2025 in 唐津
●日程/2025/4/11金~13日
●総走行距離/324.82km(うち競技距離105.32km)
●公式サイト/https://gravelmotorsportsclub.com/

競技区間にあたるスペシャルステージ6本を各2回走行。10km越えのステージが3本あり、サバイバルな戦いとなりそうです。

●4月12日(土)

SS1(10:00) SS4(13:35)
サギソウ/5.15km(七山荒川〜七山池原)

SS2(10:20) SS5(13:55)
天の川/14.45km(七山池原〜厳木町天川)

SS3(11:00) SS6(14:35)
さよレイク/5.56km(厳木町広瀬〜厳木町中島)

●4月13日(日)

SS7(8:05) SS10(11:50)
さよ姫/12.30km(厳木町中島〜厳木町天川)

SS8(8:40) SS11(12:25)
天山/0.67km(厳木町天川)

SS9(9:00) SS12(12:45)
天の川リバース/14.53km(厳木町天川〜七山池原)

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アイテナリー(日程表)や現地予告看板情報から予想したのが上図。去年と同じステージはひとつもなく、競技区間の75%以上が新設定。SS1とSS8、もしかしてSS3はまったくの新コースのようです。違ってたらすみません。

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大会前日ラリーストリームに発表されたレッキコース図。SS8以外だいたい合ってました。

路面コンディションは舗装の痛みがあったり、普段は閉鎖されていて泥が残っていたりで、従来の唐津よりグリップが低いところがありそう。去年も苔に苦労するステージがありましたが、ワンミスが命取りになりそうで気が抜けません。

過去のデータが活かしにくくイコールコンディションとも言えるので、レッキでの情報収集が大切になりそうですね。

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初日SS1のスタート地点付近(七山荒川)。橋を渡って戦場となる山に入っていくとこがドラマチックでいい。

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SS2(七山池原)大部分は清掃してあるけど端っこには土が結構な層になって残っています。オーバースピードでコーナー入ると、佐用姫伝説のように体が石になってしまうでしょう。

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初日後半には雨も予想されていて、逆走する二日目は路面状況がガラッと変わるかも。ラリーの原点である自然との戦いが待ち受けています。

※後日談ですがSS9のまさにこの場所でコバライネン選手がハーフスピンしてしまいました。

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SS7スタート地点付近(厳木町中島)。二日目はトンネルをくぐって魔の林道へとエントリーです。

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SS3、SS7(北多久町小侍)

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予告看板

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路面清掃用と思われるホイールローダー。しっかりパンクしてました。いやな予感しかしません...


エントリーリスト

●JN-1
新井大輝/立久井大輝(シュコダファビアR5)、勝田範彦/保井隆宏(トヨタGRヤリスRally2)、奴田原文雄/東 駿吾(トヨタGRヤリスRally2)、福永 修/齊田美早子(シュコダファビアRS)、新井敏弘/小坂典嵩(スバルWRX VBH)、コバライネン/北川紗衣(トヨタGRヤリスRally2)、鎌田卓麻/松本優一(シュコダファビアR5)、石黒一暢/穴井謙志郎(トヨタGRヤリス)、マクリン大地/大橋正典(シュコダファビアEVO)


★前回三河湾の結果からすると首位争いは新井大輝、コバライネン、勝田選手の3組と予想。奴田原、鎌田、福永、新井敏選手にもピッタリついて虎視眈々みたいな走りを見せてほしいけど、このクラスになると少しの差を埋めるのがとても大変です。グラベルではなかなか速いマクリン大地選手がどこまで上がってくるか楽しみ。

●JN-2
三枝聖弥/木村裕介(スバルWRX)、石川昌平/大倉 瞳(トヨタGRヤリス)、小泉敏志/村山朋香(トヨタGRヤリス)、山田啓介/藤井俊樹(トヨタGRヤリス)、貝原聖也/西崎佳代子(トヨタGRヤリス)、徳尾慶太郎/枝光展義(トヨタGRヤリス)、塙 将司/西村正義(トヨタGRヤリス)、内藤学武/大高徹也(トヨタGRヤリス)、大倉 聡/豊田耕司(トヨタGRヤリス)、岩本昂大/岸本香太郎(スバルインプレッサ)、田村吾郎/鶴巻駿介(トヨタGRヤリス)


★GRヤリス同士の戦いになりつつあるJN-2。安定的に速い山田選手に小泉、三枝、貝原、内藤選手らが挑む。僅差の勝負なら小さなミスの積み重ねが響いてくる。ロスを減らし、ここぞというとき速く走ったチームが勝つような気がする。当たり前と言えば当たり前だけど。。。三枝木村組は今回もWRX。九州から岩本岸本組がインプレッサ(GDB)で参戦する。

●JN-2(MCC・トヨタGRヤリス)
大竹直生/橋本美咲、稲葉摩人/竹下紀子、ジョーンズ/トムソン、兼松由奈/山下 秀、松原周勢/槻島もも、長尾綱也/安藤裕—、最上佳樹/小藤桂一、平川真子/竹原静香、奥井優介/藤田めぐみ、米林慶晃/木村悟士、岩堀 巧/岡田 誠


★MCCは大竹橋本組に追い付け追い越せという構図だと思うけど、稲葉選手、最上選手はWRCを目指すなら前半戦のうちに追い付いておきたいところ。前戦で全車完走(完走扱い含む)したのは立派な成果だと思うので、次のステップアップを見てみたいですね。自称資金難チームの岩堀岡田組参戦にちょっとロマンを感じる。二代目新井大輝なるか!?

●JN-3
山本悠太/立久井和子(トヨタGR86)、曽根崇仁/小川由起(トヨタGR86)、山口清司/丸山晃助(トヨタGR86)、上原 淳/漆戸あゆみ(スバルBRZ)、渡部弘樹/横山慎太郎(トヨタ86)


★長﨑雅志選手がいないのが残念すぎる。山本選手と山口選手のトップ争いに期待。ZN6で参戦の渡部選手はさよレイクや天の川の下りパートで勝負。

●JN-4
高橋悟志/箕作裕子(スズキスイスポ)、筒井克彦/本橋貴司(スズキスイスポ)、鮫島大湖/船木佐知子(スズキスイスポ)、黒原康仁/松葉謙介(スズキスイスポ)、前田宜重/勝瀬知冬(スズキスイスポ)、鶴岡雄次/山岸典将(スズキスイスポ)


★藤原友貴/宮本大輝組がいない。JN-3に続き二つ目の残念発生。しかし参加台数は三河湾の4台から6台に増えたのでJN-3を追い越すような接戦を期待。高橋悟志選手が新しいステージをどう攻略するのか楽しみ。

●JN-5
河本拓哉/有川大輔(マツダデミオ)、小川剛/山本祐也(トヨタヤリス)、中溝悠太/佐々木裕一(トヨタヤリス)、島根 剛/粕川 凌(トヨタヤリス)、三苫和義/遠藤 彰(ホンダフィット)、山中健志郎/鷹巣恵鈴(マツダデミオ)、阪口知洋/野口智恵美(ニッサンマーチ)、新井理之/露木明浩(ニッサンマーチ)、新開雅寛/山口達也(トヨタヤリス)、田崎克典/井ノ上理佐(トヨタヤリス)


★実力のある小川剛、河本拓哉選手と、中溝悠太、島根 剛選手のトップ争いを期待してます。中溝選手はリタイヤ、島根選手は2日目に大きく順位を落とすなど初戦で結果が出せなかった分、唐津では雪辱に燃えていることでしょう。JN-5はデミオ、ヤリス、フィット、マーチが競合する健康的なカテゴリー。

●JN-X
天野智之/井上裕紀子(トヨタRAV4 PHEV)、清水和夫/山本磨美(トヨタヤリス)、中西昌人/山村浩三(ホンダCR-Z)、海老原孝敬/蔭山 恵(ホンダフィットHV)、山北研二/春日美知子(トヨタアクア)、常慶明秀/徳永琢磨(ニッサンリーフ)


★ほとんどストレートがない唐津で天野選手のRAV4はどこまで走れるのか?清水選手は追いつくことができるのか?地元日産福岡アルテックレーシングから参戦するリーフは速いのか?

●OPEN
関あゆみ/釜澤亮(トヨタ86)、田中 博/增本俊之(三菱ミラージュ)、大井貴之/伊藤 梓(トヨタハイエース)、喜多見孝弘/浦 雅史(トヨタハイエース)、板倉麻美/木原雅彦(トヨタハイエース)、国沢光宏/鈴木和人(ダイハツミライース)


★ハイエース乗りの一人親方や三菱ファン、ダイハツファンも楽しめるクラス。

Posted at 2025/04/02 22:53:03 | コメント(1) | ラリー | クルマ
2025年03月25日 イイね!

トレッドウェア別サマータイヤ一覧。夏タイヤは耐久性で選ぶかグリップを取るか?

トレッドウェア別サマータイヤ一覧。夏タイヤは耐久性で選ぶかグリップを取るか?
タイヤ選びは車好きにとってうれしい悩みのひとつ。グリップ、耐久性、乗り心地のベストバランスを求めてあーでもないこーでもないと考えるのが楽しい。

春を前に夏タイヤに交換する整備手帳が増えてきたので、トレッドウェア(耐摩耗性)別に一覧を作ってみた。560から80まで91種。

トレッドウェア560〜420/高耐久タイプ
●トレッドウェア400〜320/耐久タイプ
●トレッドウェア300/スタンダード
●トレッドウェア280〜220/ハイスタンダード
●トレッドウェア200/ハイグリップ
●トレッドウェア120〜80/ハイグリップ

※トレッドウェアはタイヤ側面に刻印してある耐摩耗性能【TREADWEAR】のこと。数値が高ければ高いほど減りにくく、逆に低ければ減りやすいがハイグリップと言われている。アメリカで販売されるタイヤにはすべてこの評価が付いている。【TRACTION】ウェットグリップ、【TEMPERATURE】耐熱性と合わせてUTQGと呼ばれる。


トレッドウェア560〜420/高耐久タイプ
かなり長持ち。
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ハイグリップの対極にある長寿命グループ。駆動輪で3万km、ローテーション含めて5万km以上走ることを想定して作られた長持ちタイプ。

トレッド面のゴムを硬くして耐久性を持たせる一方、溝を多くしたり構造をやわらかくすることで乗り心地やウェットグリップとのバランスを取っている。

年間20,000kmくらい走るユーザーでなければ溝がなくなるより早くゴムがひび割れて交換することになる。

2025年ミシュランがトレッドウェア420の新製品プライマシー5を投入してきた。460のダンロップDZ102は海外製だが価格が安く手に入れやすい。


●トレッドウェア400〜320/耐久タイプ
やや長持ち。

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ジワジワと製品数が増え、新たなスタンダードとなりつつあるのがこのクラス。耐摩耗性を上げながらある程度走りも楽しめる性格付けがされている。

「普通に走る分には何ら問題ない」というレビューが多いのが特徴で、適度な乗り心地と適度なグリップを持つこのクラスのタイヤを言い表している。格安タイヤは走り方により数値ほど長持ちしないことがある。

トレッドウェア340のミシュランパイロットスポーツ5、320のニットーNT555G2やクムホエクスタPS71などが人気。


●トレッドウェア300/スタンダード
持ちとグリップのバランス点。
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一般ドライバーに走る楽しみを与えてくれるのが300のタイヤ。サーキットは無理でも峠ならそこそこ走れてライフも長い。ドライブ中ちょっといい道に入った時、高速ワインディングを楽しみたい時に期待に応えてくれる。

グリップを活かしたキビキビした走りができる反面、製品によっては乗り心地に固さを感じることもある。

ヨコハマアドバンフレバV701、ハンコックベンタスS1evo3は、みんカラユーザーにかなり選ばれている。グリップ力はミシュランのPS4sがひとクラス上かと。


●トレッドウェア280〜220/ハイスタンダード
グリップ高め。

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サーキット用に近いグリップ力をそなえていて、公道に限って言えば最強といえる玄人好みのジャンル。パッと見は普通のタイヤで溝もちゃんと刻まれている。(写真のシバタイヤR23を除く)

300ps(225kW)以上のハイパワー車、大径ブレーキ搭載のハイストッピングパワー車の足元にピッタリ。耐久レース、連続周回、高速をよく使う、時々サーキットにも行くといった用途に向いている。

フラッグシップモデルという点ではトレッドウェア240のブリヂストンポテンザS007A、コンチネンタルスポーツコンタクト7、ヨコハマアドバンスポーツV107。売れ筋はR23 280595EVOポテンザRE004


●トレッドウェア200/ハイグリップ
ハイグリップ系代表。
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トレッドウェア200はサーキットの常用域、走り屋の憧れカテゴリー。名前を聞くだけでワクワクする。公道では使いきれないほどのグリップがあり、サーキットでタイムアタックに使われることが多い。寿命は当然短い。

ユーザーのグリップ評価が縦、横、斜めの3つに分かれるところが面白い。溝が少なく浅いので水たまりには弱いが、ゴム部分のウェットグリップはかなり高い。熱が入りやすいタイプと、しっかり温めないとグリップを発揮しないタイプに分かれる。

各社力を入れているのでどの製品も人気があり、アジアンでさえ価格は高め。ADVAN A052は最小14インチでも22,000円から。みんカラパーツレビュー数は71RS、ZIII、R23、CR-Sが多い。

「トレッドウェア200」はある種のブランドとなっているので、格安系で次々と新製品が出てくるが、結果は。。。


●トレッドウェア120〜80/ハイグリップ
速攻で減る。グリップは高い。

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セミスリック的なハイグリップカテゴリー。見た目のインパクトもすごい。

摩耗スピードは早いがその分グリップするかというと一概にはいえない。レビューにはトレッドウェア200のタイヤに劣るとか、高性能なだけに車種を選ぶといった記載がある。ここまでくるとタイヤに合わせて車側をセッティングしないともったいない領域なのかもしれない。

ピレリPZero CorsaはBMW M2のオプション「Mレーストラックパッケージ」に装備されているらしい。


まとめ
トレッドウェアは規格の性質上同じ数値でも耐久性が同じとは限らない点がちょっとややこしいが、大まかなグループに分けてみると世界観がそろっているように感じた。
トレッドウェア560〜420/高耐久タイプ
多走行ドライバーのパートナー
●トレッドウェア400〜320/耐久タイプ
長持ち+爽快ドライブ
●トレッドウェア300/スタンダード
走りのツボを押さえた万能型
●トレッドウェア280〜220/ハイスタンダード
ストリートの覇者
●トレッドウェア200/ハイグリップ
コンマ1秒請負人
●トレッドウェア120〜80/ハイグリップ
サーキット専用接着剤


Posted at 2025/03/25 19:07:17 | コメント(0) | ドライビングテクニック | クルマ
2025年03月18日 イイね!

【公式最速記録】三河湾スカイライン5分2秒7。ヘイキコバライネン選手が全日本ラリーでマーク

【公式最速記録】三河湾スカイライン5分2秒7。ヘイキコバライネン選手が全日本ラリーでマーク
走り屋の聖地三河湾スカイライン(湾スカ・ミカスカ)を通行止めにして行われた全日本ラリー選手権ラリー三河湾で、Rally Team AICELLOのコバライネン/北川組が5分2秒7の最速タイムを記録した。

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●ドライバー/ヘイキ・コバライネン
●コドライバー/北川 紗衣
●マシン/トヨタGRヤリスRally2
●タイム/5分2秒7
●平均時速/119.9km/h(1キロ30.0秒)

●ステージ/SS6 三河湾スカイライン
●距離/10.08km
●計測日/2025年3月2日日曜

車載動画

なかなかの下り坂。走行後
「最後らへんの中速コーナー慎重すぎたかも。
でも大丈夫。タイヤもいい感じだし。
1走目のタイム覚えてる?」みたいな会話が。
新井敏弘選手のWRXも映ってます。

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コース図 左から右へ走行(西から東へ)。今回初めてスカイラインだけを使ったコースが設定された。

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勾配図 全体に下り気味だが途中のアップダウンも激しい

F1、SUPER GT、全日本ラリー、WRCと渡り歩いているコバライネン選手。昨年のラリージャパン大クラッシュから立ち直る中での全体ベストタイム。

大会は惜しくも2位だったが、元F1ドライバーが我々下品な上級ドライバー(笑)の聖地で最速を刻んでくれるなんて名誉なこと。

道路損壊など劣化が心配な三河湾スカイラインですが、これをきっかけに賑わって、いい道になってくれるといいですね。

●各クラスのレコード
JN-1
マシン:GRヤリス Rally2
コバライネン/北川 紗衣 5分2秒7
Rally Team AICELLO

JN-2
マシン:GRヤリス
山田 啓介/藤井 俊樹 5分26秒8
FIT-EASY Racing

JN-2(MCC)
マシン:GRヤリス
大竹 直生/橋本 美咲 5分29秒7
TOYOTA GAZOO RACING-WRJ

JN-3
マシン:GR86
山本 悠太/立久井 和子 5分36秒4
K-one Racing Team
地元岡崎から参戦中の山本選手の車載

JN-4
マシン:スイフトスポーツ
藤原 友貴/宮本 大輝 5分41秒7
ロッソレーシング

JN-5
マシン:ヤリス
中溝 悠太/佐々木 裕一 5分52秒1
ZEUS AUTOMOTIVE CLUB SPORT

JN-X
マシン:RAV4
天野 智之/井上 裕紀子 5分49秒0
豊田自動織機RacingTeam

6月にはあの碓氷峠で全日本ラリー「モントレー」が行われます!
Posted at 2025/03/18 21:36:40 | コメント(0) | ラリー | クルマ
2025年03月05日 イイね!

トラブルがなければ誰が速かったのか?ラリー三河湾の「快走順位」出してみた

トラブルがなければ誰が速かったのか?ラリー三河湾の「快走順位」出してみた

全日本ラリー初戦「ラリー三河湾」の正式結果から、普通に走れたステージだけ抽出して「快走順位」を作成。純粋なレースペースのようなものを出して今後を占ってみた。


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●取り除いたもの
・ペナルティやタイム加算があった順位
・56位以下の成績(選手権対象が55台のため)
・KIZUNAステージの全順位(非舗装路のため)
・残ったものから最低順位一つ

◎JN-1
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正式順位では勝田範彦選手が優勝。ヤリスRally2の1・2・3でコバライネン選手、奴田原選手らの安定感は光るものがあった。

しかしアンラッキーを取り除いた快走順位でみると、新井大輝選手1.2位、コバライネン選手1.7位と高く、勝田、奴田原、鎌田選手は3位台となっている(赤い小文字)。

鎌田選手の活躍でファビアR5の速さがまだ通用することがわかったのは見る側として楽しい。今後、福永選手によってかき回されることになるとさらに面白くなってきそう。

新井敏弘選手のSUBARUは善戦しているものの昨年と同じようなリザルトとなっている。11年落ちのファビアR5が頑張っているのだから、もう少しやりようがあるような気もするが、現JP4レギュレーションでは厳しいんでしょうね。

◎JN-2
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JN-2では昨年モリゾウチャレンジカップでチャンピオンとなった山田啓介/藤井俊樹組が初戦を獲った。レースペースで見ても山田選手が1位だが、4位内藤選手までがすごく接戦となっていて、オンライン観戦していて楽しかった。

JN2初参戦の貝原選手と内藤選手はリタイヤしたものの速さはあるようで期待が持てる。三枝選手はGRヤリスを準備中らしいことを実況で言っていたので、JN-2もヤリス一色になるのか。

スポーツオートマヤリスで参戦の大倉選手、昨年ところどころ速さを見せた塙選手も早く上がってきて欲しい。

◎JN-2 モリゾウチャレンジカップ
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MCCでは大竹選手の優勝は順当として、稲葉摩人選手が大躍進した。快走順位でも2位に入り、レースペースは高いと言えそう。

昨年のようなビギナーっぽさがなく、初日から堂々2位争いを繰り広げたのには驚いた。ペナルティを食らうこともあったが精力的に走り、SS11豊川宮地山ではクラストップでフィニッシュしている。去年と比べて何が変わったのかぜひ知りたいところ。

トップ3からやや離されてはいるが最上佳樹/小藤 桂一組もMCC2年目の利を活かして表彰台に食い込んでほしい。

◎JN-3
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なかなかのシーソーゲームだったJN3クラス。最後は長﨑選手が力尽きて山本選手が優勝したが、山本選手も体調のせいか王者の走りというわけではなかった。

快走順位でいうと長﨑選手より山口選手の方が高い。これまでトップを追いきれない印象があったが、次戦以降トップ争いに絡める可能性を示した。

山口選手と上原選手が西浦でほぼ同時にトラブルに遭い、加納選手もコースアウトするなど荒れていたこともあって次戦唐津でも嵐の予感。

※快走順位外:内田 園美/石垣 晴恵選手 トヨタ86 正式57位

◎JN-4
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実質スイフトスポーツクラスとなっているJN-4では高橋悟志/箕作裕子組の独走を予想していたが、藤原友貴/宮本大輝組という新星が現れ、接戦が繰り広げられた。

レースペースは20.0対21.9とわずかに低いだけ。高橋選手ももちろん速く、最後はそのプレッシャーに藤原選手が耐えきれずミスを犯した印象。

◎JN-5
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開催前の河本選手独走の読みは外れ、小川選手が優勝した。そしてJN5にも伏兵が現れた。快走順位1位を獲得した中溝悠太/佐々木裕一組である。

途中のSS10までは30秒差でトップを走っていたが、SS11でコースアウト。狭く曲がりくねった宮路山林道の犠牲になってしまった。2日目にヴィッツで謎の速さを見せた佐藤選手と共に次戦に期待したい。

◎JN-X
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RAV4を投入した天野智之/井上裕紀子組が順調に優勝。直線がかなり速いらしいが重さも2トン越え。SUVでラリーする時代がやってくるのか?

ライバルの清水和夫選手は少しずつ遅い感じで惜しかった。

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KIZUNAステージを走るカストロールカラーのファビアR5。ラグーナに設営されたKIZUNAステージの砂煙に観客は大喜びだったらしいが、選手からは「コースが見えない」と不評でミスコースも多発。来年に向けて課題が残った。

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新しくなったライブタイミング(ライブ速報)がすごく良かった。まだリアルタイムじゃないけど、ゴール後ちょっとしてタイムが出るので便利になった。どなたのおかげかわからないけど(rallystream?JGR?JAF?)オンライン観戦者には大変ありがたいです。

次戦唐津は4月12日〜13日!



Posted at 2025/03/05 02:11:29 | コメント(0) | ラリー | クルマ
2025年02月13日 イイね!

初戦「ラリー三河湾」は3月1日(土)9時スタート。全日本ラリー選手権開幕

初戦「ラリー三河湾」は3月1日(土)9時スタート。全日本ラリー選手権開幕2025年のJAF全日本ラリー選手権が開幕、今年は三河湾、唐津、飛鳥、モントレー、カムイ、北海道、久万高原、ハイランドの順に全8戦で競われる。

第1戦「 RALLY 三河湾 2025」は81台のラリーカーが参加する大イベントになりそう。


●大会/ラリー三河湾
●日程/2025/2/28金~3/2日
●場所/蒲郡市、岡崎市、豊川市及び幸田町
●スタート/フェスティバルマーケット
●フィニッシュ/フェスティバルマーケット
●公式サイト/https://rally-mikawawan.com

競技は3月1日・2日の2日間、14回の走行で行われる。

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1、がまごおり竹島1(0.87km) 9時00分
2、西浦シーサイドロード1 (4.44km) 9時50分
3、三河湾スカイライン1(10.08km) 10時40分
4、がまごおり竹島2(0.87km) 12時55分
5、西浦シーサイドロード2(4.44km) 13時45分
6、三河湾スカイライン2(10.08km) 14時45分
7、キズナ1(0.70km) 15時28分

8、豊川宮路山1(10.70km) 8時00分
9、岡崎桑谷とぼね1(6.57km) 8時50分
10、深溝運動公園1(4.80km) 9時15分
11、豊川宮路山2(10.70km) 11時30分
12、岡崎桑谷とぼね2(6.57km) 12時20分
13、深溝運動公園2(4.80km) 12時45分
14、キズナ2(0.70km)  13時40分

観戦可能なコースもある
https://rally-mikawawan.com/cn6/spectators/itinerary_for_spectators.html

参加予定車両・選手は以下の通り。台数的にはヤリスが圧倒的に多い。

【JN-1】9台
シュコダ Fabia R5、トヨタ GR Yaris Rally2、シュコダ Fabia RS Rally2、スバル WRX S4、シュコダ Fabia Rally2 EVO
新井大輝、立久井大輝、勝田範彦、保井隆宏、奴田原文雄、東 駿吾、福永 修、斉田美早子、新井敏弘、小坂典嵩、ヘイキ・コバライネン、北川紗衣、鎌田卓麻、松本優一、石黒一暢、穴井謙志郎、金岡義樹、マクリン大地

★新井大輝選手のタイトル防衛になるのか、GRヤリスラリー2同士のトップ争いになるのか興味深い。個人的にはWRXからファビアR5に乗り換えた鎌田卓麻選手がトップ争いのどこに食い込んでくるかが気になる。

【JN-2】20台
スバル VAB、トヨタ GRヤリス
三枝聖弥、木村裕介、石川昌平、大倉 瞳、小泉敏志、村山朋香、山田啓介、藤井俊樹、貝原聖也、西﨑佳代子、内藤学武、大高徹也、大倉 聡、豊田耕司、徳尾慶太郎、枝光展義、塙 将司、西村正義、HYOMA、菅野総一郎、田村吾郎、鶴巻駿介
トヨタ GRヤリスモリゾウチャレンジカップ:MCC
大竹直生、橋本美咲、ジール・ジョーンズ、トムソン・バイデン、長尾綱也、安藤裕一、最上佳樹、小藤桂一、木内秀柾、藤田めぐみ、松原周勢、槻島もも、稲葉摩人、竹下紀子、兼松由奈、山下秀、平川真子、竹原静香

★チャンピオン三枝聖弥に、小泉敏志、石川昌平、山田啓介、貝原聖也選手らが挑む。下のクラスからステップアップしてきた内藤学武、大倉 聡選手がどこまで上がってくるかも興味深い。MCCは大竹直生vsジール・ジョーンズ選手に注目。挑戦2年目となる最上佳樹、稲葉摩人選手の成長も期待。JN-2にはラリー女子が10人もいる。

【JN-3】7台
トヨタ GR86、スバル BRZ、トヨタ 86
山本悠太、立久井和子、長﨑雅志、大矢啓太、山口清司、澤田耕一、上原 淳、漆戸あゆみ、加納武彦、萠抜浩史、下口紘輝、小林一貴、内田園美、石垣晴恵

★86BRZの熟成が進む中でメンバーも昨年と同様なので、全クラスの中で一番僅差の争いが期待できる。山本悠太、長﨑雅志選手の優勝争いに山口清司選手が絡んでステージウィンを取り合うような展開になると最高!ギャラリーステージではFRならではのテールスライドが見どころ。

【JN-4】5台
スズキ スイフトスポーツ
高橋悟志、箕作裕子、筒井克彦、本橋貴司、須藤浩志、新井正和、藤原友貴、宮本大輝、松本紘汰、佐野志樹

★内藤学武が抜け西川真太郎も不参戦なので、高橋悟志選手が独走しそう。藤原友貴選手はJN-5からのステップアップ。スイスポは全日本ラリーの中で唯一上位を食えるポテンシャルを持っているので、どの選手もさらなる上を目指してほしい。

【JN-5】12台
マツダ デミオ、トヨタ ヤリス、日産 マーチ、トヨタ ヴィッツ
河本拓哉、有川大輔、小川 剛、山本祐也、鎌野賢志、坂井智幸、島根 剛、粕川 凌、中溝悠太、佐々木裕一、Ito Rina、松浦俊朗、山中健志郎、鷹巣恵鈴、阪口知洋、野口智恵美、佐藤光理、坂口 進、福島徳也、鈴木康敬、小川由起、北田 稔、村上克彦、多比羅二三男

★チャンピオンの松倉拓郎選手が不参戦なので河本拓哉選手独走か小川 剛選手との九州対決になりそう。昨年MCCで鍛えられた中溝悠太選手がどこまで上がってくるか期待。JN-5は全日本ラリー入門クラスだったが、その座をMCCに奪われつつある。小排気量FFの良さを引き出し、限られたパワーを路面に120%伝える走りで目立ってほしい。

【JN-X】5台
トヨタ RAV4、トヨタ ヤリスハイブリッド、ホンダ CR-Z、トヨタ アクア
天野智之、井上裕紀子、清水和夫、山本磨美、中西昌人、山村浩三、一谷有二、野田茂生、清水喜仁、土田憲司

★レギュレーション変更で1800cc以下から2500cc以下に広がったJN-Xクラス(旧JN-6)。環境対応クラスと言いつつ排気量を増やしてきたのには疑問が残りますが、しっかり2.5LのRAV4を用意してきた天野選手が本命となりそう。

【オープン】11台
トヨタ GRヤリス、トヨタ ヤリス、トヨタ セリカ、ダイハツ ミライース、トヨタ ハイエース、トヨタ ヴィッツ
松波 登、森川 修、吉野政浩、河西晴雄、井本雄太、栗川 創、相原泰祐、上原あずみ、国沢光宏、萩野 司、蓑島琴美、伊豆野康平、喜多見孝弘、浦 雅史、板倉麻美、木原雅彦、大井貴之、植草浩昌、秋浜紘治、福田智治、JuYa、砂川里美

★レギュレーションに合致しないおもしろカーのクラス。ミライースやハイエースなどユニークな車が参戦する。順位対象外。

【ヒストリック】12台
トヨタ セリカ、日産 ブルーバード、トヨタ トレノ、ポルシェ 911カレラ、ポルシェ 911、フォード エスコートMK1、モーリス ミニ クーパー、BMC ライレーエルフ、ホンダ S800、トヨタ パブリカ
中村公一、刀祢佑大、仲 良二、敷谷宥河、河合寿也、明治慎太郎、寺田和雄、浅井道浩、千北幾麿、松井弘成、石田貴之、HARU、清野羊貰、石田一輝、隅田 修、草加浩平、氣谷 忍、氣谷寛子、高木多佳雄、宇野哲也、勝田啓輔、川島颯太、川﨑修司、川﨑ひとみ

★旧車のクラス。昔ながらのエンジン音が楽しめる。走らせるだけでも大変な車でラリーに挑戦するのは結構すごいこと。順位対象外だがたくさん応援してあげてほしい。


現地では市街地を走る華やかなラリーカーが楽しめたり、飲食店、イベント、企業ブース(アイセロ、アイシン、ラック、レカロ、サンク、カヤバ、フォルテック、名古屋トヨペット、愛知トヨタ、トヨタ車体、BPカストロール)が楽しめる。

ラリー三河湾は大会として2年目を迎え、MCCも同じく2年目。昨年は火災、侵入者、コースキャンセルなど色々あったが、今年はスムーズな運営と接戦を期待したいですね。

●プログラム抜粋。「レグ1」「レグ2」が競技部分。
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Posted at 2025/02/13 20:47:41 | コメント(0) | ラリー | クルマ

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「真夏の乱気流。全日本ラリーカムイのレースペースに異変あり http://cvw.jp/b/2229197/48541666/
何シテル?   07/13 23:03
やずーです! V36スカイライン買って初めてクルマって面白いと思いました。今はルーテシア4RSで林道をグルグル徘徊中! F1、WRC、全日本ラリー追っかけ
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