これは、イタリアの劇作家サウザーンが残した言葉です。
先日、久し振りに所謂「スポーツカー」と呼ばれるクルマ、しかも、MT車のハンドルを
握る機会を得るのですが、そこで、失敗という名の新鮮な刺激を受けるのです。
それは・・・エ・ン・ス・ト。
昨春、社会人デビューした愚息がようやく勤務先の許しを得て、年明け1月末に
念願だった人生初のマイカーが納車と成りました。
※彼は裾野にある某自動車メーカーの研究所勤務でして、新卒のピカピカの一年生は、
社内資格取得や所定の経験を経て、ようやくマイカー所有が許されます。
自動車メーカーとして果たすべき社会的責任があるとはいえ、厳しいものです。
そしてとある土曜日の夕方、マイカーを見せびらかしに突然帰省してきたので、
早速試乗させてもらう事に・・・そりゃ、目の前に運転した事の無いクルマがあればねー!
ムスコご自慢の人生初マイカーは、ホワイトパールのトヨタ86 GT 。
しかも6MT、若いなー(笑)

折角帰省しても、自宅に殆ど居ないので実車撮影の機会も無く・・・
で、早速乗り込みシートポジションを合わせ、スタートスイッチをON!・・・するも
あれ、エンジンが掛からんが???
それを見た助手席のムスコが「クラッチを踏みながらじゃないと、エンジンは掛からないよ」と
早速のダメ出し・・・それさ、早く言ってよー
最近のMTは、そーゆー事になっているのね・・・
気を取り直し、クラッチを踏みながら再びスタートスイッチをON!
途端、「ボボッーーーー」と低く唸りながら無事エンジンに火が入ります。
そうそう、実はこのクルマ、スバル製でBOXERエンジンなんですね。
(そういうと、ムスコから「トヨタとスバルの共同開発車で、生産はスバルが担当している」と
イチイチ訂正が入ります(笑)
そして、ギアを1速に入れいよいよスタートです。冷静を装いますが、実は内心緊張気味。
親父の威厳を保つ為には、エンストだけは絶対に回避しなくてはなりません。
昔の勘を頼りに、クラッチを繋ぎますが・・・エンストを恐れるあまり、思わずあわわrpm位まで
アクセルを踏み込み、「ブォーーーーン」とエンジンを唸らせながらぎこちないスタート。
ふーーー。
その後、近所をグルグル廻ります、もう交差点1つ曲がるのも楽しい。
1速から3速までクロスしたギア比なので、忙しない事この上ないのですが、
久方ぶりの新鮮なギア操作は、そりゃもう面白くない訳が無い(笑)
そして楽しい時間も束の間、パーキングに戻りバックで駐車させるのですが・・・
やっちまいましたよ、エ・ン・ス・ト。
ムスコの前で、やっちまったよー・・・。
やっぱり、アラフィフが乗るクルマはATに限るわ(笑)
ちなみに、親父の人生初マイカーはこれでした。

トヨタ カローラレビン GT-APEX。
今やエンストしちゃうポンコツ親父も、当時は若者なので当然5MT(笑)。
BBS RGの14インチ!に、ナルディクラッシックのステアリングとシフトノブ、
そしてリアにはKENWOODのイルミ付きスピーカー(笑)。
いやー、ホント時代を感じさせますなー。アラフィフの皆さま、思い当たるパーツないですか?
Posted at 2015/03/12 16:26:20 | |
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