
残暑お見舞い申し上げます。
お盆の真っ只中ではありますが、相変わらず我家では
妻から車のダウンサイジングを求められています。
確かに最近の車でのお出掛けは近場がメイン。
V36の3.7Lのパワーも出る幕無しの状態です。
そこで今日は時間が空いているので、家族揃って、以前から“見てみないとね”っと思っていたプジョー308を見に行ってきました。
個人的にはコンパクトカーの大本命でしたが、“いまどき4ATは無いだろう”って事で候補から外れていました。
しかしこの春から駆動系を一新、BMWとの共同開発の1.6Lターボエンジン+アイシン製の6ATが装備されたとなるともう候補から外す理由はありません。
こんなお盆の真っ只中に開いているディーラーはあるのか? ありました! それも国内最大のプジョー中央(晴海です)。
お盆のお陰で都内の道はスイスイ。 キレイで広々したディーラーに着きました。
セールスマンの方に丁寧にご挨拶をしていただき、早速お目当ての308の展示車を観察
外観:なんだかアンバランス(笑) フロントにボリュームがある一方で、リアがあっさり。
そして幅が広い。 1820mmって幾らなんでも・・・ この点でその気だった妻がいきなり意気消沈。
シート:流石です。 太もも~お尻~腰と上手く体重が分散されます。 プジョーはこうではなくては。
リアシートも流石です。 ちゃんとした椅子の座り心地が確保されています。
ダブルフォーディングのリアシートでこの座り心地は他には無いです。
V36より1枚上手、去年の秋に乗ったGOLF-GTIより2枚上手と感じました。
装備:この方面は相変わらずガッカリです。
・イマドキ、最上級グレードにしかキセノンヘッドランプが付かない。
・エンジンのスタートも、昔ながらのキーを差し込んで回します。
・NAVI・・・尋ねるまでもありません。 上位の407では標準装備ですが、308ではディーラーOP
そんな事より、プジョーは走ってナンボでしょ。 って事で試乗に出かけました。
まず1.6Lターボエンジン、静かでスムーズで軽快に吹き上がります。
6ATもポンポンとシフトアップしてグングン加速していきます。 昔の4ATの引っ張る感じも良かったですが、今はこういう時代ですね。
ターボの広いトルクバンドの中で多段シフトが繋いでいくという効率的な駆動系でした。
但し、VW・AUDIのDSGに比べると、あちらの方が上手ですね。 ファミリーカーではこれでも十分ですが・・・
そして肝心の脚は、流石でした。 8年振りのプジョーでしたが、相変わらず脚がイイです。
タイヤ、サスペンション、シートの3つの連携で素晴しい乗り心地と高次元のロードホールディングを備えています。
リアシートの妻からも「路面に吸い付く感じが懐かしい」とマニアックな発言が出ました。
コーナリングもロールしながらもグイッとコーナーの内側に切れ込んでいく感じでファミリーカーなのに楽しいという昔ながらのプジョーの魅力が残っていました。
但し、ステアリングフィールは昔のステアリングとタイヤが直接繋がっているかのようなダイレクト感は薄れていました。ちょっと残念・・・
以前、某氏のAUDI-TTの試乗に同乗した際に走った同じコーナーを走りましたが、全く方向性の違う走りでした。
AUDI-TTがロールもせず締め上げられたサスでカートのようにオンザレールで曲がったのに対し、
308はロールしながらも、コーナーの中心に吸い寄せられるようにコーナーを抜けていきました。
(昔の306と同じ感覚だったので、思わず顔がにやけました)
この路面に吸い付いたような感覚や荒れた路面をヒタヒタと穏やかに走れる点が“猫脚”と言われる由縁ですね。
試乗が終わって妻からの感想は「スカイラインより断然快適。思ったより広いし、乗り降りも楽」
プジョーの猫脚シャシー、BMWとアイシンの強力タッグのサポートを受けた駆動系という
昔から考えると夢のような組み合わせですから、悪い訳がありません(ちょっと言い過ぎ)
でも今日の試乗では、308は走る点については合格!なんですがその他の色々な面で問題がありそうです。
なにより妻が運転できるようにコンパクトカーにしたいのに、コンパクトといえるのかと思う車幅。
便利な装備に慣れてしまった私が、時代遅れの装備に納得できるのか。
V36はこれはこれで魅力的なスポーツセダンなので、これを手放してまで買う必要があるのか。
という事で、V36が嫌になるまでは乗ることにします。 来年末の車検前あたりがヤマでしょうか(笑
それまでじっくり検討します。 また良い車が出るかも知れませんしねぇ~
Posted at 2010/08/15 22:23:02 | |
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