ヘッドライト黄ばみ補修 ①

ガラスからポリカードネート製ヘッドライトカバーに替わってからというもの、街中でもあちこちで黄ばんでいるヘッドライトを見かけます。
フェラーリも漏れなく黄ばみが始まりました・・・。
以前モデナでも同様のことが起こり、黄ばみをＤＩＹで取りましたので
今回はスムーズに進みそうです。
（モデナの時は初めてのレンズ補修でしたので、失敗することも考えもう1個ヘッドライトを準備した上で行いました。が、失敗することなく完成したので、予備のライトは押入れで休憩中です）
430も同様に最近黄ばんできたのでこちらも補修したいと思います。
ちなみにこの写真では、すでに向かって右側（運転席側）は終了しています。
用意するものは・・・
①ダブルアクションサンダー
②①用の耐水ペーパー（600～1500）、手磨き用のペーパー
③3M 極細目コンパウンド
④3M 超微粒子 コンパウンド
⑤3M マシンポリッシュ コンパウンド
⑥電動ポリッシャー（無段階変速がベター）
⑦ウエス
⑧マスキングテープ
⑨ガムテープ　ｏｒ　養生テープ
⑩レジンコーティング剤

写真は補修前の状態です。写真では伝わりにくいのですが、レンズに雲のような黄ばみが出てきています。

研磨作業ですので、まず周囲の塗装を間違って研磨しないように養生を行います。最初に一番塗装を痛めないマスキングテープでライト周辺をカバーします。私はこれを2重に行っています。

次にマスキングテープの上から厚めの養生テープでカバーしていきます。色の違うテープを使うことによって、もし間違って周辺を研磨しても下地の白が出れば、すぐ気づくことができます。

まずダブルアクションサンダーを使って ＃600で研磨します。
このとき注意する事は、同じところ長時間研磨してはいけません。
一箇所だけ削りが深いと歪みにつながります。また熱を持つとポリカードネイトが溶けたり変質・変形していまします。
水をかけて出来るだけ抵抗を落としながら行います。
次に手で全体的にペーパーがけを行っていきます。

600→800→1000→1200→1500→2000とこの作業を繰り返していきます。

次にポリッシャーを使って研磨していきます。
③3M 極細目コンパウンド
④3M 超微粒子 コンパウンド
⑤3M マシンポリッシュ コンパウンド
この順番でポリッシャーをかけていくと・・・

黄ばみは消えて透明になりました！
次に中性洗剤で洗浄後吹き上げたのち
レジンコーティング剤で2-3重にコーティングし
日光にあてておけば硬化し終了です！。

＊非常に高価なヘッドライトですので、作業は自己責任でお願いします。初めての場合、ヤフオクで他社のヘッドライトを用意し実験することをオススメします。