
タイトルにも書きましたが、今日は車の話から離れて、クラウドの話を。
世の中ではクラウド、クラウドと言っていますが、医療の世界でもクラウドをと話を進めてくるメーカーは多いです。
僕自身はクラウドに進むことは社会の流れだし、時代と共には仕方ないと思います。また政府も共通番号を進めており、どこの病院で受診しても受診結果や過去の治療内容が閲覧できることは大変素晴らしいと思っています。
ただ、問題もあります。それは個人情報への対策が不十分だということ、メーカーは大丈夫です!問題ありません!といいますが、契約書や規約には100%を保証するとは書いていませんし、万が一データーが流出してもメーカーは責任を負いかねると逃げています。
自分はどんなに優れたセキュリティーも所詮人間が管理、運用するものだから100%はないと思います。ましてや国会ですら、データーが漏れる時代です。
そんな中をクラウド・クラウドと一企業が連呼する。これは、将来自分の企業が独占したい、優位に立ちたいから、推し進めていると云うことも考えられます。当然営利目的が主である民間では当たり前の流れだと思います。
では、そんな民間のデーターベースに個人情報ましてや病名等などとても重要な患者情報を載せても大丈夫なのでしょうか?企業と合同で開発している大学病院や有名な病院もありますが、私は言いたい、「その企業が未来永劫クラウドサービスを続けますか?」「その企業が内容を見ないと言い切れますか?」「内容は裏を返せば各病院間のものさしと使え、マーケティングに利用されても黙っていれば分からない」「営利を求める民間企業がそんな美味しいデータを黙って見ないでいれますか?」、そう一企業が運営管理を行なっている以上、黙ってさえいればとてつもなく重要でお金になるデーターです。
こんなことがあり、企業からくるクラウドサービスは未だ利用する気になれません。
コレを解決する方法は2つあると感じます。1つは国が運営管理する(アメリカはそうです。州やガバメントが基本です)もう1つは、民間企業でも合同で複数の企業がお互いがお互いをチェック仕合うクラウドサービスです。
例えば、複数の企業を3社とし、1社のクラウドには本来のデーターの半分しかなく、1社管理のデーターでは、データーとして完結できない破片状態として管理する。2社以上のクラウドデーターをあわせない限り正しいデーターとして利用できないようにする。また、お互いの企業同士が変な動作や不正処理をしていないかチェックし合うことで、黙ってマーケティングに利用されていないか監視する。
イメージとしてはRAIDのHDDのような感じでしょうか。ちょっと違うけど。
こうすれば、医療情報をクラウドにおいてもハッカーは同時に複数のサーバーからデーターをアタックしなければ、完全なデーターを取得できないから、セキュリティーも安全だと思います。
今回は、本当に車から話が離れすぎましたが、クラウドという所詮巨大なNASに踊らされている最近の流れを思い、以前から思い描いていた内容を書き留めてみました。
Posted at 2012/02/19 21:32:56 | |
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