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原 宗一郎のブログ一覧

2025年11月15日 イイね!

河口湖パノラマロープウェイ・富士山いろいろ・白糸の滝:2025年秋 GR86飛騨高山・甲信・東海クルマ旅(5日目)

GR86で大阪→滋賀→岐阜→長野→山梨→静岡→愛知→三重を走る旅。

5日目の走行ルートです。



山梨県甲府市~静岡県伊東市までの走行距離は 211 kmでした。

この日の私の歩数は13,683歩でした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

5日目:11月15日(土)

甲府市の宿で6時に大浴場へ。

大浴場は男女入れ替え制のため、昨夜の五右衛門風呂に入れずちょっと残念でした。

7時、朝食です。



鮭と明太子でおいしいご飯(米)がどんどん進み、おかわりしました。

8時ちょっと前に出発し、ちょうど1時間で「河口湖」に到着。

運よく湖畔の無料駐車場にとめることができました。



こうやって見るとGR86ってちいさくてかわいいです。

「河口湖 富士山パノラマロープウェイ」は駐車場から歩いてすぐです。



チケット購入。



観光客の列に並んでいる間、すぐ前にいた若いフランス人カップルと少し話しました。

日本には10日間滞在予定で、東京観光して河口湖に来たそうで東京の高層ビル群を実際に見てとても驚いたとのことでした。日本旅行を楽しんでいるようでした。

20分待ってゴンドラに乗り込みます。



ゴンドラが上がるにつれて視界はどんどん開け、河口湖の青い湖面がよく見えました。



展望台の様子です。



ここから見る富士山は絵画のようでした。



本当に綺麗です。

薄く雲がかかっているものの、富士山の裾野がめちゃくちゃ大きいことがわかります。



山頂付近の写真や映像を見ることが多いので、裾野の大きさは私にとって新たな発見でした。

下りのロープウェイから降りて、湖畔を少し歩いてみます。





空を映す水面の濃い青が素晴らしかったです。

駐車場の近くの紅葉が日の光に照らされてすごいことに。



「山梨県立富士山世界遺産センター」へは10分ほどで到着。



施設は北館と南館からなり、まずは北館へ。

ロビーでは団体の外国人観光客が富士山に関する映像を見ていました。



すぐ横の展示室には富士山の歴史や自然を紹介する大きなパネルがあります。



続いて南館の2階へ。

「冨嶽三六〇(ふがくさんろくまる)」です。

およそ標高1500m以上を360度・全方位から見られるオブジェで、直径約15m、高さ約3mだそうです。



時間とともにどんどん色が変化して面白かったです。

1階の床面に大きな地図があり、富士山そのものに加えて周囲の神社や湖など、世界遺産富士山の25の構成資産の位置関係がわかります。



10時半過ぎに出発し、河口湖から西に続く湖沿いに走りました。

左手に「西湖(さいこ)」を見ながら。



西湖から見えた富士山です。



西湖から更に西に進む道路は「青木ヶ原樹海」の中を走っているようです。



ここは「精進(しょうじ)湖」。



最後は「本栖(もとす)湖」です。



富士山は反対側です。

ここまで走ってきて河口湖から離れれば離れるだけ、観光客の姿が少なくなることに気づきました。

本栖湖を出発して国道139号線を南に走っている途中で見た富士山です。



国道沿いの小さな駐車スペースで撮りました。

綺麗な富士山が見えるとどうしても写真撮りたくなります。

12時半、「白糸の滝」に到着。



駐車場から歩いて滝へ向かいます。



お腹も空いていて途中にあったお店でお昼ご飯。

「富士宮焼きそば みそおでんセット」を注文。



初めて食べましたが、しっかりした麺で噛み応えがあり、具がごろごろ入った焼きそばで美味しかったです。

イワシのだし粉をかけると違った風味を楽しめます。

甘めの味噌だれおでんもグッドでした。

のんびり歩いて滝を見に行きます。



紅葉と滝のいい風景です。

視界一杯に滝が広がり、これほど幅広く水が流れる滝は他にないのではと思います。



「白糸の滝」という名の滝は全国各地にあるそうですが、ここが一番有名なのも頷けます。

1時半に出発し、次の目的地「箱根関所」をめざします。

箱根関所に近づくと国道1号線はすごいスピードで流れ、なかなかスリリングな運転でした。

ところが、箱根関所まで500 mくらいのところで渋滞に巻き込まれまったく進まない状況に…。

大変残念ですが、諦めて静岡県伊東市の宿へ。

そこからの流れはスムーズで、途中「道の駅 伊東マリンタウン」で休憩がてら家へのお土産に茶そばとせんべいを購入。



めちゃくちゃ大きな道の駅で、多くのお客さんでにぎわっていました。

宿には午後6時に到着。



夕食です。



地元の伊東港に上がった新鮮な魚のお刺身と静岡麦酒が大変おいしかったです。

午後9時半就寝。

原 宗一郎
Posted at 2025/12/14 11:24:22 | コメント(1) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域
2025年11月14日 イイね!

国立天文台 野辺山宇宙電波観測所・金櫻神社・甲斐善光寺:2025年秋 GR86飛騨高山・甲信・東海クルマ旅(4日目)

GR86で大阪→滋賀→岐阜→長野→山梨→静岡→愛知→三重を走る旅。

4日目の走行ルートです。



長野県諏訪市~山梨県甲府市までの走行距離は 151 kmでした。

この日の私の歩数は15,480歩でした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

4日目:11月14日(金)

諏訪市の宿で6時に大浴場へ。

湯船に入れないくらい熱い源泉のお湯を、大量の水で埋めて気持ち良く入りました。

7時、朝食です。



卵かけご飯が非常においしかったです。

8時に出発し国道20号線を南へ、富士見町で県道に乗り換えて山梨県に入り、東へ。

「八ヶ岳高原大橋」です。



紅葉がすばらしくキレイでした。

再度長野県に入って、「国立天文台 野辺山宇宙電波観測所」到着は10時でした。

天文台の入り口が分らず探していると、たくさん並んだ小さなアンテナの前に白のGR86をとめて写真を撮っている方がいたので教えてもらいました。

ついでに自分のGR86の写真を撮りました。



国立天文台の入り口です。



なんか無人駅みたいでちょっと寂しい…。

見学コースの案内があるのでそれに沿って勝手に見て回るシステムです。



場内はこんな感じ。



「ミリ波干渉計」です。



複数のアンテナを組み合わせて巨大な電波望遠鏡として機能するそうです。

LINEで家族に写真を送って野辺山の天文台にいることを伝えたところ、大学時代に天文部だった長男からではなく、予想に反して娘から「うおおお、今年のコナンの映画の舞台やで」と反応がありました。



こういう風景に心惹かれるのはなぜだろう(*^-^*)



みん友さんのブログでこの天文台を知り、実際に自分の目で見たいと思ってやって来ました。みん友さんに感謝です。

電波で太陽を撮像する装置「太陽へリオグラフ」です。



直径80cmのアンテナが並んでいます。



ずっと見ていられます。

ミリ波干渉計の後ろに回ってきました。



このアングルから見るのも楽しいです。



シンプルな構造と無骨な感じがとてもいいです。

「45m電波望遠鏡」です。



上の写真に書いた黄色い四角が、望遠鏡のすぐ近くで大人3人が横にならんだサイズです。

真下から。



大きすぎて収まりませんでした。

「自然科学研究機構 野辺山展示室」に入ってみます。



たくさんの見学者が電波望遠鏡関連の紹介ビデオを真剣に見ていました。



野辺山宇宙電波観測所は、期待以上の非日常観・SF観を感じられる場所でした(^O^)

11時過ぎに出発、国道141号線を甲府市方面へ南下。

12時半に「武田神社」に到着し、昼食代わりに昨夜食べずに寝てしまった赤飯のおにぎりをGR86車内でいただきました。



控えめの塩味でもち米の甘さが引き立ってめっちゃおいしかったです。

武田信玄公をお祀りしている武田神社は、1919年(大正8年)に創建された比較的新しい神社です。



11月のこの日は天気もよくて七五三の参拝客が多く、境内は可愛らしい着物姿の子供たちで賑やかです。



本堂で家族の健康と旅の安全を祈願。



境内をぶらぶら歩くと、いろいろなところにきれいな紅葉がありました。



この時点で午後1時半と早い時間だったので、予定していなかったのですが「昇仙峡グリーンライン」を走って「金櫻(かなざくら)神社」に行ってみることにしました。

昇仙峡グリーンラインは5年前(2020年)の秋、86(ZN6)で一度北から南へ走っており楽しい道だったと記憶しています。

今回は南から北へ走ります。

山の中の道はこんな感じ。



有名な観光地なのでちょっと車多めでしたが、とても楽しく走ることができました。

午後2時過ぎ、「金櫻神社」に到着です。



めちゃめちゃ立派で豪華な「拝殿」。



家族の健康と旅の安全をお祈り。

拝殿の奥に「本殿」があります。



上の写真中央の細い柱に、頭を上にして巻き付いているのが「昇龍」、右側の柱が「降龍」でこちらは頭が下です。

「御神木 金櫻」です。



季節柄、葉っぱも落ちて少し寂しいですが、「金(かね)の成る木」として金運アップの有名なパワースポットだそうです。

来た道をそのまま進んで山道を一周するように走って甲府市街地に戻り、「甲斐善光寺」には午後3時に到着。



立派で迫力のある「山門」。



少し古びた感じの朱色がとてもいいです。

甲斐善光寺の創建は、1558年武田信玄公が川中島の戦火から信濃善光寺を守るため、本尊や寺宝を甲府へ移したのが始まりらしいです。

「金堂」(本堂)は、1796年の再建です。



正面から見たこのどっしりとした特徴的な形は信州善光寺、そしてこの旅の2日目に訪れた岐阜善光寺と共通しています。



ここでも家族の健康と旅の安全を祈願。

金堂の裏にも回ってみましたが、他の善光寺と同様にとても奥行きが深い建物でした。

3時半に出発し、20分ほど走って「舞鶴城公園」に到着です。



16世紀末に豊臣秀吉の命令で築城された甲府城跡の一部が公園になっています。

甲府城天守のあった天守台へ向かいます。



途中、「鉄門(くろがねもん)」を抜けていきます。



2013年に復元されたもので、まだ新しく見えます。

天守台です。



ほぼ築城当時のままで、野面積みの荒々しい石垣が戦国時代を感じさせてくれます。

天守台からは甲府市内がよく見渡せます。



遠くに少しだけ富士山も見えました。



ラッキーでした。

甲府市内の宿には午後5時過ぎの到着でした。

すぐに大浴場へ。


(画像は宿の公式Websiteよりお借りしました)

私好みの弱アルカリ性の天然温泉で、お湯熱めの五右衛門風呂も最高でした。

夕食です。



お昼ご飯が赤飯おにぎり1個だったので、かつ丼にしました。

旅も4日目でちょっと疲れてきているのか、8時前に寝てしまいました(^.^)

原 宗一郎
Posted at 2025/12/11 16:35:15 | コメント(1) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域
2025年11月13日 イイね!

光ミュージアム・SUWAガラスの里・立石公園の諏訪湖眺望:2025年秋 GR86飛騨高山・甲信・東海クルマ旅(3日目)

GR86で大阪→滋賀→岐阜→長野→山梨→静岡→愛知→三重を走る旅。

3日目の走行ルートです。



岐阜県高山市~長野県諏訪市までの走行距離は 165kmでした。

この日の私の歩数は15,688歩でした。

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3日目:11月13日(木)

高山市の宿の大浴場で6時半に朝風呂の後、この先3日間の走行ルートを考えて14日・15日の宿を予約しました。

8時半、朝食。



この時間だと朝食会場はガラガラで、落ち着いてゆっくり食べられます。

気温は10℃、天気は曇り、高山市内の「光ミュージアム」の開館時間に合わせて9時半出発。

早く着いて駐車場で紅葉をバックにGR86の写真を。



10時入館です。



地下3階のロビーに降りたところ。



彫刻の展示よりもバックの鮮やかな青色に目が行ってしまいます。

チケットを購入。



エスカレーターで地下2階上に上がると、ちょっと驚くくらいの大きな空間「ピラミッドホール」が広がっています。



大きな石の球体が下からの水の力でぐるぐる回っていました。



面白いです。

ホールの天井も独特なデザインです。



なぜか能舞台があります。



単純に立派で美しい。

このフロアにはモネ、ルノワールなど有名な西洋画家たちの作品の展示室もありますが、すべて撮影禁止でした。

企画展示の「葛飾北斎 富嶽三十六景展」が開催中でした。



展示の様子です。



「神奈川沖浪裏」です。



「赤富士」と並んで世界的にも最も有名な作品です。

こちらは「深川万年橋下」。



現在の隅田川に注ぐ小名木川に掛けられた橋の下、遠くに富士山が見えています。

当時の江戸の人たちもきっと富士山が好きだったのでしょう。

富嶽三十六景がそれぞれどの地点から描写されたのかを示した地図がありました。



当時は移動も大変だったはずですが、非常に広い範囲から観察していたのは驚きです。

地上1階の中庭にはピラミッドがあります。



紀元前に作られたメキシコのピラミッド「エル・タヒン」を模しているそうです。



地下のピラミッドホールの上部がこれですが、めちゃくちゃデカくて迫力満点です。



この他にも、マヤ・インカ文明などの世界の遺跡、日本の縄文時代の出土品など幅広いテーマの展示があり見どころの多いミュージアムでした。

11時過ぎに出発し、国道361号線(美女街道)で東へ。



国道361号線はGR86で走るのがめちゃくちゃ楽しい道でした。

岐阜県側、長野県との県境までは割と緩やかなコーナーが多い上り、長野県に入ると下り道になり、しばらくはタイトなコーナーが連続するので注意が必要ですが、その後は楽しい山道となります。

長野県木曽町から「御嶽山(おんたけさん)」がとてもきれいに見えました。



目の前は、紅葉に囲まれた小さな集落ののどかな風景です。



午後1時半、「道の駅 木曽ならかわ」で昼食です。



「ざるそば」と迷って、温かい「なめこそば」を注文。



味は悪くないのですが、つゆが絶望的にぬるくて残念な一杯でした。

道の駅の中にある「木曽くらしの工芸館」は木曽漆器のギャラリーです。



箪笥から小さなお皿まで色とりどりの漆器が並んでいました。



駐車場に戻る途中、目の前のJR中央西線を結構なスピードで貨物列車が通り過ぎていきます。



鮮やかな青の牽引機関車、「ブルーサンダー」がカッコよかったです。

「諏訪湖」の湖畔にある「SUWAガラスの里」到着は午後3時半でした。



1階のショップには、アクセサリー、雑貨、食器などの多数のガラス製品が並んでいて見るだけでも楽しいです。



大学生の娘に何かアクセサリーをと思っていろいろ見たのですが、結局決め切らずにパス。

残念でした。

2階の美術館には世界各国の著名なガラス作家の作品が展示されています。



「クレオズドリーム」という作品。



不思議な光り方するなぁと思ったら、研磨した平らなガラスを積み木のように重ねて貼り合わせているそうで、接着面を究極の滑らかさ仕上げる技術が必要とのこと。

ステンドグラスを使ったランプも色とりどりできれいでした。



次に向かったのは諏訪湖の東側にある「立石公園」です。

公園から見える諏訪湖の景色が、映画「君の名は」に出てくる糸守湖のシーンと似ていることから多くのファンが訪れる「聖地」だそうです。

到着は午後4時半でしたが、平日にもかかわらず駐車場はいっぱいでちょっと待ってGR86をとめました。



公園には日が暮れるのを待つたくさんの人がいます。

家族連れも多かったです。

30分ほどたってかなり暗くなってきました。



更に10分ほどして、夜景となりました。



刻々と変化するとてもいい景色です。

後で映画の糸守湖のシーンと見比べてみたところ、太陽の沈む場所は別として地形としては確かによく似ていました。

立石公園を出て、途中にあったスーパーで買い物をして湖畔の宿に着いたのは午後6時過ぎでした。



部屋に入ってすぐにフロントから電話があり「お車のライトがついたままのようです」とのこと。

駐車場に行ってみるとGR86のポジションランプがつきっぱなしでした。

駐車する際にヘッドライトを手動で消した記憶があるのですが、その時に何か誤操作があったようです。

フロントの方に丁寧にお礼を行って、大浴場へ。


(画像は宿の楽天トラベルのWebsiteよりお借りしました)

この宿の天然温泉は源泉がかなり熱く、水で自分好みに調整しながら気持ちよくお湯につかりました。

夕食です。



赤飯のおにぎりは食べずじまいでした。

午後9時就寝。

GR86で楽しい山道をたくさん走って充実した一日でした。

原 宗一郎
Posted at 2025/12/08 17:14:03 | コメント(1) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域
2025年11月12日 イイね!

岐阜大仏・うだつの上がる町並み・飛騨の里・高山昭和館:2025年秋 GR86飛騨高山・甲信・東海クルマ旅(2日目)

GR86で大阪→滋賀→岐阜→長野→山梨→静岡→愛知→三重を走る旅。

2日目の走行ルートです。



岐阜県各務原(かかみがはら)市~高山市までの走行距離は 148kmでした。

この日の私の歩数は17,141歩でした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

2日目:11月12日(水)

朝、各務原市の宿で午前5時起床、6時半に大浴場で朝風呂ですが、昨夜と同様ちょっとぬるめのお湯でした。

7時、朝食。



残念なことに米がおいしくなかったです( ̄д ̄)

8時に出発して30分ほどで「伊奈波神社」に到着したつもりが「岐阜善光寺」でした。



私はこのお寺を知らなかったのですが、1580年代の創建、とても立派な本堂です。

家族の健康と旅の安全を祈願。



お賽銭について私は現金派ですが、歴史あるお寺もキャッシュレスの時代ですね。

伊奈波神社は岐阜善光寺の横の参道を更に上って行ったところです。

人気のない冷たい空気の中を進み「一の鳥居」をくぐって、こちらは「二の鳥居」。



その先にものすごい急傾斜の「太鼓橋(神橋)」。



そして「楼門」です。



楼門を抜けて、更に石段を上がったところに「神門」があります。



神門の先に「拝殿」が見えますがこれ以上進めないので、ここでお詣りいたしました。



伊奈波神社は1900年以上前、西暦84年に創建されたそうで、門も鳥居も狛犬も何もかもがとても立派です。

参道を戻る途中にあったたくさんの苔むした石灯篭もいい感じでした。



伊奈波神社から次の目的地「正法寺(しょうぼうじ)」までは10分足らずの移動。

ただ、正確な場所がわからずとりあえずコインパーキングにGR86をとめて徒歩で探すことにしました。



少しの間歩き回って無事発見。

正法寺の「大仏殿」です。



中に入るととても穏やかなお顔の「岐阜大仏」が迎えてくれます。



私はこれまで、岐阜大仏を知りませんでした。

38年の歳月をかけて1832年完成。

奈良の大仏が8世紀、鎌倉の大仏が13世紀に造られているのでそれらに比べると新しい大仏です。

真横からみたところです。



木材、竹、土、和紙などで造られていますが高さは約13.7mで、鎌倉の大仏より大きいとは驚きです。

豪華な金箔で仕上げられていて、初めて見るタイプの大仏でした。

9時半に出発して国道156号線を北へ向かい、美濃市の「うだつの上がる町並み」到着は10時過ぎでした。

「うだつ」は昔の町屋の屋根の両端に設けられた防火壁です(下の写真の中央)。



異なるデザインや大きさのうだつが多く上がる町並みは、見ていて飽きません。



よく聞く慣用句「うだつが上がらない」は、豪華なうだつを屋根に上げられないのは貧しい又は出世できない状態を意味するようになったそうです(諸説あり)。

江戸時代中期建築の「旧 今井家住宅」です。



家の中に入って見学ができます。

玄関を入ったところは、いかにも商家らしい感じです。



裕福な家柄だったと想像できる広い部屋が続いています。



台所です。



よく手入れされた庭がありました。



水琴窟(すいきんくつ)があったので水を落としてみます。



琴の音に似ているのかどうかわかりませんが、軽やかな本当にいい音でした。

この今井家住宅の受付の方のおススメで、「美濃和紙あかりアート館」へ。



1階は美濃和紙のあかりアート製品のショップです。



2階には、毎年秋、うだつの上がる町並みで開催される「美濃和紙あかりアート展」の入賞作品が展示されています。



色も形も様々ですが、和紙を通したやわらかな光がすばらしい。

うだつの上がる町並みは、想像以上に見応えのある町でした。

11時半に出発し、再び国道156号線を北へ向かい高山市を目指します。

途中、休憩に寄った「道の駅 明宝(磨墨の里)」で嫁さんへのお土産のにごり酒を買いました。



高山市まで22km地点、山全体が紅葉していてきれいです。



更に走ると遠くに立山連峰らしき山々も見え、ちょっと得した気分です。



午後1時半、高山市内の「飛驒民俗村・飛驒の里」に到着。



駐車場横のお土産屋さんでお昼ご飯です。



カウンターには外国人女性が2人、スマホで動画を見て楽しそうに笑ってました。

今年初めて見るストーブです。



「高山ラーメン」を注文。



つるつるした細いちぢれ麵のおいしい醤油ラーメンでした。

チケットを買って飛騨の里に入場、紅葉の景色が素晴らしいです。



お客さんは9割が外国人という感じで、ある人は嬉しそうに、ある人は真剣に写真を撮りまくってました。



太陽は出ていますが、結構寒かったです。



飛騨の里は、飛騨地方の古い民家を移築復元した屋外博物館で、江戸時代から明治時代の特徴的な合掌造りに加えていろいろな茅葺き屋根の民家もあります。

江戸時代後期、白川郷に建てられた合掌造りの「旧 西岡家住宅」です。



近づくと高さだけでなく、間口もとても広いことがわかります。



1階の大広間と囲炉裏。



2階はめちゃくちゃ広く、ここで絹糸を取るための蚕(カイコ)を飼っていました。



学生時代に自分の研究ために大量の蚕を飼っていたこともあり、昔の養蚕(ようさん)の道具を見るのはとても興味深いです。



当時の生活用具の中に「ねこつぶら」(一般的には「ねこつぐら」かな?)を発見。



本来は猫の寝床ですが、写真右側のものはアニメ「デキる猫は今日も憂鬱」で、体の大きな猫の諭吉がかぶって寝ていたものとそっくりで思わず笑ってしまいました( ̄▽ ̄)

飛騨の里では、たくさんの紅葉と古い日本家屋をゆっくりと見ることができ、楽しい時間でした。

午後3時に出発して、20分ほどで市街地中心部にある「高山昭和館」に到着です。

駐車場はないので近くのコインパーキングにGR86をとめて歩いていきます。。



私も昭和生まれですが、店頭に貼られた看板やポスターを懐かしいと思うのは私より一世代前の方々だろうというレトロ加減です。

店内に入るとそこは駄菓子屋で、数えきれないほどの懐かしい駄菓子が並んでいます。



店の奥のレジで入場料を払って、更に奥に進むとそこは映画「三丁目の夕日」の世界でした。



車、街灯、店先の看板やショウウィンドウなど、本当にタイムスリップしたような雰囲気を味わうことができます。

路地をぐるぐる歩き回っていろいろなお店や展示物を見るのがとても面白いです。

普通の家庭のお茶の間の様子。



子供の頃使っていた炊飯器です。



小学校の教室。



細い路地にありそうな小さな食堂。



個人的には、この食堂の雰囲気が一番刺さりました。

パチンコ台も何台かあり、無料の玉貸機もあって自由に遊べます。

羽根モノを少し打ってみました。



あまりの懐かしさにこの旅行が終わってからYouTubeでいくつか羽根モノパチンコの動画を見たりしました。

高山昭和館で一つ予想外だったのは、老若男女問わずたくさんの外国人がめっちゃここを楽しんでいるということです。ただ、昭和を知らない日本の若者もたくさん来ているので不思議ではないのかな、などと考えたりしました。

この日の宿には午後5時半に到着。



大浴場のお風呂は少し熱めのよい湯加減でした。


(画像は宿の公式Websiteよりお借りしました)

夕食です。



きちんと確認せずに買ってしまった焼き鳥ですが、一口食べてあまり好みではない「鶏皮」だと気づきショックでした( ̄д ̄)

結構歩き回って疲れていたようで、午後8時半頃には就寝。

盛りだくさんの一日でした(^O^)/

原 宗一郎
Posted at 2025/12/05 16:18:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域
2025年11月11日 イイね!

安土城天主 信長の館・長浜城・黒壁スクエア:2025年秋 GR86飛騨高山・甲信・東海クルマ旅(初日)

11月11日(火)~19日(水)の9日間、GR86で旅をしました。

自宅のある大阪から、滋賀→岐阜→長野→山梨→静岡→愛知→三重を走りました。

初日の走行ルートです。



大阪の自宅から岐阜県各務原(かかみがはら)市までの走行距離は 167 kmでした。

この日の私の歩数は15,600歩でした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

初日:11月11日(火)

朝、各務原市の宿を当日予約して出発準備です。

2日目以降走るルートは決めていませんが、旅程としては1週間くらいの予定。

山道走行時にトランク内で荷物が動かないように、カラのスーツケースなども使って隙間なく積み込みました。



GR86のドライブインフォメーションをリセット。



天気は晴れ、気温13℃、出発です。

最初の目的地は、滋賀県近江八幡市の「安土城天主 信長の館」です。

国道1号線は使わず、ちょっと遠回りになりますが京都府宇治市から大津市へ抜ける府道3号線を走ります。



GR86で走るのがめっちゃ楽しい道です。

正午に到着。

駐車場の脇の紅葉がきれいでした。



安土城天主 信長の館です。



まずはシアターの映像で安土城についてお勉強です。



織田信長がポルトガル人宣教師 フロイスに城内を紹介する場面を通して、なぜこの場所にこのような豪華な城を作ったかというストーリーが分かりやすく説明されていて面白かったです。

建物の中には復元された安土城天主の最上部二層が展示されており、色鮮やかで豪華な造りで、非常に見応えがあります。


(画像は公益財団法人 安土町文芸の里振興事業団の公式Websiteからお借りしました)



著作権の関係で写真のネット掲載はダメとのことですが、画像検索するといろんな人がアップしている天主の写真がゴロゴロ出てきます( ̄▽ ̄)

こちらは信長が安土城で徳川家康をもてなすために準備した会食です。



400年以上前の贅沢なメニューはとても興味深いです。

同じ敷地内にある「安土城 考古博物館」にも行ってみました。



ここにもシアターがあります。



上の写真の「織田信長と安土城」と記された壁の裏側が5面からなる大きなスクリーンです。


(画像は安土城考古博物館の公式Websiteよりお借りしました)

映像では、信長がイタリア人宣教師 ヴァリニャーノと安土城内で語らう場面を通して、築城の理由や国造りについて説明されます。

信長の館で見た映像と内容が重複しているのはご愛嬌というところでしょう。

それでも、大きなスクリーンで見る再現された安土城は迫力があってよかったです。

別の常設展示室にはたくさんの信長の肖像画があります。



さすがは日本一有名な戦国武将です。



近くで見てみると、画によって随分と印象が違うのが分かり、面白かったです。

時刻は午後1時半、出発前に博物館の中の喫茶スペースでお昼ご飯としました。

「近江牛の肉うどん(近江牛100%)」です。



牛肉のいい香りと上品な味で、熱いおつゆがたっぷりなのも私好みでした。

博物館の隣にある「旧柳原(りゅうげん)学校校舎」です。



滋賀県高島市に1876年(明治9年)に建てられた小学校だそうです。

2階には洋風のバルコニーもあり、和洋折衷の独特な雰囲気が大変良いです。



外から覗いてみると、おしゃれな色遣いの和室がありました。



古い木造建築が好きなので内部もしっかり見たかったのですが、この日はなぜか立入禁止でした。残念…。

午後2時少し前に出発し、1時間ほどで長浜市の「豊(ほう)公園」に到着です。



琵琶湖からの強い風が吹き抜ける公園の中を歩いて「長浜城歴史博物館」へ。



年に何回かGR86で琵琶湖を一周するので、この辺りは何度も来ていますが公園に入るのは初めてです。

長浜城は1570年代、羽柴(豊臣)秀吉による築城ですが、現在の天守は1983年に博物館として再興された模擬天守です。



堂々とした佇まいです。

天守の写真を撮っていると、一人の女の子が結構な勢いで走ってきて「すみませ~ん、これで私たちの写真撮ってくださ~い」と小さなデジカメを手渡されました。

地元の中学3年生の男女6人グループで、お城を背景に全員揃ってジャンプしたり、カメラに背中を向けて一列に並んでポーズを取ったりと、楽しそうな姿を5~6枚撮影しました。

全員から丁寧にお礼を言われ、私にとっても楽しい時間でした。

「みんな気ぃつけて帰りや~」と手を振って別れ、天守の正面側へ。



ちょっと汗ばむくらいの暖房が入っている博物館の中をゆっくり見て回りました。

「長浜城築城ジオラマ」です。



最上階(5階)からの眺め。



公園内の紅葉とその先に広がる琵琶湖の景色が最高でした。

次に向かったのは、豊公園から徒歩10分ほどにある古い町並み「黒壁スクエア」です。

黒い壁の和菓子屋さん。



次は「黒壁一號館 黒壁ガラス館」というガラスのアートギャラリーです。



1900年(明治33年)に銀行として建てられた当時は、「黒壁銀行」と呼ばれていたそうです。

黒漆喰(くろしっくい)の壁と規則正しく並んだ白い窓のコントラストが個人的に非常に気に入りました。

通りを東に進んだところにある「長浜大手門通り商店街」。



アーケードの入口にある立派な歌舞伎絵が目を引きます。

商店街の落ち着いた感じがいいです。



金物店の軒に掲げられた古びた看板が素晴らしいです。



こちらのお店のショーウインドウの中もレトロでいっぱいでした。



アーケードの中にお地蔵様もいらっしゃいます。



ミイ、ムーミン、スナフキンを見つけました。



めっちゃ懐かしいですが、私の記憶ではムーミンの体の色は薄緑色です…。

調べてみると原作では白、日本のアニメでは時代によって何種類か異なる色が使われていたようです。なるほど、です。

ウロウロ歩き回ってあれこれ眺め、気に入った風景の写真を撮るのがとても楽しかったです。

黒壁スクエアから豊公園の駐車場に戻る途中に見つけた「長浜タワービル」。



1964年(昭和39年)建築の歴史ある建物です。

東京タワーに似た屋上の小さなタワーが可愛らしいです。

午後4時に出発し、国道21号線をひたすら東へと走って各務原市の宿到着は、すっかり暗くなった午後6時でした。



宿のすぐ近くのAEONに夕食の買い出しに行ってから大浴場へ。


(画像は宿の公式Websiteよりお借りしました)

久しぶりの広いお風呂はうれしいですが、お湯がもうちょっと熱いとさらに良しでした。

夕食です。



レバニラとビールがよく合いました(^.^)

食後に翌日走るルートを決め、宿の予約をして9時半頃就寝。

期待通りの楽しい旅の初日でした(^^♪

原 宗一郎
Posted at 2025/12/02 16:40:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域

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「@Coo@さん プレリュード、ついに出ましたね(^^)/ 私の初めての車は兄からもらった2代目プレリュードのMT車でした。 いわゆる重ステで慣れるまで車庫入れには苦労しました。当時バイク乗りだった私に四輪の楽しさを教えてくれた車です。今回の復活は素直にうれしいです(*^^)v」
何シテル?   09/09 05:52
原 宗一郎です。運転して楽しいクルマ大好きです。 プレリュード → スカイラインR32 → スカイラインR34 → RX-8 → オデッセイ(ムムッ?)→ 8...

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