旅の2日目、3月7日の走行ルートです。
この日の走行距離も、初日と同じ145 kmでした。
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和歌山市の宿で午前7時、朝ごはん。
いわゆるバイキング形式ではなく、お盆にのった状態で出されます。
とても丁寧に料理されているようで、すべてがおいしかったです。これとは別に茶粥も少しいただきました。
この日の最初の目的地は「友ヶ島」です。
友ヶ島は和歌山市と淡路島の中間に浮かぶ無人島群で、人気の観光地です。
宿から県道7号線を西に走って、友ヶ島行きの船が出る加太港(かだこう)には午前8時到着。
出港時刻の9時まで時間があるので、ちょっと周辺を散歩することにしました。
駐車場を管理している地元の漁協の方から近くの神社に行くことを勧められ、行ってみることに。
まだ冷たい潮風に当たりながら歩くこと5分、「淡嶋神社(あわしまじんじゃ)」に到着です。
とても立派な本殿で、安産と子宝にご利益がある神社だそうです。
たくさんの人形が奉納されていました。
いつもの家族のこと・交通安全に加えて、友ヶ島往復の航海の安全もお願いしました。
近くに「太平洋岸自転車道」の表示がありました。
千葉県銚子市から、ここ加太海岸までのサイクルロードだそうです。
自転車で1,400 kmって、なかなかの距離ですね。
ゆっくり歩いて加太港に戻り、「友ヶ島汽船(株)」さんで乗船券を購入。
午前9時過ぎに乗船。
平日の朝ですが、思った以上にたくさんの人が乗っていました。
運賃は往復で2,200円です。
9時半に友ヶ島の「野奈浦桟橋」に到着。
船を降りて島に向かって歩くのはワクワクする瞬間です。
桟橋から見える海は青く澄んでいました。
この島には明治時代から旧日本軍の要塞施設があり、第二次世界大戦が終わるまで一般人は立入禁止だったそうです。
現在はその要塞施設が自然の中の廃墟となって、まるでアニメの世界のような独特な雰囲気を醸し出しています。
案内図を見てどのように島を回るか考えます。
海を右に見ながら反時計回りに島を回ることにしました。
歩き始めてすぐに海をバックにしたブランコがありました。
いかにも「映えスポット」って感じです。
次に見えたのは「第2砲台跡」です。
とても立派な大きな施設だったことがわかります。
少し坂道を登って、「友ヶ島灯台」です。
全国でも珍しい石造りの灯台で、竣工点灯は1872年だそうです。
気温も上がって、汗をかきながら歩いて行くと「孝助松海岸(こうすけまつかいがん)」が見えてきました。
松の木がある海辺って絵になりますね。
ここから再度登りの道が続き、なかなかハードな散策となっていきます。
途中の「小展望台」から見えた海の風景。
潮風が気持ち良かったです。
ついに「第3砲台跡」に到着です。
第3砲台跡は、島内にある5つの砲台の中で最大のものです。
「砲座」へ行くための地下道の入口。
地下道です。
地下道の途中に大きな部屋がありました。
突き当りの階段を上ると、直径3.5 mの砲座が2基並んでいました。
思った以上にでかいです。
これと同じものが一列に4つ、合計8基の砲座が並んでいます。
ガイドブックなどでよく紹介されている「弾薬庫」です。
どれも、非日常的な風景でした。
山道を下って桟橋近くの「野奈浦広場」に戻ったのは11時過ぎでした。
約1時間半の楽しい散策ができました。
帰りの船の出発時刻11時半まで海の写真を撮ったり、近くをうろうろしたりして過ごしました。
雲一つない真っ青の海と空が見られて本当にラッキーでした。
同じ桟橋ですが、撮る角度によって写真の雰囲気が変わりますね。
予定通り正午前に加太港に戻り、次の目的地「紀三井寺(きみいでら)」へ。
朝走ってきた県道7号線を東に戻って、国道26号線・42号線を南下し、到着は午後1時ちょっと前でした。
770年創建、救世観音宗の総本山として超有名です。
楼門です。
楼門を抜けると231段の石段があります。
石段の途中にあるトイレに寄っていこうとしたら、そこにエレベーターがありました。
午前中に友ヶ島でしっかり歩いたので、まあいいかと思ってエレベーターで上へ。
「本堂」です。
めちゃめちゃ大きくて迫力のある建物でした。
いつものように家族の健康や交通安全をお祈りしました。
本堂の前からは瀬戸内海が見えました。
こういう広々とした風景が好きです。
鳥居が並んだ階段を上ってみました。
立派な「多宝塔」がありました。
階段を降りて「新仏殿」に入ってみました。
高さ12メートルの「千手十一面観音立像」です。
圧倒されました。
紀三井寺も前から一度来たいと思っていたので、今回来られて良かったです。
午後1時半に紀三井寺を出て、国道42号線を南に走り始めてすぐに「丸源ラーメン」を発見。
「醤油とんこつ 赤」です。
なかなかの辛さで汗が吹き出します。
昨日もお昼はラーメンでしたが、まったく違うタイプなので今日もおいしくいただくことができました。
この日の最後の目的地は由良町にある「日本の渚 百選・白崎海岸」だったのですが、海沿いの県道24号線を走っていると突然「通行止め」の看板があり、あきらめることに。
来た道を引き返して国道42号線に戻って海を見ながら南下です。
国道42号線はとても楽しく走ることができました。
白浜町の宿は住宅街の中にあり、ちょっと迷いながら到着したのは午後5時。
部屋は和室でした。
3月初旬なのに部屋には扇風機がありました。使いませんでしたが…。
とりあえず大浴場へ行って温泉で汗を流します。
ちょっとぬるめのお湯でしたが、とても気持ち良かったです。
宿の人に教えてもらったスーパーで買ってきた夕食です。
エール系のビールが飲みたくてちょっと贅沢にプレモルを買ってしまいました。
今日もとても楽しい満足いく一日でした。
原 宗一郎