〖19日目:6月27日(火)〗
この日の走行ルートです。
倶知安町から千歳市までの走行距離は296 kmでした。
積丹ブルーだらけの一日でした。
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午前6時半、倶知安(くっちゃん)町の宿の部屋のシャワー浴びて食堂で朝食。
とてもシンプルなのはいいですが、ちょっと寂しい食事でした。
7時半。天候は晴れ、気温は18℃でした。
朝起きた時、写真右奥の「ニセコアンヌプリ」は霧でまったく見えなかったのですが、霧もすっかり晴れたようなのでニセコパノラマライン(道道343号線)を走って積丹(しゃこたん)半島へ向かうことにします。
一部は前日走った道を逆方向に走ることになります。どっち向きに走ってもやはりとても楽しいドライブができました。
岩内町で国道229号線に乗り換えて海岸線を北へ。
道は空いていて、「神威(かむい)岬」到着は午前9時半ちょっと前でした。
駐車場の隅にあった案内図に従って歩いて行きます。
歩き始めてすぐに見つけた何か古いもの。
ロシア艦隊の動きを探るため、1942年(昭和17年)に造られた「電磁台(電波探知塔」でした。
このように実際に使われていた古いものを見るのが好きです。
岬へ向かって歩いて行きます。
「女人禁制」と書かれていますが、そんなことはありません。
歩いていると自然が造った面白い景色を見ることができます。
道はとてもよく整備されていました。
汗をかきながら、岬に近い灯台に到着です。
岬の突端です。
その先には、舞鶴港から小樽港に向かうフェリーから見えた「神威岩」がきれいに見えます。
「積丹ブルー」と呼ばれる、澄んだ青い海は本当に綺麗でした。
景色を楽しみながらのんびり駐車場まで戻って、10時半出発です。
国道229号線を東に進み、「島武意(しまむい)海岸」へ。
写真左奥のトンネルを通って行きます。
トンネルの中は海からの風が吹き抜けていて涼しく、快適でした。
トンネルを抜けると絶景がありました。
積丹ブルーの海です。
すばらしい。
下に見える海岸に下りるルートがあるので行ってみることに。
だいぶ下ってきました。
海の色も少し濃く見えます。
海岸に着きました。
透明な穏やかな波でした。
帰りの上りは結構大変でしたが、いろいろな表情の海が見られてよかったです。
駐車場の近くに「清掃協力金」のお願いの箱があったので、協力させてもらいました。
11時半すぎに出発、国道229号線に戻って海沿いを南下し、12時半に「道の駅 スペース・アップルよいち」に到着です。
ここには「余市宇宙記念館」という立派な建物がありますが、あいにくレストランがありません。
ネットで見つけた、道の駅から徒歩3分の「うまいもん屋 余市店」へ行ってみます。
「焼き魚定食」です。魚はサバかシャケから選べます。
お刺身までついて、盛りだくさんで大変おいしかったです。
道の駅に戻り、「余市宇宙記念館」を覗いてみることにしました。
日本人初の宇宙飛行士である毛利衛さんが、ここ余市町出身ということで建てられた記念館だそうです。
沢山の展示物を丁寧に見ていくと、毛利さんや宇宙ことを紹介したい一生懸命な気持ちが伝わってきてとても面白かったです。
2020年、地球から約3億km離れた小惑星リュウグウからサンプルを持ち帰った「はやぶさ2」の模型もあります。
日本人宇宙飛行士 若田光一さんが乗ったクルードラゴン打ち上げの映像は臨場感があって非常に良かったです。
あまり時間がなく、駆け足の見学になってしまったのがとても残念でした。
もう少しゆっくり見たかったです。
午後2時前に出発し、「ニッカウヰスキー余市蒸留所」を右手に見ながら国道229号線から5号線に移って南へ。
続いて道道36号線→国道393号線・276号線へ。
途中、国道をはずれて「羊蹄山」の方向に伸びる直線道路を走りました。
いい写真が撮れました。
京極町の「道の駅 名水の郷きょうごく」には午後3時前に到着です。
建物の横の吊り橋を渡ると「ふきだし公園」があります。
羊蹄山の伏流水が湧き出ている大きな公園です。
大量の湧き水が吹き出している「湧水口」です。
「湧水口」のすぐ横で、自由に水を汲むことができます。
私も持参したペットボトルに水を汲んで帰りました。まろやかな美味しい水でした。
流れる湧き水の上に造られた木道は、ちょっと寒いくらいに涼しかったです。
気持ちの良い公園で、リフレッシュできました。
国道276号線をさらに南に進み、国道453号線に乗り換えて東へ。
支笏湖の南岸沿いを走るこの国道453は4日前に逆向きに走った道です。
相変わらずGR86で走るのがとても楽しい道で、このルートを選んで正解でした。
千歳市の宿には午後5時半に到着。
街中の普通のビジネスホテルという感じです。
夕食です。
6月10日に小樽に上陸してからこの日(6月27日)までで、北海道をほぼ一周し終わりました。
3日後の6月30日に嫁さんが大阪からやってきてこの旅に合流予定なので、28日・29の2日間は、GR86のドライブが楽しい内陸の山道をできるだけたくさん走ろうと思いました。
数日前に、6月29日の「タウシュベツ橋見学ツアー」のキャンセル待ちをかけているので、明日(28日)は、とりあえずそれに合わせて内陸部を東に向かって進んでいくことにしました。
原 宗一郎