GR86旅9日目の走行ルートです。
茨城県土浦市~千葉県大多喜町までの走行距離は 206 kmでした。
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9日目:10月5日(土)
土浦市の宿で朝風呂の後の朝メシです。
先日のいわき市の宿と同様、この宿でもイワシの煮付けがありとてもおいしかったです。
外の小雨と車の流れを見ながら、ゆっくり食べます。
午前9時ちょっと前に出発して20分ほどで「牛久(うしく)大仏」に到着です。
本降りになった雨の中、開館時刻の9時半までGR86の中で待機。
待っている間に雨も上がり、チケットを買って入場です。
巨大な大仏様を見ながら順路を進んで行くと頭の模型がありました。
説明書きに「大仏様のお頭は、この模型1000個分のボリュームに相当します」と書かれていますが、「そう言われてもなぁ…」という感じです(~_~)
大仏としては世界最大の120メートル。
真下から見ると、ゆっくりとこっちへ倒れてきそうな軽い恐怖感を覚えます。
大仏胎内2階にあった建設工事の進捗を示す写真です。
なるほど、という感じです。
2階からからエレベーターで地上85 mの展望台へ上がると胸の部分の3本の窓があります。
ついさっき、地上で大仏の正面から歩いてきた道が見えました。
ただ、窓はとても細くて周囲の景色が見渡せるというわけではありません( ̄▽ ̄)
再びエレベーターで3階に下りると、永代供養の胎内仏が並んでいます。
視界いっぱいに金色の胎内仏が並んで、見たことのない光景です。
大仏から駐車場へのんびり歩いて帰る途中、綺麗な庭園がありました。
そしてお土産屋さん。
私は関西在住ですが、以前から牛久大仏は気になっていて今回来られて良かったです。
10時半に出発、旧鹿島海軍航空隊の関連施設跡を目指します。
施設跡は「霞ヶ浦」に面した場所にあり、湖に向かう道は細くて対向車が来ないか不安になるレベルです。
しかし、結局目的地を見つけることができず、諦めて湖のほとりで写真だけとることにします。
風が強く、海のように波が押し寄せていました。
11時半、「鹿島神宮」近くの駐車場に到着です。
小雨の降る中、表参道をゆっくり歩いていきます。
途中、良さげなお蕎麦屋さんがあったので、お昼ご飯は帰りに蕎麦を食べることにしました。
鹿島神宮は紀元前660年の創建と伝えられており、由緒と歴史の長さでは別格の存在で、日本全国に約600社ある鹿島神社の総本社だそうです。
「大鳥居を」くぐって…。
あいにく「楼門」は改修工事中で見られず残念です。
実際はこんな感じの美しい楼門です。

(画像は鹿島神宮の公式Websiteよりお借りしました)
楼門を過ぎると参道の右手に「拝殿」があります。
少しの間順番を待って、家族のこと・旅の後半の安全をお願いしました。
そこから300m程続く「奥参道」は鬱蒼とした巨木に覆われています。
途中にあった「鹿園」です。
鹿は神の使いとして大切にされているそうで、親子連れが楽しそうに餌をやっていました。
「奥宮」に到着です。
歴史を感じさせる厳かな雰囲気で、先程と同様にお祈り。
そこから緩やかなスロープを下りていきます。
「御手洗池(みたらしいけ)」です。
ちょっと変わった雰囲気の池です。
昔は参拝の前に身を清める禊(みそぎ)をした神聖な場所で、現在でも毎年1月に200人もの人が池に入って大寒(だいかん)禊を行うそうです。
すぐ横の水路で大きなザリガニを見つけてちょっと得した気分になりました。
来た道を引き返して参道まで戻り、先程見つけたお蕎麦屋さんへ。
「山菜そば」を注文。
運ばれてきた蕎麦のおつゆの色を見て、ここは関東だったと気づきますが見た目ほど醤油味が濃いわけではなくおいしくいただけました。
上の写真右のサービスでいただいた辛子酢味噌のこんにゃくもうまかったです。
午後1時に出発して国道124号線を南下、「銚子大橋」を渡って千葉県に入ります。
「犬吠埼(いぬぼうさき)」到着は午後2時半でした。
岬の駐車場は基本無料のようです。
「犬吠埼灯台」までは徒歩3分。
1874年(明治7年)につくられた高さ約32メートルのレンガづくりの西洋式灯台は、すっきりした佇まいです。
灯台内部の99段の螺旋(らせん)階段を上ると広々とした景色がありました。
眼下には白い波が、曇っていてちょっと残念ですが遠くには太平洋の丸みを帯びた水平線が見えます。
めちゃくちゃ風が強かったですが、寒くはなかったです。
午後3時に出発。
海に近い県道30号線をひたすら南下し、4時過ぎに「九十九里浜」に到着です。
土曜日といえど午後の中途半端な時間、しかも雨なので駐車場はガラガラです。
とりあえず海を見に砂浜へ。
海からの強い風で白い波が二重に押し寄せ、さすが外房という感じです。
滞在時間は3分でした。
更に海沿いの県道を南下し、一ノ宮町からは内陸方面へ。
住所でも電話番号でもGR86のナビでは探せず、山の中でちょっと道に迷って大多喜町の宿に着いたのは午後5時半でした。
フロントの方は慣れていないのか、大浴場やエレベーターの場所の説明もなくいろんな意味で今回の旅で一番ハズレの宿でした。料金は一番高かったのですが(-_-メ)
ゴルフ場に隣接した古いリゾートホテルで、奥に小上がりのついた無駄に広いツインルームです。
写真はありませんが、大浴場も暗くてサウナ室のドアには「物置」と書かれていました。
気を取り直して、犬吠埼の売店で買っておいたお弁当で夕食です。
お弁当がとてもおいしかったのがせめてもの救いとなりました。
まあ、いろいろなところを旅しているとたまにこんなこともありますね…。
原 宗一郎