11月1日と2日の走行ルートです。
2日間の走行距離は341kmでした。
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【 11月1日(火) 】(15日目)
福岡県柳川市(やながわし)の宿の大浴場で朝風呂に入ってから朝ごはんです。
「黙食」が徹底されているので静かな朝食でした。
午前7時半出発。
本日最初の目的地は佐賀県鹿島市です。
佐賀市を走っている時にたくさんの気球が見えました。
佐賀平野の気球はとても有名ですね。
気球の中に暖かい空気を送り込むための炎がはっきりと見えました。
「祐徳稲荷(ゆうとくいなり)神社」には午前9時過ぎに到着。
京都の伏見稲荷大社、茨城の笠間稲荷神社と共に「日本三大稲荷」の一つだそうで、とても立派な建物が並んでいます。
「楼門」です。
写真の右奥が「本殿」です。
本殿へは階段を上って行きます。
何かの催事のようで、階段にたくさんの風鈴が飾られていました。
きらびやかな本殿で、交通安全・家族の健康を祈ります。
本殿からさらに山を登っていくと「奥の院」がありますが、今回はパスです。
神社の駐車場裏の山を登っていくと「東山公園」があり、そこにはコスモスが咲いていました。
とてもよく手入れがされているのがわかりました。
午前10時前に出発して、有明海(ありあけかい)沿いの国道207号線を南下していきます。
「諫早湾干拓堤防道路(雲仙多良シーライン)」へ。
8kmほどある道路の真ん中あたりにある「潮受け堤防展望所」です。
写真左奥の「展望歩道橋」から雲仙岳のある島原半島を見たところ。
あたりまえですが本当にまっすぐな道路なので、走っていて面白くはないです。
島原半島に渡り、海沿いの国道251号線を東に進みます。
長崎県に入ったのでお昼ご飯は「ちゃんぽん」に決めていました。
やっと見つけたお店が、全国展開している「リンガーハット」。
私は30年以上前から食べている安定のおいしさなのですが、できれば地元のローカルなちゃんぽんも味わいたかったです。
正午過ぎに「島原城」に到着しましたが、お城はこんな状態。
お城の担当者の方によると2024年が築城400周年で、それに向けて天守の外壁改修工事をやっているそうです。
島原城の復元天守は破風(はふ)のない、少し変わった構造なのでぜひ実物を見たかったのです。残念(T_T)
いつものように前もって調べてないのでこんな目にあいます。
あきらめてお城からすぐ近くの「島原武家屋敷」へ。
江戸時代初期に武家屋敷群が作られた時からある水路が有名です。
生活用水に使われていたそうです。
「篠塚邸」を見学しました。
かやぶき屋根の立派な屋敷です。
部屋の様子。
台所など、特に生活感があるところを見るのが好きです。
かやぶき屋根の裏側が素晴らしいです。
規模は違いますが、岐阜県の白川郷で見た屋根裏を思い出しました。
武家屋敷はとても面白かったです。
島原市を午後1時に出発し、引き続き国道251号線で島原半島の海岸線をぐるりと回り、国道57号線・34号線と乗り継いで大村市へ。
長崎空港のすぐ近くにある宿に着いたのは午後5時ちょっと前でした。
3階の部屋からGR86がみえました。この角度で見る機会はなかなかないので写真を撮りました。
夕食は近くの業務スーパーで調達。
翌日の予定を考えているうちに寝落ちしてしまっていました。
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【 11月2日(水) 】(16日目)
午前5時起床。
今日は天気も問題なさそうなので、前から行きたかった「軍艦島」に行くことにしました。
「軍艦島」のために長崎市内に泊まることも考えたのですが、安いホテルが見つからず昨夜は大村市に泊まりました。
ネットで当日の午前10時半に長崎港を出発する軍艦島ツアーの予約を入れて、部屋で朝ごはん。
大村市の宿から長崎港までの距離は40㎞たらずですが、平日朝の渋滞も考慮して7時半過ぎに宿を出ました。
午前9時すぎに県営常盤駐車場に到着し、周辺を少し散策です。
さわやかな空気の中、ちょっとした紅葉を楽しみました。
9時45分頃、集合場所である常盤2号桟橋へ。
軍艦島まで連れて行ってくれる船です。
船内の様子。
予定通り出港し、「女神大橋(めがみおおはし)」の下を通過。
愛称は「ヴィーナスウイング」だそうです。
港から30分ほどで軍艦島の近くに来ました。
明治から昭和にかけて海底炭鉱によって栄えた島で、2015年に「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されています。
島の形が軍艦に似ていることから通称「軍艦島」ですが、正式名称は「端島(はしま)」。
実物を見ると迫力があります。
ツアーの船が島の周辺を一周するようです。
島を軍艦に見立てると、船尾から見たところです。
さらに進んで、最も軍艦の形に見える角度から。
なるほど、かっこいいです。
いよいよ上陸です。
上陸早々に見えた風景です。
最盛期には約5,300人の人が住んでいたとは思えません。
ツアーの方の説明を聞きながら見学します。
古いコンクリート製のビルが廃墟となっている姿がとても印象的でした。
波が高くて上陸できないこともあるそうですが、この日は穏やかなお天気で良かったです。
想像以上にインパクトのある所で、来たかいがありました。
上陸記念証明書もいただきました( ̄▽ ̄)
午後1時ちょっと前に長崎港に戻り、桟橋のすぐ近くのガストでお昼ご飯にしました。
この後の予定を考えていなかったので、この近辺を散策することにします。
異国情緒が漂います。
長崎観光の定番、国宝「大浦天主堂」です。
過去に何度も来ているので今回は中には入っていません。
歩いていて見つけた「長崎市旧香港上海銀行長崎支店記念館」に入ってみることにしました。
1904年建築のレンガと石でできたカッコイイ建物です。
1階の様子。
いかにも昔の銀行と言う感じです。
2階の豪華な部屋もとてもきれいに保存されています。
階段も素敵でした。
午後2時半過ぎに港の駐車場を出発し、長崎市内の夜景がきれいに見えることで有名な「稲佐山(いなさやま)」へ向かったのですが、山頂駐車場の入口に気づかず通り過ぎてしまいました。
あきらめて、そのまま海岸線の国道202号線を北へ進みます。
午後4時前に休憩で立ち寄った「道の駅 夕陽が丘そとめ」から見えた東シナ海です。
すばらしい。
西彼杵半島(にしそのぎはんとう)の西海岸をほぼ北の端まで走って西海市(さいかいし)の宿に着いたのは午後5時でした。
宿から歩いてすぐのところにある「西海の丘展望台」から夕陽に照らされた「新西海橋」を間近に見ることができました。
写真奥の赤い橋は「西海橋」です。
とてもいい風景でした。
橋の真上から。
チェックインして部屋に入ると、ここからも橋が見えてちょっとビックリです。
宿のお風呂は珍しい「潮湯(しおゆ)」でした。
旅の疲れがたまってきているようなので、ゆっくりと浸かりました。
ガストでお昼をしっかり食べたので軽めの夕食です。
結局、どん兵衛は食べずに寝てしまいました。
原 宗一郎