旅の3日目、3月8日の走行ルートです。
この日の走行距離は、167 kmでした。
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和歌山県白浜町の宿で午前7時、朝風呂です。
続いて、朝食。
見ているだけで幸せを感じる朝ごはんです。お腹いっぱいいただきました。
出発した午前8時の気温は11℃。
本州最南端の近くと言っても朝はまだ結構寒く、暖かいコーヒーが飲みたくなってにコンビニに。
このコンビニを選んだのはお店のすぐ裏が「白良浜(しららはま)」だからです。
真っ白な砂浜と青い海を見ながらおいしいコーヒーを飲みました。
コンビニから5分で、この日最初の目的地「千畳敷」に到着です。
千畳敷は今から1,500万年以上前にできた海底の地層が隆起し、太平洋の波によって浸食されてできた地形だそうです。
めちゃめちゃ広いです。
歩いて下りて行って、間近でみることができます。
ちょうど観光バスが到着し、大勢のおじ様・おば様たちが楽しそうに記念写真を撮っていました。
GR86で、すぐ近くの「三段壁(さんだんべき)」へ移動。
長さ2km、高さ50 mの崖です。
でかくて迫力があります。
この崖の海面あたりに洞窟があり、エレベーターでそこへ降りることができます(有料:1,300円)。
洞窟内の通路。
洞窟から見える海は静かそうに見えました。
「牟婁大辯才天(むろだいべんざいてん)」です。
パワースポットとして有名だそうです。
「熊野水軍番所小屋」を再現した部屋です。
この洞窟はその昔、熊野水軍が舟隠し場所として使っていたとのことです。
洞窟の奥に近づくと、狭くなっているところで押し寄せる波が砕けて、ちょっと恐怖感を覚えるくらい大きな音がします。
この洞窟の中で一番の見どころはここかもしれません。
午前9時半、三段壁を出発して次の目的地「串本海中公園」へ。
海沿いを走る国道42号線は気持ちいいコーナーも多く、とても楽しいドライブでした。
11時到着。
まずは水族館を見学です。
私が高校生まで暮らした岡山県玉野市には市営の水族館があり、頻繁に通っていたため、この光景はテンションが上がります。
沢山の魚が泳ぐ大きな水槽に、次々と餌が投げ込まれてとても賑やかです。
ずっと見ていられます。
巨大な伊勢海老がいました。
一つ一つの水槽を丁寧に見ていきました。
「水中トンネル水槽」です。
最近いろいろなところでこの手のトンネルを見るようになりましたね。
「ウミガメプール」ではすぐ近くでウミガメを見ることができます。
次は「海中展望塔」に向かいます。
棟の内部の様子です。
ここは海面より下で、丸い窓から海の中の様子を見ることができます。
目の前を魚が泳いでいきます。
サンゴも見えました。
それほどたくさんの魚が見えるわけではないですが、ついつい見入ってしまうとても楽しい時間でした。
正午過ぎに出発して、「潮岬灯台(しおのみさきとうだい)」には20分程で到着です。
灯台前の駐車場を通り越してしまい、少し離れたところにGR86をとめて歩いて近づいていくと「和歌山県朝日夕陽百選」のモニュメントがありました。
確かにここだと朝陽も夕陽もきれいに見えることでしょう。
潮岬灯台です。
入場料300円を払って、まずは海側から写真を撮りました。
灯台内部の螺旋階段を登って一番上から見た風景です。
水平線がきれいに見えました。すばらしい。
すぐ近くの海の中の岩場では釣りをしている人がたくさんいました。
楽しいでしょうね。
次の目的地は「橋杭岩(はしぐいいわ)」です。
大小40余りの岩の柱が約850mの列を作っていて、その規則的な並び方が橋の杭に似ていることから橋杭岩と呼ばれているそうです。
午後1時過ぎに到着し、「道の駅 くしもと橋杭岩」の駐車場にGR86をとめました。
駐車場からも橋杭岩は見えますが、海の方へ降りてさらに近づくこともできます。
なんだか不思議な風景でした。
お腹が空いたので駐車場近くのお店で「和歌山ラーメン」をいただきました。
旅行初日から3日連続でお昼がラーメンになってしまいました。
このお店のご主人と話していて、「橋杭岩の中の僧侶が両手を合わせて拝んでいるように見える『大オガミ岩』を見ていきなさい」と勧められ、どの角度から見ればいいかも教えていただきました。
教えられた場所から撮ったのが下の写真で、真ん中が「大オガミ岩」です。
確かに両手を合わせている僧侶に見えます(^O^)
おもしろいですね。
橋杭岩を午後2時前に出発し、海沿いの国道42号線を北東に進みます。
本日最後の目的地「那智の滝」到着は午後3時過ぎでした。
滝が見える駐車場にGR86をとめました。
歩いて滝の近くへ行ってみます。
落差は133 mで日本一です。
すごいスケールでした。
次は「熊野那智大社」です。
表参道の石段を登って行きます。
息を切らしながら登っていくと大きな鳥居がありました。
参拝を済ませて下りてくる方が、「もう少しだから頑張ってください」と登っている私たちに声をかけてくれました。
熊野那智大社の「礼殿」に着きました。
なんだかカッコイイです。
ここでも家族の健康・旅の安全をお祈りしました。
続いてすぐ隣の「那智山青岸渡寺(せいがんとじ)」を参拝です。
こちらはめちゃめちゃ大きくてどっしりした雰囲気でした。
那智の滝・熊野那智大社・那智山青岸渡寺は、いずれも「世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部です。
世界遺産をハシゴできるのはすごいですね。
そして、「那智の滝」をバックにした「三重塔」です。
とても絵になる構図です。
駐車場までの帰り道に桜があり、ちょっと得した気分でした。
午後4時に出発し、国道42号線をさらに北上。
途中、買い物をしたり少し道に迷ったりして、熊野市の宿には5時半の到着でした。
この日の宿は少し変わっていて、一棟貸切タイプでした。
部屋は和室12畳で、広々しています。
大浴場ではありませんが、広めのお風呂にゆっくり浸かってから夕食をいただきました。
今日走った国道42号線はとても楽しい道でした。
また、見どころ満載の一日で大満足です。
原 宗一郎