〖10日目:6月18日(日)〗
この日の走行ルートです。
斜里町ウトロから弟子屈(てしかが)町までの走行距離は198 kmでした。
霧に悩まされた一日でした。
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ウトロの宿で午前4時半起床。
朝風呂はないのでYouTubeなどをみてしばらくダラダラ過ごしながら、この日の知床観光船の運行状況をチェックします。
6時すぎ、残念ながら「全便欠航」となりました(T_T)
朝食です。
8時に宿を出て、「道の駅 うとろ・シリエトク」にGR86をとめて周辺を散策することにしました。
観光船の運航会社が並んでいる通りを歩いて行きます。
港には「観光船おーろら」が停泊していました。
これだけ大きな船でも出ないのか…、と残念でした。
「ゴジラ岩」です。
何度見ても、やはりゴジラです。どうしてこんな形になったのだろうか。
「オロンコ岩」です。
登っていくと上に展望台がありますが、天気がイマイチなのでパスです。
駐車場まで戻って「知床世界遺産センター」を覗いてみます。
“知床の魅力を感じて学べる展示”だそうです。
レクチャールームで何かが上映されていたので行っていると中国語でした。
沢山の人が真剣に見ていました。
午前9時前に出発し、国道334号線→道道93号線を東に20分走って「知床五湖」に到着です。
途中から濃い霧となりましたが、道道93号線はとても楽しく走れる道でした。
久しぶりにGR86のリアフォグランプを点灯させて走りました。
確認してみると思った以上に明るく光っていました。
知床五湖の案内図です。
私は無料で散策できる高架木道へ。
「一湖(いちこ)」まで行き、来た道を戻って来るコースです。
視界が良ければ遠くの山々や目の前の広い平原が見えるのですが、霧で何も見えません。
おまけにこの時の気温は12℃で寒かったです。
「湖畔展望台」から見た「一湖」です。
晴れていればこんな景色が見えるようです。

(写真は「知床五湖」の公式Websiteよりお借りしました)
うらやましいです。
10時前に出発し、濃い霧と雨という最悪のコンディションの中を「知床峠展望台」へ。
霧のため、GR86のアイサイトもオフになっています。
展望台の駐車場に入ったものの、ここは風も強く、何とか写真を一枚だけ撮ってすぐに羅臼方面へ下ります。
「知床羅臼ビジターセンター」に到着した時には霧も晴れ、雨も止みかけていました。
ちょっと小腹が空いて朝食べ残したおにぎりをいただきます。
理由は分かりませんが、車の中で食べるおにぎりは非常においしいです(^^)
ビジターセンターには思いのほかたくさんの観光客がいました。
ちょうどいいタイミングで11時から上映される「知床・羅臼の四季」という映像を見ました。
この施設のオリジナル作品とのことですが、とても良くできていて約30分間、充分に楽しむことができました。
上映が終わった時に、私のすぐ後ろの席の外国人が「Very good!」と独り言を言っているのが聞こえました。
建物の外に出ると雨が上がって良い天気です。
国道334号線を下って、海に出たところで国道335号線に乗り換えて南へ。
少し走ったところにあった標識に「知床望郷展望台」と書いてあったので行ってみることにします。
海沿いの山の中腹にあるきれいな展望台で、太平洋が遠くまでよく見えます。
天気が良くなるとテンションも上がります。
国道335号線で海沿いを南に進み、道道1145号線で内陸へ、さらに道道244号線→975号線へ。
広大な畑の中の一本道です。
このような道はGR86のクルーズコントロールで走るのが楽ですが、運転自体は楽しくないです。
今回の北海道旅行ではクルーズコントロールを使う機会が多かったです。
午後1時ちょうどに「開陽台」に到着です。
標高270メートルの丘にある展望台から330度の地平線まで見渡すことができます。
360度じゃないのがちょっと惜しい…。
展望台の上からほぼ南の方角を見たところ。
広い大地の遠くに地平線が見え、とてもいい眺めです。
北の空に大きな、珍しい形の雲がありました。
ほぼ360度こんな感じなので後で写真を見てもどこに何があるかよくわかりませんでした( ̄▽ ̄)
午後1時半に出発し、道道150号線を南西に進み国道243号線で弟子屈(てしかが)町へ。
午後2時を回った頃にお腹が空いて、「道の駅 摩周温泉」に寄ることにします。
レストランはありませんが、ハンバーガーのテイクアウトがあります。
「弟子屈ポークデミカツバーガー+ホットコーヒー」を注文。
ボリュームもあってとてもおいしかったです。
中庭のようなところに湧き水があったので飲んでみました。
普通においしい水でした。
次は「摩周湖」です。
道道52号線を登って行きますが、標高が高くなるにつれて霧が濃くなります。
「摩周湖第一展望台」の駐車場は有料なので通り過ぎ、とりあえず無料の「第三展望台」に行って様子を見てみることにします。
第三展望台です。
思った通り、霧で何も見えません。
残念ですが、この後の2~3日の間、道東を走って回るつもりなので「摩周湖」はまた出直すことにしました。
そのまま道道52号線を進み、「川湯温泉」にある宿には午後4時の到着でした。
徒歩で近所のセコマへ夕食の買い出しに行った後、宿のお風呂へ。
大浴場も露天風呂も源泉100%掛け流しで、硫黄の香りが漂うとてもいい湯でした。
露天風呂はこんな感じ。

(写真は宿の公式Websiteよりお借りしました)
ゆっくりと温泉につかりました。
ハンバーガーがちょっと重かったので軽めの夕食。
「山わさび塩ラーメン」は食べずに寝てしまいました。
この日あたりが旅の疲れのピークだったようです。
原 宗一郎