〖18日目:6月26日(月)〗
この日の走行ルートです。
厚沢部(あっさぶ)町から倶知安(くっちゃん)町までの走行距離は293 kmでした。
天気が良くて、海も山もどこを見ても景色がすばらしい一日でした。
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厚沢部町の宿で午前6時朝風呂の後、7時に朝食。
7時半に出発し、国道227号線で日本海まで戻って国道229号線を北へ。
最初の目的地は乙部(おとべ)町の「シラフラ」なのですが、なかなか見つかりません。
それらしいところをぐるぐる走っていて小さな駐車場を見つけました。
掲示されていた観光マップに「滝瀬海岸(シラフラ)」と書かれており、間違いないことを確認。
「シラフラ」です。
「シラフラ」は「白い傾斜地」という意味らしいです。
高さ20mの白い断崖は日本っぽくない美しい風景でした。
下の浜からもっと近くで見たかったのですが、下りていくルートが分かりませんでした。残念。
「シラフラ」から北へ10分程走ったところにある「館の岬(たてのさき)」の手前で国道229号線が通行止めになっていました。
上の写真の中央が「館の岬」で、「東洋のグランドキャニオン」と呼ばれているらしいです。
ネットで迂回路を探すのですが、よくわかりません。
たまたま「館の岬」に来た大型観光バスがとまっていたので、バスの運転手さんに迂回の道を教えてもらいました。
運転手さんは「道がちょっと狭いかもよ~」と言われていましたが、実際に行ってみると新しい立派な道で、迂回に必要だった時間は5分程でした。
やはり地元の情報を知っている方に聞くのが手っ取り早いですね。助かりました。
1時間ほどで、せたな町の「奇岩 親子熊岩」に到着。
海に落ちそうな子熊を親熊が救おうとしているように見えます。
自然にできた岩なのに不思議です。
駐車場から見えたエメラルドグリーンの海がとても綺麗でした。
更に北上を続けて「三本杉岩」へ。
高さ約30mの大きな岩が3本、海から突き出ています。
せたな町の海岸線は80 km近くあり、たくさんのこのような奇岩があります。
すぐ近くにウミネコ(カモメ?)がいました。
顔は横を向いていますが、こっちをにらんでいるようでちょっと怖いです。
午前11時ちょっと前、「道の駅 よってけ!島牧」でトイレ休憩。
小腹がすいたので、朝食で食べ残したおにぎりを食べました。
海を見ながら食べたおにぎりはとてもおいしかったです。
日本海を左に見ながら国道229号線を進みます。
道は空いていて気持ち良く走ることができます。
40分程走って「弁慶岬」に到着です。
灯台がある場所から海を見下ろすと広い岩場がたくさん見えました。
海底の岩場もよく見えるほど、水が透き通っています。
この日はとてもいい天気で、どこで海を見ても本当に綺麗な青色でした(^_-)-☆
午後1時、「道の駅 いわない」に到着です。
昼食を食べたいのですが、この道の駅にはレストランがありません。
Googleの音声検索で「近くのランチ」にヒットしたのが「ぼたん食堂」でした。
道の駅から徒歩4分、レトロな雰囲気が漂う店構えです。
かわいい犬の置物が迎えてくれる席に座りました。
食堂になる前はおそらく喫茶店だったのだろうと思います。
「かしわうどん+生卵のトッピング」を注文。
「うどん」ではなく「そば」が来ましたが、黙っておいしくいただきました。ごちそうさまでした。
道の駅に戻って「ニセコパノラマライン(道道66号線)」へ。
山の中に入ってすぐにパトカーに追いついてしまい、しばらくそのまま走っていくと、私と同年代のライダーが事故に遭っており、そのためのパトカーだと分かりました。
救急車と消防車が先に来ていましたが、現場の雰囲気から幸い大事には至らなかったようです。
そこからは少しだけスピードを上げて楽しいドライブとなりました。
ニセコパノラマラインから道道58号線に乗り換えてすぐに「ニセコお花畑」に到着です。
道路の右側の景色はこんな感じ。あいにく、お花は見えませんでした。
道道58号線をさらに進むと道が細くなります。
それでも運転がとても楽しい山道で、このルートを選んで正解でした。
午後3時前に倶知安町の宿の近くまで来てしまったので、「羊蹄山(ようていざん)」の写真が撮れるいい場所を探して周辺をウロウロしますが、あまりいい写真は撮れませんでした。
諦めて午後4時半にチェックイン。
とてもシンプルな部屋でした。
ここは、今回の旅で泊まった宿の中で唯一、部屋にテレビを置いていない宿でした。
まあなくても問題ないですが、ちょっとビックリです。
宿の前の道を歩いて「羊蹄山」の写真を撮りに行きます。
で、なんとか撮ったのがこれ。
肉眼で見る羊蹄山はとても大きくて、ちょっと圧迫感があるくらいなのですが、写真ではなかなか伝わらないことを改めて認識しました( ̄▽ ̄)
夕食です。
この日はずっと道が空いていて、ストレスなく楽しい運転ができた一日でした。
原 宗一郎