GR86旅8日目の走行ルートです。
栃木県真岡市~茨城県土浦市までの走行距離は 166 kmでした。
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8日目:10月4日(金)
真岡(もおか)市の宿で午前5時半起床、この日の走行ルートと宿を決め、そして翌日の宿も予約。
ガラガラの大浴場で朝風呂を浴びて、7時過ぎに朝ごはんです。
納豆、生卵、明太子、海苔、梅干し、そしてみそ汁と白米。
おいしかったです(^-^)
この宿の客は、いわゆるガテン系の方が多いのですが、皆さん米ではなくパン食でちょっと意外でした。
8時半に出発し、「笠間稲荷神社」には9時過ぎに到着です。
平日朝の街は静かです。
立派な大鳥居です。
参道のお店は閉まっていました。
参道に沿って稲荷大神のお使いである狐の石像が並んでいます。
「楼門」です。
笠間稲荷神社の創建は651年とされている由緒ある神社で、日本三大稲荷の一つと言われています。
GR86をとめた駐車場の方によると、日本三大稲荷のある京都府(伏見稲荷大社)と愛知県(豊川稲荷)から御朱印長を持ったたくさんの人がやって来るとのことでした。
「拝殿」も立派でかっこいいです。
人のいない静かな空気の中、家族のことと交通安全をお祈りしました。
「総門」はとても古い造りのままです。
門の中の天井も古い雰囲気です。
調べてみると1816年に再建されたものでした。
午前10時前に出発して国道50号線を東へ進むこと40分程で、水戸市の「偕楽園」に到着です。
偕楽園から少し遠い駐車場に来てしまったようで、近くにいた方に道を教えてもらってぶらぶら歩いて行きます。
10分ほどで到着です。
偕楽園は「日本三名園」の一つで、1842年に水戸藩主 徳川斉昭(なりあき)が造園しました。
案内図によると庭園の半分ほどが梅林となっているようです。
下の写真の正面の通路の右側が梅林ですが、あいにく10月は見頃ではありません。
「好文(こうぶん)亭」に行ってみることに。
随分奥まったところにあり、ここから入るようです。
チケットを買って進んで行くと立派な木造のお屋敷があります。
1842年創建ですが、現在の建物は昭和30年~40年代に再建されたものです。
靴を脱いで玄関を上がり、1階の「つつじの間」です。
ふすまに描かれた大胆な色使いのつつじが美しいです。
狭くて薄暗い廊下は歴史を感じさせてくれます。
「東塗縁(ひがしぬりえん)広間」です。
とても広い板張りの部屋で、庭が良く見えます。
階段を上っていくと、2階には藩主の護衛の侍用の小さな控室があるだけで、すぐに3階へと続いています。
3階の「楽寿楼(らくじゅろう)」です。
3階からは、偕楽園の庭園とその向こうに「千波(せんば)湖」が見えます。
ここで突然のにわか雨に降られ、15分ほどの雨宿りとなりましたが、この風景を眺めているうちに時間はすぐに過ぎました。
偕楽園の庭園は期待していたよりこじんまりしていましたが、好文亭はその造りや装飾がとても良く見応えのあるところでした(^^)/
先日訪れた兼六園(金沢市)、お盆に家族と行った後楽園(岡山市)と合わせて、この偕楽園で日本三名園はコンプリートです。
雨もやんだので、千波湖の湖畔まで歩いてやって来ました。
思いがけずとても広い湖で、空もすっかり明るくて気持ちいいです。
すぐそばで水戸黄門こと、徳川光圀公も湖をご覧になっておりました。
10初旬とはいえこの時の気温は34℃とめちゃくちゃ暑く、GR86に戻って汗だくのシャツを着替えての出発となりました。
偕楽園から1時間ほど走って「国営ひたち海浜公園」到着は午後1時。
入場ゲート前にあった案内図です。
あまりに広くてどうしようかと思いましたが、暑さと時間を考えて今回は地図の水色のエリア「みはらしの丘」を中心に見ることにします。
入場ゲートです。
園内に入り、方向としては海に向かって東に歩いて行きますが、思ったより人が少なかったです。
この時期、みはらしの丘のメインは「コキア」で夜はライトアップされるようです。
ライトアップは別料金です。
みはらしの丘に近づくとたくさんの花が咲いていてとても綺麗です。
更に進むと辺り一面がコキアに覆われます。
ほとんどがまだ緑色ですが、一部赤く色づいているところもあります。
丘の頂上までやって来ました。
みはらしの丘がめちゃめちゃ広いことが分かります。
東を見るとすぐ近くに太平洋とその水平線が見えます。
東西南北、どちらを見ても解放感のある景色が良かったです。
それにしても気温は相変わらず34℃で参りました(>_<)
汗をかきながら駐車場に戻り、午後2時過ぎに出発。
しばらく走って「幸楽苑」を見つけ、遅いお昼ご飯とします。
「中華そば」です。
汗をかいた体に醤油味が染みわたりました。
これで税込490円は驚異的です。
ここから「表筑波スカイライン」へ向かいます。
国道6号線で南へ進み、ナビに従って県道7号線→42号線と乗り継いだのですが、この県道42号線が最悪でした。
表筑波スカイラインに近づくと道幅が極端に狭くなり車1台がやっとで、さらに急勾配と、二度と通りたくない道でした。
表筑波スカイラインは中央線も引いてあって適度なコーナーも多く楽しく走れる道でした。
ただ、ここは地元の走り屋さんだらけで、すれ違うクルマのスピードと迫力が明らかに普通じゃなかったです。
私が見た観光案内のWebsiteには「筑波山を眺めながら爽快な気分で走れる稜線のドライブルート」と書かれていたのに一体どうなっているのかと思い、途中にあった駐車場で20代前半と思われる地元ナンバーの走り屋さん3人に声をかけて聞いてみました。
教えてもらった情報は以下のようなもの
・この道は走り屋が多く、スピードがすごいし事故も多い
・特に夜は危険なので絶対おすすめしない
・二輪は乗り入れ禁止だがたまに走ってることがあり、二輪の事故も多い
・頭文字Dの舞台になったと聞いたことがある
とても勉強になりました( ̄▽ ̄)
3人の走り屋さんとは、お互いに「運転、気を付けて!」と言って別れました。
見晴らしの良い駐車場でした。
その後はそのまま山を下って土浦市の宿到着は午後6時でした。
大浴場は広く、サウナや水風呂も充実してました。

(画像は楽天トラベルの公式Websiteよりお借りしました)
昼食が遅かったので軽めの夕食です。
テレビのローカル番組でローカルなニュースを見ながらいただきました。
10月だというのに本当に暑い一日でした。
原 宗一郎