GR86で大阪から明石海峡大橋経由で四国へ渡り、徳島県→高知県→香川県を回って瀬戸大橋から戻って来る旅。
4日目の走行ルートです。
高知市~徳島県みよし町までの走行距離は 146 kmでした。
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4日目:5月16日(金)
午前5時、高知市内の宿で起きてこの日の走行ルートを決め、楽天トラベルで徳島県みよし町の宿を予約しました。
6時半に大浴場にて朝風呂ですがこの時間帯は露天風呂には入れず、残念。
7時半、朝食です。
トレーの中の食器の配置とおさまり具合は完璧ですが、ご飯のよそい方が…。
8時半に出発し、まずは「桂浜公園」を目指します。
公園駐車場はガラガラでした。
誰もが知る「坂本龍馬像」です。
3年前(2022年)の3月に来た時にはなかった、龍馬像のすぐ横の展望台に上ってみました。
高さは龍馬像とほぼ同じです。
顔の表情や袴の下に履いたブーツまで、間近でじっくり見ることができます。
「お金いるなら上らなくていい」と言っている観光客の声が聞こえてきましたが、展望台料金200円の価値は十分にあると思います。
「桂浜」はとても綺麗な砂浜です。
ついつい海に近づきたくなりますが、「危険なので波打ち際に近づかないように」と繰り返しアナウンスされていました。
桂浜から坂道を登って「高知灯台」へ。
1883年(明治16年)、高知県で最初に設置・点灯された灯台だそうです。
残念ながら中に入ることはできません。
「高知県立 坂本龍馬記念館」です。
前回来た時はちょっと駆け足の見学になってしまったので、今回はじっくり見ようと思って再訪しました。
常設展では、龍馬が書いたたくさんの手紙を中心に生涯の活動を紹介する資料が展示されています。
この時の企画展は「幕末維新期の写真展」で、高杉晋作・福沢諭吉など、当時活躍したたくさんの人々の写真を見ることができ、面白かったです。
この記念館には、先ほどのとはちょっと雰囲気の違う龍馬像がありました。
広い屋上に出てみました。
西に続く海岸線と広い海が見え、とても良い眺めです。
記念館の中を1時間半かけてゆっくり見学ができ、充実した時間でした。
駐車場に戻る途中で嫁さんと娘へ、そして翌日訪問予定の母が入居しているケアハウスの職員さんへのお土産を購入。
11時過ぎに出発し30分程で「四国八十八箇所第三十一番札所 竹林寺」に到着です。
「仁王門」の古びた感じがとてもいいです。
門自体は明治時代の再建ですが、その中の仁王像は1686年造顕だそうです。
門をくぐると、境内はとても静かで新緑と石畳がめちゃくちゃいい雰囲気でした。
石畳の途中にあった「日吉神社」の「親子狛犬(こまいぬ)」です。
親子の狛犬は初めて見ましたが、なんだか微笑ましいものです。
突き当りの階段を上って左手にある「太子堂」。
真言宗の宗祖、弘法大使・空海をお祀りしているお堂です。
その向かいに大きくて立派な「本堂(文殊堂)」があります。
太子堂とともに1644年建立で、こちらは国の重要文化財です。
お線香をあげて、家族の健康と旅の安全を願いました。
竹林寺には立派な五重塔があります。
元々は三重塔があったらしいのですが、1980年に五重塔として再建されたものです。
帰り道、釣り鐘があったので突いてみることにしました。
真剣に突いたのでいい音がしましたが、後で調べてみると参拝を終えてから突く鐘は「戻り鐘」と呼ばれて、良くないそうです。
まだまだ勉強不足です。
正午過ぎに出発し、「潮江天満宮」へ向かう途中に見つけた「丸源ラーメン」でお昼ご飯としました。
「醤油とんこつ 白」です。
以前食べた記憶の味より醤油味が強かったですが、おいしかったです。
ラーメンを食べながら先の行程を確認していて、これから高知市の中心部に行くとその先が時間的に厳しくなると思い、ここから折り返して「祖谷(いや)のかずら橋」に向かうことにしました。
山の中を北へ向かう国道32号線は、適度な登りのコーナーが続くめちゃめちゃ楽しい道でした。また走りたいです(^_-)-☆
国道32号線から県道45号線に移って午後2時半、かずら橋夢舞台駐車場に到着です。
駐車場からかずら橋へは、お土産屋さんが入った大きな施設を抜けていきます。
歩くこと5分ほどで、かずら橋が見えてきました。
長さ45m、幅2m、水面上14mとのこと。
木々の緑とかずら橋のコントラストがとても綺麗でした。
橋を渡るのは有料です。
大勢の観光客がかずらをしっかり掴んで足元を見ながら一歩一歩進んでいました。
実際に歩いて見るとこんな感じで、水面からかなり高いことが分かります。
ただ、しっかりと作られた橋で足元の隙間も思ったほど大きくはなく、怖くはありません。
私は岡山県出身で、物心ついた頃から“祖谷のかずら橋”をテーマにした味噌のTVコマーシャルを何度も見てこの橋が強く脳裏に残っており、いつかこの橋を渡りたいと思っていました。
調べてみると「魚井の御前みそ」のCMでした。今回ここに来てとてもすっきりした気持ちになりました。
上流側の景色です。
橋を渡り終わって、たもと付近から。
かずらだけでちょっと頼りなさげに見えますが、ちゃんと頑丈なワイヤーが入っているそうです。
祖谷川に下りてみました。
巨大な岩がごろごろしているのを見ると、水量が増すととんでもない濁流になるんだろうなと想像できます。
駐車場の精算機は、GR86の運転席からでは手が届きません。
最近主流のミニバンやSUVにちょうどいい高さにしているのだと思いますが、勘弁してって感じです。
一度車外に出て、清算しました( ̄▽ ̄)
国道32号線に戻って北へ向かい、「大歩危(おおぼけ)峡」へ移動。
駐車場のすぐ下が観光遊覧船の船着き場でした。
私は乗りませんでしたが…。
吉野川の水は濃いエメラルドグリーンで透明度が高く、とてもきれいです。
両岸の結晶片岩が水蝕されてできた溪谷は、なかなか見応えのある絶景でした。
続いて「小歩危(こぼけ)峡」も、と思っていましたが駐車場を見つけられず残念ながらパスです。
午後4時半、この日の宿の近くにスーパーを見つけました。
なぜか屋台もあってにぎやかです。
吉野川SA近くの宿の部屋はこんな感じで、ベッドが広いです。
夕食はスーパー「フレンズ」で買ったお惣菜。
この3日間コンビニ飯だったので、手作り感がうれしかったです(^^)
原 宗一郎