GR86で大阪から明石海峡大橋経由で四国へ渡り、徳島県→高知県→香川県を回って瀬戸大橋から戻って来る旅。
5日目の走行ルートです。
徳島県みよし町~香川県坂出市までの走行距離は 141 kmでした。
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5日目:5月17日(土)
徳島県の吉野川SA近くの宿で5時半に目覚めたとき、外は豪雨でした。
大浴場はないので、今回の旅で初めて部屋のシャワー。
宿のロビーに朝食を取りに行きます。
部屋に戻ってパンとコーヒー、オレンジジュースの軽朝食です。
9時過ぎ、土砂降りの中、出発しましたがすぐに雨は上がりました。
山の中だからか、低い雲が見えます。
国道319号線を北上して香川県に入り、「銭形(ぜにがた)砂絵」の見える「銭形展望台」到着は10時でした。
土曜日ですが、駐車場はガラガラです。
展望台は駐車場からの階段をあがるとすぐにあります。
2022年3月の四国旅行時には、この展望台への道が工事のため通行止めで上るのを諦めました。
展望台からの景色。
瀬戸内海をバックにした林の中に、砂で作られた「寛永通宝」が見えます。
東西122m、南北90m、周囲345mだそうです。
ちょっとわかりにくいのでズームしてみました。
文字がはっきりと見えます。
左手に瀬戸内海を見ながら県道21号線を北上し、30分ほどで「津嶋神社」に到着です。
この神社の本殿は陸から少し離れた小さな島にあります。
本殿に渡る「つしま橋」へ行ってみたのですが、閉鎖されていました。
橋のたもとにあった説明書きによると、橋を渡れるのは8月4日・5日の夏季例大祭のときだけのようです。
知りませんでした( ̄д ̄)
諦めて「遥(よう)拝殿」で家族のことと旅の安全を願いました。
気を取り直して次の目的地「四国八十八箇所第七十五番札所 善通寺」へ。
到着は11時過ぎですが、朝食が軽かったためかお腹がすいて駐車場入り口近くのうどん屋さんでお昼ご飯です。
メニュー。
月見うどん(小)+えび天+おにぎり、です。
ちょっと塩味が強めですが、やはり本場で食べる讃岐うどんは大変おいしかったです。
駐車場から石の橋を渡って善通寺境内へ。
ここ善通寺は、弘法大師空海の御誕生地であり、京都府の東寺・和歌山県の高野山とならぶ弘法大師三大霊跡の一つです。
「鐘楼堂」です。
自由に鐘を突けるようで、何組かの家族連れの列ができてました。
「御影堂」です。
特徴的な屋根の造りが印象的です。
「仁王門」とその中の「大わらじ」です。
門をくぐって振り返ると「金剛力士像(仁王)」があります。
金剛力士像は1370年(南北朝時代)の製作だそうです。
善通寺の敷地は約45,000平方メートルと四国八十八箇所の中で最大で、「金堂(本堂)」や「五重塔」などがあるエリアへはまだ少し歩きます。
「中門」です。
中門の奥の左に金堂、右に五重塔が見えます。
1699年再建の立派な金堂は中に入って自由に拝観できます。
家族の健康、交通安全をお願いしました。
五重塔です。
高さは約43メートルで、近くで見るととてもきれいな塔でした。
五重塔の近くにあった「大楠(おおぐす)」。
樹齢千数百年で弘法大師空海誕生の頃から生い茂っていたといわれているそうです。
ちょっと蒸し暑かったですが、落ち着いた雰囲気の広い境内をゆっくりと見て回ることができました。
12時半ちょっと前に出発してちょうど1時間で「屋島」に到着です。
国道11号線から山頂にあるこの駐車場へ上る「屋島スカイウェイ」は、GR86で走るのがとても楽しい道です。
駐車場から歩いて10分足らずの「獅子の霊巌(れいがん)展望台」から見る瀬戸内海は広々としていい眺めでした。
更に歩いて5分ほどの「西尾根展望台」からは、讃岐平野が一望できます。
写真では伝わりませんが、実際は視界いっぱいの半端ない広さでおススメのスポットです。
この山頂には「四国八十八箇所第八十四番札所 屋島寺」もあります。
「四天門」から入ります。
屋島寺は8世紀の中頃、鑑真和上によって開創されたと伝えられています。
国指定重要文化財の本堂です。
これまでに何度かお参りに来ていますが、だいたい盆正月なので多くの人でにぎわっている印象があります。
この日は本当に静かで、これまでとはちょっと違った雰囲気を楽しみました。
駐車場に近い「東大門」を出て振り返ると、ちょうどお遍路さんが出て来られるところでした。
午後2時半に出発して、80代の母親が入居している高松市内のケアハウスへ。
母と会うのは5か月ぶりでしたが、いつもは嫁さんや子供たちと一緒なので、今回は久しぶりに2人でゆっくり話をすることができました。
とても元気そうで安心しました。
1時間半ほど滞在し、ケアハウスの職員さんにご挨拶をして坂出(さかいで)市内の宿へ向かいます。
宿のすぐ近くで見つけたLAMUに寄って夕食を買い、宿到着はちょうど6時でした。
すぐに大浴場で汗を流しました。

(画像は宿の公式Websiteよりお借りしました)
夕食です。
ちょっと甘めのタケノコの土佐煮がおいしかったです。
原 宗一郎