GR86の旅、4月23日(火)(7日目)の走行ルートです。
長野県諏訪市から松本市までの走行距離は 122 kmでした。
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諏訪市の宿で午前5時起床、この日の行き先や走行ルートなどをあれこれ考えます。
6時半、諏訪湖へ散歩に出ました。
天気は曇り、気温17℃とちょっと肌寒い中、宿から歩いて5分で到着です。
地元の方々なのか、湖畔を歩いている人が多くいます。
雲が低く、景色はイマイチでしたがいい運動になりました。
宿に戻って大浴場で朝風呂、そして朝食です。
朝食会場では外国人の団体客がにぎやかに食事をとっていました。
9時過ぎに出発して15分程で「諏訪大社 下社春宮(しもしゃはるみや)」に到着。
諏訪大社は四つの神社からなっており、下社春宮は諏訪湖のすぐ北にあり、近くに「下社秋宮(あきみや)」があります。
昨日お詣りしたのは湖の南に位置する「上社本宮(かみしゃもとみや)」で、その近くには「上社前宮(かみしゃまえみや)」があります。
「神楽殿(かぐらでん)」です。
しめ縄が立派です。
神楽殿の奥に進むと、中央に「幣拝殿(へいはいでん)」、その両脇に「左右片拝殿(さゆうかたはいでん)」があります
とても豪華な造りで、見入ってしまいます。
そして片拝殿の手前にそれぞれ一本の「御柱(おんばしら)」が立っています。
こちらは下社春宮の4本の御柱のうちの1本、「一之御柱」です。
間近で見るとすごい迫力です。
山中から御柱として切り出した樅(もみ)の大木を、上社本宮・前宮、下社春宮・秋宮まで曳行して社殿の四方に立てて御神木とする祭りが「御柱祭り」で、7年ごとに行われているそうです。
私もこの有名なお祭りはテレビのニュースで見たことがあり、氏子の人たちが大木に乗って急斜面をすごいスピードで下りていくシーンを覚えています。
この大木にまたがって急斜面を下りるというのはちょっと怖くて想像できません。
そこから5分程歩いて「万治の石仏(まんじのせきぶつ)」へ。
ビジュアルのインパクトがものすごく、感動的です(^_-)-☆
この石仏をみた芸術家・岡本太郎が絶賛したらしいです。
写真では大きさが分かりにくいですが、高さ2.6メートル、幅3.8メートル、奥行き3.7メートルだそうです。
奥行きの長さにびっくりです。
江戸時代の日本人が造ったとは思えないこのお顔の雰囲気もなんとも言えません。
“万(よろず)治まる”の文字通り、物事を丸く治めるご利益があると言われているそうです。
すぐ横の立札に書かれている通り、家族の健康とこれからも元気で車旅ができるようにと願い事を心の中で唱えながら石仏の周りを時計周りに三周しました。
万治の石仏から駐車場への帰り道にあった「おんばしら館 よいさ」に寄ってみることにします。
御柱の一部が展示されており、その大きさを実感できます。
職員のかたが丁寧に館内を案内してくれ、さらに大画面で御柱祭りの映像を見てここで初めて祭りの歴史や詳細が分かり、大変勉強になりました。
10時半に出発。
今日もビーナスラインを走りたいので、前日とは違うルート(国道142号線・県道152号線)で「白樺湖」へ。
走り始めて20分程で霧が出てきたためスピードは少し控えめでしたが、それでもこの辺りの山道は本当に楽しく走ることができます。
11時半に到着した白樺湖は霧で真っ白でした。
特に見るものもないのでそのままビーナスライン→県道40号線→国道254号線と反時計回りに大きく遠回りとなるルートで松本市へ。
松本市の市街地を南へ通り抜けて、午後1時過ぎに「松本市考古博物館」に到着です。
松本市内の古墳など、いろいろな遺跡から出土した土器や装飾品、剣などたくさんの展示物があります。
期待していたよりこじんまりした施設でしたが面白かったです。この地域の地理に詳しい地元の方々は身近なものとして更に楽しく見学できるのだろうと思います。
午後2時に出発し、考古博物館に来る途中に見つけて気になっていた「岐阜タンメン」のお店へ。
野菜と豚肉、にんにくの利いたスープでとてもおいしかったです。
麺も私好みの細麺でよいのですが、もうちょっと量が欲しいところです。
松本市内を北上し、「松本城」近くの駐車場にGR86をとめて市内散策です。
のんびり15分ほど歩いて「松本市時計博物館」に到着。
100点以上の和洋古時計を動く状態で展示しているそうです。
古くて雰囲気のよい時計がたくさんあります。
私はスマホにミュージアム展示ガイドアプリ「ポケット学芸員」をインストールしており、日本全国のいろいろな施設の学芸員の方々が作成した解説文やナレーションを無料で楽しむことができます。
上の写真にあるように展示物の番号を指定してその解説を見たり聞いたりできるので、これがあるととても楽しく見て回ることができます。
大きな振り子時計が並べられている展示スペースです。
「カチコチカチコチ…」という小さな音がずっと聞こえていてめちゃくちゃ癒されます。
ずっと聞いていたい音でした。
その後も「ポケット学芸員」に助けてもらって楽しい時間を過ごすことができました。
帰り際、受付のかたに「とても楽しい博物館ですね」と伝えました。
すぐ近くの「四柱(よはしら)神社」にお詣り。
観光スポットとして有名な「なわて通り商店街」を歩きます。
お店の軒先に吊るされたサケ。
本物のようです。
午後4時に松本城まで戻ってきました。
相変わらずカッコイイお城です。
駐車場を出て近くの宿に向かう途中で懐かしい信号機がありました。
白と青の斜めのストライプです。
まだあるんですね(^o^)丿
本日の宿です。
宿のご主人が車好きのようで、私のGR86を見て「車高はノーマルですか?」「あのブレーキキャリパーは?」というご質問をいただきました。
楽しく車のお話をさせていただきました。
私の部屋です。
落ち着きます。
そしてお風呂。

(画像は楽天トラベルのWebsiteよりお借りしました)
宿から徒歩10分くらいのスーパーで買ってきた夕食です。
お昼の岐阜タンメンが遅かったので軽めです。
この日は「万治の石仏」が強烈でしたが、その後もGR86で走る楽しい山道、珍しい時計達など、本当に楽しい一日でした。
原 宗一郎