GR86旅5日目の走行ルートです。
長野市~福島県南会津町までの走行距離は 287 kmでした。
今回の旅で最も長い距離を走った一日でした。
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5日目:10月1日(火)
長野市の宿で午前5時起床。
今後の大まかなルートをあれこれ考えて、長野県から福島県へ進みそこから南下、房総半島の海岸線をぐるっと回って東京湾アクアライン経由で東京都内の次男のところに寄って、太平洋側を走って大阪まで帰ることに決めました。
ちょっとすっきりした気持ちで大浴場へ、そして朝食です。
最近の宿はどこもごはん(お米)がおいしいです。
8時に出発したところ、長野市内の通勤ラッシュに巻き込まれてなかなか進みません。
国道117号線も市街地を抜けるとスムーズでした。
景色も天気もよく、気持ち良かったです。
新潟県津南町のガソリンスタンドで店員さんと話していて、「これから清津峡(きよつきょう)に行く」と言うと「予約制になったみたいですが、予約してますか?」とのこと。
いつものごとく下調べをしていないので予約のことなど全く知らず、またやってしまったかと思い慌ててネットで調べてみるとこの日は予約不要でした。
イベント開催時などは完全予約制になるようです( ̄▽ ̄)
ホッとしつつ、11時に「清津峡」に到着です。
清津峡渓谷トンネル管理事務所の公式Websiteによると「清津峡は日本三大峡谷の一つで、清津川を挟んで切り立つ巨大な岸壁がV字型の大峡谷」とのことです。
駐車場から川沿いの道を歩きます。
すぐに「清津峡渓谷トンネル」の入口に到着。
元々は清津川に沿って遊歩道があったのですが落石事故によって通行禁止となり、観光のために新たに歩道トンネルを作ったらしいです。
トンネルの全長は750 mで、途中3カ所の見晴所と終点のパノラマステーションから峡谷を見ることができます。
少し肌寒いくらいに涼しいトンネルの中を歩いて行きます。
第一見晴所です。
外を見ると、目の前に柱状節理のごつごつした岩肌が見えます。
もう少し歩いて、第二見晴所です。
白黒のインパクトがすごいです。
真ん中の丸い建物はトイレらしいです。
そこから見えた渓谷。
岩肌までの距離が近く、ちょっと圧迫感があるくらいです。
エメラルドグリーンの清津川がきれいでした。
更にトンネルを進んで第三見晴所。
金属板が反射する外からの光と、赤い光の組み合わせがなんだかおしゃれです。
終点のパノラマステーションです。
「おぉ、すばらしい」という感じでした。
床はごく浅いプールになっていて、水鏡にV字型の峡谷がきれいに写り込んでいます。
写ってる人は知らないおじさんです。
少し角度を変えて撮ってみました。
トンネルの壁面は鏡面仕上げになっていて、面白い写真になりました。
ここで折り返してトンネルを戻って行きます。
こういう色の変化もいいです。
清津峡渓谷トンネルは、その形をうまく活用したアートで楽しませてくれるところでした。
11時半すぎに出発し、国道117号線に戻って新潟県長岡市方面へ。
この日はGR86で山道をたくさん走ろうと思い、地図を見て面白そうな国道290号線・252号線を通って福島県南会津町まで行くことにしたので、長岡市経由です。
十日町あたりでしばらく現行モデルのフェアレディZの後ろを走りましたが、後ろから見るとシンプルでかっこいいなと思いました。
「悠久山(ゆうきゅうざん)公園」到着は午後1時半でした。
駐車場の近くに綺麗な庭園があります。
公園内の高台にある「長岡市郷土史料館」に向かう途中、小さな動物園がありました。
サル山は園の外からでも見ることができます。
この時の気温は30℃で、サルたちも日陰でぐったりといった感じです。
史料館はお城の形をしています。
展示物は長岡市出身の偉人の紹介がメインであいにく私にとってはなじみがないものがほとんどでした。
「ふ~ん」という感じで見ていると「雪国の民族展」のコーナーがあったので覗いてみます。
ワラの雪ぐつは、昔話のアニメなどで見た記憶があります。
これは「ツグワ」というもので、乳児を入れておく籠だそうです。
赤ちゃんを入れて部屋の中や田んぼのあぜに置いたり,つるして揺籃にもしていたそうです。こういうものがあるのを知りませんでした(~_~)
古い湯たんぽやアンカです。
農家の暮らしの様子、など。
こういう生活に密着したものを見るのが好きなので、私にはこちらの方がおもしろかったです。
史料館の最上階から見えた景色です。
晴れ渡った空がとても綺麗でした。
悠久山公園は広くてきれいなので少し散歩でもと思いましたが、気温30℃には勝てず諦めました。
午後2時に出発して、国道290号線で南東方向に進みます。
途中、群生しているたくさんのススキがありました。
まだまだ暑いですが、秋が近づいてきているのを感じました。
国道252号線に乗り換えて福島県へ。
この252号線は所々狭いところもありますが、ほとんどの区間でセンターラインもきちんと引かれていて、とても楽しく走ることができる山道です。
延々とコーナーが続くので、ブレーキ使用を最小限にしてGR86をスポーツモードにしてアクセルワークメインで走るのが楽しかったです。
運転は楽しかったのですが、長岡市を出て山の中の道を走り始めてからコンビニも飲食店も見つけられず、お昼ご飯を食べることができないまま、午後5時過ぎに福島県南会津町の宿に到着です。
この日の宿のお風呂はこんな感じ。

(画像は宿の公式Websiteよりお借りしました)
お昼ご飯を食べられなかったので、夕食はかつ丼にしました。
ちょっと甘めのカツ丼でしたが、長時間の運転で疲れていてめちゃくちゃおいしかたったです。
GR86で山道をたくさん走って充実した一日でした。
原 宗一郎