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原 宗一郎のブログ一覧

2023年06月22日 イイね!

GR86で行く北海道:黄金道路で襟裳岬へ・道の駅でレコード鑑賞 ~2023年夏の旅(14日目)~

〖14日目:6月22日(木)〗

この日の走行ルートです。



本別町から厚真町までの走行距離は340 kmでした。

新冠町の道の駅で40年ぶりに聴いたレコードの音の繊細さに感動した日でした。

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本別(ほんべつ)町の宿で午前5時半起床。

大浴場はないので部屋のシャワーを浴びて、午前7時に朝食。



お寿司屋さんがやっている宿だけあって、料理がとてもおいしく、ご飯もお替りしてお腹いっぱい食べました。

この旅でこれまで食べた朝食でベストでした。

午前8時出発。

道道56号線を南下し、国道336号線へ。

広尾町のまっすぐな道です。



長い直線はクルーズコントロールで走ると楽です。

太平洋に出ると信号もなくなりペースが上がります。

海岸線ぎりぎりの道路はところどころ覆道(ふくどう)になっています。



暗いトンネルの中を走るのは好きではありませんが、覆道はスピード感があって楽しいです。

昨日の霧多布(きりたっぷ)で見たのと同じように、海からの霧が山の斜面を這い上がっていきます。



この光景がおもしろくて、路肩にGR86をとめてしばらく眺めていました。

海には強烈な潮の香りが漂っていました。



「えりも黄金トンネル」です。



全長4,941 mで、北海道内の道路トンネルで最も長いそうです。

「望洋台」です。



国道336号線から道道34号線へそれて、午前11時すぎに「襟裳岬」到着です。

楽しいドライブでした。



平日のためか、駐車場は思ったほど混んでいません。

「風の館」です。



風速25メートルの風を体感できるらしいですが、パスです。

「襟裳岬灯台」です。



「襟裳岬」です。



うっすらとですが水平線も見えていい眺めでした。

この道を下りてさらに先に進みます。



ここから先には行けないようです。



空が青いと良かったのですが…。

ここで40歳前後と思われる、いかつい感じの男性とちょっと派手めの女性のカップルがお互いの写真を撮り合っていたので、「ご一緒に撮りましょうか?」と声をかけたところ、女性から満面の笑みで「大丈夫です~」と断られてしまいました。初めての経験です。
が、その2~3分後、男性が申し訳なさそうに「やっぱりお願いします」と。
言われるがままに写真を撮りましたが、私にとっては「???」の出来事でした。微妙な関係なのでしょうか(@_@)

駐車場に戻って「えりも観光センター」を覗いてみます。

水槽においしそうな毛ガニがいました。



トイレを借りて、12時すぎに出発。

国道336号線に戻って左に海を見ながらどんどん西へ進みます。

午後1時すぎ、浦河町で国道235号線に移ってすぐのところにあったおそば屋さんに入ってみました。

「若鶏ざる」を注文したところ、お店の方が「あと一人前だけ十割そばがありますがいかがですか、プラス100円ですが…」とのことでお願いしました。



少し太めの手打ちそばと鶏肉とネギのあたたかいつけ汁です。

十割そばは、いい香りでほんのり甘く、つゆとの相性もとてもよかったです。

そば湯で飲んだつゆも美味しかったです。

国道235号線をさらに進んで行くと大きな道の駅があったので寄ってみることに。

「道の駅 サラブレッドロード新冠(にいかっぷ)」です。



「ハイセイコー」の像がありました。



競馬には興味のない私でも知っている名前です。

そういえば、新冠町がある日高地方は有名な競走馬の産地でした。

「レ・コード館」を覗いてみます。



受付で「今すぐホールでレコードを聞くことができますがいかがですか」と言われ、何のことかよくわからないまま「じゃあお願いします」と答えてしまいました。

なぜか速足で連れて行かれたホールです。



見たことのない大きなスピーカーにちょっと期待が膨らみます。

私のほかにお客さんはいません。

お姉さん「ジャズ、クラシック、ポップスなど、お好きなジャンルはありますか」
私「クラシックを…、チャイコフスキーだとうれしいです」

で、お姉さんがかけてくれた曲は私が大好きな「1812年」でした。



約40年ぶりにレコードで音楽を聴きました。

レコードに刻まれた溝からレコード針で情報を拾って音を再現するわけですが、あの細い溝にどうやったらこんなにたくさんの情報を入れられるのか不思議に思うほど迫力があり、かつ繊細な音で驚きました。

もちろんスピーカーやその他の音響機器の性能のおかげもあるとは思いますが、レコードを見直しました。

時間が限られているようで、曲の最後まで聞くことはできませんでしたが素直に感動しました。

続いて施設内を見学です。

日本中から寄贈されたレコードは100万枚だそうです。



昔見たことがあるジャケットもありました。



古い蓄音機なども展示されています。



たまたま入った「レ・コード館」は、とてもいいところでした(^^)/

午後3時半すぎに出発です。

いつもGR86の中ではクラシックではなく、ONE OK ROCK、UVERworld、MAN WITH A MISSION、米津玄師などにメインに聞いています。

日高町で国道235号線→237号線に移り、平取(びらとり)町で道道59号線へ。

平取町から宿のある厚真(あつま)町へ続く山の中の道道59号線はGR86で走るのがめちゃくちゃ楽しい道でした。

宿には午後5時過ぎに到着。



この日私が泊まる部屋は「移動式ハウス型宿泊ムービングハウス」というものでした。



上の写真のように2棟が一つの建物になっています。

入口を入って左側がベッドルーム。



右側がキッチンとリビングルーム。



ベッドルームとキッチンの間にバス・トイレがあります。

コンテナハウスのようなものですが、細長い間取りなので使い勝手はイマイチです('Д')

ムービングハウスから大浴場のある建物へは外を200 mほど歩いて行く必要があります。

大浴場の泡風呂。


(写真は宿の公式Websiteよりお借りしました)

天然温泉ではないですが、いろいろなお湯を楽しむことができました。

ハマナスクラブというコンビニで買った夕食です。



PALMビールは初めて飲みましたが、フルーティーで大変おいしかったです。

この3日間で約1,000 km走ったせいか疲れていたようで、夕食後はぐっすり眠れました。

原 宗一郎
Posted at 2023/07/27 17:10:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域
2023年06月21日 イイね!

GR86で行く北海道:霧多布湿原・霧多布岬・釧路湿原 ~2023年夏の旅(13日目)~

〖13日目:6月21日(水)〗

この日の走行ルートです。



根室市から本別町までの走行距離は286 kmでした。

霧が海から陸に押し寄せる、そんな私の知らない風景を見ることができた一日でした。

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根室市の宿で午前3時半に目が覚めました。

部屋の窓から、カメラの設定を変えて数枚撮った写真の中で一番肉眼に近いものがこれです。



夜が明けるの早すぎです。もう一度寝ました。

6時に起きて朝風呂の後、朝ごはんです。



昨日、焼き鳥を買った「タイエー」は調理パンも充実しています。

8時半に出発し、国道44号線を西へ20分程走って、昨夕ナビの設定間違いで来てしまった「道の駅 スワン44ねむろ」に到着です。

北側に「風連(ふうれん)湖」があります。



雲一つない青い空とその下のさらに青い湖面がとてもきれいでした。

国道44号線をさらに西へ進み、浜中町で道道599号線→808号線で「霧多布(きりたっぷ)湿原センター」に10時に到着しました。



センターから南の方角を見ると「霧多布半島」のあたりに海から大量の霧が上がって来ているようです。



見たことのない不思議な光景でした。

センターの1階ロビーの様子。



霧多布湿原にはたくさんの鳥が生息しているんですね。

トイレの洗面台。



初めて見るタイプでした。

「やちぼうず木道」を散策してみます。



木道を歩いて行くと「2代目やちぼうず大王」がありました。



ただ、左の丸い枯草の塊がそれなのか、右の緑に生い茂った草なのか、よくわかりませんでした( ̄▽ ̄)

日が差していますが気温はそれほど高くなく、木道の散策はとても気持ちいいものです。



ゆっくりと静かな湿原を楽しむことができました。

湿原センターを10時半に出て、15分程で「霧多布岬展望台」に到着。

展望台からはうっすらと霧のかかった「霧多布岬」が見えました。



岬の近くの駐車場へ移動します。



ここで湘南ナンバーのAudi TTで来られている人がいたので声をかけてみました。

お互いの旅のことなどをお話しさせてもらっている中で分かったのですが、その方は「タウシュベツ橋見学ツアー」に参加されたそうで、近くで撮った橋の写真などを見せていただきました。私もツアーについて調べていたのですが現在行われていないと思っていました。どうやらどこかの古いWebsiteを見ていたようです(T_T)

旅行者同士の情報交換は楽しくて役に立ちますね。

駐車場からはきれいな青緑色の海が見えました。



岬への道の途中に「湯沸(とうぶつ)岬灯台」があります。



ちょっと変わった形の灯台です。

そこから西の海岸線を見ると、海からすごい量の霧が流れて来ていました。



岬の突端に到着。



広々とした解放感のある風景なのですが、霧で水平線が見えなかったのが少し残念でした。

11時半に出発し、来た道を戻って道道123号線で海に近い道を西へ向かいます。



しばらくは霧の中でしたが走っているうちに霧も晴れ、「愛冠(あいかっぷ)岬」に着くころにはすっかり晴れていました。

道道123号線はたくさんのコーナーが連なり、走るのがとても楽しい道でした。

12時半ちょっと前に到着し、駐車場にGR86をとめて「愛冠岬」へ歩いて行きます。



岬のすぐ手前にシカがいました。



こちらを見ています。

怖いので静かに通り過ぎました。

モニュメント的なものがあります。



後で調べてみると「愛の鐘 ベルアーチ」というものらしいです。

突端に行ってみると、岬の先にある「大黒島」を飲み込むようにして沖から霧が迫ってきていました。



迫力のある、不思議な光景でした。

駐車場への帰り道、北海道大学の「アイカップ自然史博物館」に寄ってみます。



誰でも自由に見学できるようです。

建物の奥の大きな部屋にたくさんの動物や鳥のはく製が展示されています。



なかなかの見ごたえでした。

道道123号線に戻って北へ向かうとすぐに「厚岸(あっけし)大橋」があります。



渡り終えて橋のたもとで写真を撮りました。



午後1時、お腹が空いて近くの「道の駅 厚岸グルメパーク」へ来ました。



いくつかのレストランがありますが、どこも満席で結構な待ち時間なのでとりあえず展望台へ。

西の海にも分厚い霧の層が見えました。



見慣れない風景なのでついつい見入ってしまいます。

道の駅での昼食をあきらめて、国道44号線を西へ進みます。

午後2時過ぎ、釧路市の市街地で「回転寿司屋 まつりや」さんを見つけました。

食べたいものを紙に書いて注文するシステムでした。初めての経験です。

「まぐろ三点盛り」「つぶ貝」「えび」「イカ」を注文。



汁物は「かに汁」です。



もっとお寿司を食べたかったのですが、かに汁でなんとなく満腹になってしまいました。

どれもとてもおいしかったです。

釧路市街地から30分程走って、午後3時過ぎ「釧路市湿原展望台」に到着です。



展望台の東に広がる「釧路湿原」を屋上からみたところ。



ただただ広い、いい景色です。

西の方角には沢山の山々が重なって見えました。



東側とは対照的な眺めで面白いです。

建物の2階には釧路湿原の動植物に関する展示物があり、足早に見て回りました。



特にそれらしい展示物はなかったのですが、2階の中央スペースの青いライトがきれいでした。



展望台の周囲に1週約2.5 kmの遊歩道があるので行ってみます。



林の中のすずしげな道ですが、入口には太い赤字で「ヒグマ出没注意」の立て看板がありました。

途中から下りの木道となり歩きやすかったです。



2.5 kmは長すぎるので途中で引き返しましたが、帰りの上りはきつかったです。

それでも約30分の心地よい散策となりました。

駐車場に戻ると私のGR86の後ろに岐阜ナンバーの白い86がとまっていました。



やはり遠くから北海道に来る人はたくさんいるんですね。

午後4時出発。

元来た道道53号線を南下、海沿いの国道38号線を西へ進みます。

白糠(しらぬか)町で国道392号線に乗って内陸へ向かい、その後は国道274号線で本別(ほんべつ)町へ。

この山の中の国道392号線・274号線はほどよいアップダウンとコーナーが多く、ドライブがとても楽しい道でした。また走りたいです。

午後6時、本別町の宿に到着しました。



ここはお寿司屋さん直営の宿だそうです。

部屋はいたって普通でした。



宿の近くのスーパーで買ってきた夕飯とビールをいただきました。



今日もとても楽しくGR86を運転することができ、大満足の一日でした。

原 宗一郎
Posted at 2023/07/25 18:52:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域
2023年06月20日 イイね!

GR86で行く北海道:ナラワラ&トドワラ・旧奥行臼駅逓所・納沙布岬 ~2023年夏の旅(12日目)~

〖12日目:6月20日(火)〗

この日の走行ルートです。



釧路市から根室市までの走行距離は346 kmでした。

今回の北海道旅行で最も走行距離が伸びた一日でした。

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釧路市阿寒町の宿で午前6時に大浴場へ。

7時に併設の「道の駅 阿寒丹頂の里」のレストランで朝食。



前の日の夕食が中途半端だったので、がっつりいただきました。

8時前に出発し、山の中の国道274号線を東に走ります。とても楽しかったです。

標茶(しべちゃ)町でやや北寄りのルートとなる道道13号線へ。

ホクレンセルフで給油です。



晴天、気温18℃で空気がカラッとしていて気持ちいいです。

道道13号線→国道272号線と進み、海(泊湾)につきあたって右へ折れ、「野付(のつけ)半島」へ。

10時すぎに「ナラワラ展望スペース」に到着です。



「ナラワラ」は、ミズナラやダケカンバなどの木々が海からの浸食により立ったまま枯れていった場所です。



ちょっと遠いですが、立ち枯れた多くの木々の姿がはっきりと見えます。

めずらしい景色でした。

さらに10分程走ると「野付半島ネイチャーセンター」があります。

ここから「トドワラ」を見に行く方法は、徒歩(25分)とトラクターバス(7分)の2つがあります。



天気もいいし景色もよさそうなので、徒歩で行くことにしました。



この時は、団体客に巻き込まれて前後にたくさんの人がいます。

トラクターバスが歩いている私たちを追い抜いて行きます。



歩き始めて17分で「トドワラ広場」に到着です。



太陽が照り付けていて結構暑かったです。

ここからは湿地の上に作られた木道を歩きます。



木道の幅は人がすれ違うのには少し狭いので、ところどころにすれ違い用の広いスペースが設けられています。

木道を最後まで行きつくと「トドワラ」がありました。



「トドワラ」では、立ち枯れたトドマツやエゾマツなどの木々が見られます。

先ほど見てきた「ナラワラ」とは対照的にかなり風化が進んでおり、目の前に残っているのは数本でした。



全て朽ちてしまうのは時間の問題なので、立ち枯れた木々を間近で見られて良かったです。

歩いてネイチャーセンターに戻り、センターのすぐ横の「津波避難タワー」に登ってみました。



平常時は展望タワーとして公開されています。

「国後(くなしり)島」が見えました。



これほどはっきりした島の姿を見るのは初めてで、その距離の近さに驚きました。

展望タワーからネイチャーセンターを見たところ。



海に挟まれたこの半島の狭さがよくわかります。

せっかくなので、GR86で行けるところまで半島の先に向かってみます。

「道道950号線終点」にある駐車場から「野付埼灯台」が見えました。



ここで折り返して、正午に出発。

数分走ったところで鹿の群れを見つけました。



立派な角を持ったオスはカッコイイです。

国道244号線まで戻って海沿いを南下しながらお昼ご飯を食べるところを探していたのですがお店がまったくありません。

進路を内陸に変えて別海(べつかい)町の市街地へ行ってみることにします。

午後1時半、なんとかお店を見つけることができました。



「豚丼」です。



しびれる辛さの花椒(ホアジャオ)がよく利いていて大変おいしかったです。

午後2時過ぎ、「奥行臼(おくゆきうす)歴史の里」に到着です。



このエリアには「旧奥行臼駅逓(えきてい)所」、「奥行臼駅」、「旧別海村営軌道風蓮(ふうれん)線奥行臼停留所」という3つの交通遺産が残っています。

案内板の近くの線路をたどって歩いて行きます。



「奥行臼駅」のホーム側です。



1933年(昭和8年)に開業し、1989年(平成元年)に廃止された標津(しべつ)線の駅です。

正面に回ってみるとこんな感じ。



駅舎の中に入ることもできます。



外観も内部も当時の姿がそのままで、すばらしい(^^)

次は「旧別海村営軌道風蓮線奥行臼停留所」。



昭和30年代終盤に、別海村内の人とモノの交通手段として使われていた車両が展示されています。

「内燃機関車」と木製貨車の「ミルクゴンドラ車」です。



牛乳の入ったたくさんの集乳缶を運ぶ姿が想像できます。

下の写真はおそらく車両の向きを変える「転車台」の跡だと思うのですが説明がなくわかりませんでした。



最後に国指定史跡の「旧奥行臼駅逓所」です。



ここにはボランティアガイドの方がいていろいろと説明していただきました。

駅逓所は、“駅”の文字がありますが鉄道とは無関係で、馬で物資を運ぶルートの中継点のような役目だそうです。そのための馬・人などが各駅逓所にいて次の駅逓所までの輸送を担当するというイメージです

1階の廊下です。



大正時代の建物ですが数年前に大規模修復工事が行われ、内外装ともにきれいです。

旅客が泊った2階の部屋です。相部屋だったそうです。



寒冷地らしく、各部屋に囲炉裏があります。

古いランプが吊ってありました。



とてもいい雰囲気です。

この駅逓所を管理していた家族が使っていた居間です。



生活感があって見ていておもしろいです。

野付半島から根室半島へのルートの途中にあるので何となく寄ってみた「奥行臼歴史の里」でしたが、思いがけずとてもいいところでした。来てよかったです。

午後3時過ぎに出発して国道243号線を南下→国道44号線を東へ向かい、日本最東端の駅、JR北海道根室本線「東根室駅」へ。

午後4時到着。

駅周辺の道はでこぼこだらけでストレスのたまる運転でした。

ホームにも上ってみましたが、“日本最東端”で異常に盛り上がっているおじ様・おば様の集団に占拠されているのを見て、この写真だけ撮りました。



根室半島の南側の海岸線を走る道道35号線で「納沙布(のさっぷ)岬」を目指します。

30分程度で到着です。

夕方ですが、駐車場にはたくさんの車が並んでいました。



視界が良く海がとてもきれいに見えました。

納沙布岬は北方領土「歯舞(はぼまい)群島」と非常に近い距離にあり、「水晶島」と思われる島影がはっきりと見えます。



北方領土返還祈念シンボル像「四島のかけ橋」です。



幅35メートル、高さ13メートルと大きくてめちゃめちゃ迫力のあるモニュメントです。

午後5時に出発し、半島をぐるっと回るように道道35号線で北側の海岸線近くを西に戻ります。

この北側の道は車も少なく、とても走りやすい道でした。

ここで小さなトラブル発生。

GR86のナビにこの日の宿を最終目的地として設定したつもりが、間違えてある道の駅を入力してしまっていたため、15 kmほど行き過ぎてまた戻るという羽目になりました。

宿の近くの「タイエー」さんで夕食用に焼き鳥とビールを購入しました。



この店の焼き鳥は、旧奥行臼駅逓所でお世話になったガイドの方のオススメです。

結局、宿へは午後6時半到着となりました。



部屋は新しくてきれいでした。



温泉ではありませんが、大浴場で疲れを癒して夕食としました。



ニンニクのきいたもも肉と絶妙な塩加減の軟骨がビールとよく合って大変おいしかったです(^o^)

原 宗一郎
Posted at 2023/07/23 21:16:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域
2023年06月19日 イイね!

GR86で行く北海道:摩周湖 → 屈斜路湖 → 阿寒湖 ~2023年夏の旅(11日目)~

〖11日目:6月19日(月)〗

この日の走行ルートです。



弟子屈(てしかが)町から釧路市までの走行距離は179 kmでした。

道東の湖をハシゴしました。

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弟子屈町川湯温泉の宿で午前7時に大浴場へ。



7時半、朝食です。



素朴な感じでホッとする朝ごはんでした。

朝からずっと降っていた雨が8時半ごろやみましたが、体の疲れがまだぬけないのでいつもよりかなり遅めの9時半過ぎの出発としました。

宿から10分で「硫黄山(いおうざん)」に到着です。

アイヌ語で「アトサヌプリ」、意味は「裸の山」だそうです。



駐車場で、硫黄山のチケットは摩周湖第一展望台の駐車場と共通だと教えられました。

駐車場から見えた白い噴煙に近づいて行くとたくさんの黄色い噴気孔があり、硫黄の独特のにおいが立ち込めています。



非日常を感じます。

次に、昨日は霧で見えなかった「摩周湖」に行きます。

昨日とは逆のルートで「摩周湖第三展望台」側から道道52号線を上ります。

相変わらず走るのがとても楽しい道なのですが、上るにつれて霧が出てきました。



第三展望台のあたりは霧がひどく、スルーして「第一展望台」へ。

駐車場入口で硫黄山の駐車場チケットを見せた際、係りの方に「第三はだめだったでしょ?第一は見えるよ~!」と嬉しそうに言われました。



ベストではないですが、穏やかな湖面と「カムイシュ島」がよく見えました。



来たかいがありました。

「摩周湖カムイテラス」で嫁さんへのお土産に「流氷ドラフト網走ビール」を購入。



どんな色のビールなのか、下の写真は後日自宅で飲んだ時のものです。



色は「う~ん、確かに青だけど…」という感じですが、味はちょっと甘みがあっておいしかったです。

第一展望台から道道52号線を南に下り、国道391号線→243号線で「屈斜路湖」へ向かいます。

まず、湖のほとりにある露天風呂「コタンの湯」へ。

11時過ぎ、ちょっと迷って見つけました。



本当に湖のほとりのぎりぎりのところです。

写真右側の小屋が男性用脱衣所、左側が女性用のようです。

お風呂の水面と湖面がほぼ同じ高さなのが分かります。



冬になると目の前に白鳥が浮いていたりするそうです。

手を浸してみると、とてもよさそうなお湯加減でした。



私がここに来た時、私より少し若い年代の二人連れがいて珍しそうに写真を撮っていました。話しかけてみたところ、香港から来られたご夫婦で2週間のレンタカーでの北海道旅行を楽しんでいるところでした。お互いの旅の幸運を祈って別れました。

「コタンの湯」は結構穴場的なところと思いましたが、海外の方も知っていることにちょっとびっくりです。

次は、すぐ近くの「弟子屈町屈斜路コタンアイヌ民族資料館」です。





6月とはいえ外はちょっと寒く、建物の中ではストーブが焚かれていて暖かかったです。



館内にはアイヌの人々の生活の様子が衣・食・住などのテーマ別に展示されていてとても分かりやすかったです。

「衣装試着体験」です。



私は体験しませんでしたが、家族連れが楽しそうに衣装を選んで着ていました。

こぢんまりした資料館ですが、とても興味深いものでした。

地図を見ながらどのあたりでお昼ご飯を食べようかと考え、ちょっと足を延ばして「道の駅 ぐるっとパノラマ美幌峠」に行くことにします。そこからの景色も良さそうなので…。

湖に近い直線の国道243号線を走っている時、距離はありましたが私のGR86の前を山側から湖側にクマが道を横切って行きました。

写真を撮ることはできませんでしたが、人生初の野生のクマとの遭遇となりました。

いくつかのコーナーを楽しくクリアしながら斜面を上って行き、道の駅に着いたのは12時半ちょっと前でした。



「美幌峠展望台」への道を上っていきます。



なぜか展望台の地面は石でデコボコです。



展望台から見える景色は最高でした。



すばらしい。

さっき駆けあがってきた道もよく見えます。



道の駅に戻ってお昼ご飯です。

初めてのお店では、基本的にメニューの一番左上の物をいただくことが多いです。



「山わさび醤油ラーメン」を注文。



個人的にはもう少し塩分控えめがいいですが、山わさびのさわやかさがとてもいいです。

次の目的地「阿寒湖アイヌコタン」に向けて午後1時出発です。

上ってきた国道243号線を下りて、そのまま道なりに進み国道241号線→240号線へ。

山の中の国道241号線はとても楽しく走ることができました。

午後2時過ぎ、「阿寒湖アイヌコタン」に到着。



ここは民芸品店と飲食店が並んでいるエリアです。

坂の上に歩いて行くと、トーテムポールがあります。



よく見るとヒグマが彫られているのが分かりました。



お店はたくさん並んでいるのですが、人通りが少なくてちょっと入りづらかったです。

阿寒湖の湖畔にも行ってみましたが、観光客は少なかったです。



ローソンでトイレを借りたので何か買おうと思い探しましたが、特に買いたいものがなかったので、自分へのお土産に北海道の地酒「海霧(うみぎり)」を買いました。

更に歩いて行くと観光船乗り場がありました。



ここも人通りは少ないです。

しばらく湖を眺めていました。



午後3時、阿寒湖を出発。

国道240号線をどんどん南に進んで、30分ちょっとでこの日の宿がある釧路市阿寒町の「道の駅 阿寒丹頂の里」に到着しました。



今日はずっと曇りだったのに、皮肉にも宿に着くころに晴天に。

宿は道の駅に併設された宿泊施設です。



部屋は広い和室でした。



道の駅の温泉施設へ行ってみると、ちょっと変わった赤い色のお湯でした。


(写真は施設の公式Websiteよりお借りしました)

温度は私好みの熱めで、とても気持ち良かったです。

夕食です。



「やきそば弁当」は食べずに寝てしまいました。

この頃は疲れのためか、夕食用にカップ麺を買っても食べずに寝てしまい、そのままお土産になっていました。

原 宗一郎
Posted at 2023/07/20 20:10:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域
2023年06月18日 イイね!

GR86で行く北海道:霧の知床五湖・霧の知床峠・霧の摩周湖 ~2023年夏の旅(10日目)~

〖10日目:6月18日(日)〗

この日の走行ルートです。



斜里町ウトロから弟子屈(てしかが)町までの走行距離は198 kmでした。

霧に悩まされた一日でした。

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ウトロの宿で午前4時半起床。

朝風呂はないのでYouTubeなどをみてしばらくダラダラ過ごしながら、この日の知床観光船の運行状況をチェックします。



6時すぎ、残念ながら「全便欠航」となりました(T_T)

朝食です。



8時に宿を出て、「道の駅 うとろ・シリエトク」にGR86をとめて周辺を散策することにしました。

観光船の運航会社が並んでいる通りを歩いて行きます。



港には「観光船おーろら」が停泊していました。



これだけ大きな船でも出ないのか…、と残念でした。

「ゴジラ岩」です。



何度見ても、やはりゴジラです。どうしてこんな形になったのだろうか。

「オロンコ岩」です。



登っていくと上に展望台がありますが、天気がイマイチなのでパスです。

駐車場まで戻って「知床世界遺産センター」を覗いてみます。



“知床の魅力を感じて学べる展示”だそうです。



レクチャールームで何かが上映されていたので行っていると中国語でした。

沢山の人が真剣に見ていました。

午前9時前に出発し、国道334号線→道道93号線を東に20分走って「知床五湖」に到着です。



途中から濃い霧となりましたが、道道93号線はとても楽しく走れる道でした。

久しぶりにGR86のリアフォグランプを点灯させて走りました。



確認してみると思った以上に明るく光っていました。

知床五湖の案内図です。



私は無料で散策できる高架木道へ。

「一湖(いちこ)」まで行き、来た道を戻って来るコースです。



視界が良ければ遠くの山々や目の前の広い平原が見えるのですが、霧で何も見えません。

おまけにこの時の気温は12℃で寒かったです。

「湖畔展望台」から見た「一湖」です。



晴れていればこんな景色が見えるようです。


(写真は「知床五湖」の公式Websiteよりお借りしました)

うらやましいです。

10時前に出発し、濃い霧と雨という最悪のコンディションの中を「知床峠展望台」へ。

霧のため、GR86のアイサイトもオフになっています。



展望台の駐車場に入ったものの、ここは風も強く、何とか写真を一枚だけ撮ってすぐに羅臼方面へ下ります。



「知床羅臼ビジターセンター」に到着した時には霧も晴れ、雨も止みかけていました。



ちょっと小腹が空いて朝食べ残したおにぎりをいただきます。



理由は分かりませんが、車の中で食べるおにぎりは非常においしいです(^^)

ビジターセンターには思いのほかたくさんの観光客がいました。



ちょうどいいタイミングで11時から上映される「知床・羅臼の四季」という映像を見ました。



この施設のオリジナル作品とのことですが、とても良くできていて約30分間、充分に楽しむことができました。

上映が終わった時に、私のすぐ後ろの席の外国人が「Very good!」と独り言を言っているのが聞こえました。

建物の外に出ると雨が上がって良い天気です。



国道334号線を下って、海に出たところで国道335号線に乗り換えて南へ。

少し走ったところにあった標識に「知床望郷展望台」と書いてあったので行ってみることにします。



海沿いの山の中腹にあるきれいな展望台で、太平洋が遠くまでよく見えます。



天気が良くなるとテンションも上がります。

国道335号線で海沿いを南に進み、道道1145号線で内陸へ、さらに道道244号線→975号線へ。

広大な畑の中の一本道です。



このような道はGR86のクルーズコントロールで走るのが楽ですが、運転自体は楽しくないです。

今回の北海道旅行ではクルーズコントロールを使う機会が多かったです。

午後1時ちょうどに「開陽台」に到着です。



標高270メートルの丘にある展望台から330度の地平線まで見渡すことができます。

360度じゃないのがちょっと惜しい…。



展望台の上からほぼ南の方角を見たところ。



広い大地の遠くに地平線が見え、とてもいい眺めです。

北の空に大きな、珍しい形の雲がありました。



ほぼ360度こんな感じなので後で写真を見てもどこに何があるかよくわかりませんでした( ̄▽ ̄)

午後1時半に出発し、道道150号線を南西に進み国道243号線で弟子屈(てしかが)町へ。

午後2時を回った頃にお腹が空いて、「道の駅 摩周温泉」に寄ることにします。

レストランはありませんが、ハンバーガーのテイクアウトがあります。



「弟子屈ポークデミカツバーガー+ホットコーヒー」を注文。



ボリュームもあってとてもおいしかったです。

中庭のようなところに湧き水があったので飲んでみました。



普通においしい水でした。

次は「摩周湖」です。

道道52号線を登って行きますが、標高が高くなるにつれて霧が濃くなります。

「摩周湖第一展望台」の駐車場は有料なので通り過ぎ、とりあえず無料の「第三展望台」に行って様子を見てみることにします。

第三展望台です。



思った通り、霧で何も見えません。

残念ですが、この後の2~3日の間、道東を走って回るつもりなので「摩周湖」はまた出直すことにしました。

そのまま道道52号線を進み、「川湯温泉」にある宿には午後4時の到着でした。

徒歩で近所のセコマへ夕食の買い出しに行った後、宿のお風呂へ。

大浴場も露天風呂も源泉100%掛け流しで、硫黄の香りが漂うとてもいい湯でした。

露天風呂はこんな感じ。


(写真は宿の公式Websiteよりお借りしました)

ゆっくりと温泉につかりました。

ハンバーガーがちょっと重かったので軽めの夕食。



「山わさび塩ラーメン」は食べずに寝てしまいました。

この日あたりが旅の疲れのピークだったようです。

原 宗一郎
Posted at 2023/07/19 17:00:52 | コメント(1) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域

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