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原 宗一郎のブログ一覧

2024年10月02日 イイね!

塔のへつり・白虎隊十九士の墓・会津さざえ堂・五色沼湖沼群:2024年秋 GR86北陸・関東・東海の旅(6日目)

GR86旅6日目の走行ルートです。



福島県南会津町~いわき市までの走行距離は 231 kmでした。

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6日目:10月2日(水)

この日の南会津町の宿は、朝は大浴場が使えないので部屋のシャワーを浴びて朝食です。



全ての盛り付けが綺麗にできて、うれしいです。

午前8時半、気温19℃と涼しい空気の中、出発。

30分程走って「塔のへつり」に到着です。



まだ開店前のお土産屋さんの前にGR86をとめさせてもらいました。

「へつり」は、会津地方の方言で「険しい断崖」という意味で、岩壁が塔のように並んでいることから「塔のへつり」と呼ばれているそうです。



この岩壁は100万年もの時間をかけて侵食と風化の繰り返しでできたもので、国の天然記念物です。

自然の営みを感じさせてくれます。

橋を渡って近づいてみます。



一部分だけ大きく浸食されていて面白い形です。



この部分だけ柔らかい地層かなにかだったのでしょう。

浸食部分を歩いて先に進みます。



その奥の石段を上ると「虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)」と書かれていました。



格子の間から覗いてみましたが、暗くてよく見えませんでした。

後で調べてみると、知恵や福徳をもたらす菩薩さまとのことでした。

もう少し季節が進むと、この辺り一帯が紅葉に包まれて更に見応えのある景色になるようです。

9時過ぎに出発し、国道121号線を北へ進み「飯盛山」到着は10時ちょっと前でした。

とあるお土産屋さんの駐車場にGR86をとめました。。



駐車場は無料だからお店で何か買っていってくれ、というやつです。

写真中央の長い石段を上ったところに「白虎隊(びゃっこたい)十九士の墓」があります。



白虎隊は幕末の戊辰 (ぼしん)戦争期に16~17才の会津藩士の子弟で編成された少年部隊で、1868年、新政府軍との戦い後にここ飯盛山に敗走し自刃(じじん)したことが広く知られています。

石段の横に「飯盛山動く坂道」というのがあり、せっかくなので利用してみました。

料金は250円、高いのか安いのかよく分かりません。

上からは会津若松市の街並みがよく見えました。



順路に従って少し歩いたところにある「白虎隊士の自刃の地」に、鶴ヶ城(会津若松城)の方角を指し示す白虎隊士の石像があります。



新政府軍に追われて飯盛山に敗走して来た白虎隊士たちが、この場所から自分たちの城が煙に包まれているのを見て自刃したというのが通説のようです。

続いて白虎隊十九士の墓へ。



ここを訪れる多くの人たちと同じように私もお墓の前で手を合わせました。

次は白虎隊のお墓から少し下ったところにある「会津さざえ堂」です。

木造二重螺旋(らせん)構造という変わった建物で、外観のインパクトがすごいです。



1796年建立の高さ16.5 m、六角三層のお堂で、正式名称は「円通三匝堂(えんつうさんそうどう)」だそうです。

入口の造りも非常に立派です。



入ってすぐのところ。



らせん状の通路を上ります。



こんな歴史のある木造の建物ですが、土足のまま入ることに少し驚きました。

3階の天井を見ると、六角の建物であることがよく分かります。



下りるときは上ってきた通路を引き返すのではなく、別の通路です。



二重螺旋構造によって、上りと下りがそれぞれ独立した一方通行の通路になっていてとても興味深いです。

昔は通路に西国三十三観音像が安置されていたそうで、上りと下りを独立させることでよりたくさんの参拝者が安全にお参りできるようにと考えられたとのことです。

さざえ堂から出て順路に従って進むと「戸ノ口堰洞穴(とのぐちせきどうけつ」」があります。



猪苗代(いなわしろ)湖の水を会津盆地に引くために掘られた洞穴で用水堰は全長31 kmです。

1641年に通水した歴史ある用水堰で今も大量の水が勢いよく流れています。



「白虎隊記念館」も覗いてみました。



館内撮影禁止でしたが、白虎隊をはじめとして戊辰戦争関連の史料がたくさん展示されていました。

ただ、勉強不足の私にはちょっと難しく、ある程度の背景知識をもってみたほうがより楽しめると思います。

駐車場を借りたお土産屋さんで嫁さんと娘にと、とちもち・くるみゆべしをお土産に買い、11時過ぎに出発。

県道7号線を走っているときに「磐梯山(ばんだいさん)」がきれいに見えました。



正午、「五色沼湖沼群(ごしきぬまこしょうぐん)」に到着です。



ここまで走って来た国道459号線は車の流れも速く、コーナーも多くて運転が楽しかったです。

五色沼湖沼群は、明治時代に磐梯山の噴火によってできた大小30ほどの湖沼の総称です。

「毘沙門(びしゃもん)沼」にあった案内図によると自然探勝路は全長が4 kmとのこと。



時間も限られているので一番近い「赤沼」まで、約1.2 km歩いて引き返すことにします。

歩き始めてすぐ、広い毘沙門沼とその遠く向こうに磐梯山が見えました。



とてもいい景色です。

穏やかで、綺麗な緑色の水面がありました。



一つの沼でも場所によって雰囲気が随分変わります。

浅いところに鯉が群がっています。



ここに鯉がいることを知っている観光客が餌をやっているのでしょう。

小さな川があったので魚がいないか覗き込んでいると、上の木から何かがポチャンと落ちてきました。



よく見ると鮮やかな緑色をしたカエルでした。

20分ほど歩いて赤沼に着きました。



予想に反して赤沼は明るい緑色の沼でした( ̄▽ ̄)

気温は高かったですが木陰は涼しく、往復40分の気持ち良い散策となりました。

毘沙門沼に戻ると、ちょうど貸しボートが一艘乗り場からを離れるところでした。



陽に照らされて暑くないのかと思いましたが、水面近くは意外と涼しいのかもしれません。

時刻は午後1時前、「レストハウス五色沼」さんでお昼ご飯です。

「喜多方ラーメン」を注文。



思ったより塩味がきつくなく、麺もモチモチでとてもおいしかったです。

お腹もいっぱいになって、次の目的地「高屋敷稲荷神社」へ向かいます。

途中、右手に猪苗代湖を見ながら国道49号線を進み、午後2時半到着です。

参道には約100基の鳥居が並んでいます。



戦前は約4,000基もの鳥居が最寄りの「舞木(もうぎ)駅」まで連なっていたそうです。



いつものように家族の健康・旅の残りの安全をお願いしました。



放し飼いの烏骨鶏(うこっけい)が境内を歩き回っていました。



烏骨鶏の餌がはいったガチャガチャのマシンがあり、無料の専用メダルも置いてあります。



ちょうど親子連れがやってきて、子供たちが楽しそうに餌をやっていました。

私はそれを見ながら、これもサービスの麦茶をいただきました。



暑かったので、冷たい麦茶がありがたかったです。

午後3時に出発し、2時間ちょっとの間楽しく山道を走って、いわき市内の宿到着は5時半でした。



こういう広い駐車場がガラガラの時、どこにGR86をとめるか結構悩んでしまいます
(>_<)

部屋はこんな感じでした。



すぐに大浴場へ。


(画像は宿の公式Websiteよりお借りしました)

天然温泉のお湯で疲れを癒しました。

夕食です。



焼き鳥がおいしかったですが、もも串はタレではなく塩が良かったです。少しだけ残念…。

盛りだくさんの一日でした(^^)

原 宗一郎
Posted at 2024/10/28 16:43:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域
2024年10月01日 イイね!

新潟県の清津峡渓谷トンネルはアートでした:2024年秋 GR86北陸・関東・東海の旅(5日目)

GR86旅5日目の走行ルートです。



長野市~福島県南会津町までの走行距離は 287 kmでした。

今回の旅で最も長い距離を走った一日でした。

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5日目:10月1日(火)

長野市の宿で午前5時起床。

今後の大まかなルートをあれこれ考えて、長野県から福島県へ進みそこから南下、房総半島の海岸線をぐるっと回って東京湾アクアライン経由で東京都内の次男のところに寄って、太平洋側を走って大阪まで帰ることに決めました。

ちょっとすっきりした気持ちで大浴場へ、そして朝食です。



最近の宿はどこもごはん(お米)がおいしいです。

8時に出発したところ、長野市内の通勤ラッシュに巻き込まれてなかなか進みません。

国道117号線も市街地を抜けるとスムーズでした。



景色も天気もよく、気持ち良かったです。

新潟県津南町のガソリンスタンドで店員さんと話していて、「これから清津峡(きよつきょう)に行く」と言うと「予約制になったみたいですが、予約してますか?」とのこと。

いつものごとく下調べをしていないので予約のことなど全く知らず、またやってしまったかと思い慌ててネットで調べてみるとこの日は予約不要でした。

イベント開催時などは完全予約制になるようです( ̄▽ ̄)

ホッとしつつ、11時に「清津峡」に到着です。



清津峡渓谷トンネル管理事務所の公式Websiteによると「清津峡は日本三大峡谷の一つで、清津川を挟んで切り立つ巨大な岸壁がV字型の大峡谷」とのことです。

駐車場から川沿いの道を歩きます。



すぐに「清津峡渓谷トンネル」の入口に到着。

元々は清津川に沿って遊歩道があったのですが落石事故によって通行禁止となり、観光のために新たに歩道トンネルを作ったらしいです。



トンネルの全長は750 mで、途中3カ所の見晴所と終点のパノラマステーションから峡谷を見ることができます。

少し肌寒いくらいに涼しいトンネルの中を歩いて行きます。



第一見晴所です。



外を見ると、目の前に柱状節理のごつごつした岩肌が見えます。



もう少し歩いて、第二見晴所です。



白黒のインパクトがすごいです。

真ん中の丸い建物はトイレらしいです。

そこから見えた渓谷。



岩肌までの距離が近く、ちょっと圧迫感があるくらいです。

エメラルドグリーンの清津川がきれいでした。



更にトンネルを進んで第三見晴所。



金属板が反射する外からの光と、赤い光の組み合わせがなんだかおしゃれです。

終点のパノラマステーションです。



「おぉ、すばらしい」という感じでした。

床はごく浅いプールになっていて、水鏡にV字型の峡谷がきれいに写り込んでいます。

写ってる人は知らないおじさんです。

少し角度を変えて撮ってみました。



トンネルの壁面は鏡面仕上げになっていて、面白い写真になりました。

ここで折り返してトンネルを戻って行きます。



こういう色の変化もいいです。

清津峡渓谷トンネルは、その形をうまく活用したアートで楽しませてくれるところでした。

11時半すぎに出発し、国道117号線に戻って新潟県長岡市方面へ。

この日はGR86で山道をたくさん走ろうと思い、地図を見て面白そうな国道290号線・252号線を通って福島県南会津町まで行くことにしたので、長岡市経由です。

十日町あたりでしばらく現行モデルのフェアレディZの後ろを走りましたが、後ろから見るとシンプルでかっこいいなと思いました。

「悠久山(ゆうきゅうざん)公園」到着は午後1時半でした。

駐車場の近くに綺麗な庭園があります。



公園内の高台にある「長岡市郷土史料館」に向かう途中、小さな動物園がありました。



サル山は園の外からでも見ることができます。



この時の気温は30℃で、サルたちも日陰でぐったりといった感じです。

史料館はお城の形をしています。



展示物は長岡市出身の偉人の紹介がメインであいにく私にとってはなじみがないものがほとんどでした。



「ふ~ん」という感じで見ていると「雪国の民族展」のコーナーがあったので覗いてみます。



ワラの雪ぐつは、昔話のアニメなどで見た記憶があります。



これは「ツグワ」というもので、乳児を入れておく籠だそうです。



赤ちゃんを入れて部屋の中や田んぼのあぜに置いたり,つるして揺籃にもしていたそうです。こういうものがあるのを知りませんでした(~_~)

古い湯たんぽやアンカです。



農家の暮らしの様子、など。



こういう生活に密着したものを見るのが好きなので、私にはこちらの方がおもしろかったです。

史料館の最上階から見えた景色です。



晴れ渡った空がとても綺麗でした。

悠久山公園は広くてきれいなので少し散歩でもと思いましたが、気温30℃には勝てず諦めました。

午後2時に出発して、国道290号線で南東方向に進みます。

途中、群生しているたくさんのススキがありました。



まだまだ暑いですが、秋が近づいてきているのを感じました。

国道252号線に乗り換えて福島県へ。

この252号線は所々狭いところもありますが、ほとんどの区間でセンターラインもきちんと引かれていて、とても楽しく走ることができる山道です。



延々とコーナーが続くので、ブレーキ使用を最小限にしてGR86をスポーツモードにしてアクセルワークメインで走るのが楽しかったです。

運転は楽しかったのですが、長岡市を出て山の中の道を走り始めてからコンビニも飲食店も見つけられず、お昼ご飯を食べることができないまま、午後5時過ぎに福島県南会津町の宿に到着です。



この日の宿のお風呂はこんな感じ。


(画像は宿の公式Websiteよりお借りしました)

お昼ご飯を食べられなかったので、夕食はかつ丼にしました。



ちょっと甘めのカツ丼でしたが、長時間の運転で疲れていてめちゃくちゃおいしかたったです。

GR86で山道をたくさん走って充実した一日でした。

原 宗一郎
Posted at 2024/10/26 15:10:08 | コメント(1) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域
2024年09月30日 イイね!

ずっと来たかった黒部ダム:2024年秋 GR86北陸・関東・東海の旅(4日目)

GR86旅4日目の走行ルートです。



富山県黒部市~長野市までの走行距離は 192 kmでした。

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4日目:9月30日(月)

黒部市の長男のアパートで午前6時に起きて、シャワー。

息子はまだ寝ているので、一人で近くのローソンへ朝食の買い出しです。

野菜ジュースとおにぎりを2人分買って、コーヒーを飲みながらぶらぶら歩いて帰ってきました。



二人でおにぎりを食べていて、「こっから黒部ダムに行く途中に何かオススメの面白いとこある?」と聞いて帰って来た答えが「フォッサマグナミュージアム」だったので寄っていくことにします。

8時に息子は会社へ、私はGR86で国道8号線へ。

新潟県に入り、糸魚川市の親不知(おやしらず)あたりの国道8号線の様子です。



断崖絶壁に張り付くようにして覆道がつくられています。

中を走るとこんな感じ。



適度なコーナーが続くとても楽しい道です。

「道の駅 親不知ピアパーク」で日本海を見ながら一休みしました。



フォッサマグナミュージアムには9時半の到着。



糸魚川市は古くからヒスイ(翡翠)の産地で、5,500年ほど前の縄文時代からまが玉などの装飾品に加工していたそうです。

大きなヒスイの原石がたくさん展示されています。



ヒスイの中を透けて見える緑色の光がとても綺麗でした。



とても綺麗ではあるのですが、全体的に展示物と情報が多すぎて私には何がポイントかわかりにくかったです。

フォッサマグナシアターで見た映像は、日本列島の誕生やフォッサマグナと日本海の形成についてのものでわかりやすく面白かったです。



いままで何度か聞いたことのある言葉“フォッサマグナ”とは何かを初めてちゃんと理解できました。

たくさんの化石の展示も見応えがありました。



そのほかにもたくさんの鉱物の展示がありましたが、私にはちょっと難しかったです。

息子はこのミュージアムをとても楽しめたようなので、親子と言えど興味や知識はやはり違うものだなと思いました。

同じ敷地内にある「長者ヶ原考古館」も見学して、10時半に出発、「黒部ダム」へ向かいます。

糸魚川市から南に下る国道148号線は信号も少なくスムーズでした。

朝ごはんが軽かったのでお腹が空いて、11時半に「道の駅 白馬」でお昼ご飯。

ここはすでに長野県です。



「かけそば定食」です。



久しぶりに食べる赤飯がもちもちでおいしかったです。

国道148号線をさらに南下、県道45号線に移ってからは上り勾配が続き運転していて首が痛くなりました。

午後1時前に黒部ダム行きの電気バスが出る「扇沢(おうぎさわ)駅」に到着です。



ラッキーなことに駅に最も近い駐車場まで上がってくることができました。



1階の切符売り場で黒部ダムまでの電気バスの往復チケットを買って2階へ。

待合ロビーの壁に4つの観光コースが掲示されていて、私のような計画性の乏しい者には大変助かります。



しばらく考えて写真右上の「アルペンクルーズコース(150分・2.5 km)」に決めました。

電気バス乗り場への入口です。



13時05分、バスに乗り込みます。



実際の速度は分かりませんが、狭いトンネルの中を走るスピード感はなかなかのものです。



黒部ダム駅に到着すると、皆さん我先にと早歩きです。



その先には「ダム展望台」へと続く長い長い階段がありました。



息を切らしながら到着です。



お日様も出て、素晴らしい景色でした。

巨大なダムの上を歩く人がとても小さく見えます。

階段を下りてダムに近づいて行きます。



「放水観覧ステージ」までやって来ました。



霧のように見える放水は毎秒10 t以上で、すごい迫力です。

さらに下りてダムえん堤の端からみたところです。



えん堤の高さ186mは日本一、長さは492mだそうです。

幅もめちゃくちゃ広いです。



えん堤から見える下流の景色です。



山々が折り重なって良い景色ですが、こんな所に巨大なダムをつくるのは本当に大変だったろうと思います。

えん堤の端まで行って、日本一高所の遊覧船「ガルベ」の乗り場へと続くトンネルを歩いて行きます。



遊覧船ガルベは2024年11月10日をもって営業終了となります。

チケット売り場にも「あと…41日」の文字がありました。



ガルベはなかなかカッコイイ船です。



沢山のお客さんが乗っていました。



乗り場を離れ、ダムの上流へ向かいます。



ダム湖の風を受けながら周囲の山々を眺めるのは爽快でした



ガルベの遊覧を終え、乗り場からえん堤を戻る際に放水によってできる虹がきれいに見えました。



ラッキーでした(^^♪

時刻は午後3時、レストハウスには中に入り切れないほどたくさんの観光客がいます。



すぐ横に湧き水がありました。



たくさん歩いた後だったので、つめたい湧き水がとてもおいしかったです。

レストハウス近くにある「殉職者慰霊碑」です。



1956年(昭和31年)から7年間のダム建設中に171名の方が工事で亡くなったそうです。ご冥福をお祈りします。

黒部ダム駅では大勢の人が電気バスを待っていましたが、幸いすぐに帰りのバスに乗ることができました。



扇沢駅を3時半に出発し、長野市内の宿には午後5時過ぎの到着でした。



ホテルのフロントで教えてもらったスーパーに夕食を買いに行って、お風呂へ。


(画像は宿の公式Websiteよりお借りしました)

人気の宿なのか、平日の早い時間なのに大浴場は混んでました( ̄▽ ̄)

夕食です。



何年も前から黒部ダムの観光放水を見たいと思っていましたが、放水期間が制限されていることもあってなかなかチャンスがなく、今回の旅は最初にこの黒部ダム行きの日程を決めてからスタートしました。

期待通りの一日となり、大満足です(^O^)

原 宗一郎
Posted at 2024/10/24 17:56:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域
2024年09月29日 イイね!

石川県金沢市の兼六園・富山県高岡市の国宝 瑞龍寺:2024年秋 GR86北陸・関東・東海の旅(3日目)

GR86旅3日目の走行ルートです。



福井市~富山県黒部市までの走行距離は 180 kmでした。

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3日目:9月29日(日)

福井市の宿で午前6時起床、6時半にお風呂へ。

他にお客さんはおらず、大浴場は貸切でした。

この日は素泊まりだったので前日にスーパーで買っておいた朝ごはんを和室でいただきました。



おにぎりは、明太子と梅の定番の組み合わせで安定のおいしさです。

8時過ぎに出発し、日曜日の空いている道を走って9時半に「石川県立航空プラザ」に到着です。



駐車場から建物に歩いて行く途中に屋外展示もあります。



県立の施設だからか入場無料でした。



予想していなかったのですが、大きな建物の1階の半分は子供たちが遊ぶスペースでした。



駐車場に着いたときに小さな子供連れの家族が多いなと思ったのですが、理由が分かりました。

残りの半分のスペースにたくさんの航空機が並べられています。

F-104J迎撃戦闘機です。



この機体は私が生まれる前の1964年に日本国内で製造されたもので、さすがに古さは否めませんがそれでもカッコイイです。

ブルーインパルス仕様のT-2高等練習機です。



今年の春に行った「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」にも同じものがあったのを思い出しました。

何度見ても鮮やかな色使いがとてもいいです。

T-2練習機のコンダイノズルです。



絞ったり広げたりしてエンジンからの空気流の速度を変えて推力を調整する装置です。

こういう仕組みを間近でみられるのは本当に興味深いです。

2階に上がってみました。



楽しそうに遊ぶ子供たちの元気な声が聞こえました。

2階には航空機の歴史や飛行の原理の説明に関する展示があります。

この風洞実験装置では、翼の断面形状によって揚力がどう変わるのかを見ることができます。



「ふんふん、なるほど」という内容ですが、目で見て理解できるのは純粋に面白いです。

石川県立航空プラザは、想像していたところとは少し違いましたが楽しいところでした。

10時過ぎに出発して国道8号線・156号線で「兼六園」へ。

金沢市内をGR86で走っていて、道路や街の雰囲気が京都市の白川通りにとても似ていると思いました。

兼六園近くの駐車場にGR86をとめて金沢城のお堀の横を歩いて行きます。



入場券はPayPayで購入。



最近の観光地は電子マネーを使えるところが増えて便利になりました。

さっそく園内を散策です。

兼六園は、江戸時代に加賀藩の歴代藩主によって造られた庭園で、日本三名園の一つです。



いかにも日本庭園と言う雰囲気で、そのせいか日本人より外国人の観光客の方が多かったです。

「根上松(ねあがりのまつ)」です。



十三代藩主 前田斉泰が盛り土に若松を植え、成長後に土を除いて根をあらわにしたものだと伝えられているそうです。

それにしても大きくて立派です。

「雁行橋(がんこうばし)」は、夕空を飛ぶ雁の隊列をかたどっています。



「徽軫灯籠(ことじとうろう)」です。



兼六園のシンボルとしてよくWebsiteやガイドブックなどに掲載されている2本脚の灯籠です。

やはり人気の写真スポットのようで、写真撮影のための列ができていました。

園内の入り組んだ小路を歩いていろいろな景色を楽しむことができました。

兼六園の隣にある金沢城は以前一度来ているので今回はパスです。



兼六園から駐車場までの帰り道で何かのイベントが行われていました。



沢山の人が芝生に座ってビールを飲んでいて羨ましかったです( ̄▽ ̄)

12時半出発、お腹が空いて国道8号線を北上しながら2軒の飲食店に寄るも日曜日のためか大混雑で諦めて先に進みます。

午後1時半過ぎに、富山県高岡市内の「麵屋やす」さんでやっとお昼となりました。



富山といえばブラックラーメンということで「やすブラック」を注文。



私には初めてのブラックラーメンでしたが、しっかりした味のスープにちぢれ太麺がよく合って大変おいしかったです。

ラーメン屋さんから10分程で「瑞龍寺(ずいりゅうじ)」に到着。

駐車場にGR86をとめて拝観料を支払い、「総門」へ。



これは総門に掲げられていた「瑞龍寺伽藍(がらん)配置図」です。



なかなか不思議な人体図です…。

瑞龍寺は、加賀藩3代藩主前田利常によって建立された曹洞宗のお寺で、造営は江戸時代初期(1600年代中頃)です。

「山門・仏殿・法堂」が国宝に指定されています。

ものすごく立派な山門。



山門の仁王像は鮮やかな極彩色です。



山門をくぐると仏殿があります。



芝生が広がる左右対称の中庭は広く美しく隙がない、という印象です。

それを取り囲む回廊も重々しい雰囲気でとてもいいです。



仏殿には本尊の釈迦如来像が安置されています。



引き締まる気持ちでいつもどおり家族の健康・旅の安全をお祈りしました。

仏殿は総欅(けやき)造りだそうです。



素晴らしい造りの天井を見上げて思わず写真を撮りました。

そして、法堂です。



建物の中はとても広く、靴を脱いで自由に上がってお参りすることができます。



豪華な造りの法堂には前田利長公の位牌が安置されています。



法堂からは回廊の中を通って戻ります。

その突き当りに「トイレの神様」として有名な「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」がいらっしゃいました。



なお、こちらはレプリカです。

禅宗のお寺では、烏枢沙摩明王はトイレの守護神として祀られることが多いらしいです。

瑞龍寺は、シンプルにして荘厳でした。今回来ることができて本当に良かったです。

この日は黒部市内に住む長男のアパートに泊めてもらうことになっていて、そっちに向かう前にちょっとだけ「高岡大仏」を見ていくことに。

GR86でそれらしきところをグルグル回ったのですがなかなか駐車場を見つけらず、車の中から写真だけ撮りました。



穏やかなお顔の大仏様が見られて良かったです(^-^)

国道8号線をひたすら走り、息子のアパートには午後4時半の到着でした。

息子の彼女も一緒に待っていてくれて、「初めまして。」とご挨拶。

3人で小一時間、自己紹介も兼ねてなんだかんだと話をして富山市内の「氷見きときと寿司」さんへ。

喋るのと食べるのと飲むのに忙しくて写真を撮っていませんでしたが、期待通りのおいしいお寿司でした(^_-)-☆。

「きときと」は富山弁で「新鮮な・活きのいい」という意味だと彼女が教えてくれました。

旅行中はいつも一人の夕食ですが、この日はわいわいとにぎやかな楽しい夜でした。

原 宗一郎
Posted at 2024/10/22 19:00:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域
2024年09月28日 イイね!

敦賀赤レンガ倉庫ジオラマ館・福井県立恐竜博物館:2024年秋 GR86北陸・関東・東海の旅(2日目)

クルマ旅2日目の走行ルートです。



京都府舞鶴市~福井市までの走行距離は 210 kmでした。

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2日目:9月28日(土)

舞鶴市の宿で午前6時起床、すぐに大浴場で朝風呂。

前日より少しお湯は熱めのような気がして、いい感じで目が覚めました。

宿の朝ごはんです。



こういうお皿だとおかずで全部埋めたくなってしまいます。



舞鶴名物「海軍カレー」もいただきました。

宿からちょっと離れた駐車場の近くにあったモニュメント。



いかにも港町らしいです。

午前8時出発、気温は26℃です。

土曜日の朝の空いている国道27号線を東へと進み、「気比(けひ)の松原」には10時の到着でした。



長さ1.5 kmに渡って広がる立派な松林の先に広い砂浜がありました。



夏は海水浴場となるようです。

松林にそって少し砂浜を歩くと、海からの風がとても気持ち良かったです。



これまでに静岡県の「三保(みほ)の松原」は86で、佐賀県の「虹の松原」もGR86で訪れているので、これで日本三大松原はコンプリートです(^^)



駐車場を出てGR86で松の木のトンネルを抜けて、数分で次の目的地「敦賀(つるが)赤レンガ倉庫」に到着。

倉庫の規模は思ったよりちょっと小さめです。



倉庫前には「恐竜博士」と一緒に写真が撮れるダイノベンチがあります。



近くで見るとなかなかリアルでちょっと怖いです。

赤レンガ倉庫の中にはレストランやお土産屋さん、そして私が楽しみにしていた「ジオラマ館」があります。



ジオラマ館に入るとその大きさに圧倒されます。



明治後期から昭和初期にかけての敦賀の街並みを再現しており、幅27 m、奥行きは最大7.5 mだそうです。

街や港がとても精巧に作られていて、見ていて飽きません。



目の前を走る列車はその動きも音も非常にリアルでびっくりです。



ジオラマの上のスクリーンに映し出される敦賀の歴史を紹介する映像も面白かったです。

当時、東京から敦賀→ウラジオストック→シベリア鉄道経由でフランスのパリまで行けたということを初めて知りました。

中二階からみたジオラマです。



とても楽しい時間を過ごして11時に出発。

海外線に沿って北へ上る国道8号線を走るのはとても楽しかったです。

その後内陸に入って、県道18号線経由で「一乗谷朝倉氏遺跡」到着は12時半ちょっと前でした。

県道18号線は山の中の楽しいワインディングで、車は少ないですが中央線もちゃんとあっていい道でした。



一乗谷遺跡はとてものどかな雰囲気の山あいにあります。



1467年の応仁の乱の後にこの地を本拠地とした戦国大名・朝倉氏が、1573年織田信長によって滅ぼされるまで100年以上繁栄した場所です。

「復元町並」の入口でチケットを買って見学開始です。



武家屋敷や町屋がたくさんあった場所で、発掘された石垣などをそのまま使って町並みを復元しています。



町屋も当時の雰囲気を感じます。



武家屋敷の内部もとても綺麗に再現されていて、見ていて楽しかったです。



復元町並から歩いて「朝倉館跡」へ向かいます。



ちょっと暑かったですが、良い景色でした。

敷地の入口には立派な「唐門(からもん)」があります。



敷地奥の高台から全体を見ることができ、当時の屋敷がどのように建てられていたが分かります。



展示してあった全体図と見比べながら当時の姿を想像しました。



一乗谷朝倉氏遺跡は自然の中でのんびりできるとてもいいところでした。

午後1時過ぎに出発し、国道158号線を更に内陸部へ30分程走って「越前大野城」近くの駐車場に到着です。



お昼ご飯にしたいのですが飲食店が見当たらず、観光案内所で近くの蕎麦屋さんを教えてもらいました。

歩いて行くと湧き水がありました。



越前大野市は湧水地がたくさんあることで有名だそうで、これは名水百選の「御清水(おしょうず)」です。

たどり着いた蕎麦屋さんの看板にも「名水 手打ちそば お清水」の文字がありました。



せっかくなので蕎麦をいただこうかと思いましたが、福井名物の「ソースカツ丼」をまだ食べたことがないのに気づいてこっちを注文。



薄めのトンカツにさっぱりした甘めのソースが絡んで大変おいしかったです。

お腹もいっぱいになって越前大野城へ。

このお城は大野市の中心部にある亀山(標高249m)の頂上にあります。

登り口にある柳廼社(やなぎのやしろ)にお詣りしていきます。



家族の健康・旅の安全をお願いしました。

お城への道は歩きやすいですが、木陰でも蒸し暑くて汗だくになりながら進んで行きます。



10分ほどで到着です。



1576年築城ですが、現在の天守は1968年に再建された鉄筋コンクリート製です。

荒々しい野面(のづら)積みの石垣がカッコイイです。

内部には歴代藩主の遺品などが展示されています。



その中に江戸時代中期の鍬(くわ)がありました。



現代のものとまったく同じ形で、ちょっと感動しました。

山頂に建つお城ということで、最上階から見る景色も最高でした。



風もよく通っていて、とても涼しくさわやかでした。

午後3時過ぎに再び歩いて山を下ったのですが、GR86まで戻ると汗が止まらずシャツを着替えての出発となりました。

20分程走って、この日の最終目的地である「福井県立恐竜博物館」に到着。



この時は常設展に加えて、特別展「バッドランドの恐竜たち―北アメリカの1憶年―」を開催中だったのでこちらも見ていくことにします。



バッドランドとは、北アメリカ大陸に広がる恐竜時代の地層が露出している荒野で、良質な化石が数多く発見されるそうです。



実物の化石も多く展示されていてとても見ごたえがありました。



ただ、人が多くてせわしない感じでもう少し落ち着いて見たかったです。

常設展はとにかくスケールが大きくて、すごかったです。



非常にリアルな恐竜のディスプレイもあり、本当に楽しいところです。

実物大の恐竜を自分の目で見ることが大切だなと改めて思いました。



上の写真中央の「ティラノサウルスロボット」の動き、表情、鳴き声も迫力がありました。

事前にネットで調べた博物館の滞在時間は常設展で1時間半程度となっていたのでそれを基に閉館時間の1時間半前を狙ってやってきたのですが、ちょっと甘かったです。

特別展も見たこともありますが、私の場合は少なくとも半日は見ておくべきでした😪

後ろ髪引かれる思いで5時に出発、6時過ぎに福井市内の宿に到着しました。



いつもとはちょっと違う雰囲気の温泉宿です。

部屋は昔ながらの正しい和室。



客室にはWifiなしでした( ̄▽ ̄)

大浴場です。


(画像は宿の公式Websiteよりお借りしました)

お湯は無色透明・無味無臭の単純アルカリ泉で、つるつる・ぽかぽかでとても良いお風呂でした。

昼食が午後2時と遅かったので軽めの夕食です。



この日もとても楽しい一日だったのですが、観光地を5カ所も回って時間的にきつかったのが反省点です。

旅の始めはどうしても欲張ったスケジュールになりがちなので、もう少しゆる~く進もうと思った日でした。

原 宗一郎
Posted at 2024/10/20 12:56:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域

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