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原 宗一郎のブログ一覧

2023年06月24日 イイね!

GR86で行く北海道:室蘭市の白鳥大橋・塩味浜チャンポン・トラピスチヌ修道院 ~2023年夏の旅(16日目)~

〖16日目:6月24日(土)〗

この日の走行ルートです。



室蘭市から函館市までの走行距離は298 kmでした。

思った以上に長距離を走った一日でした。

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室蘭市の宿の部屋でシャワーを浴びて、午前6時半に1階ロビーで朝食です。



これを見て、予約時に「軽朝食無料サービス」となっていたことを思い出しました。



「まあ、こんなもんかな」と思いながら食べました。

この日は室蘭市から内浦湾(噴火湾)と亀田半島の海岸線をぐるりと回って函館市まで行く予定です。

荷物を持ってGR86をとめている近くのホテルの駐車場へ行き、午前8時過ぎに出発です。

近くにある「白鳥(はくちょう)大橋展望台」に寄って行きます。



駐車場から階段を上って行くととてもいい景色が広がっていました。



「白鳥大橋」は全長が1,380mあり、東日本最大の吊り橋だそうです。

ただ、この橋、橋げたが非常に薄いことに気づきました。

私にとってこの規模の吊り橋で一番なじみ深いのは「明石海峡大橋」なのですが、それの橋げたはとても分厚くて頑丈に見えます。

橋によって随分違うものなんだと驚きました。

国道37号線を海沿いに北上し、高砂町から道道578号線で内陸へ向かい国道230号線に乗り換えて「洞爺(とうや)湖」の「サイロ展望台」到着は午前10時でした。



道道578号線・国道230号線はとても楽しく走れる山道でした。



あいにくの天気ですが、雲がとても低く、これはこれでなかなか面白い景色でした。

展望台からひっきりなしに遊覧ヘリコプターが離着陸していてうるさいので、早々に移動です。

国道230号線を戻ってそのまま湖畔に下りてみます。

湖岸ぎりぎりにある駐車場に入ってみました。



湖の水は澄んでいて、サイロ展望台からとは違った表情の洞爺湖をみることができます。

ここにアート作品がありました。



調べてみると、洞爺湖の周囲約43kmの湖畔沿いにあるアートギャラリー「とうや湖ぐるっと彫刻公園」の作品の一つ「復活52」でした。

天気がもう一つなのであまりいい景色も望めず、先を急ぐことにして10時半出発です。

内浦湾沿いの国道37号線に戻って海岸線沿いに西へ進みます。

午前11時半、長万部(おしゃまんべ)町で国道5号線に乗り換えてすぐに「浜チャンポン」と書かれた派手な看板を見つけました。



たくさんの車がとまっています。「長万部三八飯店」という人気のお店のようです。

メニューです。



初めてのお店では基本的にメニューの一番左上のものを食べるようにしています。

「塩味浜チャンポン」です。



ビジュアルのインパクトは非常に大きいです。

丸ごと一杯のイカに帆立、エビ、ホッキ貝、大量のワカメが入っています。

ちょっとしょっぱかったですが、魚介のだしが利いていて普通においしかったです。ごちそうさまでした。

国道5号線を南下し、「噴火湾パノラマパーク」に寄って行きます。



緑の向こうに噴火湾(内浦湾)が見えました。



さらに進んで、森町で国道5号線から亀田半島の海岸線を走る国道278号線へ。

午後2時に「道の駅 しかべ間欠泉(かんけつせん)公園」に到着です。



「しかべ間欠泉」は1924年(大正13年)に発見されたそうです。

それ以来100年近くの間、約10〜15分ごとに100℃の温泉が高さ15m以上吹き上げています。

受付で料金を払って中に入った時、ちょうど間欠泉が吹き出しました。



吹き出す温泉の勢いがすごかったです。

間欠泉の近くに「足湯」があり、浸かりながら間欠泉を見ることができます。



せっかくなので私も利用しましたが、一人で入っているのは私だけでした(~_~)



とてもいいお湯でした。

ここはペーパータオル備え付けなのでタオルがなくても大丈夫です。

私は利用しませんでしたが、温泉の蒸気で「蒸し釜料理」も楽しめるようです。

食材を道の駅で買って、下の写真のような釜に入れてただ待つだけです。



午後2時半に出発し、しばらく走っていると昨日と同様に海からの霧が見えました。



この時期、太平洋側は霧が多いみたいです。

1時間ほど走ったところにある「道の駅 なとわ・えさん」の南側にとても広い砂浜がありました。



道の駅の隣がキャンプ場になっており、週末を楽しむたくさんの親子連れの姿がありました。

海からの風があって割と大きな波が打ち寄せています。



久しぶりに砂浜を見たような気がします。

ここから先は、左に津軽海峡を見ながら国道278号線を西に走ります。

函館空港の手前で道道879号線に乗って内陸に入り、「天使の聖母トラピスチヌ修道院」に到着したのは午後4時過ぎ。

誰でも自由に見学することができます。



この時は外国からの観光客の方が多かったです。

「天使の聖母トラピスチヌ修道院」は1898年(明治31年)、キリスト教伝道のためにフランスの修道院から派遣された8名の修道女によって創立されたそうです。

現在の建物は大部分が1927年(昭和2年)に再建されたものとのことです。

門を入ったところにある「大天使聖ミカエル」の像です。



フランスから送られた像だそうです。

まっすぐ斜面を登っていくと「聖母マリア」が両手を広げて迎えてくれます。



美しいです。

よく手入れされた庭園の中を上って行きます。



とても立派で大きな建物がありました。



写真中央の丸みを帯びた部分が「聖堂」、その左側が「司祭館」だそうです。

「聖堂」の正面に飾られた女性の像は「聖女ジャンヌ・ダルク」です。



凛々しくてかっこいいです。

敷地全体がとても丁寧に手入れされており、立派な像や建物が印象的でした。

帰り際に売店によって何か買おうかと思いましたが、私の欲しいものがなかったので少しだけ「献金」をさせていただきました。

午後4時半に出発し、30分で函館市の宿に到着です。



部屋は清潔感があってよい感じです。



近くのローソンで買ってきた夕食です。



サッポロの「サマーピルス」はめちゃくちゃおいしいです。

でも置いている店が少ないのか、この後も道内で探したのですがなかなか巡り合うことができませんでした(‘Д’)

原 宗一郎
Posted at 2023/07/31 19:47:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域
2023年06月23日 イイね!

GR86で行く北海道:支笏湖・ウポポイ(民族共生象徴空間) ~2023年夏の旅(15日目)~

〖15日目:6月23日(金)〗

この日の走行ルートです。



厚真町から室蘭市までの走行距離は163 kmでした。

楽しみにしていた「ウポポイ」を堪能した日でした。

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午前6時、厚真(あつま)町の宿のムービングハウスから歩いて本館の大浴場へ。

朝の露天風呂は本当に気持ちいいです。


(写真は宿の公式Websiteよりお借りしました)

ムービングハウスに戻って朝ごはんです。



北海道の「山わさび」がおいしいです。

この部屋のテレビは、なぜか冷蔵庫の正面に設置されているので斜めからしか見ることができません。



イケてません( ̄▽ ̄)

天気は晴れ、気温23℃、8時半出発です。

道道10号線→国道36号線→道道16号線を西へ進み、「支笏(しこつ)湖」へ向かいます。

支笏湖が近づくと道はこんな感じ。



気持ち良く走ることができます。

午前9時半到着。

「支笏湖ビジターセンター」です。



大きな建物で、支笏湖の自然や生物に関するたくさんの展示があります。



センターを出たところに大きなリュックを背負った若い白人男性がいたので声をかけてみました。
3週間前に中東のクエートから来日したそうで、大阪→東京→北海道を一人で旅しているとのことでした。ニコニコして、とても楽しい旅のようでした。
若いってすばらしいです。私はもう外国の一人旅はできそうにありません。

「支笏湖」です。



湖の左奥に「風不死(ふっぷし)岳」がよく見え、本当にいい景色です。

「山線(やません)鉄橋」です。



ここに1908年に鉄道が敷かれ、1924年に木製の橋からこの鉄橋にかけ替えられたとのことで、1951年まで使われていたそうです。

人が渡る橋にしては立派すぎるなと思いましたが、なるほどです。

橋の下を流れているのは「千歳川」です。



澄んだきれいな川でした。

橋を渡って少し歩いていった先で水辺まで下りていくことができます。



ここからも広い湖のきれいな姿が見えました。

高台に展望台があるので行ってみます。



展望台から正面に「恵庭(えにわ)岳」が見えました。



活火山だそうです。

木陰の中をのんびり歩いてビジターセンターの方に戻る途中にあった「支笏湖神社」。



家族の健康と旅の残りの安全をお祈りしました。

次の目的地は白老(しらおい)町の「ウポポイ」です。

湖の近くの道を走りたいので国道453号線を西へ進み、道道86号線で東に戻るというちょっと遠回りのルートを選択。

11時前に出発し、国道453号線を30分程走ったところにあった「きのこ王国 大滝本店」で少し早いお昼ご飯としました。



店内はにぎやかです。



メニューが多くて迷います。



Cセット(きのこご飯+きのこ汁・きのこ天ぷら)を注文。



揚げたて熱々のシイタケとマイタケの天ぷらがめちゃくちゃおいしかったです。

もう少し国道を走って道道86号線へ。

途中にあったスノーシェッド「四季彩シェルター」です。



何度見ても面白い風景です。

道道86号線は走るのがとても楽しい道でした。名前も「86」が入っていて覚えやすいです。

12時半、「ウポポイ(民族共生象徴空間)」に到着しました。



「ウポポイ」はアイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」という意味だそうで、ここはアイヌの歴史・文化が楽しく学べる国立の施設です。

とても楽しみにしていました。

チケットを買って中に入り、その足でまず「体験交流ホール」へ。

歌と踊りの伝統芸能を鑑賞するための整理券をもらうためです。



14時30分の「シノッ」の整理券を入手することができました(^^)

「ポロト湖」の横を歩いて敷地の一番奥にある「伝統的コタン」へ行きます。



「コタン」はアイヌ語で「集落」です。

「ポロ チセ(大きい家)」です。



立派な建物です。

建物の中はとても広く、天井も高いです。



囲炉裏には本物の炭が燃えていました。

次は「国立アイヌ民族博物館」です。



ここがメインの建物で、2階にたくさんの展示物があり丁寧に見て回りました。



アイヌの祭りに使用される品々です。



アイヌの熊送り「イオマンテ」の様子を表しています。



それぞれの展示物には文字の解説に加えて動画での解説もあり、非常に分かりやすいです。

伝統芸能「シノッ」の時間が近づいてきたので「体験交流ホール」へ移動。



アイヌ民族の方々による約20分の歌と踊りはとても迫力があって良かったです。

残念ながら写真・録画は禁止でしたが、実際に目の前で踊っている姿を見られてよかったです。来たかいがありました。

博物館に戻って見学を続け、「ウポポイ」には3時間半の滞在でした。おもしろかたです。

午後4時に出発。

海沿いの国道235号線を西へ進み、室蘭市の宿に着いたのは5時半でした。

この日の宿はあらかじめ電話で駐車場の予約が必要だったのに私はそれをしておらず、近くの別のホテルの有料駐車場にGR86をとめる羽目になりました(‘Д’)

楽天トラベルで予約を入れた際に、宿に駐車場があることは確認していたのですが、電話予約が必要ということを見落としていたようです。

部屋はごく普通でした。



夕飯は近くのセブンイレブンで買ったのですが、写真を撮り忘れていました。

楽しい一日でした。

原 宗一郎
Posted at 2023/07/29 17:27:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域
2023年06月22日 イイね!

GR86で行く北海道:黄金道路で襟裳岬へ・道の駅でレコード鑑賞 ~2023年夏の旅(14日目)~

〖14日目:6月22日(木)〗

この日の走行ルートです。



本別町から厚真町までの走行距離は340 kmでした。

新冠町の道の駅で40年ぶりに聴いたレコードの音の繊細さに感動した日でした。

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本別(ほんべつ)町の宿で午前5時半起床。

大浴場はないので部屋のシャワーを浴びて、午前7時に朝食。



お寿司屋さんがやっている宿だけあって、料理がとてもおいしく、ご飯もお替りしてお腹いっぱい食べました。

この旅でこれまで食べた朝食でベストでした。

午前8時出発。

道道56号線を南下し、国道336号線へ。

広尾町のまっすぐな道です。



長い直線はクルーズコントロールで走ると楽です。

太平洋に出ると信号もなくなりペースが上がります。

海岸線ぎりぎりの道路はところどころ覆道(ふくどう)になっています。



暗いトンネルの中を走るのは好きではありませんが、覆道はスピード感があって楽しいです。

昨日の霧多布(きりたっぷ)で見たのと同じように、海からの霧が山の斜面を這い上がっていきます。



この光景がおもしろくて、路肩にGR86をとめてしばらく眺めていました。

海には強烈な潮の香りが漂っていました。



「えりも黄金トンネル」です。



全長4,941 mで、北海道内の道路トンネルで最も長いそうです。

「望洋台」です。



国道336号線から道道34号線へそれて、午前11時すぎに「襟裳岬」到着です。

楽しいドライブでした。



平日のためか、駐車場は思ったほど混んでいません。

「風の館」です。



風速25メートルの風を体感できるらしいですが、パスです。

「襟裳岬灯台」です。



「襟裳岬」です。



うっすらとですが水平線も見えていい眺めでした。

この道を下りてさらに先に進みます。



ここから先には行けないようです。



空が青いと良かったのですが…。

ここで40歳前後と思われる、いかつい感じの男性とちょっと派手めの女性のカップルがお互いの写真を撮り合っていたので、「ご一緒に撮りましょうか?」と声をかけたところ、女性から満面の笑みで「大丈夫です~」と断られてしまいました。初めての経験です。
が、その2~3分後、男性が申し訳なさそうに「やっぱりお願いします」と。
言われるがままに写真を撮りましたが、私にとっては「???」の出来事でした。微妙な関係なのでしょうか(@_@)

駐車場に戻って「えりも観光センター」を覗いてみます。

水槽においしそうな毛ガニがいました。



トイレを借りて、12時すぎに出発。

国道336号線に戻って左に海を見ながらどんどん西へ進みます。

午後1時すぎ、浦河町で国道235号線に移ってすぐのところにあったおそば屋さんに入ってみました。

「若鶏ざる」を注文したところ、お店の方が「あと一人前だけ十割そばがありますがいかがですか、プラス100円ですが…」とのことでお願いしました。



少し太めの手打ちそばと鶏肉とネギのあたたかいつけ汁です。

十割そばは、いい香りでほんのり甘く、つゆとの相性もとてもよかったです。

そば湯で飲んだつゆも美味しかったです。

国道235号線をさらに進んで行くと大きな道の駅があったので寄ってみることに。

「道の駅 サラブレッドロード新冠(にいかっぷ)」です。



「ハイセイコー」の像がありました。



競馬には興味のない私でも知っている名前です。

そういえば、新冠町がある日高地方は有名な競走馬の産地でした。

「レ・コード館」を覗いてみます。



受付で「今すぐホールでレコードを聞くことができますがいかがですか」と言われ、何のことかよくわからないまま「じゃあお願いします」と答えてしまいました。

なぜか速足で連れて行かれたホールです。



見たことのない大きなスピーカーにちょっと期待が膨らみます。

私のほかにお客さんはいません。

お姉さん「ジャズ、クラシック、ポップスなど、お好きなジャンルはありますか」
私「クラシックを…、チャイコフスキーだとうれしいです」

で、お姉さんがかけてくれた曲は私が大好きな「1812年」でした。



約40年ぶりにレコードで音楽を聴きました。

レコードに刻まれた溝からレコード針で情報を拾って音を再現するわけですが、あの細い溝にどうやったらこんなにたくさんの情報を入れられるのか不思議に思うほど迫力があり、かつ繊細な音で驚きました。

もちろんスピーカーやその他の音響機器の性能のおかげもあるとは思いますが、レコードを見直しました。

時間が限られているようで、曲の最後まで聞くことはできませんでしたが素直に感動しました。

続いて施設内を見学です。

日本中から寄贈されたレコードは100万枚だそうです。



昔見たことがあるジャケットもありました。



古い蓄音機なども展示されています。



たまたま入った「レ・コード館」は、とてもいいところでした(^^)/

午後3時半すぎに出発です。

いつもGR86の中ではクラシックではなく、ONE OK ROCK、UVERworld、MAN WITH A MISSION、米津玄師などにメインに聞いています。

日高町で国道235号線→237号線に移り、平取(びらとり)町で道道59号線へ。

平取町から宿のある厚真(あつま)町へ続く山の中の道道59号線はGR86で走るのがめちゃくちゃ楽しい道でした。

宿には午後5時過ぎに到着。



この日私が泊まる部屋は「移動式ハウス型宿泊ムービングハウス」というものでした。



上の写真のように2棟が一つの建物になっています。

入口を入って左側がベッドルーム。



右側がキッチンとリビングルーム。



ベッドルームとキッチンの間にバス・トイレがあります。

コンテナハウスのようなものですが、細長い間取りなので使い勝手はイマイチです('Д')

ムービングハウスから大浴場のある建物へは外を200 mほど歩いて行く必要があります。

大浴場の泡風呂。


(写真は宿の公式Websiteよりお借りしました)

天然温泉ではないですが、いろいろなお湯を楽しむことができました。

ハマナスクラブというコンビニで買った夕食です。



PALMビールは初めて飲みましたが、フルーティーで大変おいしかったです。

この3日間で約1,000 km走ったせいか疲れていたようで、夕食後はぐっすり眠れました。

原 宗一郎
Posted at 2023/07/27 17:10:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域
2023年06月21日 イイね!

GR86で行く北海道:霧多布湿原・霧多布岬・釧路湿原 ~2023年夏の旅(13日目)~

〖13日目:6月21日(水)〗

この日の走行ルートです。



根室市から本別町までの走行距離は286 kmでした。

霧が海から陸に押し寄せる、そんな私の知らない風景を見ることができた一日でした。

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根室市の宿で午前3時半に目が覚めました。

部屋の窓から、カメラの設定を変えて数枚撮った写真の中で一番肉眼に近いものがこれです。



夜が明けるの早すぎです。もう一度寝ました。

6時に起きて朝風呂の後、朝ごはんです。



昨日、焼き鳥を買った「タイエー」は調理パンも充実しています。

8時半に出発し、国道44号線を西へ20分程走って、昨夕ナビの設定間違いで来てしまった「道の駅 スワン44ねむろ」に到着です。

北側に「風連(ふうれん)湖」があります。



雲一つない青い空とその下のさらに青い湖面がとてもきれいでした。

国道44号線をさらに西へ進み、浜中町で道道599号線→808号線で「霧多布(きりたっぷ)湿原センター」に10時に到着しました。



センターから南の方角を見ると「霧多布半島」のあたりに海から大量の霧が上がって来ているようです。



見たことのない不思議な光景でした。

センターの1階ロビーの様子。



霧多布湿原にはたくさんの鳥が生息しているんですね。

トイレの洗面台。



初めて見るタイプでした。

「やちぼうず木道」を散策してみます。



木道を歩いて行くと「2代目やちぼうず大王」がありました。



ただ、左の丸い枯草の塊がそれなのか、右の緑に生い茂った草なのか、よくわかりませんでした( ̄▽ ̄)

日が差していますが気温はそれほど高くなく、木道の散策はとても気持ちいいものです。



ゆっくりと静かな湿原を楽しむことができました。

湿原センターを10時半に出て、15分程で「霧多布岬展望台」に到着。

展望台からはうっすらと霧のかかった「霧多布岬」が見えました。



岬の近くの駐車場へ移動します。



ここで湘南ナンバーのAudi TTで来られている人がいたので声をかけてみました。

お互いの旅のことなどをお話しさせてもらっている中で分かったのですが、その方は「タウシュベツ橋見学ツアー」に参加されたそうで、近くで撮った橋の写真などを見せていただきました。私もツアーについて調べていたのですが現在行われていないと思っていました。どうやらどこかの古いWebsiteを見ていたようです(T_T)

旅行者同士の情報交換は楽しくて役に立ちますね。

駐車場からはきれいな青緑色の海が見えました。



岬への道の途中に「湯沸(とうぶつ)岬灯台」があります。



ちょっと変わった形の灯台です。

そこから西の海岸線を見ると、海からすごい量の霧が流れて来ていました。



岬の突端に到着。



広々とした解放感のある風景なのですが、霧で水平線が見えなかったのが少し残念でした。

11時半に出発し、来た道を戻って道道123号線で海に近い道を西へ向かいます。



しばらくは霧の中でしたが走っているうちに霧も晴れ、「愛冠(あいかっぷ)岬」に着くころにはすっかり晴れていました。

道道123号線はたくさんのコーナーが連なり、走るのがとても楽しい道でした。

12時半ちょっと前に到着し、駐車場にGR86をとめて「愛冠岬」へ歩いて行きます。



岬のすぐ手前にシカがいました。



こちらを見ています。

怖いので静かに通り過ぎました。

モニュメント的なものがあります。



後で調べてみると「愛の鐘 ベルアーチ」というものらしいです。

突端に行ってみると、岬の先にある「大黒島」を飲み込むようにして沖から霧が迫ってきていました。



迫力のある、不思議な光景でした。

駐車場への帰り道、北海道大学の「アイカップ自然史博物館」に寄ってみます。



誰でも自由に見学できるようです。

建物の奥の大きな部屋にたくさんの動物や鳥のはく製が展示されています。



なかなかの見ごたえでした。

道道123号線に戻って北へ向かうとすぐに「厚岸(あっけし)大橋」があります。



渡り終えて橋のたもとで写真を撮りました。



午後1時、お腹が空いて近くの「道の駅 厚岸グルメパーク」へ来ました。



いくつかのレストランがありますが、どこも満席で結構な待ち時間なのでとりあえず展望台へ。

西の海にも分厚い霧の層が見えました。



見慣れない風景なのでついつい見入ってしまいます。

道の駅での昼食をあきらめて、国道44号線を西へ進みます。

午後2時過ぎ、釧路市の市街地で「回転寿司屋 まつりや」さんを見つけました。

食べたいものを紙に書いて注文するシステムでした。初めての経験です。

「まぐろ三点盛り」「つぶ貝」「えび」「イカ」を注文。



汁物は「かに汁」です。



もっとお寿司を食べたかったのですが、かに汁でなんとなく満腹になってしまいました。

どれもとてもおいしかったです。

釧路市街地から30分程走って、午後3時過ぎ「釧路市湿原展望台」に到着です。



展望台の東に広がる「釧路湿原」を屋上からみたところ。



ただただ広い、いい景色です。

西の方角には沢山の山々が重なって見えました。



東側とは対照的な眺めで面白いです。

建物の2階には釧路湿原の動植物に関する展示物があり、足早に見て回りました。



特にそれらしい展示物はなかったのですが、2階の中央スペースの青いライトがきれいでした。



展望台の周囲に1週約2.5 kmの遊歩道があるので行ってみます。



林の中のすずしげな道ですが、入口には太い赤字で「ヒグマ出没注意」の立て看板がありました。

途中から下りの木道となり歩きやすかったです。



2.5 kmは長すぎるので途中で引き返しましたが、帰りの上りはきつかったです。

それでも約30分の心地よい散策となりました。

駐車場に戻ると私のGR86の後ろに岐阜ナンバーの白い86がとまっていました。



やはり遠くから北海道に来る人はたくさんいるんですね。

午後4時出発。

元来た道道53号線を南下、海沿いの国道38号線を西へ進みます。

白糠(しらぬか)町で国道392号線に乗って内陸へ向かい、その後は国道274号線で本別(ほんべつ)町へ。

この山の中の国道392号線・274号線はほどよいアップダウンとコーナーが多く、ドライブがとても楽しい道でした。また走りたいです。

午後6時、本別町の宿に到着しました。



ここはお寿司屋さん直営の宿だそうです。

部屋はいたって普通でした。



宿の近くのスーパーで買ってきた夕飯とビールをいただきました。



今日もとても楽しくGR86を運転することができ、大満足の一日でした。

原 宗一郎
Posted at 2023/07/25 18:52:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域
2023年06月20日 イイね!

GR86で行く北海道:ナラワラ&トドワラ・旧奥行臼駅逓所・納沙布岬 ~2023年夏の旅(12日目)~

〖12日目:6月20日(火)〗

この日の走行ルートです。



釧路市から根室市までの走行距離は346 kmでした。

今回の北海道旅行で最も走行距離が伸びた一日でした。

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釧路市阿寒町の宿で午前6時に大浴場へ。

7時に併設の「道の駅 阿寒丹頂の里」のレストランで朝食。



前の日の夕食が中途半端だったので、がっつりいただきました。

8時前に出発し、山の中の国道274号線を東に走ります。とても楽しかったです。

標茶(しべちゃ)町でやや北寄りのルートとなる道道13号線へ。

ホクレンセルフで給油です。



晴天、気温18℃で空気がカラッとしていて気持ちいいです。

道道13号線→国道272号線と進み、海(泊湾)につきあたって右へ折れ、「野付(のつけ)半島」へ。

10時すぎに「ナラワラ展望スペース」に到着です。



「ナラワラ」は、ミズナラやダケカンバなどの木々が海からの浸食により立ったまま枯れていった場所です。



ちょっと遠いですが、立ち枯れた多くの木々の姿がはっきりと見えます。

めずらしい景色でした。

さらに10分程走ると「野付半島ネイチャーセンター」があります。

ここから「トドワラ」を見に行く方法は、徒歩(25分)とトラクターバス(7分)の2つがあります。



天気もいいし景色もよさそうなので、徒歩で行くことにしました。



この時は、団体客に巻き込まれて前後にたくさんの人がいます。

トラクターバスが歩いている私たちを追い抜いて行きます。



歩き始めて17分で「トドワラ広場」に到着です。



太陽が照り付けていて結構暑かったです。

ここからは湿地の上に作られた木道を歩きます。



木道の幅は人がすれ違うのには少し狭いので、ところどころにすれ違い用の広いスペースが設けられています。

木道を最後まで行きつくと「トドワラ」がありました。



「トドワラ」では、立ち枯れたトドマツやエゾマツなどの木々が見られます。

先ほど見てきた「ナラワラ」とは対照的にかなり風化が進んでおり、目の前に残っているのは数本でした。



全て朽ちてしまうのは時間の問題なので、立ち枯れた木々を間近で見られて良かったです。

歩いてネイチャーセンターに戻り、センターのすぐ横の「津波避難タワー」に登ってみました。



平常時は展望タワーとして公開されています。

「国後(くなしり)島」が見えました。



これほどはっきりした島の姿を見るのは初めてで、その距離の近さに驚きました。

展望タワーからネイチャーセンターを見たところ。



海に挟まれたこの半島の狭さがよくわかります。

せっかくなので、GR86で行けるところまで半島の先に向かってみます。

「道道950号線終点」にある駐車場から「野付埼灯台」が見えました。



ここで折り返して、正午に出発。

数分走ったところで鹿の群れを見つけました。



立派な角を持ったオスはカッコイイです。

国道244号線まで戻って海沿いを南下しながらお昼ご飯を食べるところを探していたのですがお店がまったくありません。

進路を内陸に変えて別海(べつかい)町の市街地へ行ってみることにします。

午後1時半、なんとかお店を見つけることができました。



「豚丼」です。



しびれる辛さの花椒(ホアジャオ)がよく利いていて大変おいしかったです。

午後2時過ぎ、「奥行臼(おくゆきうす)歴史の里」に到着です。



このエリアには「旧奥行臼駅逓(えきてい)所」、「奥行臼駅」、「旧別海村営軌道風蓮(ふうれん)線奥行臼停留所」という3つの交通遺産が残っています。

案内板の近くの線路をたどって歩いて行きます。



「奥行臼駅」のホーム側です。



1933年(昭和8年)に開業し、1989年(平成元年)に廃止された標津(しべつ)線の駅です。

正面に回ってみるとこんな感じ。



駅舎の中に入ることもできます。



外観も内部も当時の姿がそのままで、すばらしい(^^)

次は「旧別海村営軌道風蓮線奥行臼停留所」。



昭和30年代終盤に、別海村内の人とモノの交通手段として使われていた車両が展示されています。

「内燃機関車」と木製貨車の「ミルクゴンドラ車」です。



牛乳の入ったたくさんの集乳缶を運ぶ姿が想像できます。

下の写真はおそらく車両の向きを変える「転車台」の跡だと思うのですが説明がなくわかりませんでした。



最後に国指定史跡の「旧奥行臼駅逓所」です。



ここにはボランティアガイドの方がいていろいろと説明していただきました。

駅逓所は、“駅”の文字がありますが鉄道とは無関係で、馬で物資を運ぶルートの中継点のような役目だそうです。そのための馬・人などが各駅逓所にいて次の駅逓所までの輸送を担当するというイメージです

1階の廊下です。



大正時代の建物ですが数年前に大規模修復工事が行われ、内外装ともにきれいです。

旅客が泊った2階の部屋です。相部屋だったそうです。



寒冷地らしく、各部屋に囲炉裏があります。

古いランプが吊ってありました。



とてもいい雰囲気です。

この駅逓所を管理していた家族が使っていた居間です。



生活感があって見ていておもしろいです。

野付半島から根室半島へのルートの途中にあるので何となく寄ってみた「奥行臼歴史の里」でしたが、思いがけずとてもいいところでした。来てよかったです。

午後3時過ぎに出発して国道243号線を南下→国道44号線を東へ向かい、日本最東端の駅、JR北海道根室本線「東根室駅」へ。

午後4時到着。

駅周辺の道はでこぼこだらけでストレスのたまる運転でした。

ホームにも上ってみましたが、“日本最東端”で異常に盛り上がっているおじ様・おば様の集団に占拠されているのを見て、この写真だけ撮りました。



根室半島の南側の海岸線を走る道道35号線で「納沙布(のさっぷ)岬」を目指します。

30分程度で到着です。

夕方ですが、駐車場にはたくさんの車が並んでいました。



視界が良く海がとてもきれいに見えました。

納沙布岬は北方領土「歯舞(はぼまい)群島」と非常に近い距離にあり、「水晶島」と思われる島影がはっきりと見えます。



北方領土返還祈念シンボル像「四島のかけ橋」です。



幅35メートル、高さ13メートルと大きくてめちゃめちゃ迫力のあるモニュメントです。

午後5時に出発し、半島をぐるっと回るように道道35号線で北側の海岸線近くを西に戻ります。

この北側の道は車も少なく、とても走りやすい道でした。

ここで小さなトラブル発生。

GR86のナビにこの日の宿を最終目的地として設定したつもりが、間違えてある道の駅を入力してしまっていたため、15 kmほど行き過ぎてまた戻るという羽目になりました。

宿の近くの「タイエー」さんで夕食用に焼き鳥とビールを購入しました。



この店の焼き鳥は、旧奥行臼駅逓所でお世話になったガイドの方のオススメです。

結局、宿へは午後6時半到着となりました。



部屋は新しくてきれいでした。



温泉ではありませんが、大浴場で疲れを癒して夕食としました。



ニンニクのきいたもも肉と絶妙な塩加減の軟骨がビールとよく合って大変おいしかったです(^o^)

原 宗一郎
Posted at 2023/07/23 21:16:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | ひとり旅 | 旅行/地域

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