出張上等、始発終電生活の僕です、ごきげんよう。
年末に向けて忙しさがピークを迎えてます。
ああ、暇になりたい(´・ω・`)
…でも、暇だと仕事したくなるんだろうな(´・ω・`)
人生、むずかしいもんです。
さて、そんな日々の一服の清涼剤とするべく、休日出勤の代休を使って、
この前当選した「Audi TT サーキット試乗会」に行ってきました。
場所は、千葉の袖ヶ浦フォレストレースウェイです。
午後の部だったのですが、10時30分集合だったので、悩んだ挙句、渋滞回避のために
圏央道から成田経由で袖ヶ浦に向かいました。都内を経由しないで済むので、遠くなりますが快適でした。
圏央道が東関道までつながったのは本当に便利ですね^^
いかんせん、片側1車線区間が長いので遅い車に捕まると、少しアレではありますがw
で、到着。
来場者の駐車場の8割以上は外車でした。特にBMW乗りは多かったような…
ポルシェやベンツ、コルベット乗りの方もいらっしゃいましたね。
その一方、イタフラ系が少なかった印象です。
そういう戦略で選定したのか、それとも応募者の母数自体に外車乗り&ジャーマンカー乗りが多かったのか…
受付を済ませて控室で待っていると、まず、昼食会が行われました。
サーキットのプレハブ部屋にテーブルを用意し、ケータリングを持ってくるあたりがAudiですね。
カレーがなかなか美味でした。
一部、ビュッフェにするあたりがプレミアムブランドではない、といっていた声も耳に入りましたが、千葉のサーキットという場所を考えると十分じゃないかと思います。
そりゃ、数千万のクルマのイベントだったら、コース料理とかになるのかもしれませんけど。。。
まあ、そんなイベントには縁がございませんので、僕のような貧乏人にはご馳走でございました。
個人的には、コース料理とかよりも、Audiの4ringsの入った弁当とかの方が食べてみたいです。
で、昼食後は、まず「プレゼンテーション」が始まります。
新型TTの紹介、アウディのサーキットイベントの紹介、まだ非公開の来年指針などが発表されました。
あとは、外資系らしくホルヒ博士の説明など、「アウディブランド」の紹介を丁寧にしていたのが印象的でしたね。
ディーラーじゃなく、Audi Japanがやるイベントなので販売促進ではなく、ブランド・コミュニケーションに主眼を置いていたんでしょう。
なお、担当者として挨拶したのは、社会人レーサーとしてF4に参戦している中原さんでした。
ホントにモータースポーツ好きなんですね。
そして、本日のスペシャルゲストとして一緒に参加したのは…
…岩城晃一さん(=゚ω゚)スゲエ
ちなみに、インストラクターには有名なモータージャーナリストだとか、プロレーサーの方などがいらっしゃいました。
ナニコレめっちゃ豪華。
プレゼン後は、いよいよ走行です。
2グループに分かれ、サーキット本コースのスポーツ走行体験(先導車の後ろをついて走る)と、ジムカーナタイムトライアルに参加します。
僕のグループはまず、ジムカーナから。
パイロンにあたると3秒のペナルティです。
ここには、230馬力のTTクーペと、TTロードスターが用意されていました。
…めちゃめちゃ緊張しました。
パイロンに当てないようにと意識するとなかなか攻めた走りができませんでした。
2本走って、僕のベストタイムは22秒5くらい(;´∀`)
インストラクターの方は、ウエイトハンデで助手席に参加者を載せて、18秒7くらい。はやっ!
参加者の優勝タイムは19秒後半でした。平均は23~4秒だったでしょうか…
うーん、ドラテク鍛えなあきまへんな・・・
ちなみに最後に参加者の中から上位3人が表彰されたのですが、3位は岩城さんがかっさらっていきました(笑)
ジムカーナの後は、グループ入れ替わりで、サーキット走行です。
まず、コースの走り方をインストラクターの運転するクルマに同乗して教えてもらいます。
この時、僕に教えてくれたのは、スーパーGTにR8で参戦する
加藤選手。
コースには、ブレーキングポイント、クリッピングポイントにパイロンが立ててあり、それに沿って走りながら教えてくれます。
「このあたりからハンドルを戻しつつ、アクセルを開けて…」
「次のコーナーは複合になっているので、こういうラインで…」
さらっと、笑顔でさわやかに説明してくれます。この時は、分かった気になります。
ゆっくり目に走っていても操作がうますぎるので、かかる重力が自然で簡単に思えるのです。
が、しかし…
自分で走るとギクシャクしたり、思ったラインに乗せられなかったりするんですよね。いや、難しい。
この走行体験は、追い越し無しで先導車に付いて走るのですが、横Gが結構かかるくらいのペースです。
ちゃんとストレートでは全開にできるので、気持ちよく走れました。
このサーキット走行では、1人2台のクルマに乗ることができました。
1台につき、約3週走ります。
1台はTTS、これは全員が体験します。

2リッター、286馬力、トルクが約38kg、クワトロ(4WD)のスペックです。
これだけ見るとランエボとかに近いスペックですが、今回のTTがすごいのは軽量化。
車重が1410kgしかありません。ランエボファイナルエディションが、313馬力、
トルク43kg、4駆で車重が1530kgなので、100kgくらいランエボより軽いという…
ブレーキはもちろん専用の対向キャリパー。かなり効きます。そして結構鳴きますw
もう1台乗れるのは、RSシリーズです。
ただ、どのRSに乗れるかは、すでにAudi側で決めてあるとのこと。
ちなみに用意されていたのは…
RS7が2台

このマットグレーのカラーはカッコよすぎます( ゚Д゚)
RS5が1台
RS Q3が1台w
なぜか1台だけSUVです(;'∀')
とりあえず僕は、Q3だけは当たりませんようにと祈ってました(笑)
Q3が悪いわけではなく、サーキットを走るなら、クーペかセダンが個人的な好み、ということです。
で、当たったのは…
RS5、キター(・∀・)ノ
V8ターボ、450馬力、車重1810kgのスペシャルモデル!
RS5でサーキットでアクセルをベタ踏みできる機会なんて、もう一生ないだろうな~って思ったりしました。
RS5を買える予算があれば、中古でR8のMT買います(笑)
感想は、というと…
「速えぇ」これに尽きます。特に4WDでトラクションが良くかかるので、ストレートの加速が圧倒的。
ただ、やはり「重さ」は感じます。軽いTTに乗ったあとなので、特に。
加えて、フルバケか6点式シートベルトが欲しくなりました。サーキットの横Gだと純正シートだと厳しいかも…
まあ、サーキットメインで買うクルマでは無いと思いますが。
RS5、タイヤ代がかかりそうだなー、と庶民らしい変な心配を途中からしていました。。
このサーキット走行体験では、1台1台に無線機が積まれており、走りながら先導車のインストラクターの方が声掛けなんかをしてくれます。
RS5の時のインストラクターの方は、女性の方だったのですが、走りながら無線で、
「ここはしっかり減速して、向きを変えていきますよ~」
「はい、立ち上がって全開!RSの加速をお楽しみください~」
と、いう感じで教えてくれました。とても勉強になりました。
ピットインして降りたあとは、「グッジョブ!」といいながらハイタッチしてくれました。
なんて優しいんだ(´∀`)
で、あとは修了式をやって、終わりでした。
以降、イベントの感想と新型TTのレビューを。
①イベントの感想
知っている人が皆無&同伴者なしで、人見知りの僕でも非常に楽しく過ごせました(コミュ障な僕は参加者とはあまりコミュニケートできませんでしたが…)。
スタッフの方の対応、インストラクターさんの対応、非常に素晴らしいものでした。
皆さん、クルマやモータースポーツが好きなのが良く伝わってきます。
有料でも参加したいと思える内容でした。
Audi、もともと好きなブランドでしたが、より好きになりました、本当に。
R8が中古でもう少し値が下がってきたら、ドリームカーとして4.2のMTを…
なんて悪巧みも…(笑)
維持費で死ねそうですがwww
②新型TTの感想
まず、ボディ剛性が半端なく高い感じがします。
前にTT(8J)を買ったときに、TTにした理由の一つにボディ剛性がありましたが、さらに進化しています。
次に、ノーマルでも音がいいです。加速して、過給がされて、ギアチェンジされたときに、「パァーン!」って炸裂音がします。TTSもそうですが、ノーマルTTでもそうです。
本当にノーマル?? と思うくらい、良い音してます(外で聞いていて、特に)
演出で車内にエンジン音をスピーカーから出す、とかではなく、純粋な音です。
あ、ターボの過給は結構、「どっかん」な感じがしました。炸裂すると普通のTTクーペでもかなり速いです。
最後に…
やっぱりカッコいいです。マトリクスヘッドライトも、6角形のグリルも、ルーフの形状も。
ただ、目玉であるバーチャルコックピットは、サーキット走行中には見る余裕がありませんでした(;'∀')

ちなみに、8Jより価格が100万円以上上がっただけはあって、内装の質感はさらに高くなっていました。
いや、本当に楽しめました。アウディ様、ありがとうございました。
蛇足:
帰りの道で、改めてZ4が良いクルマだと再認識しました。
特にM54エンジンの直6NAのエンジンフィールは、やっぱり良いです^^
速さだと、TTの2Lターボの方が速いんでしょうけど、エンジンの回る気持ち良さはZ4の方があるかな、と。
ダウンサイジングや新型プラットフォームのシャーシでで失われるものと得るものが両方あるんでしょうね。
ハイテクの塊のようなTTに乗って、僕は、この少しプリミティブなZ4が好きなんだな、と思ったりしました。