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2025年11月14日 イイね!

KTM 690SMC R 初期インプレ

というわけで私のところに来てくれたMY2019のKTM 690SMC R。中古車と言えばいろいろとノーマルベストを出す整備が山ほどある。これが面倒というよりも僕にとっては楽しみ。8000kmしか走っていないとはいえKTMはレーサーだからそれなりのチェックと整備が必要。

そこで購入後は自分でノーマル戻しとともに車体を腕の良いオートバイ屋さん(S-Factory)に渡し、全体的な確認とタンクの軽微なガス漏れの修理をしてもらった。一般的な整備は自分でも何でもできるが、やはりプロの目は素人とは違い、お金を払う価値があると考える。

一通り整え終わった690に早速乗ってみた。想像通り!698monoよりもはるかに乱暴というかパンチが強い。その代わりに低速で高ギアに入れるとスナッチが出る。でもそんなの当たり前じゃないのか?シフトダウンすればいい。ただし698ではこういう挙動はなかった、それがいいのか悪いのか、少なくともドゥカらしくはないと思う。

爆発の粒が立っており、低回転から引っ張るとドッヴァヴァヴァヴァ!!と凄く歯切れのよい鼓動とともに背中をジャンボマックスに蹴っ飛ばされたように加速する。中回転域までうっかり引っ張ってしまうと前輪はいとも簡単に離陸しようとする。2000回転程度からの加速だと、約15Hzのパルスという事で、クッソ速いドラマーならこのくらい叩くんじゃないかな?まさに生き物が持つリズム通りのビートを刻んでくれ、これが極めて気持ちがいい。

エンブレはスリッパークラッチのおかげか案外きつくない、スロットルを戻すだけでサスペンションが縮んで姿勢が作れるしブレーキはシングルだがブレンボのためか制御性も制動力も十分でとても容易に止まる。減速によりフロントを低く保ったまま進入、完全にブレーキをリリースする前にバンクして一気に方向転換、すぐにスロットルを開けていくと脳を突き抜けるような加速とともに爽快にコーナーを駆け抜ける。

このオートバイの難点があるとすれば足つき性だろう。ノーマル状態のシート高は実に890mm。この個体は前オーナが僕の体格と近く、ローダウンを施してあった。おそらく30~40mm下げてある。それでも足はべったりは着かないが軽くてスリムなので信号停止での不安感はないのであった。
Posted at 2025/11/14 13:49:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年11月14日 イイね!

どれを買ったら? 690SMC R

690を買うとなったらいくつかのバリエーションがある。LC4エンジンは案外多くのモデルに積まれている/いた。
・701 SuperMoto HAS
・701 Enduro HAS
・701 Vit/Svalt piren HAS
・SM700 GASGAS
・690 SMC R KTM
・690 Enduro KTM
・690 Duke KTM



この中からあえてモタードを選ぶことにした。さらに条件として以下を追加。
・EURO4以前の規制
・コーナリングABS装備

EURO5以降は改造を監視する要件が入っており、SS950Sの場合はスプロケを換えるだけでECUエラーを吐き、クイックシフターなどが停止するし、警告灯がついているから車検に通らない。これには参った。Fスプロケを14Tにしたかったのに。

コーナリングABSは私にとっては必須。これにより命が救われる場面は確実にある。概ねどうでもいい私の命ではあるが、もう少しやりたいことが残っている。

上記仕様をすべて満たすモデルは、MY2019/2020の690SMC R、MY2020の701 SuperMotoしかない。Goonetなどで中古を探したがどこにもなく、レッドバロンでも探したが無い。結局、個人売買サイトでMY2019の690SMC Rの良いものを発見し、購入となった。売主の人柄を重視し、実車はエンジン音を聞いただけで試乗はあえてしなかった。
Posted at 2025/11/14 13:12:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2025年11月14日 イイね!

購入動機 690SMC R

いろいろすでにブログに残してはいるが、この特異なオートバイ作品、690SMCRについてその乗車感、購入動機などを書いてみようと思う。恐らく、もうこれから何台もバイクを増やすこともないだろうから。

1年前にドカの698monoに試乗し、その軽快・スリム・いつでも呼び出せるパワー/トルク、見晴らしのよさに代表される解放感に感激した。もっと言うとストロークの長いサスペンションと、高めの重心を使い、走行状況に合わせた「操縦者と一体となった車体の姿勢」を作ってリズミカルに駆け抜けるその活発さ、陽気さに好意を持った。



このキャラクタは、大排気量の単気筒エンジンによるところが大きい。それは、小型軽量は無論のこと燃焼のたびにパルス的に地面を蹴るトラクション特性、そしてもっと言うとそのパルスの粒が立っており、走行時にそれがハイテンポなロックのドラムのようなビート感をライダーに与える。これが酷く快感なのだ。本当に1発1発が数えられるくらいのテンポで、いいかえると人間のリズム感とリアルに同期できる、生き物のような周期の「鼓動」を持つ。

270度クランクのツイン、ハーレーなどの狭角Vツインも同様な特性を持つ。ただし伝統的なLツインのドゥカの場合は元来高回転を好み低速でのマナーはあえて無視していたため、このビート感は味わいづらいが、ハーレーはまさにその真骨頂という事だろう。しかし、あの車体では軽快さやコーナリング姿勢の作り上げる楽しみはない。まっすぐ走ってアクセルを開け閉めするくらいしか面白がり方がなく、僕には退屈。

さて話を戻そう。ドカもKTMもモタード形式での表現しかしていないという事は、実はあのエンジンを100%楽しむには必然の車体形式なのではないか。それが本当か、試してみたい!

そう考えだしたらもう止まれない。まずドカにするかKTMにするかだが、口コミなどを調べるとKTMのほうが個性が強いとわかった。それにドカの場合新車しか手に入らずいじったり整備する楽しみに欠ける。貴族のように高級ディーラーに全部お任せ♪は僕のスタイルじゃない。SS950Sはほぼそうしてるけどね、やめようとも考えてるけど(自分で整備して車検通す)。

KTMは今年前期には経営危機にあった。だがあまり気にしなかった。ファンがいる限り、会社はなくなっても製品はなくならない。設計は受け継がれる、Kawに買われて死んでしまったbimotaがVyrusに生き残っているように。

(続く)

Posted at 2025/11/14 12:46:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 690SMC R | 日記

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何シテル?   11/14 13:49
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