
趣味のラジコンひこーき、最近はグライダーばかりですが、グライダーでない電動飛行機でレースをして所属してるクラブで一番速い=偉いやつを決める、ってのがありまして。
プレイリー号っていうのんびり型のヒコーキを使って90m間隔のポールを10周回って一番最初にゴールすれば3点、2位が2点、3位が1点と加点して、4ヒートやるってやつ。
で、これの今年の最終戦が日曜日にあったので参加してきました。
いろんな楽しみ方があり、一位になったからと言ってなんなのさ、ってレベルのものなんですが自分の場合はやはりレースと名がつくからにはトップを取らないとね、とガチで勝ちに行ってます。
レギュレーションは…
・機体 ムサシノのプレイリー号、無改造
・動力 電動。電池以外は自由。3セルの1300mAH以内に限る
これだけ。ただし機体は皆さんそれぞれ工夫をこらして小改造の範囲内で性能向上の工夫をしております。派手な改造でなければ見逃される?
今年の夏から現在のメイン機に加えてもう一機作ったのですが、主翼がねじれてできてしまい捩り下げが2度くらい付いちゃいました(あくまでミスにより付いたと言い張る)。主脚は通常三車輪なのですが工作手順を間違えて2車輪しかつかない仕様にしちゃった&ジュラルミンの脚が余ってたのでこいつを付けちゃった。
3ミリ位のピアノ線から厚さ3ミリ位のジュラルミン板に変わっただけだから大した違いはないのさ。丸棒と翼断面に削り込んだジュラルミン板じゃ空気抵抗が倍くらい少ないだろってそんなのキにしちゃいけませんがな。ジュラルミンを削り出す作業めっちゃ大変でした。後縁は手が切れるくらい研ぎ出した。
動力系の選定は1号機と同じだとつまらないのでセッティングポイントを変えた。コンセプトは1号機の重厚長大から軽快短小へ(?)。水平飛行に必要な揚力と抗力を減らして軽いセッティングで逝くという1号機と逆の考え方。1号機は重くなっても良いから頑丈に組み、でかいモーターを載せてパワーと重さでグイグイという逝き方。2号機はモーターのKvを上げて1400→1700とし内部抵抗はほぼ同じのまま小さくて軽いモーターに変更。(110→65g。) 2分飛べばいいという計算で最大電流を見積もると25A内外なのでこれを目標にピッチ重視でプロペラを選ぶとAPCの7x5Eになった。ちょっと負荷が大きめなので6.5x5を最初はチョイス。モータベアリングにはNNL690を給油。
というわけでレース当日。1レース目、新型機=2号機で参戦、そつなく10周回ってトップでゴール、3点。いまいち遅い。計算上はもっと速いはずなんだけど…。タイムは1分58秒。遅い。
2レース目からは上位者と当たるんで気が抜けない、プロペラを7x5Eにして2号機で出場、なんとかギリギリトップを取って1分56秒、遅いわこれ。
3レース目、めっちゃ速いN澤親分の大五郎号と当たるというので実績ある1号機を引っ張り出す。今年6月のレースでは8x4Eプロペラでベストなセットで8x6Eだと10周回れず、最後の半周はグライダー状態で飛ぶというガス欠があったので堅い8x4Eでスタート。うーん遅い。親分の大五郎号より二回りくらい遅いわこれ、1ラップされてしまい2位でゴール、タイムは1分55秒。バッテリーの残りを見ると40%以上も余ってる、えー?!なんでこんなに負荷が軽いの?6月とぜんぜん違うじゃん。
6月の空気は熱く湿気が多く、水平飛行のために必要な揚力を得ようとすると迎え角が大きくしたがって抗力も大きいんだろうね、冬のほうが空気が固く重く、少ない迎え角で飛べるから同じプロペラだと軽すぎるんだわ。
ああヤヴァイ、今年出場してきたレースでは全部勝ってるのにここで親分に負けるのか、たしか前回私がでなかったときも親分の優勝だったな…これは阻止しなくては…しかたがない、ガス欠のリスクを飲んででも8x6Eプロペラ使うか。
親分は自分にパイロンレースの楽しさを教えてくださった大先輩、勝って恩を返す!
スタートで痛恨のミス、機体がシルエットになってウラオモテを間違えて遅いスタートで親分を追う展開に。だがスピードはこっちも出てる!速いぞ!
親分のジャッジに付いた素人さんのヤジがウルサイ、、、黙ってろこの○○ーッ!
3週目くらいでポールギリギリを回ってなんとかトップに出る。あとはミスしないように、それでも隙を作らないようにタイトにビンビンに飛ばす。低いところを飛んだほうが風が少ないので地面ギリギリを狙う。なんとかジワジワと引き離してるで!あと2周!なんとか電池保ってくれ頼むでグラフェンリポ!
約半周の差をつけてゴール!相手は1分29秒とか言ってる、嘘だ!自分より遅いのにそんなにいいタイムが出るわけ無いじゃん!と自分のタイムを見たら1分27秒。
スーパーラップでした。大会新記録だと思う。
というわけで一日楽しませてもらいました。賞品じゃんけん大会でも良いのが貰えたしご満悦。
反省点は2号機のセッティングが出きっていないこと。7x5Eでもう少し早く飛ばないと勝てない。モーターマウント周りをフルカバーして空気抵抗を減らす工夫を次回までにしてみよう。
Posted at 2017/11/28 09:22:21 | |
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