2020年08月30日
カローラツーリングのHV、ちょっと見には黒に見えるが実はナスのような微妙な紫の入ったパール。凝った色だね。
大きさとしてはカローラスポーツと共にCセグメントのGolf等と同じカテゴリになり、その大型化につれエンジンは中心グレードで1.8Lと先代よりも300cc大きくなったのだそうだ。
カローラスポーツも検討したんですが、リアのでっかいバンパーのデザインがどうしても自分にはなじめず、のびやかな曲線が交差するツーリングのほうが好印象。
乗ってみる。運転席は落ち着いた雰囲気、助手席ダッシュのソフトスキンにステッチがいい感じで、こういう処理はマツダ3もそうだったが新時代を感じさせてくれる。
ハンドリングはスポーツのほうがわずかに好みなんだけど正直大差ない、ほぼ同じキャラクターにWxBグレードであればまとめられている。中間グレード以下だと従来のカローラ的な若干あやふやさを敢えて残した足回りになるんだそうだ。
そしてこの足は…今までのトヨタ足を想像していた自分としては正直びっくり、こんなに良くなっているなんて。接地感も旋回の感触も外乱のいなし方もとっても大人。接地感の代表みたいに考えているGolf2-GTIのそれが、「素手でタイヤを鷲づかみにして操舵!」だとすると、カローラツーリングのそれは素手ではなく「薄手の手袋」をつけたような印象、それもシープスキンの高級手袋。明らかに洗練されている。
ちなみに、ステップワゴンだとこれが「革手\1,980」となり、タントだと「防寒用ボア付き手袋(ビニール製\498)」となる。
足さえよければあとはパワーユニット。本当はMTが欲しかったんだがあの低速がない1.2ターボと付き合うのはしんどく、1.8NA-金属ベルトCVTもつまらなく思え、1.2TとHVの試乗比較の結果HVを注文することとした。システム出力は小さいが低速でのモーターアシストがよく効き、CVTのプーリーラグもゼロで出足のアクセルと車の動きの間に違和感がない好印象。HVを転がしながら仕事で絡んでいるリチウムイオン電池とテクノロジの進歩に思いをはせるのも乙だろう。
Posted at 2020/08/31 13:09:30 | |
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くるま諸々 | クルマ
2020年08月29日
日本一売れてる軽とはどんな車なんだろうか。ベージュというか薄茶色のパール、とても凝った塗色のNBOX。離れて見ればバーさんの下着色だが近くで見るととても奇麗だ。
現時点で似たようなダイハツの軽ターボに乗ってるので、きっとこっちだとエンジンがウィンウィンまわってうるさいんだろうなと思えばそんなことはなかった!わりと力感あるねこれ。平地走行が主ならターボ要らないよ。それから、ダイハツと比べて若干タイトなハンドリングに味付けしてあって、すべてにゴムがかぶせてあるようなグニャグニャのタントと比べて視線の揺れが少ないし、アクセルに対するツキもこっちのほうがいい。初めからスロコンが入っているような感触。
さすがと感じた。他にもホンダセンシングは標識なども読み取って表示したり他より一歩進んでいる。アクティブセーフティーを進めてゆけば事故率自体が減ってゆくので「軽だと事故ったときに死ぬ」という悲惨な話も減ってゆくんでないかと感じた。
Posted at 2020/08/31 08:13:18 | |
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ステップワゴン | 日記
2020年08月29日
白いGRコペン。パワーはたかが知れてるのでハンドリングが楽しければ購入候補。ホントはGRじゃない奴に乗りたかったな。
なぜかピンと来ない。これやっぱりGRだからかと思う。86ほど足は固められていないけれどそれなりに跳ねるし、シャーシが固い足を受け止めきれずにしなっている感じ。結果、接地感が薄く、路面との対話がしづらい印象。
僕はGolf2-GTIで育ったからか、接地感がすごく大事。低速から高速まで素手でタイヤを鷲づかみにしているかのようなGolf2-GTIの操舵は安心に包まれ、気分がよかった。
交差点を曲がるだけでも楽しい、と感じたのはこのG2とZC31Sくらい。無論タイヤを鳴らして曲がるわけではない。安全運転の低速でもきちんとコーナー前で減速して荷重移動し、ブレーキを戻しつつハンドルを切り込んでいく一連の操作入力と、クルマが動く出力に変な関連性がなくて判り易かったのが良かったのかなと思う。
GRコペンはその入力と出力の関数に「硬いものと柔らかくて非線形な何か」が挟まっているように感じた。設定速度(=荷重)が高めにとってあるGRだし、もともとサスストロークが取れない小さなフロントサスまわりの形状のため、バネがそこそこ硬いのだろう。しかししなやかさの演出も要るから…とブッシュを柔くしたり、ボディのたわみも利用してるんじゃないだろうか。低いボディ形状を持つ小さな軽故の限界かな。
楽しい車なことは間違いない。あんな車で初秋の高原でも流せば鼻歌が出てきそうだ。ただもう一歩の味付けというか完成度を高める作業をしてほしいなと感じた。
Posted at 2020/08/31 07:58:39 | |
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くるま諸々 | 日記
2020年08月27日
惜しい車。とても惜しい。
ハンドリングはすごくいい。スポーティーな演出があるわけではなく、小さなショックをマメに減衰してくれる、良く仕事をするサスペンションが付いてるコンフォート車のような味付けなんだけど、荷重がかかったときにぐにゃぐにゃと逃げてしまうことはなくグッと踏ん張ってくれる。接地感も良く安心できる。シートもいい。これ、相当「デキる」んじゃないのぉ?
ところが、1.2Lのダウンサイジングターボがてんでダメ。上が回らないのと低速トルクに欠ける上下挟撃作戦でげんなり。走行モードをスポーツにしてみたけど大差はなかった。
パワーで楽しむ車ではないのだよ、そういう主張はこの足なら良く判る。わかるんだけど納得して買うかと言われるとそういうわけにはいかない。少なくとも、この車はホットハッチとは名乗れない。スポーツの名が勝っているように思った。
Posted at 2020/08/27 15:30:45 | |
くるま諸々 | 日記
2020年08月27日
色鮮やかな黄色のスイスポ。140馬力のターボになったのに乗り出しで250万円以内で買えるバーゲン。
足はかなり柔らかい。特にハンドルセンターのあたりに曖昧なところがあり、戸惑った。スポーツを名乗る割にちょっとぐにゃっとした感覚が支配する。雪見だいふくのようだ。中身はクールでおいしいんだけど外側に曖昧なモチがかぶせてある。
エンジンとブレーキは絶品。特にブレーキは容量の高さと制御しやすさが光る。エンジンもECUちょこっといじれば180馬力位すぐ行っちゃうんだろうな、そしてぐにゃっとした足も、すこしいじれば好みになるんだろう。今一つ体に合わないシートもレカロを入れれば済む。済むのではあるが歳のせいか「いろいろ弄るのはもう面倒だなぁ」という思いもよぎる。
素性が良くすごく楽しい車というのは感じる。安全装備もMTでここまでできるかという風に付いていて不満はない。ただどこまで行っても「スズキじゃん」と、ブランドを気にしてしまうようになったのは歳をとったからだろう。ZC31Sに乗っていたときには全く気にならなかったのではあるけれど。
楽しくて上質な車を持ちたい、という想いは残念ながらスイスポの上では重ならない。この車を乗り続けるであろう期間、10年愛せるかというともう少し若いひとに可愛がってもらったほうが幸せなんじゃない君?とスイスポに問いかけたくなるのだった。
Posted at 2020/08/27 15:16:38 | |
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くるま諸々 | 日記