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オンボロ車に乗っていたのでJAFにはずっと入っていますが、JAFメイトを読むだけではつまらないと思い、開催されている「実技講習会」に参加してみようと思い立ちました。

自動車教習所を卒業後はきちんと運転を教えていただいたことがないのです。

それなりに正しい運転姿勢や安全運転をしているつもりではありますが、長年の内に変な「くせ」が付いているのではないかと。調べてみると近所の運転免許試験場で実施しているようなので申し込んでみましたが抽選。幸運にも当選。

講習会は数週間先です。参加後印象を書きます。

交差点を曲がるだけで楽しいと感じる車はそう多くないと思いますが、今までたくさん乗ってきた中カローラツーリングはその筆頭です。

足は軽快と上質が共存する不思議な感覚。細かな道路の不整は角が丸められてあたりが柔らかいのにグニャッとは全くしておらず、直進性が良くまたステアリングに意思を込めると自然で力強いレスポンスで反応してくれる。コーナーはオンザレール感覚。

今までの「トヨタ足」を知る方にとっては想像をいい意味で完全に裏切られるフットワークの良さです。

ハイブリッドシステムは熟成され、不満も違和感も全くありません。そして運転支援はとても楽ちん。

日本的緻密さで全方位にきめ細かに配慮された素晴らしい車なのにこれが300万円で買えてしまうところにトヨタの力を感じます。

Cセグメント実用ハッチですからゴルフ等の強豪とガチ対抗する市場です。これら海外勢と真っ向勝負するクルマとしてあえて「カローラ」という（ある意味）古臭い看板に最新最高の内容を込めてぶつけてきました。トヨタが育て続けてきたブランドと車づくりへの自信が大看板「カローラ」の名称とこの車に込められている。

ちょっと力が入ってしまいましたが、210カローラ3兄弟（スポーツ、ツーリング、セダン）はそのくらい良くできています。トヨタがこんな本気の車づくりを推進し続けたら海外メーカのみならず国内でも負けて脱落することろがたくさん出るのではないでしょうか。

次の代車は黒いビッツでした。小さなショップなのでもっとぶっ飛んでるのを期待したけど普通ですね。良く整備してあって調子がいい。

この手に乗る機会はあまりないので印象を。

・足はよくない、以前のトヨタ足そのもの　あいまいさが支配
・パワーがそれほどあるはずはないのに　出足だけばッと吹ける味付け
・すべてがいたってフツーに安っぽい
・ワンブレードのワイパーの動きは面白い

グニャグニャでつまらない車なんですが、このグニャグニャが発散して怖かったり我慢できなくなるかと言えばそうではなく通常速度域では破綻しないというギリギリのバランスです。以前のトヨタ車は皆こうだったな。
今のトヨタTNGAはこのころから隔世の感がある進化ぶりです。

タイヤはシナ製のMAXTREKが付いていましたが特に違和感はありません。

積載量の目安で「ゴルフバッグ何個」なんてありますが、自分はゴルフやらないので載せることは無く。模型飛行機の長物（主翼2.5ｍとか）が乗れば満足なんですが、昨日はホイール交換のために

・タイヤ付きCE28N　4本　215/60R16 つき
・新品タイヤ　4本　205/55R16

をカロツーへ載せることとなりました。自分は車買うと大概インチダウンするのでこの荷物が乗るかどうかが実は重要。前車スイスポでは後席と助手席畳んでタイヤ4本と15インチホイールのみ4枚がギリ。今回は16インチホイールにフォレスター用か何かのでかいタイヤが付いているブツと敵もグレードアップしてます。

ブルーシートを敷いてから恐る恐る積んでみましたがなんとか乗りました。車内がタイヤでギュウギュウです。新車の匂いとタイヤの臭いが混合して異様！加速とブレーキングのたびにゴロゴロ転がってきてシートに当たってショックが来るので捨てるようなボロマットレスｗを詰め込んでなんとか走ってきました。

カロツーはやはり積載が十分なワゴンではなく、インプレッサのようなショートワゴンを狙った企画の車なんでしょうね。そこが好きで買ったのですが。

しかしバックモニターが実に便利。バックミラーがまったく見えないけど問題ありませんでした。

カロツーがやっと手許に来ました。といっても明日には今度はドラレコとタイヤ交換のためにまたショップに出すわけですが。

まだ10キロくらいしか付き合えていませんが乗ってみた感想です。

スタイルは文句なしにイイ、格好いいのとアクが強すぎないぎりぎりの線。車内は基本静かなんだけどロードノイズは多め。ただ自分はあまりこの辺気にしないので問題なし、うるさい車ばかり乗って来たからね。

乗り味は…まろやかというかアタリがない上質ささえ感じる感触なのにこんなに良く曲がって止まるのかと感激。ハンドリングは試乗の時の感想から変わらず、接地感があるのに荒っぽさがなく、高級手袋をしているかのよう。

THSの癖のようなものは感じず。エンジンがかかるとき止まるときも一切の振動はなくリニア。ブレーキもしかりで、ごくわずか回生ブレーキの違和感のようなものは感じないこともないがこれを回生ブレーキを知らない人に乗らせたら特段何の感想もないだろうというもの。

まだタイヤ（BlueEarth GT）のあたりが付いていないので細かなインプレは控えますが、日本人的生真面目さでキッチリと制御され、配慮の行き届いた完成度の高い車という印象です。

我が国の工業の強靭さ重厚さに裏打ちされたシルキーフィーリングとまとめておきましょう。