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2024年09月30日 イイね!

レバー

オートバイは操作が煩雑なんだけど、それだから面白いという乗り物。したがってAMTとかE-クラッチとか楽しみを奪うな!なんですけどそれは置いといて、まずは世の中には買ったら買ったきり車検に出すだけみたいな人がたくさんおります、というか4輪では完全にそれが主流ですよね。4輪は実用の道具の側面が強いのでメンテフリー化を強く指向してきたので当然ですね。ただ2輪はそういうものでもない。メカが雨に濡れることもありそれなりの手入れが必要です。

最近までクラッチにワイヤーが使われていたモデルがありますね。SS937とかM821とか。以前はワイヤークラッチ、スロットルが当たり前でした。

自分は、操作系はフリクションがないものが好きです、というかケーブルはケーブルという「引く」動作を100%行ってほしく、なめらかに動作し摩擦は本来なるべく少ないほうがいい。多少摩擦があるほうがホールドが楽になるという方もいますが、私は摩擦のほうがずっと嫌。

それで2輪を手に入れると操作系の給脂を必ずやってきました。ワイヤーインジェクターなんてしゃれたものは高かったし、粘度がやけに低いスプレーオイルじゃなくてエンジンオイルをたっぷり入れたかったのでビニール袋法ってので時間をかけて。ブレーキやクラッチレバーのピボットもバラシて金属と油脂が混合されたスラッジをふき取ってモリブデングリースを詰めてやるとタッチが変わります。

これをやると例えばクラッチは「軽く」なるのですが、重要なのは軽いのがいいのではなく、摩擦がなく、クラッチならクラッチの機構動作の感覚が指に伝わること。大排気量では重くなるのが当たり前です。ただその時のクラッチのつながる感触がよく分かることが大事。

同じようにブレーキもパッドがディスクに当たっていく感覚がはっきりわかることが大切。リアブレーキはさすがに感覚が分かりづらいですが、それでも引きずったりブレーキを解除した瞬間にも残るような感触があったら嫌な気分になります。

このようなものをよしとする人はものすごく少ないことは自覚してます。僕は変人の類なんでしょうきっと。でも自分はそれが好きでどうしようもない。そして、それこそが趣味性の高さだと思ってる愚か者なんです。

市販されているブレーキ・クラッチレバーはいろいろありますが、有色アルマイト加工で宝石のようにきらびやかであったりレバーが折れ曲がったり長さ調整までできるものがたっぷりあります。ところが、それら美麗なカスタムレバーのピボットにボール/ニードルベアリングが用いられているものがない、ほとんどない。オイルレスメタルさえ用いられているものすらあまりないのです。ちなみに純正には銅合金のメタルが圧入されています。

ぴかぴかきらきら綺麗なのにピボットの摩擦に気を遣ったものがない。
でもこれが一般に求められるものなのでしょう。

現行品でボールベアリングを使ったものは4種しかありませんでした。世界中探しました。国内ではAella、韓国に1社、もう一つはドイツのGILLES TOOLING、最後の1つは米国のASVです。

Aellaはさすがとしか。カスノさんの製品をいくつか使ってますが一般の製品に比べてガタというかアソビがすごく小さく、カチッと動作する。ただ組付けとメンテナンスには神経質にならないといけない。そして高価。ただ意味のある価格だよなーとも思います。
Posted at 2024/09/30 12:15:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | SuperSport 950S | 日記
2024年09月25日 イイね!

RB

RBレッドバロンが外資に買収された。これに関する様々な意見が出ているのを見るが、私はこれは当然であり、むしろ遅すぎたのだろうと思う。もっと早く創業者一族以外の社長を招き、近代化というか現代化を図るべきであった。しかし時遅しで成功に復讐されたビジネスそのもののみじめな買収ということになってしまった。

もう約1年前だが私は自分のオートバイ購入でいろいろ調べ、むろん近所のバロン数店にも足を運んでみた。昭和のバイク屋そのもの、もういい悪い以前にものすごい非効率とメカニックの労働環境の悪さに驚いた。まず探したいオートバイを伝えると専用端末で検索を行い、紙メディアでそれを渡される。見積もりをお願いすると手書きのそれを渡された。見積もりを作る方も受け取る方も時間がかかる。

ピットはお世辞にも整理整頓されているとはいいがたく、どこもかしこも廃油で黒ずんでいる。灼熱の8月に、小さな工場扇だけでメカが作業していた。大変ですねと言うと店長さんは慣れてますから、と。あなたはいいだろうけどメカニックの本音はどうなんだろう。スポットクーラーくらい置けばいいのに。

RBはバイク雑誌に常に求人を大きくページを取って出している。新店舗ができたり業務拡大している様子もあまりないので定着率が悪いのだろう。今どきに限らずもう35年も前から3K職場など若い方に見放され始めており、最近は特にメカニック不足で4輪ディーラーでさえ人材確保に苦労する世の中である。私の4輪ディーラーの工場はシャッターを閉めて空調がばっちりされている。それでも人が来ないという。

RBの労働環境や労務管理の悪さが想像できる。人材の質の確保も困難だろう。

置いてあるバイク自体は綺麗に保たれている。販売に直接関係ない部分への投資は極限まで絞ってコストを下げ、それを低価格として顧客に還元するのは悪くはない。だが時代遅れだ。

若者ならオートバイや4輪に乗っていた時代はとっくに終わり、現在はある程度裕福な50~60代が主要顧客。新車価格も上昇し、製品自体も洗練され、極めて趣味性の高い領域の商品に変化している。顧客の求めているものは既に価格だけではない。逆に、価格に特化してしまえば、それにうるさいだけの面倒な顧客が主となってしまい、ニューカマーは薄暗い店よりソフト化されたディーラーに逃げ、市場の縮退以上に収益は悪化していくだろう。

創業家が経営権をどの程度手放すのか不明だが、頭を切り替えて現代化してほしいと切に思う。ぜひ、メカニックたちを劣悪な環境に置かせないような、ちょっと仕事の帰りに寄ってみようかと思わせるような、小奇麗でまっとうな経営をし、生き残っていってほしい。
Posted at 2024/09/25 18:55:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | オートバイ | 日記
2024年09月21日 イイね!

旧車

旧車ああ、愛しの旧車たちよ。

10代のころ、RC誌で900SSを見てなんと美しいのだろうとうっとり見入ってしまったことを覚えている。900SSの前身はイモラレプリカから派生した750SSで、当時の最新技術、純レーシングマシンの血統だ。

この車は極めて乗りづらく癖が極強で、曲がることさえ素人にはできないとさえ言われていた。これを若干マイルドにしたのが900SSで、このころのモデルは総じてBevelと言われ、その後日本でもたいそう売れたMHRに続いていく。

機会があれば是非乗ってみたいものだが、まず始動からキックで簡単ではない。生半可なライダーには走り出すことさえ許されない。



旧車と呼ばれるものに高い価格がつき取引されるようになって久しい。程度の低い投資モドキや、死にぞこないのジジイが青春時代を買い戻すように退職金を突っ込むので中にはとてつもない価格になっているものもある。CBX400Fなんかがその例だが、あんなもの当時はカブのようにいくらでも走っていたしインボードディスクとコムスターホイールが鈍重・雑に見えて好まなかった。第一うるさい集合管を入れてゴキブリの幼虫のように跳ね上げたテール、BEETのアルフィンカバーとか意味の分からん改造をしているDQNばかりだったので嫌悪の記憶すらある。

うるさいだけで前に進んでいないCBXやFXをレーレプでぶち抜くのは楽しかった。
GS400とかホーク2なんてダサいバイクの代名詞だったのにね。
未だに死ぬほどダサいと思っている。

まぁ、それぞれなんで車種や価格はさほど問題ではないのだが。お金を使える人は使って頂いたほうが社会が円滑に回る。

それよりも、旧車に入れ込んでいる方々の主張が鼻につくことがある。曰く、インジェクションはダメでキャブに限るとか、ABSやトラコンなどの電子制御は邪魔なものでしかないとか、そんなたぐいである。

「そんなものなくたって何の不便もない」

確かにプリミティブなもののシンプルな楽しさというものを否定はしない。ただオートバイというものは技術に立脚した工業製品である。750Sだってその当時の最高峰の技術なのだ。当時はレースシーンでさえ単気筒や2気筒が主流で並列4気筒は最新技術だった。そのころにも4気筒なんて複雑で重いだけで云々という主張もあったに違いない。



工業製品は進化していく。進化が止まるのはコモディティ化してしまった時だが、まだオートバイはそこまで至っていない。2輪はスマホのように没個性なものではなく(機種名を言われないとスマホは全部同じデザインで差がわからない。CPUとメモリでしか差がつかない)、4輪よりも趣味性が高く、芸術性さえ包含するものなので進化はまだまだ止まることがないだろう。

現代のバイクを否定し旧車を偏愛する方は、過去の進化の過程の製品を切り取って愛でているに過ぎない。工業製品としてはそれで十分、完成形というわけではないのだ。

旧車と現行車の間には、好き嫌いという区分があるだけでどっちの方が味わいがあるかとか、趣味性が深いかという差はない。どちらも(当時の)最新技術なのだ。エンジニアたちが心血を注いて作りこんだ魂のある作品は、新旧問わず面白い。

Posted at 2024/09/21 18:35:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | オートバイ | 日記
2024年09月19日 イイね!

瞑想

瞑想バイク女子、ってのがおります。2輪関係のメディアには必ずと言っていいほど現れる。
昔からレイコさんとかヒロコさんとか女性ライダーはいらしたわけですが、最近の賢い女性は2輪になんか乗りません。そもそも2輪、特に普通2輪以上のものなんか頭がおかしくないと乗れない。危険きつい汚いと大昔に言われた3Kそのもの。そんなものに手を出す愚か者は賢い女性の中には居ない。乗りまくっている女性は男性化しているんだと。

メディアに彼女らが出てくるのには理由がある。2輪なんて乗るバカはもう世間から用済みになりつつある50代以降の爺さんしかいないのでそのうち死に絶える。現役世代で2輪なんか乗るのはいかれたDQNくらい。今の若者は合理的で賢いからDQNはめっきり減った。しかし新しい需要を掘り起こさないとメーカが死んでしまう。そうだ!女性だ!っていう陳腐なマーケティングと、風俗やオタサーの姫理論で化粧のうまいバイク女子というかYouTuberでも呼んでおけばアホでスケベなジジイが店やイベントに集まってカネを落とす、ってところだろう。

第一、オートバイに乗るのは楽しいものではない。特に大型バイクはでかくて重くてきわめて野蛮で乗りやすいものではない。逆に乗りやすい大型バイクなんぞ絶滅してしまえ!とさえ思う。楽なのがいいのならまつだのオープンにハンチングでもかぶって乗ってろ。

メーカのDNAやエンジニアの情熱という耳ざわりのいい言葉の真意である「偏愛、偏屈、偏執」がどぎつく出ており、乗れるもんなら乗ってみろ、とまではいわないものの、うまみを感じられる対象が狭く、しかし深く理解すればアレ並みの快感があるようなものでないと納得できない。そしてこんなものにハマれるのは精神年齢の低い男どもだけである。

大型2輪に乗ると4輪とかスクーターでのそれと違う脳の部分が使用されるのを感じる。最初は緊張、これはずっと持続するがその後に高揚感、それが引いていく中で疾走していくとだんだんと気分はフラットになっていき、無意識に手足全身を使って機械を操り、コーナーをクリアしていく中でただ風景が流れる時間が続く。このとき至り思考は停止し、爆音と静寂だけが支配するようになる。大型2輪に乗ることは私にとっては神聖なもの、瞑想なのだ。

女性が瞑想を継続するのはむつかしい、とブッダは言っている。バイク女子はサマーディに入れるのだろうか。
Posted at 2024/09/19 16:19:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | オートバイ | 日記
2024年09月17日 イイね!

ローソンとミニストップの紙パックの茶がマズイ!!

ローソンとミニストップの紙パックの茶がマズイ!!みんからに書くものではないのはわかっているので最初に謝罪しておきます、ゴメンナサイ。

私は水を一日4L以上飲むので、毎日ミニストップでパックのお茶(麦茶やほうじ茶など)を買ってたんですが、今年の6月頃かな、パックのデザインが変わったと同時に異様にまずくなった。飲めないレベル。

ただの水に麦茶やほうじ茶「っぽい臭い」がつけてあるような感じで、味わいが全くないし香料はおそらく合成物で違和感がすごい。

今のところこのマズイパック茶はローソンでも確認されている。いつも買っていたので残念でならない。コストダウンってことでしょうね、原材料を見ると「お茶の粉、香料」とある。麦茶なら大麦の粉だけ入れてあとは香料を添加してあるだけ、煮出しや抽出工程がなければ製造時間とコストは大きく落ちるだろうけど、味も酷く落ちるのはダメだよね。

見分ける方法は「製造工場」。”めいらく”とあったら糞マズイものにアタリなので買わないことをお勧めしておきます。
Posted at 2024/09/17 09:10:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 私的諸々 | 日記

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