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2024年11月05日 イイね!

全く違う車

ちょっとしたアクシデントで、代車を2週間ほど借りることになった。クルマは同じカローラツーリングなんだが1800ccガソリンの最低グレードの奴(ヨコハマの15インチスタッドレスタイヤが付いていた)。レンタカーだし相手の保険屋はなるたけ安く上げようとするから仕方がない。

乗ってみてビックリ。同じカローラツーリングだから大差ないだろうと思っていたら全く別の車。なんじゃこりゃ!

まず、エンジンとCVTの味付けが「昔のトヨタ」で、踏み始めだけビュッと出る演出がしてあり、微速からゆるゆると加速するなめらかな乗り方が難しく、また時速20kmほどでの低速進行も苦手でぎくしゃくしがち。アクセル低開度での解像度が低いというか、ペダル位置が少し動くと出力が急に立ち上がるような逆エクスポネンシャル(ラジコンをやっている方ならわかるでしょう)が関数として入っている感じ。

さらに巡行時にアクセルオフしてから減速Gが生じるまでのタイムラグがとても大きく違和感が大きい。エンジンブレーキがかからずECUが勝手にわずかにアクセルを開けて空走している時間が1秒以上ある。これが非常に気持ち悪い。たぶん燃費やエミッションのためのセッティング。

さらに違うのが手ごたえ。私のカロツーHV WxB(16インチ化)はしっとりかつしっかりした若干の重さも残したセッティングでリニアかつ分かりやすくてとても好みなんだが、このガソリンモデルはハンドルが「昔のトヨタ」で妙に軽い。さすがに中立付近での不感帯はほぼないのだが軽薄な軽さであまり気分がよくはない。

さらに車全体の挙動というか剛性感というか接地感が少ない。車全体がしなってわずかにふらつきながら走っているように思う。これも「昔のトヨタ」感が強い。WxB以外のグレードは確かシャシ下部のメンバーがオミットされているので多分このせい?もしかしたらブッシュとかダンパーも違うのかもしれない。
(スタッドレスタイヤの影響も小さくはないと思うが)

上記のせいで車格感が一段低く感じた。というか、駆動特性含めてフィールダーの乗り味と同じだ。そして運転が私のカロツーよりずっとしづらい。常に頼りない感覚が付きまとう。

トヨタも細かいことをするものだなぁ、全グレード乗り味は近づけておけば良いものを、安いモデルは安い乗り味にしちゃうとか、まぁ技術??ではあるんだろうけどそういうところにあまり情熱を注ぐのは不毛だと思うのだ。

さらに印象が悪いのがオートクルーズ。コンピュータまでが低速での低開度アクセルの制御に苦労しているのか、平地で40km/hくらいに速度設定すると加速・減速を周期的に繰り返す。そのたびに弱い加速・減速Gが不定期に意図していない状態で体にかかるのでとても不快。背中から不意に誰かに軽く押されたり引かれたりしているような感じと言えばわかるだろうか。

全体的にこなれておらず、特にエンジンの調教が稚拙な印象を強く受けた。

まだある。カロツーは微速バック時に障害物センサーが物体接近を感知すると自動でブレーキを踏んでくれる機能があるのだが、これが動作した瞬間にペダルの反力が急に抜けてブレーキを踏み抜いてしまう。同時にABSが動作したようなガガガガという異音もする。自宅車庫に入れるときにこれがシャッターに反応して動作するのだがこの挙動がとても怖かった。

カローラツーリングを買う方へ。WxBのHVをぜひ選択してください。これ以外は今ひとつです。ガソリン1800とか2000を買わなくて本当に良かった。1500はもっとダメそうな気もする。
Posted at 2024/11/05 18:33:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | カローラツーリング | クルマ
2024年10月17日 イイね!

ライドと脳



最近精神科医から聞いてずいぶん驚いたんだが、最近の小学生は体温が昔より約2℃低いのだそうだ。これは実は大問題で、脳の活動レベルは1℃体温が落ちると1/10~1/20になるので、2℃ということは1/100~1/400になってしまっているという事。これはもう死んでる状態に近い、という事らしい。恐ろしいことだ。

もっとも脳全体がダウンするわけではなく、普段使うところはそれなりに生きている状態となり、そうでないところが死んでしまう。結果脳の活動状態が酷くアンバランスになる。わかりやすく言うと結果的に発達障害のようになる。

理由はスマホとかゲームとかのありがちなものではないのだと。生活が整備されあまりにも快適・安全になったため、脳がフル回転して体の動きを高度に統合して動かすというシーンがなくなったためだそうだ。確かに今の日本ほど平板・安全な場所はないのではないかと思うが、人類の歴史の中ではこんな環境はまさに異様と言える。

何が起きるかというと大量の自律神経失調症・鬱病、感情のコントロール不能その他。安全安心を目指した結果、病人の大量生産となったわけでこれはどんな皮肉か。鬱病は単に脳の疲労や偏りによるホルモン異常で起きるがひどく辛い病気なことは身を以て感じてきた。永続する拷問に近い。

ただ救いはある。脳を酷使することがなくておかしくなったのなら酷使すればいい。案外簡単で、一輪車乗り、けん玉、寿限無や外郎売の暗唱などでかなり改善するんだそうだ。脳をフル回転して体を動かす(口だけでも動かせばいい)。

バイクに乗ると、4輪の運転の時のそれと全く違い脳がフル回転するのを感じる。そういう種類の乗りやすくはないモデルを選んだというのもあるんだけど。五感と手足、体幹を使って走る。クラッチやブレーキの微妙な感触、エンジン音、全周で流れる風景、生ガスの匂い。現代社会では失われた野蛮さがここにはある。

バイクに乗ったら長年の鬱が治った、という人がいた。この人の場合はおそらく遺伝的な脳の偏りが原因のようですが(私と同じ)。脳が程よく酷使されて自律神経が正常化したという事なのでしょうね。
Posted at 2024/10/17 18:15:11 | コメント(2) | トラックバック(0) | オートバイ | 日記
2024年09月30日 イイね!

レバー

オートバイは操作が煩雑なんだけど、それだから面白いという乗り物。したがってAMTとかE-クラッチとか楽しみを奪うな!なんですけどそれは置いといて、まずは世の中には買ったら買ったきり車検に出すだけみたいな人がたくさんおります、というか4輪では完全にそれが主流ですよね。4輪は実用の道具の側面が強いのでメンテフリー化を強く指向してきたので当然ですね。ただ2輪はそういうものでもない。メカが雨に濡れることもありそれなりの手入れが必要です。

最近までクラッチにワイヤーが使われていたモデルがありますね。SS937とかM821とか。以前はワイヤークラッチ、スロットルが当たり前でした。

自分は、操作系はフリクションがないものが好きです、というかケーブルはケーブルという「引く」動作を100%行ってほしく、なめらかに動作し摩擦は本来なるべく少ないほうがいい。多少摩擦があるほうがホールドが楽になるという方もいますが、私は摩擦のほうがずっと嫌。

それで2輪を手に入れると操作系の給脂を必ずやってきました。ワイヤーインジェクターなんてしゃれたものは高かったし、粘度がやけに低いスプレーオイルじゃなくてエンジンオイルをたっぷり入れたかったのでビニール袋法ってので時間をかけて。ブレーキやクラッチレバーのピボットもバラシて金属と油脂が混合されたスラッジをふき取ってモリブデングリースを詰めてやるとタッチが変わります。

これをやると例えばクラッチは「軽く」なるのですが、重要なのは軽いのがいいのではなく、摩擦がなく、クラッチならクラッチの機構動作の感覚が指に伝わること。大排気量では重くなるのが当たり前です。ただその時のクラッチのつながる感触がよく分かることが大事。

同じようにブレーキもパッドがディスクに当たっていく感覚がはっきりわかることが大切。リアブレーキはさすがに感覚が分かりづらいですが、それでも引きずったりブレーキを解除した瞬間にも残るような感触があったら嫌な気分になります。

このようなものをよしとする人はものすごく少ないことは自覚してます。僕は変人の類なんでしょうきっと。でも自分はそれが好きでどうしようもない。そして、それこそが趣味性の高さだと思ってる愚か者なんです。

市販されているブレーキ・クラッチレバーはいろいろありますが、有色アルマイト加工で宝石のようにきらびやかであったりレバーが折れ曲がったり長さ調整までできるものがたっぷりあります。ところが、それら美麗なカスタムレバーのピボットにボール/ニードルベアリングが用いられているものがない、ほとんどない。オイルレスメタルさえ用いられているものすらあまりないのです。ちなみに純正には銅合金のメタルが圧入されています。

ぴかぴかきらきら綺麗なのにピボットの摩擦に気を遣ったものがない。
でもこれが一般に求められるものなのでしょう。

現行品でボールベアリングを使ったものは4種しかありませんでした。世界中探しました。国内ではAella、韓国に1社、もう一つはドイツのGILLES TOOLING、最後の1つは米国のASVです。

Aellaはさすがとしか。カスノさんの製品をいくつか使ってますが一般の製品に比べてガタというかアソビがすごく小さく、カチッと動作する。ただ組付けとメンテナンスには神経質にならないといけない。そして高価。ただ意味のある価格だよなーとも思います。
Posted at 2024/09/30 12:15:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | SuperSport 950S | 日記
2024年09月25日 イイね!

RB

RBレッドバロンが外資に買収された。これに関する様々な意見が出ているのを見るが、私はこれは当然であり、むしろ遅すぎたのだろうと思う。もっと早く創業者一族以外の社長を招き、近代化というか現代化を図るべきであった。しかし時遅しで成功に復讐されたビジネスそのもののみじめな買収ということになってしまった。

もう約1年前だが私は自分のオートバイ購入でいろいろ調べ、むろん近所のバロン数店にも足を運んでみた。昭和のバイク屋そのもの、もういい悪い以前にものすごい非効率とメカニックの労働環境の悪さに驚いた。まず探したいオートバイを伝えると専用端末で検索を行い、紙メディアでそれを渡される。見積もりをお願いすると手書きのそれを渡された。見積もりを作る方も受け取る方も時間がかかる。

ピットはお世辞にも整理整頓されているとはいいがたく、どこもかしこも廃油で黒ずんでいる。灼熱の8月に、小さな工場扇だけでメカが作業していた。大変ですねと言うと店長さんは慣れてますから、と。あなたはいいだろうけどメカニックの本音はどうなんだろう。スポットクーラーくらい置けばいいのに。

RBはバイク雑誌に常に求人を大きくページを取って出している。新店舗ができたり業務拡大している様子もあまりないので定着率が悪いのだろう。今どきに限らずもう35年も前から3K職場など若い方に見放され始めており、最近は特にメカニック不足で4輪ディーラーでさえ人材確保に苦労する世の中である。私の4輪ディーラーの工場はシャッターを閉めて空調がばっちりされている。それでも人が来ないという。

RBの労働環境や労務管理の悪さが想像できる。人材の質の確保も困難だろう。

置いてあるバイク自体は綺麗に保たれている。販売に直接関係ない部分への投資は極限まで絞ってコストを下げ、それを低価格として顧客に還元するのは悪くはない。だが時代遅れだ。

若者ならオートバイや4輪に乗っていた時代はとっくに終わり、現在はある程度裕福な50~60代が主要顧客。新車価格も上昇し、製品自体も洗練され、極めて趣味性の高い領域の商品に変化している。顧客の求めているものは既に価格だけではない。逆に、価格に特化してしまえば、それにうるさいだけの面倒な顧客が主となってしまい、ニューカマーは薄暗い店よりソフト化されたディーラーに逃げ、市場の縮退以上に収益は悪化していくだろう。

創業家が経営権をどの程度手放すのか不明だが、頭を切り替えて現代化してほしいと切に思う。ぜひ、メカニックたちを劣悪な環境に置かせないような、ちょっと仕事の帰りに寄ってみようかと思わせるような、小奇麗でまっとうな経営をし、生き残っていってほしい。
Posted at 2024/09/25 18:55:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | オートバイ | 日記
2024年09月21日 イイね!

旧車

旧車ああ、愛しの旧車たちよ。

10代のころ、RC誌で900SSを見てなんと美しいのだろうとうっとり見入ってしまったことを覚えている。900SSの前身はイモラレプリカから派生した750SSで、当時の最新技術、純レーシングマシンの血統だ。

この車は極めて乗りづらく癖が極強で、曲がることさえ素人にはできないとさえ言われていた。これを若干マイルドにしたのが900SSで、このころのモデルは総じてBevelと言われ、その後日本でもたいそう売れたMHRに続いていく。

機会があれば是非乗ってみたいものだが、まず始動からキックで簡単ではない。生半可なライダーには走り出すことさえ許されない。



旧車と呼ばれるものに高い価格がつき取引されるようになって久しい。程度の低い投資モドキや、死にぞこないのジジイが青春時代を買い戻すように退職金を突っ込むので中にはとてつもない価格になっているものもある。CBX400Fなんかがその例だが、あんなもの当時はカブのようにいくらでも走っていたしインボードディスクとコムスターホイールが鈍重・雑に見えて好まなかった。第一うるさい集合管を入れてゴキブリの幼虫のように跳ね上げたテール、BEETのアルフィンカバーとか意味の分からん改造をしているDQNばかりだったので嫌悪の記憶すらある。

うるさいだけで前に進んでいないCBXやFXをレーレプでぶち抜くのは楽しかった。
GS400とかホーク2なんてダサいバイクの代名詞だったのにね。
未だに死ぬほどダサいと思っている。

まぁ、それぞれなんで車種や価格はさほど問題ではないのだが。お金を使える人は使って頂いたほうが社会が円滑に回る。

それよりも、旧車に入れ込んでいる方々の主張が鼻につくことがある。曰く、インジェクションはダメでキャブに限るとか、ABSやトラコンなどの電子制御は邪魔なものでしかないとか、そんなたぐいである。

「そんなものなくたって何の不便もない」

確かにプリミティブなもののシンプルな楽しさというものを否定はしない。ただオートバイというものは技術に立脚した工業製品である。750Sだってその当時の最高峰の技術なのだ。当時はレースシーンでさえ単気筒や2気筒が主流で並列4気筒は最新技術だった。そのころにも4気筒なんて複雑で重いだけで云々という主張もあったに違いない。



工業製品は進化していく。進化が止まるのはコモディティ化してしまった時だが、まだオートバイはそこまで至っていない。2輪はスマホのように没個性なものではなく(機種名を言われないとスマホは全部同じデザインで差がわからない。CPUとメモリでしか差がつかない)、4輪よりも趣味性が高く、芸術性さえ包含するものなので進化はまだまだ止まることがないだろう。

現代のバイクを否定し旧車を偏愛する方は、過去の進化の過程の製品を切り取って愛でているに過ぎない。工業製品としてはそれで十分、完成形というわけではないのだ。

旧車と現行車の間には、好き嫌いという区分があるだけでどっちの方が味わいがあるかとか、趣味性が深いかという差はない。どちらも(当時の)最新技術なのだ。エンジニアたちが心血を注いて作りこんだ魂のある作品は、新旧問わず面白い。

Posted at 2024/09/21 18:35:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | オートバイ | 日記

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