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hayataroのブログ一覧

2024年09月21日 イイね!

旧車

旧車ああ、愛しの旧車たちよ。

10代のころ、RC誌で900SSを見てなんと美しいのだろうとうっとり見入ってしまったことを覚えている。900SSの前身はイモラレプリカから派生した750SSで、当時の最新技術、純レーシングマシンの血統だ。

この車は極めて乗りづらく癖が極強で、曲がることさえ素人にはできないとさえ言われていた。これを若干マイルドにしたのが900SSで、このころのモデルは総じてBevelと言われ、その後日本でもたいそう売れたMHRに続いていく。

機会があれば是非乗ってみたいものだが、まず始動からキックで簡単ではない。生半可なライダーには走り出すことさえ許されない。



旧車と呼ばれるものに高い価格がつき取引されるようになって久しい。程度の低い投資モドキや、死にぞこないのジジイが青春時代を買い戻すように退職金を突っ込むので中にはとてつもない価格になっているものもある。CBX400Fなんかがその例だが、あんなもの当時はカブのようにいくらでも走っていたしインボードディスクとコムスターホイールが鈍重・雑に見えて好まなかった。第一うるさい集合管を入れてゴキブリの幼虫のように跳ね上げたテール、BEETのアルフィンカバーとか意味の分からん改造をしているDQNばかりだったので嫌悪の記憶すらある。

うるさいだけで前に進んでいないCBXやFXをレーレプでぶち抜くのは楽しかった。
GS400とかホーク2なんてダサいバイクの代名詞だったのにね。
未だに死ぬほどダサいと思っている。

まぁ、それぞれなんで車種や価格はさほど問題ではないのだが。お金を使える人は使って頂いたほうが社会が円滑に回る。

それよりも、旧車に入れ込んでいる方々の主張が鼻につくことがある。曰く、インジェクションはダメでキャブに限るとか、ABSやトラコンなどの電子制御は邪魔なものでしかないとか、そんなたぐいである。

「そんなものなくたって何の不便もない」

確かにプリミティブなもののシンプルな楽しさというものを否定はしない。ただオートバイというものは技術に立脚した工業製品である。750Sだってその当時の最高峰の技術なのだ。当時はレースシーンでさえ単気筒や2気筒が主流で並列4気筒は最新技術だった。そのころにも4気筒なんて複雑で重いだけで云々という主張もあったに違いない。



工業製品は進化していく。進化が止まるのはコモディティ化してしまった時だが、まだオートバイはそこまで至っていない。2輪はスマホのように没個性なものではなく(機種名を言われないとスマホは全部同じデザインで差がわからない。CPUとメモリでしか差がつかない)、4輪よりも趣味性が高く、芸術性さえ包含するものなので進化はまだまだ止まることがないだろう。

現代のバイクを否定し旧車を偏愛する方は、過去の進化の過程の製品を切り取って愛でているに過ぎない。工業製品としてはそれで十分、完成形というわけではないのだ。

旧車と現行車の間には、好き嫌いという区分があるだけでどっちの方が味わいがあるかとか、趣味性が深いかという差はない。どちらも(当時の)最新技術なのだ。エンジニアたちが心血を注いて作りこんだ魂のある作品は、新旧問わず面白い。

Posted at 2024/09/21 18:35:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | オートバイ | 日記
2024年09月19日 イイね!

瞑想

瞑想バイク女子、ってのがおります。2輪関係のメディアには必ずと言っていいほど現れる。
昔からレイコさんとかヒロコさんとか女性ライダーはいらしたわけですが、最近の賢い女性は2輪になんか乗りません。そもそも2輪、特に普通2輪以上のものなんか頭がおかしくないと乗れない。危険きつい汚いと大昔に言われた3Kそのもの。そんなものに手を出す愚か者は賢い女性の中には居ない。乗りまくっている女性は男性化しているんだと。

メディアに彼女らが出てくるのには理由がある。2輪なんて乗るバカはもう世間から用済みになりつつある50代以降の爺さんしかいないのでそのうち死に絶える。現役世代で2輪なんか乗るのはいかれたDQNくらい。今の若者は合理的で賢いからDQNはめっきり減った。しかし新しい需要を掘り起こさないとメーカが死んでしまう。そうだ!女性だ!っていう陳腐なマーケティングと、風俗やオタサーの姫理論で化粧のうまいバイク女子というかYouTuberでも呼んでおけばアホでスケベなジジイが店やイベントに集まってカネを落とす、ってところだろう。

第一、オートバイに乗るのは楽しいものではない。特に大型バイクはでかくて重くてきわめて野蛮で乗りやすいものではない。逆に乗りやすい大型バイクなんぞ絶滅してしまえ!とさえ思う。楽なのがいいのならまつだのオープンにハンチングでもかぶって乗ってろ。

メーカのDNAやエンジニアの情熱という耳ざわりのいい言葉の真意である「偏愛、偏屈、偏執」がどぎつく出ており、乗れるもんなら乗ってみろ、とまではいわないものの、うまみを感じられる対象が狭く、しかし深く理解すればアレ並みの快感があるようなものでないと納得できない。そしてこんなものにハマれるのは精神年齢の低い男どもだけである。

大型2輪に乗ると4輪とかスクーターでのそれと違う脳の部分が使用されるのを感じる。最初は緊張、これはずっと持続するがその後に高揚感、それが引いていく中で疾走していくとだんだんと気分はフラットになっていき、無意識に手足全身を使って機械を操り、コーナーをクリアしていく中でただ風景が流れる時間が続く。このとき至り思考は停止し、爆音と静寂だけが支配するようになる。大型2輪に乗ることは私にとっては神聖なもの、瞑想なのだ。

女性が瞑想を継続するのはむつかしい、とブッダは言っている。バイク女子はサマーディに入れるのだろうか。
Posted at 2024/09/19 16:19:36 | コメント(1) | トラックバック(0) | オートバイ | 日記
2024年09月17日 イイね!

ローソンとミニストップの紙パックの茶がマズイ!!

ローソンとミニストップの紙パックの茶がマズイ!!みんからに書くものではないのはわかっているので最初に謝罪しておきます、ゴメンナサイ。

私は水を一日4L以上飲むので、毎日ミニストップでパックのお茶(麦茶やほうじ茶など)を買ってたんですが、今年の6月頃かな、パックのデザインが変わったと同時に異様にまずくなった。飲めないレベル。

ただの水に麦茶やほうじ茶「っぽい臭い」がつけてあるような感じで、味わいが全くないし香料はおそらく合成物で違和感がすごい。

今のところこのマズイパック茶はローソンでも確認されている。いつも買っていたので残念でならない。コストダウンってことでしょうね、原材料を見ると「お茶の粉、香料」とある。麦茶なら大麦の粉だけ入れてあとは香料を添加してあるだけ、煮出しや抽出工程がなければ製造時間とコストは大きく落ちるだろうけど、味も酷く落ちるのはダメだよね。

見分ける方法は「製造工場」。”めいらく”とあったら糞マズイものにアタリなので買わないことをお勧めしておきます。
Posted at 2024/09/17 09:10:27 | コメント(0) | トラックバック(0) | 私的諸々 | 日記
2024年09月14日 イイね!

スポーツカー

スポーツカーDannyさんが興味深い見解をアップロードされており、私もいろいろ考えることがあって書いてみる。

18歳から20代前半にかけてはオートバイにひたすら乗っていたのだが就職とともに自動車を得た(アコードCA)。おっさんセダンでつまらなく、まったく楽しむという代物ではなかったがその後、人生の転機の年に気晴らしをしたくてアルファロメオ145を買った。145のハンドリングは穏やかでそれほど楽しいとは思わなかったが異文化は興味深く、作りが適当なところも含めて楽天的なその味わいは時間を重ねるほどに自分の心を癒してくれた。

車人生のターニングポイントになったのがGolf2-GTI16V。単なる大衆車だがとても志の高い工業製品だった。何しろハンドリングがとてもよかった。

私にとって良いハンドリングは何だったのだろうか。

・入力に対するレスポンスがリニアで俊敏
・直進安定性が高い(どっしり感、G2は200km/h出しても片手で運転できた)
・「接地感」に富みタイヤの状態がよくわかる
・必要十分より少し大きなパワーと良いブレーキ

上記は互いに影響しあっている。接地感はレスポンスと直線安定性から生まれる。ハンドルを切った時に反力(タイヤ復元力)がリニアにタイムラグなしで発生し同時に横Gが体に入力され世界が転回していく一連の中で知覚されるのだと思う。当然これはハンドルを戻すときにも起きている。パワーがないとトラクションがなくなる。

Golf2-GTIはこの特性がとてもよかった。細かな好みは自分でトーやタイヤ、ブレーキパッドを調整・選択して合わせこんだが、ノーマルのサスペンションでも全く不満はなかったのでいかに基本が良くできていたかというか自分の感性に合っていたのかということだろう。パワー感も良かった。エンジンマウントの重要性もGolf2で知った。

大きな車は必然的に高級車となる。今のものは知らないが1990~2000年代の高級車は路面からのNVHを極力抑えて安楽に、という方向だったのでこれが自分には気持ち悪く、何度か試乗はしたがとても買う気にはならなかった。レスポンスはマスの大きさでダルになるので安楽方向に振るしかないのだろう。タイヤを太くし足とボディを固めれば高級車でもよい特性は期待できるが応力が大きいため部品はさらに重く、車体は高価になってしまう。良いバランス点が見出しにくい。

軽い車がいいのなら軽自動車という選択肢もある。ミニカの最廉価版は確かに面白かった。ただこいつは座れないシートの設計が私の身体に致命的に合わなかった。レカロでも入れればよかったかもしれない、ただ投資をする車ではなかった。軽自動車は想定速度レンジも価格も低いため総じてシャシ剛性がなく、どうしても手ごたえがあいまいになる。GRコペンなど最近のモデルも含めて何に乗ってもそれを感じさせなかったモデルはなかった。

総じてやはりコンパクトカーで、ホットバージョンもあるような基本がしっかりしているものが良かったように思う。初代ZCスイフトなんかそうだったな。今のスイフトはてんでダメだけど。

基本が良くできた車だと、楽しむ運転はどんな速度レンジでも成立する。交差点を曲がるだけでも気分がいい、というのは今でも私の大事な大事な選択基準なのだ。
Posted at 2024/09/14 07:27:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2024年09月06日 イイね!

試乗:Ducati Hypermotard 698 mono RVE



マイショップのPaddokさんにSS950Sの調子を見てもらうついでに、ドゥカティ注目のシングルモタード、698RVEに乗ってきた。このオートバイは今どき珍しい、「味わいに振っていない、パフォーマンス型」のビッグシングル。
排気量は659cc、77.5ps、車重は151kg!という、見るからに走りそうなスペック。



ただ本国仕様はシート高が高く興味はありありなものの私には乗れない(またがれない)のかなと思っておりましたが、日本仕様はサスペンションリンク等の変更で40mmローダウンされており、何とか乗ることができた。シートは高いが乗車するとソフトなサスが沈み込んで両足の先がつく。重量車だとこれでは怖いが軽いので大したことはないですね。



さて走り出す。クラッチを繋ごうとすると勝手にアイドル回転数が上がってエンストを防止する機構がついているなこれ、よほどクランクマスが軽く作ってあるんだろうなぁ、果たしてそのとおりでものすごくピックアップが良くて、いわゆるビッグシングルという語感とは正反対の「軽く鋭い」ふけ上り。だからと言って低速トルクがなかったり不正爆発やジャダーが起きるかというとそんなことは全くなく、右手一本で低速から高速までいつでも即座に強烈なトルクを引き出せる特性で、これは面白い!



大排気量のマルチ、たとえばZ900RSなんかもふけ上り自体は悪くはないとは思うが、やはり右手とスロットルが直結したようなタイムラグなしのパワーデリバリは到底できない。むしろその穏やかさが並4のいいところでツーリングでまったり流すのは楽しいけどフリクションも多いので低速だとぎくしゃくしがち。またエンジン横幅が巨大でクランクマスも大きくふけ上りも倒しこみもブレーキングもどっこらしょ!698の超低抵抗なラグなし感とそれに直結する運動性能の高さによる楽しさには程遠い。

並4は750,1100と所有したがもう買うことはないと思う。たぶん並2も。



エンジンはPanigale V2の後ろ側バンクを独立させ再設計したもので、レース直系のスーパークアドロ。ローフリクションの為にデスモドロミックを使っており、吸気バルブはチタニウム。



車幅は異様にスリムで、SS950S、何そのデブ?というくらいで、ブレーキングも当然倒しこみも軽く、しかし接地感は十分あり怖くない。倒しこんだら即スロットルを開いてパパパパパ!と蹴り出すと実に安定してクイックに曲がってくれる。車体感覚としては250ccより軽く、125cc並みと言っても大げさじゃない。



バンッとブレーキングして曲がる姿勢を作りシャッと倒しこんでパパパ!と加速、これドドンパのリズムというか、自然とそういうリズミカルな走り方になる。ああ、モタードの楽しみ方ってこうなんだろうなぁ、698は公道での速度域にその楽しみが詰まっている。V4とかじゃこんな芸当絶対にできないだろうなと思う。命と免許がいくらあっても足りない。



帰り道で興奮冷めやらず、SS950Sでもちょっと元気に走ってしまった。これはこれで弾けるようなパワー感でやっぱり面白い、ドカは面白い。
Posted at 2024/09/06 18:01:33 | コメント(0) | トラックバック(0) | オートバイ | 日記

プロフィール

「おお、禁酒ですか!素晴らしい。すごくいい世界が開けますよ!」
何シテル?   10/11 04:00
無言フォロー歓迎です(自分もしちゃいますが)。 家族入れて六人猫一名。写真はうちのねこ。保護猫です。 高貴な元野良猫のご主人様の食い扶持を稼ぐため額に汗...

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