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　以前、栗御飯を炊いたときにスパゲッティーを召し上がったというコメントを頂いて以来、パスタが食べたいなぁと思っていたところ、戸棚の奥からちょっとだけ危険な香りのする輸入物のスパゲッティー（乾麺）が出てきてしまいました。
　こいつは何とかしなければならないかとさらに戸棚の中を探りますと、賞味期限をホンのちょっとだけ過ぎてしまったレトルトのミートソースを見つけてしまいました。
　このまま暖めて食べるのも芸が無い上に、ちょっとだけ危険な香りもしましたので、少し手を加えて危険な香りを判らなくしてから食べることにいたしました。
　野菜籠には夏の終わりに買ったタマネギがひとつ。冷凍庫の中には半額セールの正札の付いた挽肉が一パック。ワインクーラーは設定が狂っており庫温20℃。一本残っていた熟成度の低い赤ワインが少しだけ怪しい事になっていました。
　取り敢えずタマネギを刻みます。その間に挽肉を解凍しフライパンに熱したグレープシードオイルに粗挽き胡椒とガーリックソルトを入れたモノで炒めます。肉が冷凍庫臭いのでタイム、セージ、サボリーなんかを振りかけ、さらには乾燥オレガノのホールを一掴みほどぶち込みます。おおよそ臭みが取れて挽肉に火が通ってきたらタマネギも入れて炒めます。
　タマネギが半透明になったら「怪しいレトルトミートソース」を混ぜ、すかさず赤ワインをどばっとぶち込み、固形スープの素を一欠片。20分ほど煮込んで味が判らなくなったらウスターソースとケチャップで味を調えます。何となく物足りないので缶詰のマッシュルームを入れることにしました。

　そこで整備手帳「変な缶切り」：（その１） 、（その２）の登場です。

　キノコを入れた後は弱火でさらに20分ほど煮込んで出来上がりです。
　その間にゆで上げたパスタにはオリーブオイルとマーガリンを混ぜたモノをまぶして置きました。
　はい、出来上がり。だいぶ戸棚が片づきました。