MEEP!MEEP!のブログ一覧

久しぶりのブログアップです。
ここ5年ばかり非常に落ち込んでいました、その理由をここに書く事は出来ませんがやはり仕事の相棒の死去や多くの友達が鬼籍に入った事等が大きく影響していました。
又、信じていた人に裏切られたり日本で立ち上げようと思っていたMMMが挫折した事などもありましたね。
先日家内からこのまま負け犬で終わるのかと言われました、幸い身体はこの歳にしたら健康で持病もなく精神的に落ち込んでいるだけだ、もっと運動をして精神的にも肉体的にも向上させ少なくともあと10年は頑張れと活を入れられました。
実際にそうなのですよね、もう少し頑張ってみますね。

1962年4月に創刊されたCG誌は私の自動車人生には無くてはならないものでした。
1962年と言えば私も15歳の頃でまだ運転免許も持っていない頃でしたが誌面を通して入って来る大人の世界にワクワクしたものでした。
正にCG誌と一緒に育った年代だったのですね。
ただバブル経済の頃のCGは編集方針がやはりバブッていて広告を買わされていた様なものでしたね。
CGが廃刊になった後も頑張って再刊された時は本当に嬉しかったですね。
しかし残念ながら最近のCG誌には読むべき記事が少なくなっていつかは購読を中止する事になるだろうと思っていました。
アメリカに来てからも不十分な海外郵送の中で日本から取り寄せていたこの雑誌の量も半端ではありません。
購読中止を決めた時には一抹の淋しさが有った反面ほっとする気持ちがあったのは否めない事実です。

この歳になると既に友達でも認知症になった人達がおります。
正直な話し寿命と言うのがありお迎えが来るのを恐れる事はないのですが、この認知症と言うのは困りますね。
生き長らえても記憶が無くなって行くと言うのは死んだも同然なのですからね。
先日友達の医者数人と認知症について話しをしましたがお前は大丈夫だよと言ってくれました。
未だに工房で車を触り、繊細な構造画を描き、ピアノを弾いている限りボケる事は無いよと太鼓判を押してくれました。
いやー、最近は人の名前を忘れたりするのが甚だしいと言うとお前は普通の人以上に引き出しが多くてどの引き出しに入れたのか忘れてしまっているだけだ、しかも思い出せない引き出しにはそんなに大事な物は入っていない物なのだと言うのです。
そうか、そんなものなのだと納得したものでした。

古い写真を整理していたらこんな写真が出て来ました。

確か45年程前に足バイクとして乗っていたメグロの最後の250SGTです。
非常に乗り易いバイクで何処に行くにもこのバイクに跨がっていましたね。
確かこの写真を撮った時は相模川の昔から有った川魚料理店まで友達と一緒に行った時のものです。

この時はまだ純正のアップハンドルを付けいてましたがその後バーハンドルに替えています。
草臥れていたオリジナルのシートはホンダのCBのものに替えてあります。
尚、このバイクは現在湯布院の岩下コレクションに秘蔵されています。
懐かしいし私も若かったなあ(笑)。

先日私の構造画を使った新しい商品を作りたいと言って来た会社がありました。
ベスト10カーアーティストの構造画の部門で一位になった私の絵を見て是非使わせて欲しいとの事でしたが、何と言っても私が生きていると言うのが大事だった様ですね。
有名なアーティストの作品は死後の著作権がその家族か団体、若しくは投資家等が持っていてそのロイヤリティーの支払い等の契約が大変だと言うのです。
だから今回の会社等は直接私と電話やe-mailで話しが出来契約に持ち込む事が出来たのですよね。
アーティストが作ったものは一人歩きし始めますが勝手に使う事は出来ないのですよね。
今回の会社もハンドドローウィングの構造画はもはや珍しくて作者はもう過去の人となっているのだろうなあ心配していた様ですがその作者が現役でまだばりばりと仕事をしている事にびっくりしていましたね。
やはり長生きはするものですね(笑)。