
今日もボクスターを乗り回し楽しんでいました、全く今の私にぴったりの車で楽チンに運転出来るのですよね、しかしフリーウェイを80マイルでクルージングしていても女性が運転する小さなヒュンダイやKIAにぶち抜かれるのですよね(汗)。
これって可笑しいですよね、私は27年前から開発を手掛けたこの車との出会いを思い起こしながらドライブを楽しんでいるのに・・・・・・・。
以前ブログアップした様に私がポルシェの一員として働き始めた頃は正にポルシェ存亡の危機にあった頃なのですよね。
そしてこのボクスターこそがポルシェの復活を担う車だったのです。
このプロトタイプは当時私の工房を持っていなかったのでLAの西にあるシミ バレーと言う所にあるデザインセンターで毎日叩き出した物なのです。

このデザインセンターは実はアウディのデザインセンターだったのです。
この曲線豊かなアルミボディは本当に楽しみながら叩き出したのです、そしてこのショーカーが93年のデトロイトオートショーに展示された時の反響は凄いものでしたね。
そしてこの986プロジェクトには正式にGOサインが出たのですが実際の生産に至るまでの3年間はフラストレーションの連続でしたね。
作った私としては是非ともこのボクスターをアルミボディにして欲しかったのですがあの当時のポルシェにはアルミを奢る余裕は無くスティールボディを使う事になりました。
又、アメリカの保安基準の為にボディが大きくなったのも残念でしたね。
以前にも書きましたがこのショーカーには例のソフトトップは付けられていなかったので私としてはどうしてもハードトップを推進したかったのです。
このハードトップも私の自慢のものでアルミで何と25kgと軽量なモノを作ったのです。
まだまだ話はありますが今日はこの辺で・・・・・・・。
Posted at 2016/09/24 16:42:23 | |
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