2018年07月23日
その昔新宿駅で石を投げるとカメラマンやイラストレーターに当ると言われていました、これは今でも一緒なのでしょうね。
出遅れた私は、ではどうしたら彼等に勝てるかと思った時に彼等が撮る事の出来ない被写体や描く物がある所に行くべきだと考えアメリカに来たのです。
しかしアメリカのこの世界は日本以上に厳しいものでした、私の絵を見てこれは素晴らしいし、出版社やメーカーに知り合いが居るから紹介してあげよう何て話しはそれこそ無数にありましたが何一つ纏まる事はありませんでした。
家内のアドバイスで意を決して出版社に自分で売り込みに行く事に決めました。
10軒ばかり周りその内の2軒から色よい返事をもらう事が出来ました。
ヨーロピアンカーと言う雑誌では毎月センタースブリードに2ページに渡って毎月構造画を何と1000ドルで使ってくれると言うのです。
この雑誌社とはその後5年に渡ってのお付き合いが出来ました。
又、ある日画材屋さんに行って相談をしていた所、後ろに居た女性が名刺を出してそのフォトフォリオ
を持って会社に来て下さいと言うのです。
見るとトヨタUSAの広報の人でした、私の住んでいた所は日本の3大メーカートヨタ、ニッサン、ホンダのアメリカのHQの密集しているところでした。
流石にアメリカのHQだけあって一度門戸を開いてくれるとディープな付き合いが出来るのですよね。
構造画は勿論カタログ写真のオーダー、更にはプロトタイプの設計や製造まで頼まれる様になりました。
当然ニッサンもホンダの仕事も入って来る様になりました。
一度有名になるとポルシェ、ベンツ、フォード、GM等との繋がりも出来現在に迄お付き合いをさせて頂いています。
やはり拙い英語でも自分から飛び込んで行かなければならないのですよね。
Posted at 2018/07/23 07:31:02 | |
トラックバック(0) |
日記 | 日記