
今回日本でお会いした日本画の巨匠は墨絵で有名なお寺の襖絵を描いておられるのでてっきり日本画の世界の方だと信じていたのですがこの方は日本画風の洋画も描かれるのですよね。
突き詰めるならば芸術には洋画と日本画の境目は無いのではないかと言う事なのですよね。
タイトルフォトにお見せした私の稚作とこのアルファロメオはどう見ても洋画に属するものです。

両方とも赤いボードに赤、白の濃淡で描き出した私独特の画風なのですがこれを和紙を使って描くとどうなるのでしょう。
巨匠は金箔も多用されますが同じ様に廻りに金箔を張ったら日本画風になるのではと考えています。
私の様にアートの教育を一切受けた事の無い者が美大を出られてアート一筋にやって来られたこの巨匠から伺い知るものは非常に大きなものでしたが意外にもこの方は美大でもろくに授業に出る事も無かったと言う事でした、そしてひたすら自分の画法や画材をご自分で発見していったそうです。
面白いのは下の絵ですが私は黒いボードに白の濃淡で描きましたが、巨匠はまったく逆の方法で描くのですよね。

やっぱり芸術は奥深いですね。
又、この歳になっても新しい事への挑戦が出来る事に幸せを感じています。
今度有田焼とコラボしてこの巨匠と同じ土俵で競う事が出来るのが楽しみです。
Posted at 2014/10/01 13:51:12 | |
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