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2015年12月22日 イイね!

工房からの便りです。

工房からの便りです。先日ブログアップした様にまたぞろ何かを作りたくてうずうずしています。
丁度1年前にポルシェの依頼でスモールボクスターのプロトタイプを作り上げて以来なのですよね。では工房の工具をどの様にして使うのかを伝えしましょうね。





先ず0.127mmのアルミの板に罫書きマーカーで大体のパターンを描き、特製のバンドソウで切り取ります。
そしてこのサンドバッグの上で成形していく訳ですが勿論その前にアルミ板を焼きなます事が必要です。



この様な成形用の治具も勿論使います。

これはエアーハンマーです。

そしてアルミ成形に大事なシュリンカーです。

ラフに仕上げたパネルはこのイングリッシュホィールで表面を鏡面仕上げするのです。





これは自製のバンドソウです。




Posted at 2015/12/22 14:48:40 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2015年12月21日 イイね!

良いだろうこのおもちゃ(笑)。

良いだろうこのおもちゃ(笑)。これは1960年代のドイツのDUXと言うメーカーが出したVWのおもちゃです。



いまや非常に珍しいモノでしかもこんなに良いコンディションのモノは少なくアメリカのVWマガジンでも取り上げられました。
何と言ってもアッパー部分を取り換えるとトラック、パネルバン、それにバスと色々変えて楽しめるのが良いですよね。
Posted at 2015/12/21 14:25:28 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2015年12月20日 イイね!

にかわ(膠)の話し。

にかわ(膠)の話し。今日は工房から技術的なお話を・・・・・・。

工房では車の鈑金にパテを使わずに昔ながらのハンダ盛りをしているのは以前ご紹介しましたが、それ以外でも手間暇かけて昔ながらの工法を私の工房では駆使しています。
今回ご紹介するのはニカワを使った内装張りです。
家内が縫製したレザーの内装を張り付けるのにはいまだにニカワを使っているのです。

勿論古い車の木骨フレームの組み立て等に現在の接着剤や釘、スクリューボルトなど使うのはもっての外です。
モーガンの工場等は未だにニカワで職人が木骨フレームを組み立てているのですよね。

これは今は作られていない日本の三千本と言う和膠です、こんなモノがどうして工房に有るかと言えば家内が昔人形造りをしていた時に胡粉をこの三千本に混ぜて人形の上に積層して行ったものなのですよね。

いまでは日本ではニカワが手に入り難いと言うのですがアメリカではCOW HIDE GLUEと言う名前で売っているのですよ。



ニカワは5000年以上の歴史が有り世界中で作られ、使われていたモノなのですよね。
だからこのアメリカに有ってもおかしくは無いのです。
弦楽器や家具の製造や修理にも現在も使用されているからなのです。

車の内装にこのニカワは70年代初期まで使われていました。
だから我が工房では356やナローの内装には勿論ニカワを使っています。
2000GTもニカワが使われているので当然ニカワを使わなければならないのですよね。
古い車を扱うショップはニカワやハンダ盛りと言った手法も習得した上で駆使して欲しいモノだと思いますね。
Posted at 2015/12/20 12:16:37 | コメント(7) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2015年12月19日 イイね!

漫画家のイトシンさんて5年も前に亡くなっていたのですね(涙)

漫画家のイトシンさんて5年も前に亡くなっていたのですね(涙)昨夜イトシンさんの夢を見たので早速今朝調べてみたら何と5年も前に亡くなっておられたのですね。
今から工房に行かなければならないので今夜当時の彼の写真等を引っ張り出そうと思っています。


イトシンさんと言えば直ぐにこの煙草を思い出すのですよね。

洋モクなんてまるで似合わない彼が愛用していたのがこのドイツのゲルベゾルベと舌を噛みそうな名前の煙草ですがヘビースモーカーの彼の喫煙本数を減らそうと奥さんが一番不味い煙草を買って来たそうです。
当時奥さんは厚木の基地に勤めていたのでこの煙草をPXで買ってきたのですよ。
しかしイトシンさんはこれは美味いと言って手離せないモノになったのです。

彼は又、酒豪でもあったのです、一度そんなに酒を飲んでよく漫画が描けるなあと言ったところしらふではあのヘナヘナな線が描けないんだと言い訳していましたよ(笑)。

立ち振る舞いは豪傑でしたがその実、気配りをする繊細な方だったのですよね。
Posted at 2015/12/19 02:12:29 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記 | 日記
2015年12月17日 イイね!

缶詰

缶詰我が家の缶詰置き場には日本で買って来た鯨の大和煮や好物の鯖の水煮、そして宮津の先生から頂いたオイルサーデン等が詰まっています。
懐かしい日本の味を遠く離れたアメリカで手軽に楽しめるこんな缶詰は本当に有難いですね。

ところで今日の缶詰は余り楽しくない缶詰の話しです。
昔日本の出版社に一生懸命寄稿をしていた頃は日本に帰ればお世話になっている出版社に顔出しをしておかなければならないのですよね。
「先生いつお帰りですか、ちょうど良かった、ちょっと原稿用紙60枚分書いていってください」。
この先生と言う言葉とちょっとと言う言葉で仕方が無いなあと思うとどさっと100枚綴りの原稿用紙を渡されるのです・・・・・当時はPC何か無くて原稿用紙の升目を埋めて行くのですよね。

元々早書きの私にとってはこれ位の原稿を書き上げるのは左程苦痛ではないのですが各社からちょっと書いていってよと言われるとその数も多くなり何の為に日本に帰って来たのやら・・・・(汗)。
そして担当編集者が私が泊っているホテルに夜討ち朝駆けが始まるのです。
他社の仕事をしているとそれこそ目くじらを立てて (ところでこの目くじらってどんな鯨なのかと思って調べてけれど分かりませんでした) 怒るのですよね。

ここで缶詰と言う事になるのですが一度だけ神田の出版社が山の上ホテルを3日間取りましたからゆっくり当社だけの原稿に取り組んで下さいと言われました。
山の上ホテルは池波正太郎など有名な作家達が缶詰になった所と言うので大作家先生達と同じ缶詰を経験するのも良いと思って潔く缶詰にしてもらいましたが・・・・・・。

大先生達も缶詰と言うと特別の部屋なのですよね。
これは山の上ホテルのWEBから取った写真なのですがこんなに広くないですよ。

何と言っても狭い! 勿論女を連れ込む何て事は出来ない独房みたいなものなのですよ。
しかもこの独房群はフロントから曲がりくねった廊下をくねくねと歩いて行くので自分の部屋が何処にあるか分からなくなってしまうのです。
スーツケースなどを置いてあると自然に小さな机の前に座る様になってしまうのですよね。
この貧相な机だけは本物ですよ(苦)。

このホテルはその名の如く山の上にあるので抜け出して外に出て行っても帰りはエッコラエッコラときつい坂を登って来なければならないのですよね。
只でさえ酒が好きで不養生な大先生達にはきつい坂で二度と抜け出さなかっただろうなあと納得しました。

しかし良い経験をさせてもらいましたね(笑)。

Posted at 2015/12/17 13:35:10 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記 | 日記

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「やっとみんカラでの私の役目は終わりましたね。 http://cvw.jp/b/2258614/38283147/
何シテル?   07/26 15:02
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