
おはようございます。
今日は嬉しい給料日って人は多いのではないでしょうか?? 因みに俺は月末なので普通の日です
ですが昨日洗車場で普通ではないことをやっている人がいました。噂では聞いていたのですがまさかの遭遇ですよ( ̄▽ ̄)笑
昨日は午前中に洗車場で主にフェンダーハウス内の汚れを落としに行ってました。
そこに某メーカーのワンボックスカーが来て、洗車場で何やらやり始めました。 チラチラ見てみると何やら市販のパテや缶スプレー等で凹んだ部分を修正しているようです。
なんとこの人凹んだ部分に直接パテを塗り始めました。1時間も経たずにパテを盛った部分をペーパーヤスリで削っています。ヤスリかけている時間はおよそ5分くらいそして事もあろうにパテの上から直接缶スプレーで塗りだしました( ̄▽ ̄)笑
うわ〜素人がやってはいけないよ〜と思いつつも、勇気ある心意気ですが我々に塗装やパテ処理などは任せた方が良いのにな〜と思いつつも行く末を見ていました。
結果は言わなくとも分かると思いますが、当の本人はご満悦のように洗車場を足早に去っていきました( ̄▽ ̄)
この際ですからハッキリ言います。缶スプレーやパテ処理は簡単に出来るほど甘くはありません。我々も10年そこそこ修行してプロになれた訳です。鈑金塗装は先ず下処理が1番大事なんです。
下処理を怠ると層間剥離と言って塗膜の中間層にエアが噛んでしまって起きる剥がれの事です。原因は様々で多少の油が浮いていたり、水分を含んでいたり。
我々でも思わぬハプニングがある時もあります。ですから下処理は鈑金からパテ処理、サフェーサー、もしくはプライマー、処理に時間をかけて慎重に作業します。
金属焼き付け塗装も然り。これも下処理を怠ると層間剥離してしまいます。更に厄介なのは、焼き付け塗装は車の塗装と違い修正が効かない点にあります。
もちろんプライマー処理や中塗り処理を施工後に塗膜面をダブルアクション等で研いで最終的に塗装に入る訳ですが、なにせ塗ったら修正が効かない、ゴミ等の付着、糸ゴミやブツゴミはしっかりエアブローや帯電防止のツナギ、ここではタイベックという繊維の静電防止のツナギを着用してゴミを防ぎ、塗膜面を慎重に塗り重ねて膜厚を作る訳です。
話が逸れましたがうちの会社は鈑金塗装から焼き付け塗装までほぼやっています。焼き付け塗装はソニーの2級検定に合格するレベルで仕上げていますから、そこら辺の塗装屋とは品質が高いと思われます。俺も金属焼き付け塗装の一級塗装技師の免許を取得しています。
ハッキリ言いますが缶スプレーやパテ処理は素人が簡単に出来るほど甘くはありません。缶スプレーに至っては塗料が元々しゃぶしゃぶ、粘度が低いと言う意味ですから、簡単に乾きますし、塗れますが垂れやすかったり、缶のエアー圧が弱く一定ではないのでブチ、これは塗膜面が十分に塗れてない事、とか原因は色々あり絶対に上手くいきません。よくカーショップでモニターで説明していますがそんなに簡単にできては、我々は必要ないですよね〜
何回も失敗して更に酷い修正後になってしまいます。
ですから鈑金塗装はプロに任せた方が総合的に見て安く上がるし、品質も保証できます。あのモニターに騙されないように注意して下さい。
塗装は奥が深く、簡単に出来るものではないと皆さん理解してもらうと幸いです(^o^) 補足ですが我々でも缶スプレーは出来ない人が多いです。うちの若い連中は出来ないですが、スプレーガンなら綺麗に処理できます。
まあ、自分でやって下手くそでも自己満足もそれもまたカーライフかな?とは思います(^o^)
今日は昼から雨のようですね〜皆さん気温差が激しいので体調崩さないように今日も頑張りましょう^ ^
Posted at 2019/02/25 08:03:10 | |
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