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影利@車を降りた老害の愛車 [スバル インプレッサ WRX STI]

整備手帳

作業日:2008年1月7日

ステアリング交換 (移植)

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 3時間以内
1
ファミリアからの移植
ナルディ:クラシック(340φ)

純正ハンドルが古くてペトペトしていたのがとてもイヤだったのと、やはりハンドルが大きくて操作感覚がいまいち微妙だったのがあいまったため早急に交換。
2
この作業は全て自己責任において作業してください。

DIY交換レベルは
★☆☆☆☆(5段階MAX)

※交換手順※

純正ハンドルの左右にあるトルクスボルトを緩めます。
(赤い丸で囲われている部分)
T30のサイズになっているので、借りるか買うかしましょう。

ハンドル交換の痕跡や、長いこと交換されていなかったハンドルの場合はココがかなり固い場合があるので、必ずバッテリーのマイナスを外すか、ホーン(2個とも)のコネクターを抜いておかないと、緩めるときにクラクションが鳴るので、近所迷惑&本人が嫌というような状況に陥ります。

この手の作業はバッテリーの端子を外すのがセオリーですが、私は面倒なので外しませんでした。
その代わり、左ライトの後ろ、グリル内部にあるホーンのコネクターを外してホーンがならないように対処。

ここのトルクスボルトは結構深いので、ドライバーのように長いドルクスか、エクステをくっつけたトルクスでないと届きません。

※必要工具※
長めのトルクスレンチ(T30)
3
この車はトルクスボルト左右の2本を緩めただけではエアバックモジュールがおこっちてきません。

丸で囲われた左右2本ずつ、計4本のツメ型の差込で止まっているので、内部配線を引きちぎらない程度に強く手前に引っ張る感じでそれらを[ひっこぬき]ます。

トルクスボルト堕落防止用のツメがあるので、ボルトそのものは[ポロっと取れません]が、完全に緩めればモジュールは取れると思います。
取れない感じの場合は、ツメを少し広げてボルトを抜き取ってみてください。

そうすると、エアバックモジュールが外れるので、エアバックモジュールコネクタとホーンコネクタを外します。

私の車はホーンコネクタが[三極の白]だったため、[ワークスベルのボスは114型]

ホーンコネクタの極数や色を確認した上でステアリングボスの購入を決定して下さい。

エアバッグモジュールを繋いでいるコネクタの外し方には微妙にコツがありますが、ワークスベルのボスの説明書に外し方が書いてありますので、それの通りにやると難なく外れますよ。

決してムリをしないように作業を勧めてください。

※必要工具※
得になし
4
(ココからは夜間作業になりましたので、画像が暗いです)

この車はこの位置で[ハンドルロック]がかかります。
中央のナットはかなりのトルクで絞まっているので、必ずハンドルロックをしてから作業をしましょう。

中央のナットは[17mm]のサイズ。

ここの作業は本気で正念場。

私は最初、ミドルエクステを付けたハンドラチェットで試したのですが、緩まなかったので、車載工具のホイールナットレンチを持ち出しましたが[短くて緩められない]ため、この手のトルクをものともせず緩める・・・

[ホイールナット締め込み用トルクレンチ]を使用。

タイヤ用のトルクレンチは[大きくて長い]ため、この手の作業にはうってつけなんです。
(得に緩みにくい硬いボルトにはね)

ナットが「カックっと動いたら」あとは、普通のラチェットか、手で回しナットを取り去って、マグネット皿に乗せるか[絶対なくさない場所にきちんと保管]します。

この時点でハンドルを引き抜かずに、一度エンジンをかけてハンドルロックを解き、ハンドルをセンターにしっかり合わせます。

エンジンを切り、ハンドルを引き抜きます。

長いこと交換されていなかったハンドルは、なかなか抜けてくれません。
簡単に抜けるような感じなのに、純正ステアリングがついていたと言うことは、前オーナーがステアリング交換をしていたということになります。
(全てがそうとは言い切れませんが)

ステアリングがなかなか抜けない場合は
[ハンドルの左右を持ち、押したり引いたり]
[ハンドルの上下をもち、押したり引いたり]
[ハンドルの右側裏を拳で抜き取る方向に叩く]
[ハンドルの左側裏を拳で抜き取る方向に叩く]

などなど、ガタガタ揺さぶるように抜き取る方向に力をかけます。

固着度合いによって、緩みの力は異なりますが、10分も格闘すれば抜けるはずです。

ハンドルが外れそうになったら[一呼吸置いて]配線類に注意しながら静かにハンドルを抜き取ります。


★厳重注意事項★
中央の17mmナットは何があっても山をなめないでください。
なめたら全てが終了します。
なめるくらいなら、ステアリング交換を諦めるか、専門業者に委託して下さい。


※必要工具※
中央のナット17mmを緩められるラチェットやレンチ。

※あると便利な工具※
硬くても緩められる17mmのソケットが使用できる大型のレンチで、エクステ等で長さをいくらか長くできるもの。

ゴムハンマー
ハンドルが固着している場合[トントン]くらいの力をかけすぎない程度に、上下左右などをバランスよくハンドルの後ろ側かた叩くため。
5
一番重要なところの作業です。

ハンドルを引き抜く際、エアバッグとホーンのコネクタが必ずと言って良いほど干渉してクロックスプリングがずれます。(画像上部、下向き赤い三角の部分)

これは[動かしてはいけない物]なので、それの真下にある動かない部分の[上向きの三角]と合わせます。

クロックスプリングはハンドルの切れ角と同じだけ動くものなので、通常であれば2回転半でしたか?
動いてしまいますが、くれぐれもふざけて回したりしないようにして下さい。

ハンドルを引き抜く際に、クロックスプリングが動いてしまいますが、新規にボスを突っ込む時もどうせ動くので、微妙に動いたらその[動いた分を認識し三角マークを合わせるように動いた分だけ元に戻す]という作業をすれば問題は起きません。

ここを間違えると、ウインカーリターンをぶっ壊したり、結構致命的な壊れ方をするので、ここが一番慎重な作業部分となります。

もう引き返せない所まで到達しているので(壊すか、イケるかの2択状態にもうなっています)どうしても自分の作業に自信がもてない方に1ポイントアドヴァイス。

[ハンドルが緩んだ時点で引き抜かず(2本のツメがハンドルに引っかかっている状態で)、ビニールテープなどでクロックスプリングとその他の動かない場所を簡易固定してしまう]

そうすることによって、コネクターがハンドルや新規ボスに干渉してもクロックスプリングがハデに動いてしまうことがないので、それでももし動いたら、それぞれの三角マークをしっかりとあわせてから再度テープで固定し、新規ボスをツメに合わせて差し込めばOKです。


※あると便利な道具※
固定用のビニールテープ等
クロックスプリングをハデに動かさないために施す処置で使うもの。
6
新規ボスを差し込んだら、中央ナットを締めこみます。
まだまだ完全に締める必要は無く、ラチェットなどで多少力を入れて締める程度でOKです。
(どのみちハンドルロックしないと、強いトルクでは締められない)

エアバックダミーコネクターとホーンコネクターを接続します。
ホーンコネクターがら出ているホーン用の配線は、ボスの穴から内側に引き込み、次の作業まで待機させます。

2種のコネクタと配線は、ボスにまきつける様にしておき、ほんの少し力をかけながらキッチリと巻きつけつつ

次へ移ります。


この時に、ハンドルを簡易固定し、一度エンジンをかけてロックトウゥロックで動かしてみると良いです。
この時に取り付け不具合が起きているなら、ウインカーリターン等がこの時点で壊れます。
走行中に壊れると大変危険(経験者)なので、どうせ壊すなら、安全な状況下で壊してください。

ウインカーを出しながらロックトゥロックをやって、ウインカーもしっかり戻る用であれば、取り付けそのものに異状は無いと言うことなので、安心して次の作業に進んでください。
7
配線やコネクターをボスの外側にほんの少しの力をかけながら密着させ[結束テープで]連中をがんしがらめに巻いてゆきます。

エアバッグダミーコネクター等は相当大きいですが、縦になるような位置で固定すればボスカバーの中に納まりますので、ここぞとばかりに[ケチらず結束テープでぐるぐる巻きにして]ください。

「これでもかっ!」

っていうくらいぐるぐる巻きにして下さい。

さらに私は、反時計回りにぐるぐる巻きにした後、結束テープを千切った場所を覆い隠すように、今度は時計回りに5~6週結束テープを巻きました。

★作業のポイント★
[結束テープ]を使用すること。
[結束テープは力を入れて引っ張りながら]巻くこと。
[結束テープをケチらないこと]

この3種類です。

※使用するアイテム※
結束テープ
17mmレンチ

★結束テープを使用する理由★
ボスの説明書には「ビニールテープ等で」と書いてありますが、ビニールテープは[年数と共にベトベトになって粘着力が弱くなる]という部分があります。
夏は熱にやられますし、一度つけたら点検も余りしない場所なので、経年劣化や熱で粘着力が落ちるビニールテープはお勧めできません。

タイラップですと、いくら締めてもコネクタ類が遊びます。
大型で形のあるものを結束するにはタイラップはあまり向かないと思います。
(タイラップの魔術師なら別でしょうが)

そんな理由から、私は[結束テープ]が[よりベター]な止め方法だとしています。
経年劣化や熱による粘着具合のタレが少ないこと、テープそのものに強いテンションをかけながら巻けること、その割りにコスト安、テープ同士の密着性などなど、かなり使えるアイテムです。


★ボスに配線類を巻きつけない裏技★
コネクタをばらして、ピンを抜き、それらをボスの穴から通して全てをホーン配線と同じ、ボスの中(17mmナットがあるところ)に収納することです。
そうすれば配線がずれたり、何かに引っかかって切れたりすることもありません。
このとき、それぞれのピンを絶縁する絶縁テープや熱収縮チューブ等を使用してしまえばOKです。

ただ注意事項があります。

最終車を手放す時、純正に戻す場合は、車両から来ているエアバック配線が、コネクタの何処に刺さっていたのかをしっかりとマーキングなりで、年数が経ってしまっても、誰が見ても解るくらいにしておくことです。
そうでないと、コネクターからピンを抜いた瞬間に、どちらがどちらだかわからなくなり、戻せなくなります。
(経験者)
8
最後に、ボスカバーを被せ(ワークスベルのボスカバーを無加工で使うとコラムカバーに擦るので、1蛇腹カットして下さい)、ハンドルをボスに固定してハンドルロックをかけ、中央の17mmナットを[ぐっぐっ]と締めこみます。
締め込みトルクがわかる場合は、そのトルクに従ってください。
締めこみすぎるとボルトの山を破損させるので、締めすぎも注意。
もし壊したらどうなるのか、修理にいくらかかるのか考えてから締め付けてください。

ハンドルをボスに固定し[くっくっ]とボルトを締めます。
ハンドルセンターとボスセンターが合うように必ず取り付けてくださいね。

ボス内部に引き込んだホーン配線をホーンボタンに繋ぎ、ホーンボタンをセットして取り付け、外したバッテリーのターミナルやホーンコネクターを再度差し込み、ステアリングの取り付け作業は終了です。

再度エンジンをかけて、ロックトゥロックで動かし、ボスカバーのスレや配線類のガタツキ、ハンドルそのもののがたつきなどが無ければ、完璧です。

作業のキモになる部分は
1.センターナットをなめずにちゃんと外せるか?
2.固着したハンドルをちゃんと外せるか?
3.ハンドルセンターをしっかり出したか?
4.クロックスプリングの位置を正確に合わせられるか?
5.配線処理は完璧か?

この5種です。

これらを無難にこなせれば、ステアリング交換そのものは何も難しいことはありません。

ちなみに私の場合、ハンドルの固着が酷かったこと、夜間に作業を開始したことという条件がありましたが、完全に終了するまでに要した時間は大よそ1時間です。

4回目の作業ですし、FCやBJ8Wの時に大失敗をしているので、流石に今回は失敗もありませんでした。
夜間でも室内灯だけでやれる作業内容なので、チャレンジしてみたい方は是非ともどうぞ。

※必要工具※
17mmソケットレンチ
6角レンチ(ボスに付属)


※使用したもの※
T30トルクスレンチ(エクステ必須)
17mmソケットレンチ(ラチェット&トルクレンチ大)
ヘキサゴンレンチ(6角レンチ)
結束テープ
カッター
ワークスベル:ステアリングボス114(スバル)
ナルディ:クラシック(340φ)
MY@トロッコ






☆ステアリング交換失敗談☆

FC3Sの場合
ハンドルセンターがずれたまま、センターだと信じて取り付けてしまったため、実際走ってみたたハンドルセンターが相当ずれていた。

BJ8Wの場合
クロックスプリングを動かしてしまい、1回転だか半回転クロックスプリングがずれていたため、走行中に左折でウインカーリターンを破壊し、ボス内部での配線の固定がいい加減だったため、その時にホーン配線を引きちぎった。
暫くの間、ハンドルを戻しても、ウインカーが戻らず手動で戻している時期があった。

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